2023年06月

本澤二郎の「日本の風景」(4845)

<矛盾だらけの日米ロ中の前途は混沌=改憲軍拡日本もSOS

 毎年のことだが、この季節に破れそうな軒下に蜂が巣をつくる。スズメバチという巨大な蜂だから、刺されると大変なことになる。運が悪いと命を落としかねない。今年も巣を見つけた。棒でつついて落としたが、間もなく今度はごく普通の蜂の巣が。それが二つも。初めてのことだ。地球環境が壊れて気象変動の影響を受けている証拠かもしれない?


 人間社会を俯瞰して眺めてみると、各国とも2022年に始まったロシア・ウクライナ戦争に振り回されている。各国の為政者は、プーチンを見習って独裁者となって権力を乱用するものだから、矛盾がいくつも膨れ上がる。あちこちで地雷が爆発する。ワルの暴走だ。日本も平和憲法を破壊する天皇制国家主義・神道政治連盟の一団が永田町で蜂起して久しい。


 昨日はロシアの内乱勃発の報に世界各国は振り回された。矛盾の暴発かと世界は注視した。「プーチン独裁もおしまいか」と期待を持たせたが、間もなく萎んだが、クーデターまがいのことは、どこの国で起きる。地球を破壊した人間社会の殺し合いに突っ込んだ岸田文雄の日本も例外ではない。その最たるものが、マイナンバーカードで主権者を凍結させようとして、危険極まりない。


<船頭多くして船山に登る=ロシア軍部の内紛にプーチンお手上げ>

 矛盾は戦争を仕掛けたロシアで表面化した。命知らずの民間軍事会社ワグネルは、いうまでもなくプーチンの懐刀のような別動隊として、一番の手柄を立てていた。これに国防省の正規軍が反発、双方で内紛が始まった。

 いわば「船頭多くして船山に登る」たとえを地で行くようなものだ。ワグネルに武器弾薬を流さないという意地悪に、ボスのエフゲニー・ブリゴジンが怒りの反旗を掲げ、すわっクーデターかとウクライナの黒幕であるワシントンのバイデンを喜ばせた。


 しかし、プーチンが「裏切り者を成敗する」とブリゴジン逮捕をテレビ演説でわめくと、プーチンにまだ利用価値があると判断している仲間が仲裁に入った。 


<不発に終わったロシアの内乱=ベラルーシ大統領が助け船>

 プーチンは、しばらく後になって隣国ベラルーシのルカシェンコに感謝の電話を入れた。ブリゴジンはルカシェンコの説得に応じて内乱は未遂に終わった。

 ふと岸信介や笹川良一らが芽を出させた安倍晋三の別動隊・維新や統一教会国際勝共連合のことを思い出した。先の統一地方選で躍進した維新は、自民党と公明党の地盤を食い荒らし始めた。維新の「身を切る改革」というスローガンは、今の時代にぴったりと合っている。

 昔の自民党であれば、即座に行財政改革を財閥と一緒になって突進する。しかし、3分の2議席に胡坐をかいてしまった自公にその気はない。その間隙を縫って維新は、庶民の心の中に浸透した。

 いまの日本の自民党から共産党までが、世界一の血税を懐に入れて、文字通りゆでガエルの生活をして、民衆の生活苦に見向きもしない。政治屋と公務員だけがコロナ禍の中でも、優雅な暮らしを送ってきている。


 民意をつかみ切れていない政党に国民は怒っている。それでも国会議員や地方議員を削減しようという真っ当な叫びを聞かない。自民党から共産党まで昼寝から覚めない。議会で体を張って抵抗する議員を懲罰動議に掛ける既成政党の政治屋集団でしかない。それでいて岸田内閣は、マイナンバーカードで民衆を縛り付けるものだから、国民の怒りは爆発寸前である。


 プーチンも別動隊の怒りを理解していなかった。危うく殺害される場面でもあった。冷や汗を流した数日であったろう。むろん、ワグネルの暴発を食い止めても、まだどうなるのか、先は読めない。日本もまたロシアの隣国である。プーチンは日本に対しても「裏切り」と認識している。プーチンの危機は、核のボタンに手が近付いている証拠でもある。


<米国も中国も経済は厳しい。矛盾は膨らむ一方でピンチ>

 米国の大統領選挙の行方も混沌としてきている。相変わらず物価急騰と倒産失業ストに追い込まれて、人々に暗い影を投げかけている。当初はバイデンとトランプの2回戦を予想していたマスコミの大統領選判断も狂い始めた。

 民主党の泡まつ候補扱いにされていたロバートケネディJrが彗星のようにワシントン政界に浮上して「アメリカンデモクラシーの確立」を叫び始めた。若者と戦争嫌いが選挙対策本部を固めるだろう。

 日本でいう護憲リベラル派である。オバマ政権の副大統領だったバイデンはというと、そのころから息子と二人でウクライナや中国で利権アサリをしていたことが発覚し始めている。

 アメリカ・日本株も危うい。


 中国はコロナ禍の3年間、経済活動を止めたことによる悪影響が、すでに表面化している。人々の生活不安は、習近平不信へと昇華している。物価高もきつい。強権体制がいつまで継続するのか。若者の失業は深刻であろう。

 中国人民はそれでも耐えているようだが、限界もあるはずだ。日米は台湾有事というデマを流し続けている。しかし、そのような余裕などないし、その気もない。台湾独立派の暴走も想定できない。台湾の政治は、均衡が取れているのだから。公園を畑や水田にしているとのネット動画は、中国を知る者にとって痛々しくて見て居られない。


<学者馬鹿・日銀の円激安政策と超株高に国民も怒り天を突く勢い>

 自国の通貨を意図的どころか露骨に下げている日銀の金融政策は、まさに悪政の典型であるアベノミクスだ。今も学者馬鹿によって強行している。日本の価値をがんがんと引き下げて、輸入大国を滅ぼしている。

 円の価値を高く引き揚げようとしても無駄なことだが、引き下げるには政府が借金借金を山のようにして国債を発行すればいい。それを日本銀行が10年前から引き受けて、円を山のように印刷してきた。

 安倍の配下の黒田東彦の悪の手口を、いまの植田和夫も平然と推進して、超物価高の日本に変質、更なる超格差社会にしている。「物価の番人」という重大な責任を日銀は放棄して10年だ。許せない!

 ツケは弱者の民衆である。庶民大衆だ。輸入大国の日本政府がこれを強行しても恥じない。人々の生活を破綻させている。労働者は倒産や不況でいつでも首を斬られる。小泉内閣の竹中平蔵の新自由主義が今も大手を振って財閥株屋を太らせている。

 日本もまた人々が戦争の恐怖と共に、爆発する超物価高の経済環境に追いまくられている。これまた耐えられる限界を越えてしまった。マイナ解散目前の政局が始まっている!

2023年6月25日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

本澤二郎の「日本の風景」(4844)

<78年経っても沖縄をいたぶる神道政治連盟の改憲超軍拡政権>

 沖縄の人たちの運命は悲惨すぎる。敗戦後78年経っても鋼鉄の首輪をはめられて、自由に行動さえも出来ない。「ヤンキーゴーホーム」という言葉さえも忘れてしまっている?6・23沖縄慰霊の日に顔を出して形だけのあいさつする岸田首相にソッポを向いてあきれ返る沖縄の人々。これが毎年の行事となっている。秋口マイナ解散が岸田の念頭にあるのだろう。今では野党も公明党創価学会も、戦前の神道政治連盟・日本会議に服従しているようで、正直なところ哀れをかこつ。

 沖縄の新聞でさえも昨今、迫力がないのに驚く。糸満市摩文仁の平和祈念公園を善良な日本人は、まともに向き合うことなど出来ない。「ヒロヒトの日本軍」の盾になって殺害された20万人の悲劇の死者に対して、「また日米政府は台湾を第二のウクライナにしようとしている」と真実を伝えることが出来るだろうか。4人に一人の沖縄の人たちの命を奪われても、現人神から象徴天皇になったヒロヒトは「沖縄を自由に」とマッカーサーに言ったという史実も明らかとなっている。

 これでは天皇制に無関心だった凡人ジャーナリストも沈黙ばかりしていられない。神道政治連盟が操る自民党と自公維内閣は、台湾有事作戦を見据えてワシントンの産軍体制を巻き込んでわめき始めている。

 反共主義は勝手だが、二度と沖縄を戦場にしてはならない。「岸田の発言は胸に響かない」と摩文仁の慰霊碑に集まった遺族の本心が心に響く。


<沖縄慰霊の日に知事にも会えない満洲人脈の哀れ岸田文雄>

 防衛軍事費GDP比1%を突破した中曽根・改憲軍拡内閣を経て、岸田超改憲軍拡内閣は2%43兆円計画を閣議決定し、驀進している。その関連法案を次々と自公維民で成立させた。今国会60本法案のうち58本を成立させたと胸を張る岸田文雄に対して、ワシントンから「岸田軍拡は私の説得によるものだ」とバイデンが鋼鉄の首輪の威力を誇示してきた。

 岸田売国奴内閣を暴露させられたことに政府は、格好が悪すぎてあわてて「言い過ぎだ」とクレームをつけた。むろん、撤回など考えてはいない。日米産軍体制の成果が本当のところだ。

 玉城デニー知事は近く北京に行くという。その足でワシントンへ飛んで、ロバート・ケネディJrと会見すべきだ。沖縄基地閉鎖の確約を内外に鮮明にすることの政治的効果に目を向けたらいい。この辺の感度が弱いのが悲しいのだが。

 案の定、沖縄全戦没者追悼式に顔を合わせながら、岸田は知事との会見さえできなかった。鋼鉄の首輪を点検されるのを嫌がったのだ。安倍晋三もそうだったが、神道政治連盟・日本会議の「神の国」信者としては恥ずかしくて顔を見せることも出来なかったのだろう。


<高校生の詩「過去を学び未来へ、世界へ届け」も耳を塞いだ首相?>

 沖縄の高校生が詩を朗読した。

 歴史の教訓を学んでいない岸田文雄に向けて声高らかに「過去を学び、未来に生かしていく」「それを世界にも届けて戦争を起こさせない」と叫んだ。岸田は耳を塞いでやり過ごしたのだろうか。

 三権の一つ、行政の頂点に立つ首相に向かって非戦の憲法を守って沖縄を平和の島に戻してという当たり前の主張に対して、岸田は「西南諸島のミサイル基地化」を記者団に語って聞かせた。これが森喜朗の「神の国」に噛みついた宏池会OBの加藤紘一とは真逆の岸田文雄だった。


 祖父の岸田正記は、岸信介の満洲人脈の一翼を担って満洲と台湾で暴利を懐にした人物だったことがようやく判明した。文雄は銀のスプーンで戦争を知らない、歴史を学ばない、憲法を冒涜し、護憲リベラルの宏池会の真髄を忘却した隔世遺伝の人間だった。


<バイデンの鉄の首輪で政権は安泰?その先には秋のマイナ解散が>

 A級戦犯の岸信介と同じ戦前の商工官僚・椎名悦三郎は、外相時代に日米安保の米国を「番犬さん」と呼んでいた。精一杯の皮肉でもあったろうが、いまや日本の43兆円が「ワシントンの番犬」へと急上昇、米極東戦略において日本が米国の番犬になった!既に安倍時代に自衛隊を米国の戦争に差し出す悪法が自公で強行成立している。

 ありえない台湾有事においては、真っ先に自衛隊がワシントンの番犬になって血を流すという。そのためのマイナンバーカードだ。そのための「産めよ増やせよ」なのだ。

 こんなに割の合わない日米関係を清算することが、日本の再生を約束する。

日米安保の破棄である。その突破口が「マイナ解散」だ。秋の臨時国会が国民とまともな野党の正念場となる。無党派の結集次第で実現する可能性があるのだが。

2023年6月24日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


誰かさんがFBメールを送信してきたので貼り付ける


岸田家は中国の人々を大量虐殺し土地を奪った

人類史上最悪の戦争犯罪人一族! 柳条湖事件とは何か?

1931年(昭和6年、民国20年)918日、満洲(現在の中国東北部)の奉天(現在の瀋陽市)近郊の柳条湖(りゅうじょうこ)付近で、大日本帝国の関東軍が南満洲鉄道(満鉄)の線路を爆破した事件である[2]。関東軍はこれを中国軍による犯行と発表することで、満洲における軍事展開およびその占領の口実として利用した。>

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E6%9D%A1%E6%B9%96%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 人類史上最悪の「ウソの開戦理由」だ!!なぜ、関東軍は自作自演をやったのか!?

 板垣征四郎、石原莞爾の裏に広島の不動産屋がいたからだ!ちょび髭の極悪人の名は、岸田正記。画像①岸田文雄の祖父だ! 画像②占領とは今まで暮らしてきた人たちを虐殺し土地を奪うことだ!岸田正記は土地を奪い「元手0円」で満州で賃貸業を始めた。なぜ、この男が東京裁判で絞首刑にならなかったのか!?満州の商店はどうなっていたのか?普通なら、国内で実績抜群の白木屋、高島屋が満州に進出するでしょ?しかし、岸田正記は岸信介と結託した!日本には一軒もない「幾久屋」百貨店を満州に作った。「既得権益を排除する」というヒトラーの「疑似社会主義」思想だ! かくして、ファシスト・岸田正記は巨万の富を得た。

<東京・千駄ヶ谷の穏田にあった岸田の邸宅は白亜の洋館で、「穏田マンション」と呼ばれた[10]。これは東京で「マンション」と呼ばれた初めての建物であった[10]。>

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%B8%E7%94%B0%E6%AD%A3%E8%A8%98

 ここで「銀のスプーン」をくわえて生まれてきたのが岸田文雄!

ジュリアーニ市長 FBIはなぜ調査しないのか?

https://www.bitchute.com/video/AOKrCNPq2HCT/


本澤二郎の「日本の風景」(4843)

<野党に好機到来!「マイナ解散」で自公体制と互角の勝負!>

 ここ10年以上日本の民主主義は危機に瀕したまま推移してきた。原因は明白だ。野党と言論の死に体にある。6月21日に閉幕した今国会は特にそうだった。日本の心臓部が近代化を阻止するカルトの神道ムラ社会に起因している、そのためだとあえて断じたい。


 火の車の財政破綻寸前の日本政府が、武器弾薬を放棄した非戦の憲法を踏みにじって、43兆円もかける驚天動地の戦争準備に対しても、言論界もゆでガエルの野党も、命がけの阻止行動をとるという健全な対応をしなかった。そうした中で、当たり前の阻止行動をとった者を懲罰動議に賭けるという非道な対応を見せて国民の顰蹙を買った。

 本来の国会であれば、今頃は岸田内閣は存在していなかったろう。あたかもナチス・ヒトラーのワイマール体制崩壊を印象付けている。言論も議会も健全に機能しなかった。この国は神道政治連盟・日本会議とワシントンの首輪をはめられた属国首相に引きずられたまま国会は幕を閉じた。


 しかし、いま立ち止まって日本列島の様子を眺めると、野党に好機到来ともいえる政治環境が生まれてきている。国民の首に首輪をはめるマイナンバーカード問題である。国民の人権を奪うための巧妙な罠であることを、人びとは理解するようになってきたことだ。

 岸田の解散を阻止した原因は、マイナカードへの国民の怒りの不信だった。おそらく90%前後の国民は、マイナの首輪に疑念を抱き怒り始めているはずだ。


 「マイナ解散」に追い込むことで、消滅寸前の野党は自公維と互角の戦いをすることが出来る。立民有志・共産・れいわ・社民が候補者を一本に絞って「マイナ廃止」公約で自公維と対決すれば、国政を左右する無党派層が決起して、自公体制を過半数以下に抑え込む可能性が出てくる。


<国民の総意は戦争向けのマイナンバーカードの首輪大反対>

 国民の自由、とりわけ言論表現の自由を拘束するマイナンバーカードを喜んで受け入れる国民はいない。事情をよく説明すれば、まず99%が反対するだろう。

 凡人ジャーナリストは今やっと目が覚めて、これの廃止に向けた返納を呼びかけている。コロナワクチンの手口にも似た罠だった。戦争志向の野蛮かつ危険な死の商人の暴利作戦の一環である。


 プーチンの独裁体制でも兵役に狩り出される若者たちは、こっそりと国外に逃亡している。ゼレンスキーも同じ悩みを抱えている。戦争の帰趨は兵員確保・動員力だ。マイナンバーカードによる首輪作戦に取り組む河野太郎元防衛相の野心に呆れるばかりだ。

 やくざ代議士の倅と河野太郎は同じ穴の貉か。自由に生きたい、鳥になって空を思い切り羽を伸ばして飛ぼうとする自由国民を拘束するマイナンバーカードという恐ろしい野望に国民は、いまようやく気付いてきた。解散を封じた岸田不支持の最大の理由である。


 マイナ解散こそ野党に好機を与えている!


<戦争体制の布石に気付いた女性や若者、むろん歴史を知る老人たち>

 息子や孫のいる法律家は、もうかなり以前からウクライナ・ロシアの戦争を気にしながら、家族の前途に暗い闇を感じていた。そこに2万円ポイントのニンジンをぶら下げたマイナンバーカードの登録運動が表面化した。人びとは我先にと登録しようと役所に駆け込んだ。なぜそこまでやるのか、といぶかった。

 「ここまでやる狙いは何か」「しかし、共産党までボーッと眺めているだけで、本気で反対さえしていない。どういうことか」「息子や孫たちの将来はどうなるのか」「政府はバイデンのポチになってゼレンスキーにテコ入れしている。おかしい、憲法違反を公然とやらかしているのに新聞も書かない。野党も追及しない」などと気をもんでいた。

 マイナンバーカードという魔のカードに気付かない凡人ジャーナリストは、さっさと登録してしまったのだが、43兆円問題とその後の少子化対策という「産めよ増やせよ」に政府の野望にやっと気付いた。そうか国民すべてに首輪をはめろではないか。危機対策・緊急事態向けの首輪、すなわち人間である日本国民すべてに首輪をはめる。神道独裁者の発想である。

 極めつけの人権侵害、日本国民から自由を奪い取る死の商人の作戦ではないか。日本人に首輪!こんなことはどこの世界でも行われていない。ドイツでは違憲として排除したというではないか。


 昨日の外電は、43兆円超軍事大国論はバイデンの手柄と報じたのだが、日米の産軍体制の成果だと分析するのが正しい。



620日、米国のバイデン大統領は、カリフォルニア州で開いた支持者集会で、日本の防衛費の大幅増額をめぐり、自ら岸田文雄首相に働きかけた成果だったとアピールした。「日本は長い間、軍事予算を増額してこなかった。しかし、どうだろう? 私は、議長、大統領、副議長、失礼、日本の指導者と、広島を含めておそらく3回、異なる機会に会い、私は彼(岸田首相)を説得し、彼自身も何か違うことをしなければならないと確信した」北大西洋条約機構(NATO)は、加盟国に対国内総生産(GDP)比2%の防衛費確保を求めている。バイデン大統領は「日本は、軍事予算を飛躍的に増大させた。日本が欧州での戦争に関心を持ち、ウクライナへの支援に貢献しているのはいつ以来か?」とも述べ、日本のウクライナ支援強化も、自らが引き出したものだとアピールした。読売新聞が報じた。バイデン大統領は20225月に来日し、岸田首相と会談。523日、バイデン大統領との共同記者会見で岸田首相は「私から、日本の防衛力を抜本的に強化し、その裏づけとなる防衛費の相当な増額を確保する決意を表明した」ことを明らかにした。岸田首相は、バイデン大統領から「強い支持」を得たと説明。さらに「日米で安全保障、防衛協力を拡大、深化させることで一致した。バイデン大統領からは、日本の防衛へのコミットメントがあらためて表明された」と言及していた。同年531日には、参院予算委員会で、共産党の小池晃書記局長から「防衛費増額は対米公約か?」と問われ、岸田首相は「我が国が主体的に決めるものであり、けっして対米公約ではない」と否定していた。そして同年12月、岸田政権は、2023年度から5年間の防衛費総額を43兆円程度とすることを閣議決定。現行の計画から1.6倍に積み増す、過去最大の増額となった。防衛費増額に向けた財源確保法は、616日に成立。その直後に、バイデン大統領の発言が飛び出したかたちとなった。立憲民主党の米山隆一衆院議員は622日、自身のTwitterにこう書きこんだ。《岸田内閣の日本の国力に合わない、無理やりな「財源なきGDP2%への防衛費倍増」は、独自の積み上げでもなんでもなく、アメリカの説得(押し付け)によるものである事が、公開されてしまいました。これは、岸田総理の国会での答弁にも反します。国民に対する裏切だと思います》

<小沢一郎が目を覚ました!野党統一候補で自公候補に鉄槌か>

 小選挙区制による政権交代を声高に叫んできた小沢一郎にとって、ようやく「マイナ解散」という好機が舞い込んだ形だ。

 昨今の立憲民主党は風前の灯でしかない。2代続いたボンクラ党首で消滅寸前の場面で、やっと出番が訪れた格好である。彼の事務所が発信するFBは筆者のパソコンにも届いてきている。適切な岸田批判は、泉健太という若者の言論をはるかに凌駕して適切だ。

 民意をくみ取っている。金丸信時代の小沢でないことが分かる。いま「この指とまれ」と声を上げた。野党統一候補作戦を実施に移す構えだ。共産党も山本太郎、福島瑞穂ら反自公統一候補で対決する。「マイナ解散」に追い込めば、互角の戦いが可能である。

 既に53人が手を上げたという。年齢的にも最後の最後の決戦に賭ける。

野党一本化でマイナ廃止を旗印にすれば負ける勝負ではない。


<マイナンバーカードをぶっ潰し戦争を止めろ!> 

 命がけの勝負をするつもりだろう。大いに期待したい。「マイナ解散」でマイナを撃墜するのである。ついでに43兆も廃止、原発のすべての廃炉も公約すれば、7割から8割の有権者を取り込むことが可能だ。小沢・志位・山本・福島の大いなる歴史的決戦となろう。党利党略・個利個略を排除することで、成功率は高くなるだろう。乾坤一擲の勝負は、秋の臨時国会か。

 「マイナ解散」は国民の自由死守の戦いとなる 。眠っていた護憲リベラルの無党派も目を覚ますだろう。カルト教団の極右少数派に敗北するはずはない。流れは変わる!

2023年6月23日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


(朝日)マイナンバーカードを健康保険証としても使う「マイナ保険証」の利用者の半数以上はメリットを実感できず――。21日に開かれた厚生労働省の中央社会保険医療協議会で、実際にマイナ保険証を使っている人への調査結果が明らかになった。


本澤二郎の「日本の風景」(4842)

<人間を犬扱いにする首輪(マイナンバーカード)を外せ!>

 いま凡人ジャーナリストは大いに反省している。そのため汚名挽回の記事を連発している。マイナンバーカードのことである。多くの日本人もこれに強く反発している。2万円の人参を鼻先にぶら下げられて、その日ぐらしをしているような貧者も生きるために飛びついた。

 いま慌てて突っ返している。ニンジンはポイントだから政府は返却を求めることが出来ない。役所の窓口も対応がいい。役所の職員も声は出さないが、強く反発している。


 小学生でもわかる。人間の歴史は自由の戦いそのものであった。奴隷社会や封建社会も打倒し、独裁者の桎梏を打ち破る壮絶な歴史を刻んで勝ち取った尊い価値そのものである。後進性の残滓がこびりつくアジア諸国では、現在もそのために戦っている人民がいることを忘れてはならない。

 人間と自由は、まさに不可分のものであろう。切り離すことが出来ない。日本は敗戦を経て貴重な自由を勝ち取ることが出来た。財閥と軍閥と国家神道を排除して掴んだ自由である。


 歴史を学べなかった国民でも、これくらいのことは判る。戦後の占領政策をなじる輩は、全てが国家神道と財閥と軍閥の関係者であろう。唯一の失敗は、日米軍事同盟を締結させられたことだった。今なすべきは日米安保の破棄である。沖縄などの基地閉鎖だ。ワシントンの首輪を外すことが、この国を自立させる。非戦の外交力で生きる日本へ舵を切ることが、世界から戦争をなくすことが出来る、その先達となれるのである。


 自由を手にした日本国民を、再び首に縄をかけるようなマイナンバーカードは、憲法の名において排除しなければならない。


<21世紀の赤紙を非戦と人権保障の憲法は容認しない!>

 戦前の日本は天皇制国家主義のもと、国家神道・教育勅語・天皇現人神でもって人々を洗脳した。そうして赤紙一枚で300万人の若者を犬死させた。

 信じがたいことだが、天皇のために死ぬことが最高の日本人だと信じ込ませ、日々自宅の神棚と無数の神社と靖国と皇居に遥拝させて、その結果、赤紙一枚で戦場に狩り出された。


 マイナンバーカード作戦の恐ろしい策略は、43兆円の戦争準備と結びついている点である。さらに「産めよ増やせよ」の少子化対策とも連動している。この一連の策略は、死の商人そのものといえる神道政治連盟・日本会議の野望を裏付けて余りあろう。

 この恐ろしいほどの死の商人の手口について、誰も口にしていないが、指摘すると誰もが頷いてくれる。昨日は首都圏で介護施設をしている元自民党秘書が電話してきた。

 「マイナンバーカードを登録してきた」というものだから、どうしてかと尋ねると「ポイント2万円のことを知ったので」という。ニンジンに引っかかったのかと情けない気分になったが、彼は「2万円ポイントを懐に入れた後に返納します」と答えた。説得する手間が省けて安心してしまった。

 彼は本心から「とんでもない制度だ」と指弾した。

 日本の憲法は非戦の憲法である。加えて人権保障の憲法だ。どっちに転んでも国民の首に縄をかけるような、国民の自由を奪う政府の戦争準備を禁じている。自民党内からも勇気ある発言が飛び出してきた。支持者からの反発の強さを物語っている。

 繰り返す、21世紀の赤紙はいらない。断固として蹴散らせ、それが天の声である。

野党の覚醒を強く求めたい。


<河野一郎の孫の太郎は安倍晋三や岸田文雄と同じ穴の貉>

 A級戦犯など戦争責任を問われて追放された悪人の息子や孫が、依然として権力を握っている日本政治。腐敗堕落する政治に日本経済は沈没している。自民党支持率が大きく下がると、公明党創価学会が権力の一角に食い込んだ。矢野殉也によると「国税の監視を弱体化させる思惑で自民党と連立した公明党創価学会」。

 公明党もまた腐敗政党である。無知な国民も気付いてきたが、評論家の佐高信は「公明党を批判しない言論人はニセモノ」と発売中の「月刊日本」7月号で吠えている。公明党創価学会のカネに屈している言論人ばかりだ、ということらしい。


 マイナンバーカード推進の責任者である河野太郎の評判がガタ落ちだ。彼は父親と違って武器弾薬や戦争準備が好きらしい。体質は祖父の河野一郎に似ているのだろう。安倍晋三・岸田文雄と同じ穴の貉か。

 日本国民を首輪で抑え込もうとしているが、護憲リベラルの父親は倅を教育する力を失ってしまっているのだろう。人間は老いると、頭脳も衰え、狂うのかもしれない。民意が反映しない小選挙区制を強行した時の自民党総裁として知られる。民意をくみ取れない老人に成り下がってしまったのか。倅は国民に敵対して人々の自由を奪おうとしている?

 これは野党にとって好都合である。「マイナ解散」に持ち込めば、自公体制は間違いなく崩壊する。確率の高い予想である。


<戦前の天皇制国家主義復活を断じて許してはならない!>

 明治政府が確立した「近代国家」とは、およそ近代と無縁の「天皇制国家主義」という侵略国家体制だった。日清・日露戦争は、大英帝国のテコ入れで勝利し、調子に乗ってしまった天皇ヒロヒトは、おそらく中国の皇帝になろうとして侵略の駒を大陸に向けた。その結果、欧米諸国と激突して敗退した。


 神道には、想定も出来ないカルトの「神風論」があるらしい。調子に乗ることが趣味らしく、およそ孫子の兵法を知らない。岸田も河野も自民党極右の清和会も、調子に乗って神風に賭けているのだろうか。天皇制国家主義復活派は、ワシントンの支援でアジアを制圧したいという、狐のような妄想に取り付かれているのか。

 そうは問屋はおろさない。日本国民はマイナの首輪問題で覚醒している!

2023年6月22日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


全国保険医団体連合会は21日、マイナンバーカードと一体化した保険証(マイナ保険証)を使える医療機関の65%でシステム上のトラブルを経験したとする最終集計結果を発表した。 (民放テレビ)岸田文雄総理大臣:「デジタル社会への移行のためには、国民の信頼が不可欠です。政府を挙げてコロナ対応並みの臨戦態勢で、国民のマイナンバー制度に対する信頼を一日も早く回復するべく、政府・地方自治体・関係機関一丸となって全力を尽くして下さい」  21日、設置されたマイナンバーカードの総点検本部。デジタル庁、厚労省、総務省などで構成され、司令塔役は河野太郎デジタル担当大臣が担います。

本澤二郎の「日本の風景」(4841)

<ムラ社会と神道政治連盟・日本会議の「神の国」原始ムラ>

 長野県中野市で発生した4人殺害立てこもり事件に関連したYoutube動画を見て、ぞっとしながらも「ムラ社会」の恐怖と脅威に気付かされた。ムラ社会という言葉は、一般になじみはない。確か田中角栄の秘書だった東京タイムズ政治部の先輩・早坂茂三の口から一度聞いた記憶がある。


 田中の選挙区は新潟県。長野県からトンネルをくぐると雪の新潟県が待ち構えている。そこが早坂の言う、票取りの厳しさを裏付けるムラ社会という。ムラの掟はいかなるドリルでも穴をこじ開けることが出来ない。それは21世紀の今の日本でも、とYoutube動画のムラ社会で生きてきたユーチューバーが明かした。

 ムラ社会はそれぞれの見えざる掟によって動いている。彼のムラ社会はA家一族、B家一族、C家一族という鎖の格差が住民を縛り付けている。違反者に対して罰が降りる。動画の主のムラ社会では、区画整理に絡んで発生した。外からは見えないが、どこに住宅や畑・水田があるかで、一族の繁栄もしくは衰退が決まるという。納得できる。


 水田耕作では、よく水取り殺人事件も発生した。小川の近くだと米は良くとれる。河川の近くだと災害に弱い。区画整理を指揮するムラの長は、住民の怒りの対象にもなる。Youtube動画の主の家は放火で燃え尽きた。犯人は判るが、告発もしないし、警察も動かない。動画の主の父親は同じ場所に家を建てようとするが、後継者の主は大反対。また放火される、とおびえる。そこには法律も機能していないのだ。これには仰天するばかりだ。


 ムラ社会の掟を支配する役割をそれぞれの地域で牛耳るのが、明治期に確立した国家神道社会であろう。筆者の分析に間違いはない。原始のお祓いに素直に従う住民は21世紀の今日でも存在する。人びとはカルトの神社信仰に抑え込まれ、原始の占いに縛り付けられる。ここが日本の保守・極右の元凶である。この研究は現在も行われていない。恥部を暴くことを許さないのだ。

 ムラ社会を操るカルト教団・神道である。ここが自民党の巣窟といえる。


 動画の主は大学で学んだ。これも家柄、ムラ社会の縛りなのだ。一番は官吏養成大学の東京帝国大学か、もしくは京都帝国大学となる。多くの帝国大学生の出自は、ムラ社会の名門・金持ちと決まっている。子弟は幼くして高等教育を強いられて、帝国大学の試験に合格する。どうりでわが近くでも証拠を見つけることが出来る。一族は政略結婚で周辺の地主たちと結びついて、他人を差別する。利害優先の人間が目立つ。いわんや民主主義は彼らの敵と見なされかねない。


 水飲み百姓の次男は、生まれてこのかた勉強らしい勉強をしなかった。その必要もなかったから家に机もなかった。小学6年の時に校長室に小さな図書館が出来た。毎日借りてきて畳の部屋で寝転んで暗くなるまで、造られた時代劇のような本に熱中した。源平盛衰記などだ。兄弟で一人近眼になってしまった。

 もうそのころ、歯医者の息子の友人は、汽車に乗って進学校に転向していたが、どうしてなのか気付くこともなかった。彼は医師になった。ムラ社会の底辺で生きる児童には、高校も大学も手が届かなかった。今考えると、これもムラ社会の掟なのだった。

 子供が3人もいる農民の父は、それでも赤紙一枚で戦争神社に必勝祈願して、有無を言わせずに戦争に引きずり出された。戦死した友人の人生には悲劇的な人生が待ち受けていた。母親も悲しい人生が。やくざに強姦され、性奴隷の挙句殺害された「木更津レイプ殺人事件」の被害者は戦争遺児。悲劇を通り越している。それでも千葉県警や木更津署は、2014年4月28日の殺人事件のやくざ浜名を逮捕しようとさえしていない。


<民主主義に抵抗する人間性否定の永田ムラの神道政治連盟>

 78年前に2発の原爆投下で敗戦した日本、直ちに占領軍は侵略戦争の主犯である財閥と軍閥を解体した。国家神道も廃止した。78年後のいま、この三位一体の戦争勢力は復活した!おわかりか?考えなくても分かる方程式である。 

 原動力はムラ社会であると、今回初めて釘を刺したい。ありえない原始の神道「神の国」が、今も継続している。そのためである。巨大地震による311のフクシマ東電原発の爆発炎上でも、自公政府はさらなる原発国家推進政策を打ち出した。自公政府を、原始カルト教の氏子集団と創価学会集団の無知がささえている。不思議な日本である。恥を知れといいたい。


 自民党議員の多くは、岸田の極右政策に従っている。憲法と民主主義を否定することにためらいがない。改憲軍拡政党を喧伝する有様で、これに言論も野党も抵抗しない。ムラ社会を体現する原始の神社神道に屈してしまっている。  「神の国」の森喜朗の神道政治連盟が驀進する永田ムラなのであろう。


<やくざが跋扈し、法治がゆがめられる警察国家>

 公的な自治会費・地区の区費をくすねる神道の傍若無人な手口に対して、京都でようやく自治会が立ち上がって「許されない」と裁判で神道に抵抗を示して注目させた。

 この神道・神の国に対して宗教界も反撃に立ち上がっている。筆者の下に郵送されてくる「顕正会の機関紙」は、公然と神道政治連盟・日本会議の安倍や岸田の腐敗追及のみならず、ありえない「神の国」に反撃を加えている。池田大作批判は堂に入っている。なかなか強烈である。

 この神道政治連盟とともに跳梁跋扈するやくざの右翼暴力団に対して、警察検察はまるで飼い猫のように沈黙している。「木更津レイプ殺人事件」が立派に証明している。

 ムラ社会では法治国家が崩壊している。憲法違反が公然とまかり通っているのに新聞もテレビも報じない。戦争体制は神道政治連盟・日本会議を軸にして速度を速めているというのに?


<人間に首輪(マイナンバーカード)と産めよ増やせよのムラ社会政治>

 ムラ社会の頂点に立つ自公内閣は、日本人のすべてに首輪をはめ始めた。憲法の人権主義に反するマイナンバーカードだ。ドイツでは憲法が弾き飛ばした。歴史の教訓が生きているドイツは、既に原発すべてを止めた。

 イギリスやフランスでも、そしてアメリカでもブレーキがかかるマイナンバーという首輪は、人間を犬か猫と勘違いしているのであろうか。

 戦争に反対する元米兵の怒りの告発Youtube動画が送信されてきた。貼り付けようとしたが、貼り付けられない。操作されてしまっているのだろう。

 ようやく貼り付けに成功した。以下の米兵の告発動画を見てほしい。彼らは真の敵が国内にいることを発見、怒りの抗議を声高らかに宣言している。民主主義はワシントンでも崩壊している。バイデンの息子も処罰された。しかし、不思議とムラ社会のワシントンの犬は、民主主義に関心など持たない。ムラ社会の永田ムラにいい人間はいない!

 真の日本人は、ムラ社会を封じ込める戦いに決起するほかない。ますますこの国の前途は、暗い闇のままだ。

2023年6月21日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


戦争に行ったアメリカ兵の告発!「本当の敵はアメリカ国内にいた!」 (「戦争は儲かる!」by アメリカ)

https://youtu.be/cR5zoW1W4ac

最悪な間違いだった...(目覚めはじめたアメリカ兵)

https://youtu.be/R4Z1avRGWiU


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