2023年04月

本澤二郎の「日本の風景」(4785)

<人が人を殺す猿以下の社会=袖ヶ浦市レポート18>

 不可解な右傾化ヤフーニュースに踊らされるインターネット人間は、基礎教育のない市民だと、油断すると偏狭なナショナリズムに洗脳されていく現在である。非戦の憲法原理や政教分離の憲法を教えない戦後教育が、この国を衰退させ、いまや危険すぎる戦争航路に舵を切った。人々を過ちへと引きずり込んでいる永田町だ。

 言論界に身を置いて、言論を駆使して、財閥や極右と連携し改憲軍拡と原発推進に汗をかいてきたゴミウリならぬ読売新聞・日本テレビの渡辺恒雄を、大いに持ち上げる独白インタビューをNHKの御用記者が報道したあと、出版まですると、今度は政治に無知な輩が「すごい本だ」と持ち上げる。その書評が昨日のヤフーニュースに載っていて驚いた。ジャーナリストとは言えない人物に違いない。

 改憲軍拡原発の潮流を言論を使って、日本丸の舵を右旋回させた問題人物の独白を、宣伝するという不条理がまかり通る今の日本。恩師の宇都宮徳馬を騙し、右翼暴力団のドン・児玉誉士夫に食らいつき、世紀の政治スキャンダルのロッキード事件にも関与したような人物を「ヨイショ本」で、人生の幕を閉じようとしている?

 権力監視の責任を放棄した真逆の言論人を、言論人とは呼ばない。フィクサーと呼ぶ。彼が中曾根康弘を男にすると、同じ国家主義勢力の清和会を擁護、改憲軍拡原発を強行に支援してきた罪は、計り知れないほど大きい。彼を世に出した宇都宮は「ツネは忘恩の徒である」と断じた。恩師のこの一言が渡辺恒雄のすべてを物語っている。あえて日本人に伝えておきたい。


<明日は我が身の地方自治にゆでガエル決め込む市民>

 言論が狂うと、政治も大きく狂う。改憲新聞・テレビが、日本を衰退させる。安倍晋三の8年間は、読売とNHKの悪しき成果と断罪できるだろう。他方で、朝日新聞と毎日新聞の衰退が進行していた。

 日本の過ちを糺すためには、朝日の再生が不可欠である。一人日刊ゲンダイが奮戦しているが、朝日・毎日・東京(中日)の台頭が不可欠である。テレ朝、TBSの正義と勇気が不可欠である。ヤフーニュースを吹き飛ばすネット新聞の立ち上げも重要であろう。電通排除も!


 今の朝日新聞は、袖ヶ浦の放射能ゴミ埋設事件を報道できないでいる。原子力ムラに屈する言論界が、今後とも続くと、日本列島に核のゴミがまき散らされ、国民の健康は奪われていく。間もなく魚を食べない国民も多く出る。日本漁業の衰退は、既に地球温暖化によって始まっている。

 農薬農業もSOSだ。食料品は添加物で安全ではない。ある独裁国では、特権層のための無農薬の野菜・穀物を栽培させている。市中に出回っている食料品は買わない。日本も同じだと数日前に知った。

 御料牧場をご存知か。名前は知っていたが、ここでは野菜から穀物・鶏・豚などの肉は、全て宮中に運ばれている。安全食材だから、健康に問題はない。このことだけでも主権者は、天皇制の危うさを指摘できるだろう。差別だ。御料牧場で働いている職員は、そこで作った野菜や肉を懐に入れて自宅で食べているという。人間なら皆そうするだろう。いっそのこと全国の農地を御料牧場にすれば農薬農業は解消する?

 国民がゆでガエルを決め込んで、神道・統一教会・創価学会などやくざ勢力に投票していると、健康に生きる権利を自ら奪うことになる。法治も意味がない。

無法無天の日本となる。


<ワコー産廃業者の廃棄物開示請求に熊谷知事が逃げた!>

 袖ヶ浦市だけが産廃業者と不正腐敗の元凶か、それとも千葉県もグルなのか。さる3月7日に林地区のⅠ区長名で県知事の熊谷に対して、2014年以降2022年までの1、株式会社「和幸」(木更津市)2、有限会社「ワコーエコテック」(同)3、株式会社「エコトランジット」(市川市)4、同「シムケン」(木更津市)

に対して、産業廃棄物管理票交付等状況報告書の開示請求をした。画期的なことである。


 知事の熊谷俊人は3月23日付で「開示しない」という予想外の回答をしてきた。熊谷も産廃業者の味方だった。参院議員・石井準一もくさい。熊谷は「財産権・競争上の地位を害するおそれがあるため」と頓珍漢な不開示理由を主権者である住民に突き付けてきた。

 豊かな自然を一変させさせた4、50メートルもの高い盛土は、昨今大問題となった熱海事件を凌駕した悪質極まりない埋め立てだ。しかも、違法行為の連鎖によって強行され、地元の住民に説明さえしていない。山林買収時の「覚書」など反故にされている。しかも、そこからフクシマの放射能汚染ゴミが大量に埋まっていることが、盛土の上部の放射線測定器で測定されている。しかも、数値は生き物が安全に生きられる基準さえ超えている。

 県も市もナベツネ流なのか、騙してやり過ごす手口を、小賢しい千葉県知事も学んだのだろうか?そうはさせない。正義は住民の側にある。しかも、近くの住民は一人なくなり、他にもガンで泣いている人たちも多い。さらに驚いたことは、近くで牧草を栽培していた夫妻が、二人ともガンで亡くなっている。


<4月28日に県・市が騙しの説明会を開く!住民の叫び天を突く勢い!>

 悪徳・違法産廃業者をかばうという信じられない千葉県知事の熊谷と袖ヶ浦市は、今月28日に説明会を開催すると連絡してきた。「文書で回答せよ」という住民の声を反映しようとはしない。これも怪しい。「業者のための騙しの説明会」に現地は緊迫してきている。悪と善の戦いが始まる!

2023年4月25日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


原子炉圧力容器の底に穴が空いてる!

https://m.facebook.com/story.php/?story_fbid=pfbid0WExJ9yHdnyMqbV5ga3cash9yo9L3ShM2vxqWkUDhaka5E8SFxSY67bVWoMQv7Kufl&id=100002497535520

首相街頭演説動員に5千円 運送業界団体が「日当」提示「慣例化していた」 衆院選、茨城:東京新聞 TOKYO Web

https://www.tokyo-np.co.jp/article/143146

https://youtu.be/5OuDZ3hceds

鉄筆    自民党改憲草案https://kaikensouan.com/

安倍晋三サポートのSNS工作隊

https://twitter.com/d_stonestone/status/1637419523484811264?s=20

本澤二郎の「日本の風景」(4784)

<人が人を殺す猿以下の社会=袖ヶ浦市レ5ポート17>

 統一地方選挙に連動した国政レベルの5補選で神道氏子勢力・統一教会・創価学会の3大カルトが、ほぼ制圧した4月23日の厳しい結果となった。右翼言論に洗脳された無党派ゆでガエル層は、2023年危機を目の前にしながらも覚醒しなかった。金力と無責任な言論が、護憲リベラルをまたしても破ったことになろう。悲劇の連鎖は続く!

 木更津市ではやくざ勢力が議席を確保しただろう。昼前に投票するため会場に向かったのだが、入り口にはやくざ代議士の秘書をした市議の違法ポスターが堂々と有権者を迎え入れていた。無法無天は袖ヶ浦市に限らない。

 誰に投票するか?投票会場入り口で初めて見た市議選公報を見つけた。高品質の紙に印刷してあった。カネのある選管の無駄遣いか。何者か不明な立憲民主党の女性候補に、清き一票を投じた。今回の選挙で改めてはっきりしたことは、政府与党の自公勢力は、憲法を裏切った反平和政党として打倒すべき義務が主権者にあるのだが、ゆでガエルにはまだ分かってくれていないのが悔しい。


<日本丸は終わりの始まりか=過ちを繰り返す道に舵を切った!>

 昨夜電話をくれた日刊ゲンダイ記者は、このあと武器輸出三原則を改正するつもりだ、と示唆した。アメリカ並みに武器弾薬を売って商売しようとしている財閥の存在を理解できる。以前の自公には多少の矜持があったが、今の極右・日本会議と財閥・神道に操られる彼らにそれがない。

 岸田首相は引き続き、ワシントン指令を受けて、必死でロシアと中国を封じ込めるG7広島サミットに狂奔し、右翼財閥から得点稼ぎに奔走するだろう。G7で台湾問題を封じ込める作戦は、きわめて危険きわまりないが、それでも右翼化した外務省と原子力ムラの経産省と歩調を合わせて、14億人の大中国と対峙しようという。狂気の沙汰である。

 彼は奈良と和歌山の事件から、全く教訓を学ぼうとしていない。民意をまるで無視して、43兆円の世界第3位の軍事強国に舵を切った。日本丸の終わりの始まりだ。ヒロシマ・ナガサキに次ぐフクシマの教訓などない。自民党名門派閥・宏池会の伝統を、厳島神社に投げ込んでしまうのか。21世紀の神風信仰はお笑いであるが、彼の精神は回復不能である。

 第2のフクシマへ向けて悲願の「核武装国家」をちらつかせていることでもある。人々の運命は、為政者の資質で左右されるが、しかしながら他方で、主権者・国の基本法である憲法で変えられるということも事実である。


<被ばく危険ライン0・15mSv放射能が噴き上げる盛土に立つ!>

 本題に戻る。運動を兼ねて歩いて投票を済ませてしばらくすると、林地区の元役員が車で迎えに来てくれた。君津市の「小櫃川の水を守る会」の元会長を紹介するというので喜んで応じたのだが、途中で問題の日高金属の工場現場が、林地区を流れる松川の源流にあることを確認できた。そこから有毒な汚排水を垂れ流しているだけあって、周囲を黒い塀で囲って、外から見えないようにしてある。

 現場に立つと、素人でも即座に黒企業だと分かる。松川に沿って元役員の自宅につくと、隣に戦争犯罪ゆえに大嫌いな神社の鳥居があるではないか。しかし、自宅は北に山を抱いていて、南東に広がる見事な庭園は植木や草花で飾られていて、まるで桃源郷に降り立ったような感じを受けた。間もなくして、そこの近くが9年前から放射能汚染ゴミや有毒な産廃で埋まっていたことを再確認させられた!

 住民は9年も気付かなかった。現場により近いYが区長になった時点(2019年)で大変な事態に気付いたという元役員は、袖ヶ浦市・千葉県・千葉県弁護士会・千葉県警・朝日新聞千葉支局・NHK・環境省などに駆け込んで、手当たり次第に、現地の映像写真などを持ち込んで警鐘を鳴らした。だが「ほとんどが無しのつぶて」に新たな衝撃を受ける。経産省・原子力ムラの野望に地方も屈してしまっていた。


 他方で、人間が人間の命を奪うこうした危機的事態に危機感を抱いていた市民グループが袖ヶ浦市にもいたことに感謝したい。「袖ヶ浦市民が望む政策研究会」や「大気と水は人権」4市市民連絡会を率いる関巌さんとの出会いである。

 彼の車で、ワコーによる1年も続いた不気味な白い粉や、産廃と並行して遂にフクシマの放射線が飛び交うという深刻な現場に向かった。臭いも色もない放射能が埋まったと確実視される小高い盛土を眺めると、9年前の山は一変しているという説明に納得した。物凄い量の危険すぎる残土・汚染ゴミが投棄された量は、おそらく50万どころか100万立方メートルに及ぶのではないか。暴利200億円と密かに算定した。谷底4,50メートルが埋まり、さらに盛土で高く積まれている。素人でも度肝を抜かれる。こうした異常・異様な事態を放置してきた袖ヶ浦市環境課と首長の行政責任は、たとえ原子力ムラの指令だとしても、免除されることはない。改めて万死に値すると強く感じた。

 君津市にも放射能汚染ゴミが1万トン以上埋設されていたことを知ったのは、2019年末、慌てて武漢コロナウイルス騒動に驚かされ、北京滞在日程を変更して、JALの途方もない高額運賃(本来は帰りの便代も支払っていたのだが)を新たに支払って急ぎ帰国すると、自宅の留守電に君津市の友人から伝言が入っていた。


<目を覚ますまでの凡人・反骨のジャーナリスト>

 「君津市の水源地の産廃場に放射能汚染ゴミが投棄されている」という腰を抜かすような連絡だった。最初はどういうことか信じられなかった。311の東電フクシマ原発崩壊炎上のことを、時には遠いことのように思っていたものだから、余計に驚いてしまった。

 毎日新聞の千葉版が小さく報道していたことも分かったが、はっきりと1万トン以上と報じていた。原子力ムラについての認識がまるでなかったことを猛省するほかなかった。

 その後に幸運にも被ばくジャーナリストの存在を知った。「フクシマの知事は原子力ムラだと教えられて耳を疑った。失脚させられた佐藤栄佐久は宏池会の参院議員時代に会っている。彼は東電・原子力ムラの犠牲者だったことも理解できた。原発科学者は信用できないことも。福島県の共産党系民医連が子供たちの健康管理に動いていないことや、もんじゅ西村謀殺事件を知るに及んで、自民党右翼議員の麻生太郎・安倍晋三らの日本核武装化計画が現実化していることに気付いた。

 袖ヶ浦市のフクシマの核のゴミ事件もこうした過程で起きていることに気付いたものである。袖ヶ浦市の命を守る戦いは、これからであるが、まずは市民の覚醒が決め手となる。

2023年4月24日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

本澤二郎の「日本の風景」(4783)

<人が人を殺す猿以下の社会=袖ヶ浦市レポート16>

 新聞はとらない。意味がない。無駄遣いでしかない。NHKも見ない。テレビは廃品回収業者に持って行ってもらった。したがって、パソコンかスマホが、情報の入手源だが、スマホは高齢者には無理だ。パソコン情報の目の前を飾るヤフーニュースは、なぜかフジ産経などの右翼メディアが幅を利かせている。言論界の内情を知らない若者などは、右翼言論に洗脳される。

 憲法はリベラルである。公正な言論の提供が、民主政治に不可欠だが、この10年の日本は、右翼独裁に人々の精神が狂わされている。

 本日は第20回統一地方選挙の終盤の投開票日。昨日は近所のおばさんに声をかけてみた。「息子たちのために戦争勢力の自公維への投票は遠慮したほうがいいですよ」と解説したが、駄目だった。政治を理解していないおばさんは、カルト教団信者に何度も釘を刺されていた。またしても、おぞましい日本を見せつけられてしまった。

 かくいう筆者も、選挙当日だというのに投票したい候補者はいない。近くの候補者はやくざ代議士の秘書を務めた御仁で、とても信用など出来ないが、さりとて政治に無知な農民は、そんな人物に投票するようだ。地方がいい方向に変わることはないのか。中央は世襲議員が主導権を握ったままだ。市議選など棄権したいのだが、そうもいかない。さて、どうするか。


<希望の光が見えない日本丸の前途=それでも高物価を生きる民衆!>

 日本国憲法は立派だ。厳格にいうと、政教一致の天皇制をのぞけば文句を言うところはない。政教分離を理解していない日本国民は危うい。また同じ過ちをするだろう。ぞろぞろと靖国神社を参拝する自民党など右翼議員の多くは、神社神道の氏子の票を集めてバッジをつける。

 司法の怠慢・衰退は極まっている。右翼の憎しみの対象は、平和憲法にある。戦争の出来る憲法に改悪しようと必死だ。安倍晋三の目的もこの一点に絞られてきた。黒田東彦・日銀は徹底したゼロ金利・円安政策を強行して、国民生活を圧迫して、財閥を太らせてきた。続く植田和夫・日銀も黒田路線を継承し、円安政策を推進し、この国の価値を低下させている。比例して昨今の物価高経済をさらに上昇させ、国民生活を苦しめている。

 日本を奈落の底へ追い込んできた安倍路線を継承した岸田内閣は、驚くなかれ43兆円の戦争準備体制へと舵を切った。円の紙切れ化だ。それでも自公維を選択する日本国民は、3割にも満たないが、議席は3分の2!どういうことか。


<乱れまくる地方行政と業者の荒れ狂う精神=山林破壊・水源地汚染=覚書を反故にした産廃業者>

 「ワコーが太陽光を建設するという甘言を信じ込んだ林・高谷の住民。その結果、水源地の家々から、癌患者が多発している。1・5町歩を売却した5人の地権者とワコーの覚書は、完全に無視された結果である。山林を売却した5人の責任を問う声も噴出してきている」と林地区の住民は声を荒げる。


 「まさか、まさかの展開に住民は、覚書に違反するワコーの暴走に対して、その都度、袖ヶ浦市環境課に泣きついてきたが、非情にも黙認された。産廃業者と袖ヶ浦市の癒着は間違いなく存在する。刑事告発が不可欠だ」との認識もするようになってきた。


 既に、いわくつきのワコーの産廃人脈は、フクシマと通じていることも判明してきている。覚書に署名したワコーエコテックという妙な社名の代表取締役の前橋二三男(産廃は倅の和則)と山林所有者の同市高谷のMMTKKに注目が集まってきた。5人のうち主導的に動いた人物のKは、なんと元袖ヶ浦市環境部長だった。もう一人のMは、同市の市議会事務局長。5人のうち2人が袖ヶ浦市の幹部だった。5人とも林区に隣接する高谷地区の住人でもある。


 「ワコーが山林買収話を持ち込んだ相手は、元環境部長だったK。本来は自然を保護する行政のトップ。その人物が産廃業者とつるんでの猿芝居だった」といって住民はため息をつく。亀山にはフクシマ御殿が建設されているが、高谷には山林を売却した御殿ならぬ産廃御殿が建っているのだろうか。


 平成26年4月の覚書は、林地区と高谷地区を説得するためのアリバイだったのか。「Kが林地区に来ても問題は起きない。心配ないと住民を説得してきたので、太陽光だけなら大丈夫かと住民は折れた、との経緯も判明した」という。反対運動は起きなかった。Kはワコーのために率先して高谷と林両地区を説得したことも分かってきた。

 このKが住民説得に用意したとされる覚書には、当時の林区長と高谷区長が立会人になっている。用意周到なK作戦に両区の住民は、いまでは命を奪われたり、健康を害したりしているのだろうか。


 林地区役員は、最近になって問題のMを現場に案内した。Kは「これはひどい」と驚いた。原状回復を求めようとの周辺住民の声には「裁判費用だけでも大変」といって逃げたという。猿山の猿芝居には、必ず味方を裏切る住民も出てくる。産廃業者とすれば、カネや飲食などの提供で、住民の内部から裏切る人物を手にする。その結果、数百数千倍の利益を手にすることが出来るということか?

 中央では軍靴の足音が、地方では豊かな大自然に放射能までもが埋め込まれ、地元民は放射線測定器で測定してみて、人の命を奪いかねない高い放射線が噴き出ている現場を突き止めた!


  林区役員が作成した「陣場台違法埋め立てソーラー発電所用地と無許可開発違反についての細部経過」によると、木更津市笹子の産廃業者による乱開発現場には、膨大な量の産廃汚染物を埋め立て、表面は高い盛土で一変してることに圧倒されるだろう。

 千葉県と袖ヶ浦市は、平成25年3月18日から何度も立ち入りし、違法な埋め立てを確認してきた。数十万立方メートルに及ぶ残土の正体は?。なぜその場面で森林法違反・開発行為違反で止めなかったのか。行政執行しておけば、このような恐ろしい惨事は起きなかった。だが、市当局は「森林法違反のみだ。地元と業者で解決しろ」と住民の要望を蹴飛ばし続けてきた。なぜか?

 また、令和3年8月15日の広報袖ヶ浦では「環境破壊のない社会」を基本理念だと訴えているのだが。これとは真逆の行政の理由を知りたい。

 「住民が環境省と福島県担当課に問い合わせたところ、空間線量1時間当たり0・15msvだと、残土の底まで掘って検査しなさい」との指示を受けている。袖ヶ浦市と千葉県の責任は万死に値しよう!

2023年4月23日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
https://youtu.be/5OuDZ3hceds

本澤二郎の「日本の風景」(4782)

<人が人を殺す猿以下の社会=袖ヶ浦市レポート15>

 現役の時代の苦い経験というと「君は木更津市の生まれか。なぜやくざが国会議員になれるんだ。民度が低すぎる」と侮辱された時だ。穴があったら入りたかった。やくざの正体を千葉県警本部長を歴任した参院議員・渡辺一太郎や元警視総監・法相の秦野章からも、教えてもらった。一度だけ浜田幸一の部屋を覗いたあと、三木武夫の義弟・森美秀の部屋に飛び込んだら「君はやくざの仲間か」と非難された。反論できなかった。

 今でも多くの国民は誤解している。彼はやくざとして人生を終えているという事実である。足を洗っていない。秘書をして今も市会議員になっている輩が木更津市にいる。「ハマコーの天敵」で知られた山村新治郎は、学生時代にボクシングの選手だった関係で、やくざ代議士を一発で仕留めたことがあると話題になった。NHKOBだった大石千八は、早稲田の相撲部出身。「自民党総務会でやくざが暴れている」と聞くや、総務会に乗り込んでいくとハマコーは沈黙した。

 森後援会の講演は何度も依頼されて地元の鴨川市に出かけたものだが、ハマコーの話が一番受けた。亀田病院事務長は、感謝して深夜までホテルの部屋に押しかけて接待してくれたものだ。


 この悪しき悲しいほどの低すぎる民度が、今も房総半島に残っている。木更津市の自衛隊基地に、危険極まりないオスプレイという軍用機が駐機している理由でもあろう。人殺しを業とする自衛隊が、反社会的勢力のお世話になっている?


<自公の地方自治体は住民の命と健康に向き合わない最悪の行政>

 信じられないほど民度の低い土壌のもとで、袖ヶ浦事件が起きているとの指摘は、的外れではない。あるいは日本の民主主義・日本の警察力の根幹にかかわっている重大事件でもあろう。

 袖ヶ浦市職員が本来の公僕であれば、そして税金泥棒でなければ、率先して住民の命を守る行政に特化しなければならない。放射能から有害な産廃を水源地に埋設するという重大な事件に鳴いている住民の指摘に、知らぬ存ぜぬと開き直る悪行はあまりにも悪質すぎよう。

 同じことは既に君津市でも起きている。木更津市では、一級の水田を産廃で埋め立てたと話題になっているのに。同市の農業委員会が許可したのだ。


 余談だが、東京タイムズ鴨川通信部の吉田正司さんが、ひどく筆者を評価してくれた。理由がわかった。彼は二人の息子を千葉県警の警察官にした。彼はベテラン記者でありながら、やくざの蛮行を止められない無念に苦しんでいた。やくざに対抗するために息子を警察に入れた。

 筆者は臆することなくやくざ代議士を批判した。そのために吉田さんは「記者として立派」と採点してくれたのだ。彼の長男は、最近、定年で退職し、悠々自適の生活をしている。館山方面に住宅がある。次男はまだ現役だろう。吉田さんは、よく館山や鴨川方面を案内してくれた。鴨川市の住宅は、夏場に「海の家」にした。東京タイムズの夏の全舷(新聞人の慰安旅行)の格好の場所となっていた。

 吉田さんは老いても「房総便り」を印刷して鴨川市などに配っていたが、巻頭文はいつも筆者が書いた。一度は日中友好の旅に読売新聞元政治部長の多田実夫妻と共に参加してくれた。


<林地区は2022年7月に市長に要望書第二弾を突き付けた!>

 昨日は君津中央病院で大腸の検査をした。最初の体験が悪すぎた。次男正文が3年余り、医療事故で入院していた帝京大学市原病院で「院内廊下宣伝文」を信じて試した。痛すぎて「二度とやるまい」と思っていた大腸検査だから、内心はひるんでいた。しかし、結果は大したことはなかった。林区の元区長は、毎年大きなポリープを切除していると知ったことも勇気をくれた。覚悟すれば、怖くはないものだ。案ずるより産むがやすし、窮すれば通ずであろう。

 現在の林区と高谷区もそうだ。袖ヶ浦市を守る会・小櫃川の水を守る会の関係者も、数日前にワコーと日高金属の開発関連の違法づくめの現場を視察したようだ。本ブログも見てくれているという。一波は万波を呼ぶことになろう。


 林地区の区長も必死だ。昨年7月には日高金属関連の違法開発行為について、市長の粕谷智浩宛に要望書の第二弾を突き付けた。

 「2021年の袖ヶ浦市の回答によれば、工場排水は下流に行けば分解され、悪影響はない」と意味不明の判断を示した。このふざけた対応に対して「林地区には二級河川・松川がある」「東京湾の魚介類にも影響を及ぼしている」など深刻な実情を指摘する明解な要望書である。


 そして許されざる違法行為を並べ上げた。

 要望書によれば1、残土埋め立て違反2、産業廃棄物(微量プラスチック)投棄違反3、騒音防止法違反4、埋蔵文化財法違反5、隣地開発法違反6,森林法違反。

 「日高金属から垂れ流されている白く泡立つ、気味の悪い排水の検査を実施すべきだ」とも。


<「直ちに操業停止・工場解体・森林復元しろ」と要望>

 違法行為を放置することは許されない。法治国家なのだから、法律や条例を正しく履行する義務が、行政もしくは警察にある。

 住民の要望には、しかとした根拠・証拠がある。したがって、違法行為を取り締まることになれば、結果として「原状回復」が不可欠であろう。


田植え時を狙って市当局が4月28日午後2時から説明会>

 本日ワコーと日高金属問題について、市から回答のための説明会が林地区で開かれるという連絡を受けた。

 4月28日というと、地元は田植え時期と重なる。前回は12月28日、今回は4月28日、袖ヶ浦市の28日にどのような魂胆が隠されているのであろうか。住民の決死の運動に地方の行政がどう対応を示してくるのであろうか。

 次回はワコーに2町歩の山林を売却した様子を紹介することにしたい。袖ヶ浦市と林・高谷区の戦いは、日本のどこにでも起きている事件である。「明日は我が身」に降りかかる深刻な重大な案件と言えるだろう。

2023年4月22日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


本澤二郎の「日本の風景」(4781)

<人が人を殺す猿以下の社会=袖ヶ浦市レポート14>

地球の悲劇は「自由民主」を喧伝しているアメリカが、戦争を常態化させることで生きているような国である点にある。従って表面とは裏腹に、野蛮な人々で構成されている社会だ。その国と同盟関係を結んでしまった日本は、アメリカの属国に甘んじている。誰がどうもがこうと、この事実から離脱することは不可能だ。


 全く打つ手がないのか、というと、同盟関係を解消すればいい。日米安全保障条約を破棄するのだ。日米安保を破棄して日米平和友好条約を結べばいい。そのための外交力が求められるだけだ。日米安保破棄に向けた段階的なステップを踏んでいく。日本国民のそうした総意とそれに比例する政権の誕生が求められる。不可能な道ではない。

 自由に生きられる日本丸になる。憲法が政府に指示する非軍事国家路線だ。帆船・日本丸で航海する、どこの国とも対等に渡り合える日本こそが、非戦国家・日本である。武器弾薬は国連に委ねることで、国連も新たな力を持つことが出来る。「猿真似日本」評も消える。挑戦しなければならない。


 言い換えると、この帆船・日本丸は、人が人を殺す猿以下の社会ではない。本物の自由で平等な社会だ。したがって強姦事件などは、死刑に相当する重罰規定を設けて、女性を100%解放する社会となる。ヒロシマナガサキフクシマの教訓を生かす反原発・反核武装による放射能無縁の、人が人として安全に生きられる社会となろう。

 原発を止める。全ての原発を廃炉にする。原子力ムラは消えるしかない。電力会社は自然エネルギーで人々の暮らしを守っていく。もっとも安全で尊敬される事業体として活躍してゆく。


<袖ケ浦市長の嘘の一部発覚>

 前回の袖ヶ浦市レポートで、林・高谷地区住民の要望に市当局は、4か月後になってようやく市長が姿を見せた。放射能測定は「県の調査に同行して実現した」と胸を張ったが、千葉県は「違う、逆だ」と反発した。

 「県は市が調査をするというので同行した」と正反対の主張をした。早くも責任のなすり合いが始まった。本当に調査したのか怪しい。公文書の捏造であろう。なぜ恐ろしい嘘をついたのか。「行政同士の責任逃れのなすり合いが始まった!」と住民は怒り出した。役人の劣化に腰を抜かす住民も。お粗末この上ない。しかも、測定したが「何もなかった」と開き直ったのだ。「それならば測定場所と放射線の数値を示してほしい」と追及すると、それは「見せられない、文書公開は出来ない」と突っぱねた。

 当然のことながら、両区住民の怒りはただ事ではない。


<住民が29か所の測定の証拠を出せと要請=出せない、見せないと市>

 「我々は2回も測定して業者の盛土を測定して、高い放射線の存在を公表して、市長に要望書を出した。しかるに市長は29か所を測定したが、何もなかった。ふざけ過ぎる」とまるで猿芝居を見せられる命がけの住民の衝撃は大きい。

 案の定、市当局は「それは出せない、見せられない」と住民との間で押し問答を繰り返した。

 多少、具体的に説明すると、こうである。「石井区長と伊東市議が担当課の責任者に調査データを見せてほしい」と要求した。しかし、市の担当者は抵抗して、全く埒が明かなかった。取材をしている凡人ジャーナリストは、面白くもない猿芝居を見せられているようで、正直な所うんざりさせられる。日本の地方自治の劣化にショックをうける。税金泥棒に違いない。


 「見せたらウソがばれる」ということであろう。安倍晋三夫妻の森友事件における財務省の誤魔化し答弁を思い出してしまう。粕谷市長の再選は消えたが、袖ヶ浦市の悪質さは測定できないほどだ。

 問題の根っこは、東京電力にある。東電による人災であるが、いまも東電は存在している。原子力ムラの威力を裏付けている。以下に朝日新聞の記事を添付しよう。


<朝日新聞がフクシマ東電原発問題追及=2022年はゼロ円>

 (朝日)東京電力福島第一原発事故の賠償に充てる東電の「特別負担金」が、2022年度分は10年ぶりに0円となる。東電の赤字が理由で、西村康稔・経済産業相が認可した。東電の支払いが遅れれば利息が増え、国民の負担増につながる。賠償費用は国民負担も生じており、当事者の東電が支払わない状況に「不公平だ」と指摘する声もある。 【写真】「原発事故、起こるべくして起きた」東電元エースの告白試算では賠償費用として79兆円を見込む。賠償金は政府出資の原子力損害賠償・廃炉等支援機構が肩代わりし、電力会社が「返済」する仕組みだ。  内訳は、東電を含む原子力事業者が払う「一般負担金」と東電のみの「特別負担金」を合わせて55兆円。新電力を含むすべての電力会社が払う託送料金(送電線使用料)への上乗せが約24兆円だ。


<放射能垂れ流しの東電にもの申す=漏電が火災の原因=責任は重大>

 政府・原子力ムラの暴走に自治体も服従している「猿芝居」なのか。

 よく火災が起きる。焼け跡から老人夫妻が遺体で見つかる!毎日のように起きていたことが気になった。古い家が燃える。犯人は漏電に違いない。漏電を見逃している東電など電力会社に問題があろう。

 わが家も危なかった。ブレーカーの配線が切れていた。危うく漏電火災で一巻の終わりだった。運よくエアコン設置の電気屋が見つけてくれた。築50年住宅と関係があるのかもしれない。しかし、今のブレーカーはそんなに古くはない。東電関連の技師の手抜きだった可能性が強い。

 電力会社は各戸の配電盤の監視を強く求めたい。漏電火災で人生を終わりたくない。

 原子力ムラの不条理が、日本列島全体に及んでいる。人びとは政治の不条理に気付き一票を行使するしか健康に生きることは出来ない。

2023年4月21日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

以下にどなたかが送信してくれたメールを貼り付ける。

福島甲状腺ガンの異常多発が隠蔽されています😱拡散して下さい💨

https://m.facebook.com/story.php/?story_fbid=pfbid02i4EHpKQL8qyHTa8Rv8UbtEC9xSHbKGS7JCheh5QNzDLqT7CXSToSK7AzNR6TCELSl&id=100002166040201

(大石あきこ)兵器の輸出で儲ける国づくりのための防衛産業基盤強化法。
自民、公明、維新、国民民主は賛成やて。4/27に採決ねらってるんやて。
ほんまにヤバい。引き返せるチャンスを信じたい。

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