2020年11月

不発!野党追及<本澤二郎の「日本の風景」(3920)

<安倍証人喚問求めない野党に菅義偉の自公維は安堵>

 林検察の不甲斐ない攻勢でも、安倍の偽証答弁をしっかりと裏付けていることが判明した。ここは力不足で、常に民衆をイラつかせるばかりの野党が、大攻勢する好機到来である。安倍喚問が天の声というものであろう。野党は、どう体を張って、自公維に体当たりするだろうか、気をもんでいたが、やはり期待しても無駄なことだった。


 それならば、偽証罪で刑事告発する手も残っているだろう。林検察のお尻を叩けばいい。それもしないのか。「安倍犯罪のもみ消し人内閣に対して、じゃれて居るだけの野党でいいのか。猫にも笑われている」との指摘を、庶民の戯言と思うなかれ、である。


<またしても国民を裏切る立憲民主党は伊勢神宮参拝党>

 黒くても白くてもネズミを捉まえる猫にならなければ、政党とは言えないはずだが、国粋主義者の7年8か月政権を許してしまった野党の無力に、唯々諾々と付き合わされる民衆の忍耐力も、ほぼ限界に来ている。


 最近の女性の自殺者が急増している背景は、政治の貧困による人々の本当の貧困に手を差し伸べようとしない、暗愚の宰相による政策が真正面から問われているのだが、秋田県生まれの首相は、官邸の腕のいいコックをあざけるように、秘書官らとの高級ホテルでのレストラン会食に余念がない。


 そこに菅の1500円集金パーティーも破裂した。第二の桜事件に民衆は辟易するばかりだ。それでも、国民目線のはずの野党は、相変わらず体を張った議会闘争から逃げている。


 最近では、野党は本当に立憲主義の民主党なのか、との懸念も噴きあがっていることが、ネット情報でも確認できる。

 特に解せないのは、311の場面で、家族をいち早くシンガポールに逃がした当時の官房長官・枝野の政治姿勢に、今も疑念がまとわりついている。家族思いは立派だが、それ以外の日本人は放射能汚染でいいのか。それかあらぬか、荒唐無稽の伊勢神宮参拝を昨年強行して、現代人を驚かせた。枝野も安倍レベルなのだ。森喜朗や安倍のように、日本を「神の国」と信じ込んでしまっているのか。今年はコロナのお陰で遠慮するという。


 神風など吹かない神だのみの枝野に、国民がこぞって支援するとは思えないがどうか。もちろん、信教の自由は憲法が保障しているが、神社神道は1945年に世界から審判を下っているものの、反省も謝罪もしていないカルト教であろう。


<人命軽視の菅は、電通五輪強硬でコロナ感染を受け入れ?>

 多くの国民は、まさか安倍犯罪もみ消し人が、後継者になるはずがないと考えていたのだが、実際には世論?を裏切って、自民党相撲で首相になってしまった。人材不足の自民党は、小選挙区比例代表制という選挙制度が貢献したものだが、結果として右翼の清和会天下が継続している。


 改憲軍拡に傾倒する右翼政治の致命的欠陥は、寛容のない人命を軽視する点にある。コロナ対策をみれば一目瞭然であろう。ちまちました対応でメリハリがない。ずるずると事態を悪化させて反省がない。


 菅の目標は、あげて来夏のコロナ五輪の強行にある。1兆3500円という膨大な経費を使っての電通五輪を「コロナを退治した証」として必ず実施するというものだ。その余勢をかっての総選挙も想定に入れている。

 捕らぬ狸の皮算用もいいところだが、菅の一連の言動と甘いコロナ対策が裏付けていることを注視したい。追加費用2000億円以上かかるとの試算も飛び出した。選手も観客もスポンサーもつかないコロナ五輪に、今では世界が笑いこけているのだが。


 という次第で、対抗する野党にとって、安倍喚問以外にも、攻勢の材料は事欠くことなく、いくらでもあるのだが、自公の3分の2の壁に最初から腰を折ってしまっているかにみえる。


<政治に期待する国民が間違い!でいいのか>

 人材の枯渇は、自公だけでなく、立憲民主党などの野党もそうである。1970年代の三角大福、ないしは三角大福中時代に比べると、与野党とも人材が文句なしに劣化している。比例して新聞テレビの言論界がそうである。


 一概に右翼台頭とばかりとは言えない。人々は意気消沈として声も出せない有様だが、政府与党は国の財政破綻をよそに、金が唸っている。議会対策も容易なのだ。

 したがって清廉の士でないと、野党議員は簡単に与党の術数にはまって身動きできなくさせられる。いまの野党がそうでない、と言い切れるだろうか。金任せの選挙の下では、金力で勝る自公が強い。


 主権者からすると、今は政治に期待するほうが、土台無理なのかもしれないが、そうだとすると民主主義もあったものではない。


 韓国では検事総長と法務大臣が、言論を舞台にして国民が理解できるように、激しい攻防戦を繰り広げている。世論は検事総長寄りだ。日本では、想定も出来ない民主政治のダイナミズムを知らしめている。うらやましい限りだ。朝鮮半島の未来は、決して暗くない。


 韓国の民主主義に啓発される日本は、いまだに戦前の価値観が女性問題や役人世界に深くこびりついている。そこに改革のメスを入れる為政者が、国会にいない。国民の期待は常に裏切られることになっている。


 それでもコロナが人々に改革への勇気を付与してくれている。新聞テレビは死んでも、人々は間違いなく声を上げ始めてきている。このままでは、人間の住む地球が破壊してしまうからである。北米や韓国の変革を日本も取り入れるべきではないか。

2020年12月1日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


菅政権、国会軽視も継承 「桜」夕食会補填疑惑、事実と異なる安倍氏の答弁33回判明 首相は再調査を拒否

北海道新聞2978

 安倍晋三前政権に続き、菅義偉政権の国会軽視の姿勢が際立っている。「桜を見る会」前日の夕食会の費用を安倍氏側が補填(ほてん)した疑惑を巡る過去の国会質疑で、安倍氏が事実と異なる答弁を少なくとも33回したことが判明した。だが首相は再調査を拒否し、与党は安倍氏の証人喚問に応じない。説明責任をないがしろにする両政権の負の継承に、専門家から国会の監視機能を問う声が上がっている。

警察は腐っている!<本澤二郎の「日本の風景」(3919)

<元警部補二人の「警察正常化協議会」裏金追及に驚き>

 世の中には、人知れず善行の人がいるものである。今日は、二人の元警部補の勇気ある正義の活動を紹介したい。警察正常化協議会の大河原宗平と入江憲彦の勇者だ。

 現役時代に目撃した警察の不正と腐敗を、公然と世に問うている、それを五島列島の動画カメラマンが見つけて、天下に公表していた。それを初めて見て、大いに頷いてしまった。


 新聞記者として校閲・整理を経て、まずは社会部記者となった筆者は、警察本部に用意されている社会部記者会に所属、毎朝、県警本部広報課に駆け込んで、事件事故を掌握して、それを活字にするのである。

 警察取材の第一歩だ。これはという事件事故の場合、社旗を立てて現場へと向かう。「なぜ事件事故が起きたのか」と、その背景にメスを入れると、行政の不正が発覚、それを記事にすると、大きな見出しがつく。それがまた楽しい。警察官は誰もが親切だった。


 そうした体験者にとって、警察内部の不正腐敗は想定外のことで、一時、検察の裏金問題を当の検事が告発した事件を報道で知った時には、とても面食らったものである。


 長い間、警察も警察も弁護士、検事は正義の人だと決めつけて、それがわが脳裏を支配した。警察署内で不思議な光景に出会ったことがあった。美人が署内を歩き回っていたのが気になって、知り合いの刑事に尋ねると、やくざの女という返事だった。逮捕されたやくざへの「差し入れ」のためだ。なぜやくざの女は皆美人なのか?背後の強姦・性奴隷のことについて、当時は知る由もなかった。この年になって、2014年に起きた創価学会公明党関連不祥事の「木更津レイプ殺人事件」を徹底取材する中で、やくざの日常生活を支える理由が、強姦の常態化にあることに気づかされたものである。


 そして、強姦殺人鬼・やくざに、警察が手を出さない理由も分かってきた。ここは「警察正常化協議会」の力も借りて、千葉県警と木更津署の不正腐敗にメスを入れようと思っている。


 警察は、とことん腐りきっている。今はそう断言できる。元福田赳夫秘書のいう「税金泥棒」は、正鵠を得た採点であろう。このことは、主権者で勇気のない国民もまた、腐りきっている何よりの証なのである。




<「国民主権に反するは排除」(Youtube)に大河原宗平・入江憲彦登場>

 検事総長・林真琴罷免のための検察官適格審査会申請会見に突然、姿を見せた五島列島の動画カメラマンについて、既に紹介した。彼のYoutube「国民主権に反するは排除」にアクセスすると、勇気と正義の元警察官が登場する。


 彼らは、古巣の不正と腐敗について、告発しているのである。映像で、公然と警察腐敗を打ち明けている。安倍晋三の嘘と異なる。読者も見るといい。世の中には、正義の人が少なくないということを確信できるだろう。


 いい人間を新聞テレビは紹介しない。ここに新聞テレビの腐敗を物語っているのである。


<長崎県警元大村署長は返納免許証をかっぱらって捜査資料>

 二人の元警部補は、古武士のような面構えをして頼もしい。やくざに屈するようなヒラメではない。大河原は、加計孝太郎事件のことで、地元の群馬県から上京、東京地裁での情報開示問題の支援に駆け付けていた。


 他方、長崎県の入江憲彦は、長崎県警の驚愕すべき事件を、堂々と告発していた。入江の古巣は、長崎県警外事課係長だった。長崎は、昔から外国人が出入りする事件発生場所だから、県警の中枢・エリートの職場である。


 彼の部下(退職時大村署長)が、返納免許証を公安委員会からかっぱらってきて、犯罪捜査の資料にしていたという犯罪事件である。公安委員会も仲間なのか。返納免許証の写真その他をファイルにしていた!いまも継続しているのであろうか。これは重大過ぎる犯罪事件である。


 「そのうちマイナンバーカードも悪用される」とおびえる人たちもいるに違いない。長崎というと、被爆地という印象しかないのだが、現地では悪代官風情が今も治安を担当しているのかもしれない。


<警察の不正会計処理(裏金)でどんちゃん騒ぎは常態化>

 警察は、検察同様に不正会計にも手を出している「泥棒」というのである。正義どこ吹く風なのか。


 一方で、日本の警察・検察は世界的にも優秀だと、新聞テレビは報道し続けてきた。「高級料亭などでのどんちゃん騒ぎは、不正会計・裏金の成果」というのにだ。泣けてくる。江戸時代の悪代官が、いまも存続していることになろう。


 警察を管轄する国家公安委員会は、いま菅義偉を市議に引き立てた小此木彦三郎の息子のはずだ。やくざが跋扈するハマの出身地である。警察庁も、警察の裏金作りに手を貸しているのか?


 法治を保障する警察の法律違反、それも税金泥棒を、国会も司法も容認する日本の三権分立と弾劾できるだろう。これは発展途上国かそれ以下の国で行われているようだが、日本もその例外ではない。


 小此木八郎がこの重罪を処理すれば、彼を首相に祭り上げてもいいくらいだ。


<検事総長林真琴の罷免運動にも支援>

 長崎と群馬の勇者は、ともにわれわれが推進している林罷免運動にも、参加している。これは心強い限りだ。

 我々は、市民として憲法を擁護する遵法精神の主権者である。日本国憲法の名において、林検察は罷免の対象者である。

 安倍を、形式犯でかすり傷で逃亡させる訳にはいかない。法の下の平等を貫く日本でなければ、胸を張って世界に打って出ることなど出来ない。

 昨日五島列島から便りが届いた。貼り付けることができたので、添付したい。参考になるはずである。


<五島列島からの便りが届く=創価学会+種苗法SOS


 今日は、創価学会 ▲公明党の話と◆種苗法改正案の参議院で審議の事を書きます。
私の同級生 知人にも創価学会の信者がいて、座談会に誘われます。私の家にも何度も来ていますが、
最近 来なくなりました。私は同級生と知人に言いました。
私= 「福島原発 ▲原発自体の話や▲悪法が次々に 可決されるのは、公明党が自民党に協力して
決めているから、どうして庶民が困る事を決めるのか? 間違っている。目を覚ました方がいいよ。
日蓮もそうだけど、庶民の味方 庶民に功徳を説いたのではないか。庶民の公明党でしょう。
池田大作もある講演で話しているよ。「七慢」その中の◆「増上慢」の事を話している。日蓮の事、
池田大作を信望しているなら 増上慢の話は知っているだろう?◆増上慢は、悟ってもいないのに
自身が高ぶって 慢心し 自分を過信して 人を見下し 自分より秀でた人がいれば 引き落とし
批判したり 攻撃もする姿で それは良くない。そんな人間になってはいけないと言っているのが、
池田大作さんでしょう。 その増上慢が、発展すると 戦争に繋がる。(敵国)相手が悪い、
なんだかんだと いちゃ文をつけて けしかけ ケンカになる。すると戦争の危機が訪れて 戦争、 
そんなことになる。池田大作さんが言っている事とは▲真逆の事を 公明党の代表▲山口那津男さんは
言ったり やったりして 自民党と協力して ▲庶民 国民が困る事をして 虐げているから・・・
ねっ ○○君 違うと思うよ。気づいた方がいいよ。間違っているから 目を覚ました方がいいよ。」

同級生、知人 「いやいや、だから そうならないように公明党が 抑えているんだよ。」

私=「 ○○君、 種子法廃止法案 種苗法改正 これ どういうことだか 知ってるか?
日本人に 国民に▲遺伝子組み換えの 身体に良くない米や野菜を食べさせようとしている事だよ。
ヘタすると▲「ISD条項」というのがあって 訴訟問題になって 高いお金を取られる事になる。
そして 種苗法改正案が可決したら、俺たち一般庶民も 自分の庭や畑で作物を作れなくなるんだよ。
自家採取ができなくなるんだよ。農家の人達も困る事になる。 これを農家の人達も知らないのか
知っていても動けないでいる。農協も何かで絡んでいるようだから。そして▲除草剤、ラウンドアップ 
これはね、▲モンサントというベトナム戦争で枯葉剤を作った会社が関係していて、ベトナム戦争の後

枯葉剤の影響で▲奇形児が沢山 産まれた。知ってるだろう? その枯葉剤と似た成分の農薬が
モンサント社の▲ラウンドアップでスーパー大店舗やドラッグストアーや農協も 山積みにして売って
いる。みんな知らないから あちこちで 自分の庭にも撒いている。恐ろしい事になっている。
こんな事は、止めなければいけない。毒を撒いているという事に気づかさなければいけないんだよ。

ね。 だから」
同級生、知人=「 だから 公明党が 自民党と そういうことにならない様に 抑えているから
・・・。 じゃぁ これで その話は。明日の座談会 来てくれよ。ね。」
 ※ここで余談 文章を書く時 訂正などしようと 間に文字を入れると 後の文章文字が消える
変な現象が起きています。 これは、YouTube動画のコメント投稿の時にも起きます。
理由が解りません。 とてもやりにくいです。

次に 種苗法改正案 長くなるので中身の話は、書きません。種苗法改正案が衆議院で可決しました。
今、参議院で審議されていますが、始めから可決の 茶番ではないか。 
今、世の中では、新型コロナウイルス感染が全国に 益々広がり 東京では 連日500人超えの感染者
と毎日 テレビ報道 ネットでも。 これは、意図的に 今 国会で■種苗法改正案が審議されている
この事を 国民に知らせないために 目くらまし 目を逸らすためのスピン報道だと私は、思います。
 私は、この種苗法改正案を阻止するためには、有名な歌手さん、俳優さん 芸能界の人達の声が、
国民には、伝わりやすいと思います。国民が、テレビ洗脳されているので、逆に テレビで活躍して
いる方が 抗議の声を上げると 国民は、気づいて抗議行動をするのではと思います。 
しかし テレビでそれを言うと 芸能界を干されてしまいます。 インターネットや YouTube動画で
また ハッシュタグ、「#検察庁法改正案に抗議します。」の様に 流行らせればと思います。

しかし 時間がありません。 悔しいけれど その種苗法改正案阻止の中心人物 元農林水産大臣の
山田正彦さんに 数年前から連絡が取れません。 色んな人と会い 講演をやっているのに、
なぜ、私とは、連絡が取れないのか? これも 変です。 国民の目を覚ますアイディアが必要です。
 なぜ 芸能人なの? 他力本願? 今 そんな事 言っている場合ではありません。
とにかく 日本人の食が危ない。軍産複合体の戦略として▲「食糧は武器」という策略があるよう
です。また「3S洗脳」スポーツ、SEX、スクリーン 国民の目を逸らす 欺くため 愚民化する
日本人は、特に ジワジワと首を締められるように 湯で蛙のように 貧困化、人口削減、日本破壊
没落への道と 自らが進んでいるようです。  

これを阻止する事 検察官適格審査会 これを正しくさせ 検察を正しく機能させるようにする事が
とても重要です。★検察 警察▲裁判所を国民が監視し 正す、国民が大きな声を上げるように
東京タイムズ元政治部長 本澤二郎さん、福田赳夫総理 元秘書の中原義正さん 検察官適格審査会に
審査申し立てした メンバー 群馬県警元警部補 大河原宗平さんと 賛同人メンバーと私で、
真に 検察が正義心と公正公平 倫理道徳観を持って 三権分立が正しく機能するように 
本丸 検察を動かし 日本破壊の輩達 庶民を虐げる 悪徳政治家 売国官僚やそのたぐいの仲間
不正 不当な事をまかり通らせている犯罪者を★逮捕できるようにしましょう。
そして 世界支配富裕層企業と癒着民間企業と 日本破壊機関▲国家戦略特区 国家戦略諮問会議を
潰しましょう。
検察を正す事が日本を救う。

2020年11月29日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


安倍は岸・中曽根よりも超ワル<本澤二郎の「日本の風景」(3918)

<小選挙区制・自公3分の2議席を悪用した暴君・独裁者>

 これまでの自民党の強さの秘訣は、党内言論が確立していた点にある。良くも悪くも派閥の活力でもって、政治のブレを正し、均衡を図って60点政治を貫いてきた。これを野党は、真似することが出来なかった。

 悪政には、言論界と野党が騒ぎ出し、党内派閥が問題化して、政権を軌道修正させた、もしくは政権の交代を可能にさせてきた。


 戦後の保守政党史で問題の首相というと、戦前回帰を悲願とした国粋主義かぶれの岸信介と、国家主義の中曽根康弘を引き合いに出すことが出来る。昭和と平成の妖怪であるが、それでも彼らは目標とした平和憲法の破壊に失敗した。自民党内からの反発に屈したからである。


 対するに、安倍・自公・日本会議の右翼政権は、文字通り、独裁政治を長期間継続させた。安倍独裁政治は、民意が最も反映しにくい小選挙区制を、実に巧妙かつ大胆に利用した。それは郵政民営化を強行した小泉内閣よりも、はるかに露骨で、平和憲法に敢然と襲い掛かって、その一部を成立させ、戦争国家へと大きく踏み出した。


 憲法違反の戦争三法のことであるが、党内からの当たり前の反発を聞くことが出来なかった。3分の2議席をフルに活用した独裁政治そのものだった。

 このような大それた違憲法を、岸も中曽根も手が出せなかった。党内のリベラルからの、自浄作用が機能していたからである。


<党内言論・自浄作用を封じ込め、公明を右翼化させ完全配下>

 日中国交正常化を実現(1972年9月)した当時、反発する台湾派の岸・福田派が、田中内閣をことあるごとに批判した。岸は、福田赳夫に傾倒する右翼の石原慎太郎や森喜朗ら若手を、血盟集団「青嵐会」に仕立て上げて、行動的右翼さながら政府批判を敢行した。


 田中は、岸をなだめるために突然改憲を言い出した。しかし、長くは続かなかった。盟友の大平正芳が抑え込んだのだ。自民党政治のダイナミズムを裏付けているが、安倍7年8か月にそれは全くなかった。


 ほんの僅か、石破茂が安倍犯罪にクレームをつけただけだったが、安倍後継総裁選では、石破は立ち上がれないほど叩きのめされた。このことだけでも、安倍の独裁政治の恐怖を物語っている。


 アベ独裁政治は、後継の菅義偉の下でも継承されているが、相手は新型コロナウイルスである。トランプもコロナに敗北した。安倍犯罪の共犯者でもある菅が、無事に長期政権を手にすることが出来るのか?世論の動向とも関係している。


 安倍の小細工というと、かつては池田大作が寵愛したという太田ショウコウ(昭宏)を完全に懐柔して、公明党創価学会を平和と福祉の党から「戦争党」に変身させたことである。池田にとって太田は裏切り者、宇都宮徳馬に言わせると「忘恩の徒」である。


 アベ独裁を抑止する公約を果たすどころか、アクセルを踏んで、ともに「桜を見る会」で有頂天になった悪党を演じて、以来公明党創価学会は、改憲軍拡の政党に変質してしまって、心ある識者を失望させてしまった。


 宗教政党を自由自在に操る日本会議の安倍晋三の、表には出ない悪党の秘儀に、現在も注目が集まっている。山口那津男や原田もその軍門に下ったことで、3分の2議席の威力を見せつけている。菅も同じ路線を走って、創価学会の平和派を大混乱に陥れている。


 関連すると、中曽根が首相になる前、よく記者を奥多摩の日の出山荘に招いて、酒を飲んだものである。農家の家を改装した、本物の田舎の住宅で、居間には囲炉裏があった。周囲に座布団が置かれていた。この座布団が中曽根の自慢で、彼は不意に「この座布団は大作さんが贈ってくれたものです」と笑いながら打ち明けたものである。


 中曽根の雑談には、よく立正佼成会の庭野日敬が登場したものだが、池田が飛び出したのは、これが最初で最後だった。これをどう解釈すべきなのか。


<官房機密費は使い放題、毎夜の宴会で言論人を口封じ>

 官房機密費についていうと、田中角栄内閣が三木武夫内閣に移行した時、三木派の方から「官房機密費が無くなっていた」という話が流れた。いわんとしたことは「田中金権」を吹聴するためだった。

 ことほど政権担当者は、この官房機密費にこだわるのだが、これの使い切りの名人は、文句なしに安倍晋三を指摘したい。同じく菅も、そうである。国民のためでは全くなく、自己を防御するために、血税である領収書不要の官房機密費を、それこそ目的外にふんだんに使い切っている。

 

 およそ名君・聖君とは無縁である。安倍と菅が競争して、官房機密費を自己のために利用した第一人者として、国民に代わって自信をもって弾劾したい。勇気あるジャーナリストは、この問題で一冊の本を書くことが出来る。


 毎夜、身内や御用記者・御用評論家と宴会三昧の安倍は、読売の悪党から続いて、全言論界のトップを大接待、帰りに手土産として分厚い札束を持たせた、とささやかれている。


 善良な政治家なら、決して手を出すことは出来ないものである。天下国家のための血税を、自己と仲間のための美食三昧費用、はては自身の選挙後援会費用、外遊にさいしての留守居役、官邸記者会への手土産などに化けて、自己防御に悪用していたという。総額はどれくらいなのか。


 今の菅も、安倍に負けるものかと、1日に2食3食を高級ホテルのレストランでの会食、これもただ事ではない。教養がないのは分かりきったことだが、徳がない、モラルが全くない。


 国民の命よりも、電通の五輪最優先の「GoTo」キャンペーンなのだ。主権者をこれほど愚弄する為政者は、安倍と菅は、戦前戦後初めてのことであるが、土台を構築したのは、公明党創価学会ということになる!


<中世の天下人に程遠いA級戦犯の孫に後藤田正晴や加藤紘一が警鐘>

 ここ数年、朝鮮王朝物語のテレビドラマにはまっている。倭寇の日本史を学ぶこともできるし、朝鮮から追い出された天皇族と服装や、風習・慣習の一致やら、見ていた実に参考になる。


 そこでは、王朝の権力維持の厳しさ、抗争が渦巻いていて、なかなか安定することが出来ない。したがって王族は、大陸の文化である儒学を幼いころから学ぶ。これがまた大変である。相応の知性・教養を身につけないと、王やその後継ぎになることは、到底不可能である。


 自民党派閥政治どころではない。よって為政者は「民」に足場を置くことに専念することになる。これこそが徳のある名君・聖君を約束することになる。

 修身斉家の人が、治国平天下を実現する。安倍晋三には、修身も斉家の人でもない、暴君である。暴政は1%のための政治で、それを霞が関の官僚に強いる。

 護憲リベラルの後藤田正晴や加藤紘一らが「安倍の政府だけは危ない」と警鐘を鳴らしていたが、その指摘は正しかった。


 犯罪を起こしても嘘を連発して逃げる名人に対して、先ごろ衆院調査局は、森友事件関連で財務省の佐川局長が100回以上も事実と異なる嘘を、国権の最高機関である国会で演じてきたことを証明した。公明党国交大臣も。其の結果、佐川は国税庁長官に大出世した。安倍の犯罪を擁護した功績である。


 身内のTBS強姦魔については、警察と検察に闇の指令を出して、女性に対する殺人に相当するレイプ事件をもみ消してしまった、これぞまさに倭寇の残党まがいであろう。これに手を貸した中村格ら警察官僚は大出世、今も官僚を束ねる官房副長官は日本学術会議6人切り捨てで大活躍していた!


 安倍は超ワルである。


<検察は7年8か月とそれ以前の政府との超格差を知るべし>

 振り返ってみて、犯罪を取り締まり処罰する日本の法務検察は、どうだろうか。色眼鏡をかけなくても、誰でもがおかしいと受け止めている。勇気のある日本人の多くが、法務検察は狂っていると認識している。


 安倍内閣とそれ以前の内閣を比較するだけでも、一目瞭然である。安倍の内閣参与を呼びつけて勉強会をしてはどうか。まともな検事であれば、たちどころに理解できるはずである。


 安倍内閣とそれ以前の、たとえば岸信介を信奉していた「神の国」信者の森喜朗や、安倍内閣を誕生させた小泉純一郎の政府と比較しても、安倍とその政府の品格のなさ、劣化は度し難い。


<林検察がいい加減な処罰で逃げると日本を亡ぼす共犯者!>

 それでも安倍犯罪を容認するような、日本の検察・警察と裁判所だとすると、もはや何おかいわんや、である。


 日本の法務検察が、日本の命運を握っていると思いたい。堂々と正義を貫くしかない。法相の上川陽子もまた、その責務を負っている。国民を欺くことが出来ても、天は決して許さないだろう。


 日本に希望の灯をもたらすことが出来るのか?ひとえに林検察の正義にかかっている!

2020年11月28日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

安倍・桜事件の矮小化NO!<本澤二郎の「日本の風景」(3917)

<本丸は血税私物化の財政法違反(目的外使用)で安倍逮捕案件>

昨夜不思議な夢を見た。それは「海賊・倭寇の残党が江戸城を奪い取り、狼藉の数々、今残りかすを野鼠のようなハマのやくざが、疫病そっちのけで重箱の隅まで食い荒らしている」というものだった。


 あまりにもひどすぎる長州私物化内閣の後始末に、仕方なく林検察が重い腰を上げたが、ピント外れである。本丸は、血税を目的外に悪用した、明白な財政法違反事件である。「朝日新聞も的はずれ報道をしている」との読者からの指摘が入った。


 林検事総長罷免運動の勇気と正義の賛同者が、現在、100数十人から倍増

した、との報告も入った。検察官適格審査会が、名存実亡化していることも分かってきたが、主権者は断じてそれを許さない。菅内閣を防護服にしている中での、精いっぱいの検察の悪知恵なのであろうが、単なる政治資金規正法違反で、会計責任者を処罰する形式犯でお茶を濁すことは、日本国民が許さないであろう。



<功績者を排除、安倍後援会員募集大動員と晩さん会・桜接待NO

 政府主催の毎年恒例の桜を見る会には、何度も、最初は政治記者としての取材で、政治部長になると招待状で、見聞してきた。

 8年9か月の政治部長時代も、第一線記者として、政府自民党の不正腐敗を活字にして、民意に即した記事を書いてきた。それでも、当時の政府は「功績者」として招待状を贈ってきた。

 今は政府のご機嫌取りの政治報道だから、喜んで招待状を出しているのであろう?どなたか確認したらいい。


 安倍の7年間は、世の功績者を半減させて、その分、安倍後援会や昭恵ファン800人以上も招待していたことになる。前夜祭費用5000円で、ホテルニューオータニでの安倍の高級接待を、実に5、6回も実施していたことに、共産党の指摘を受けるまで、誰も気づかなかった。


 読売は安倍の補填金800万円、朝日は900万円と報道した。実際はもっとかもしれない。見返りに安倍官邸は、何かと同ホテルを利用して、お返しをしてきたことも判明している。


 安倍は、功績者招待を半減して、その分、地元後援会に大掛かりな募集をかけて、招待状を内閣府に指示して、これを官房長官の菅義偉が処理してきた。菅も共犯者である。その中にはやくざや詐欺師も含まれていた。



<安倍の嘘答弁は偽証罪による告発案件>

 この問題が国会で取り上げられると、嘘を平気で連発する安倍は、何度も何度も、嘘を繰り返した。国民はすべて知り尽くしている。


 まともな議会であれば、安倍の国会での証人喚問が不可欠である。野党が本気になれば、安倍喚問が実現できる。議会には国政調査権が与えられている。もしも、それをしないとすると、国会全体が腐って国民を愚弄したことになり、政権の交代は実現するわけがなく、ハマのやくざ内閣が存続することになる。


 野党が駄目なら、与党内からの自浄能力に期待が集まる。反主流の岸田文雄や石破茂、村上誠一郎らが、それでも沈黙するようであれば、もはやこの国は海賊レベルのまま国際社会から放逐されるだろう。


 市民は、安倍を偽証の罪で告発することが出来る。科学者や法曹界も黙ってはいないはずだ。憲法は法の下の平等を約束しているのだから。


 林検察が、単なる形式犯で処理するのであれば、第二、第三の罷免運動が表面化しないとおかしい。



<国権の最高機関を愚弄した嘘答弁は三権分立の憲法違反>

 新聞テレビ編集者に猛省を促さなければならない。冷静になって、日本国憲法を開いてもらいたい。


 国家権力の最高機関は、国民の代表で構成されている国会・議会である。ここを忘れてはならない。衆参の議長が誰か不明だが、大丈夫だろうか。


 議会で行政府の長である安倍晋三が、嘘の連発を行ってきた。モリカケ事件から桜事件の数々で。それが国会の議事録になって永久保存される。議事録が安倍の大嘘で編集されたままである。三権分立をぶち壊したことに議会が沈黙することは、到底許容できるわけがない。


 与野党議員が世紀のボンクラ集団でない限り、この件で妥協することは出来ないだろう。世紀の税金泥棒という恥を背負ったまま議会から去ることは、一族郎党も耐えられようはずがない。


 安倍の首に縄をかけても、議会で証人喚問させる責務が、議長と全国会議員にあるのである。いま三権分立を正常に機能させることが、法治国家として急務である。


<線香配って議員辞職に比べ、安倍の桜事件は議員失格と豚箱か>

 自民党関係者は、何かと軍拡を叫ぶ小野寺という防衛族が、いまでも過去に有権者に線香を配って議員を辞職したことを記憶している。


 安倍の桜事件は、小野寺の何十倍もの重い罪を負っている。法の下に平等という近代法の大原則からして、林検察の捜査は余りにもいい加減、出鱈目である。そのことをなぜ新聞テレビは報道しないのか。


 電通が怖いのか。電通ごときに言論の自由を奪われることに、恥じらいはないのか。アメリカではトランプの暴走の数々で、新聞テレビが活性化している。日本は逆である。安倍ヨイショ報道に比例して、新聞とテレビ離れが進行している。自業自得の罠に自らを追い込んでいる。


 新聞協会も日本記者クラブも死んでいる、と断じたい。


<名簿廃棄は菅も証拠隠滅の共犯者>

 安倍サイドは、桜事件の不当な招待客を隠ぺいするために、名簿を破棄したと証言している。事実なら証拠隠滅の重い罪に相当する。


 名簿作成は、菅の内閣府で処理していたことから、彼もまた共犯者である。責任を負う立場にある。日弁連は声を上げる場面である。検察官適格審査会の機能不全の現状にも、弁護士会にも責任があろう。


 元日弁連会長の宇都宮健児の見解を知りたい。


<林真琴罷免運動(検察官適格審査会)に弾みつける!>

 検事総長・林真琴の罷免運動の活動を本格化させる市民運動でなければなるまい。幸い、立ち上がったばかりの運動体は、意気軒高である。


 検察官適格審査会の機能を正常化させる今が好機である。生殺与奪の権限を行使する検察の暴走(不当・不正行為)を許してはならない。検察庁法が約束していることである。

 日本の検察が、正義の観念を貫徹することで、この国の国家機能が正常化する。政府の番犬でいいわけがない。


 昨日、不幸なはがきが届いた。千葉県市川市の弁護士・渡邉徹君死去の知らせである。中央大学の渥美東洋ゼミの同窓である。卒業後に会ったことはないが、年賀状のやり取りはずっと続いた。その文面から、彼も勇気ある弁護士だった。

 渥美東洋の刑事訴訟法は、一番人気のゼミで15人の学生が学んだのだが、アルバイト学生には、彼の話の半分も理解できなかった。それでも優をくれた人情味のある助教授(当時)だった。1期生の黒須順子(旧姓)女史は、日弁連きっての優等生で、大学3年生で司法試験合格、人権派弁護士で活躍した。大いに助けられたが、2014年に亡くなった。彼女は、時に右にぶれそうな筆者にブレーキをかけてくれた。日中友好活動には、宇都宮徳馬さんともども助けてもらい、訪中100回の記録を打ち立てることができた。


 いい人間ほど早く逝ってしまう世の中は、決して良くない。渥美東洋ゼミの懇親会には、一度しか出席しなかったが、多くの法曹人を輩出している。金に無頓着な、正義の法曹人ばかりのはずである。

2020年11月27日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

危機一髪!潰せ!国民投票法<本澤二郎の「日本の風景」(3916)

CM量が改憲国民投票を左右=電通研究第一人者が断言>

 日本の広告市場約7兆円、うち約30%が電通、自民党と電通の癒着は戦後の昔から、電通のテレビCM占有率約4割、電通に忖度するテレビディレクター、報道番組やワイドショー操作は簡単!


 戦前の中国大陸の満州国支配下、関東軍特務機関としての歴史を有する電通が、戦後においても政権党や政府に介入して、事実上の国民支配の裏方をしている、恐ろしい事実がようやく露見して、無知なジャーナリストを恐怖に陥れている。


 新たに、電通研究第一人者の本間龍の「月刊日本」7月号の悲痛すぎる指摘を知り、新たな衝撃を受けてた。多くの国民も与野党議員、それに司法に籍を置く人たちも、まだ知らないだろう。

 本間は「CM量が改憲国民投票を左右する」と断じている。いま自民・公明・維新・玉木国民民主党が強行しようとしている国民投票法は、平和憲法を破壊するための、電通が仕掛けた日本の将来を決する悪法である、と断罪している。脱帽である!


 金で国民の判断を狂わせてしまう猛毒が、改憲派が強行しようとしている国民投票法なのだ。大掛かりな軍国主義の戦争国家、すなわち血税を武器弾薬に化けさせることが出来る、戦前の日本帝国路線への回帰と断罪できるだろう。


 壮大なる世論操作・国民の投票行動操作は、空前のCM量に正比例することで実現できるのである。国民の魂を金で買収するという国民投票法を、断固として潰す必要がある。安倍に次いで、菅もこの野望に飛びついている。財閥・電通に支配される日本国民でいいのだろうか、と強く叫びたい。


改憲決定打も電通仕掛け=コロナ給付金・東京五輪だけでなかった!>

 元博報堂社員として、本間はライバル・電通の正体、それは戦前のアヘン王・里見機関が今も存続、政権中枢を動かして、無知な国民を操っている事実を、つぶさに見聞、そして作家として大魔神・電通の追及に余念がない信念の人といえる。


 彼なら、人命を奪うという最悪の過ちにも、反省も謝罪もしない東芝病院と東芝の刑事告訴を、電通が介入して、検察によって握りつぶせることなど、容易に分析することが出来るだろう。一度、会って話を聞きたい人物である。本間は本物の言論人であろう。


 日本には独占禁止法と公正取引委員会が存在しているが、まともに機能していないことは、電通の横暴すぎる活動の一部表面化でも、容易に証明できるだろう。電通による日本民主主義破壊力を、いまだに多くの国民も言論人の多くも知らないでいる。コロナ禍の給付金抜き取り事件まで、筆者でも全く気づけなかった。


 電通は、本当に世にも恐ろしい危険極まりない、21世紀の特務機関と断じることが出来るだろう。官邸や霞が関の奥深く侵入して、愚かな首相とその取り巻き連、霞が関の官僚を手なずけ、自民党本部の、これまた愚かすぎる政治屋を操って、政策を壟断して、かつ血税をむしり取っている!


 医療事故被害者の体験者として、本間分析に脱帽である。コロナ給付金や電通五輪だけではなかったのだ!日本国民は21世紀の今日、真実を知る必要がある。


<「月刊日本」7月号で「電通と結託する安倍政権」企画特集で明かす>

 彼の真っ当すぎる発言を取り上げて紹介した「月刊日本」編集記者の坪内隆彦にも敬意を表したい。


 同じ号に「政商・竹中平蔵大批判」と題して、亀井亜紀子と上田清司が登場している。2020年7月号は、なかなか手ごたえのある特集記事で埋まっている。編集者の正義と勇気を感じ取れる。


 本間が登場した企画は「電通と結託する安倍政権」特集である。ここで本間は、電通が大犯罪的血税を懐に入れる、コロナ給付金の企画と抜き取りの、恐ろしくも大胆でおぞましい手口を、明解に分析している。

 「今回の持続化給付金は氷山の一角」という指摘には、無知なジャーナリストも声が出ない。困窮者が賽銭10円盗っても警察は逮捕、検察は刑罰を科す法務検察・国家公安委員会の日本である。だが、電通犯罪には、進んで蓋をかける。野党議員も沈黙する日本政治である。


 「マスコミを支配する電通」は、これまた間違いなく真実である。東京タイムズ編集局次長のころ、編集会議の場に広告局長がよく姿を見せていたことを記憶している。そのことに「おかしい」とも思わなかった不甲斐ない我である。



<21世紀特務機関・電通の野望=戦争する国家主義・軍国主義日本再建>

 何度でも繰り返す必要がある。新聞テレビの編集者と労働組合幹部は、しかとこの事実を認識する必要がある。

 政府が犯罪をしても立ち上がる人々は少ない。たとえ勇気と正義で決起した市民の、立派すぎる運動を、全く報道しないNHKと新聞テレビの日本は、独裁国そのものであることを、見事に証明している。アメリカや韓国の言論界とは異質の日本である。右翼乱舞の日本を裏付けてもいるのである。


 人びとは、電通による独裁政治、特務機関としての日本支配に屈してはなるまい。そこで国民投票が強行されると、現状では改憲へと突き進み、そこでは血税が大規模な軍拡・核武装化に投入され、戦前の軍国主義・戦争国家を約束することになるだろう。



<電通は改憲政党と財閥の先兵=戦前回帰の改憲軍拡国家再現>

 財閥という活字を、今も新聞テレビは使用できないでいる。戦前財閥の数十倍、数百倍の規模を誇っている現在においても、財閥の文字に蓋して恥じない。韓国と異なる。筆者は東京タイムズの現役時代に覚醒した。平和軍縮派の宇都宮徳馬の影響である。財閥を活字化した、おそらく戦後最初に使用した記者であろう。思うに、日本共産党でさえも大企業といって、財閥を擁護している?不思議千万である。


 現在の政府与党は、財閥の傀儡政党、政府は傀儡政権と分析するのが正確な表現である。特務機関・電通は、財閥とその傀儡政府と同政党の先兵と断じることが出来るだろう。

 目的は改憲軍拡の日本、戦争する日本改編改造である。インド太平洋で覇権を行使する戦争国家、21世紀の大日本帝国の再現と見てよい。


 そのための電通国民投票法であって、これの強行を働きかけている。いまや玉木という悪党もこの輪に加わった。憲法を順守する責務を放棄して、財閥政党への鞍替えと分析できるだろう。

 公明党創価学会は、平和憲法解体作戦に加わるかどうかで、内部抗争が始まっている、とも認識できる。


<日本の運命は朝日・毎日・東京・西日本・中国・道新の覚醒次第か>

 結局のところ、日本の将来SOSである。共同と時事の通信社は、電通の大株主だ。したがって、電通の暴走を止める立場だが、どうもそうした気配は全然見られない。

 現に11月25日の共同通信47NEWSには、桜事件での安倍側のホテル代補填記事を蓋するかのように、安倍晋三インタビューをトップ記事扱いして配信していた。地方新聞がこれを掲載したかもしれない。通信社も狂い始めてる証拠であろう。

 時事通信を見れば、政府の動向が分かる、読売・産経・NHKも。


 となると、残る朝日・毎日の全国紙と東京・西日本・中国・道新のブロック新聞が、日本国憲法の定める護憲リベラルの報道を貫けるかどうか、にかかっている。連携するテレビ報道とも。電通に屈してしまうのか、それとも護憲リベラルを貫くことが出来るのか?


 仮に国民投票法が強行されると、日本の危機は、コロナ危機を上回る規模で列島のみならず、東アジアと太平洋に及ぶことになる。本間龍の鋭い警鐘を無にしてはなるまい、と繰り返し訴えたい。


 余談だが、妹の知恵を借りて白菜漬けを二度ほど経験した。町田市のK子さんにいただいた柿の皮と、自宅でとれた柚子の皮を入れての作業である。なんとかおいしい白菜漬けが出来た。決め手は、重しである。この重し役が政治の場合は、政治の監視役の主権者である。いい政治は、国民の重しで決まる。

2020年11月26日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


 衆院憲法審査会の与党筆頭幹事を務める新藤義孝氏(自民)は24日、野党筆頭幹事の山花郁夫氏(立憲民主)に対し、憲法改正に関する国民投票の利便性を高める国民投票法改正案を26日に採決することを提案した。立憲などは慎重な姿勢を崩しておらず、25日の幹事懇談会で改めて協議する。
 これに先立ち、日本維新の会の遠藤敬国対委員長は自民、公明両党の国対委員長と国会内で会談。改正案の継続審議が2018年の提出以来続いていることに触れ、「いつまでも引っ張らず、決着をつけてほしい」として採決に踏み切るよう要請した。(時事通信)
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