放射能汚染の徹底再測定<本澤二郎の「日本の風景」(3482)
<NHKの珍しい真実報道で発覚、首都圏も怪しい>
政府広報のNHKが、珍しく政府の嫌がる福島東電放射能を山梨県で見つかった、同県は採取しないように県民に呼びかけている、と報道した。ということは、首都圏がすべて怪しいと疑う必要があろう。311は2011年のことである。
日本政府は、ウクライナのチェルノブイリの教訓さえ学んでいない。安倍の言う「アンダーコントロール」の五輪開催を裏付けた大嘘が、新たに暴露した。しかも、場所は安倍やスポンサーの笹川別荘のある地域も含まれている。オウム事件の本拠地も。
安倍は決して福島の現地に立たない。一度は、写真の画像操作でかすって見せたが、彼にとって放射能まみれの福島東電原発爆破現場は、絶対に立ち寄ってはならない場所なのだ。
政府は、総力を挙げて徹底した再測定を、首都圏すべての範囲でも、直ちに実施しなければならない。国連の専門家、各国の環境団体の放射能専門家の力をも、借りる必要があろう。特に隣国の専門家には協力を求めたらいい。改憲遊び・軍国主義強化などに時間を割いている暇はない。
<東芝3号機の核爆発には国連・各国専門家も動員せよ!>
日本政府と東電・東芝は否定しているが、多くの内外専門家は、1,2号機の水素爆発と異なり、3号機は核爆発を起こしている。中性子が四方八方に飛散している。これが首都圏の大地に降り注いだ可能性を否定できない。
西の被害は静岡県にまで及んでいることが判明している。土壌と水に、現在も放射能物資が付着している懸念が強い。これは日本政府を頼るのは、真実の隠ぺいが予見されるので、海外の専門家の力を借りるほかない。そのさい、最新の放射能測定器を使用することは当然のことである。
<韓国政府追及+中国のネット炎上に裏付けありか>
日本列島が「放射能まみれ」は過剰かもしれないが、韓国政府などは隣国ゆえに、東電福島問題を真剣に調査し、結果を世界に発信してくれている。日本国民として感謝せねばなるまい。命こそが、地球よりも重いのだから。
このところの中国ネットで日本放射能情報が大炎上していることを先に書いたが、現在も在日中国人社会に暗い影を落としている。その根拠の一つが、このNHK報道かもしれない。
山梨県民の知る情報を日本国民の多くは知らない。千葉県民も知らない。神奈川県・埼玉県・茨城県も。首都圏に大量のセシウム+アルファの放射能が飛散、現在も放置されてきたことになろう。
<311アメリカ調査団の極秘調査データの公表を!>
米国政府は、3号機の核爆発に合わせたかのように、専門家の調査団を現地に派遣、実に1か月にわたって調査している。3号機核爆発を詳細に分析、それを持ち帰っている。
これを公表させれば、安倍・自公内閣と東電・東芝の嘘が判明するだろう。アメリカは、例の「トモダチ作戦」で兵士が被曝して死者を出している。スリーマイル島の原発事故の教訓を踏まえての調査でもある。
アメリカの原発建設は止まっている。東芝原発は崩壊してしまった。
現在、島根原発3号機は、新型の日立製というが、稼働する前に地元の市民団体は「劇場や博物館にして世界遺産にする」と活動を展開している。
<チェルノブイリの専門家にも再調査・再測定を要請すべき>
ここで改めてチェルノブイリ原発事故に携わった専門家にも、再測定に参加して欲しいものである。そのための経費として、血税投入に反対しない。166億円の憲法違反の天皇交代費用ではないのだから。
「国民に寄り添う」天皇夫妻であれば、近く現地を視察したいというかもしれない。その際は、安倍が案内役となろうか。安倍は逃げられるか?
<東北から関東全域の死因研究データも明かせ!>
東電福島原発被害は、土壌・大気・水への放射能汚染ゆえに、人間の命を奪っているだろうから、2011年から現在までの東北・関東の病院を総動員して、真実の死亡原因を、年齢別、男女別に分析すれば、貴重なデータともなろう。
世界に貢献できるデータとなる。チェルノブイリのデータとおおむね一致するだろう。
<島根・小松電機産業から鳥取新米と巨大梨届く>
うれしい贈答品が届いた。松江の小松電機産業社長の小松さんが、鳥取県倉吉市の岸田農園の巨大な梨と新米を贈ってくれた。しばらくコメの心配はなくなった。除草剤を使わない草生栽培の梨といい、放射能無縁の食べ物である。島根原発の廃炉運動に、一段と拍車がかかるような、安全なコメと果物に乾杯である。 時代は、太平洋から、日本海・東海へと向かっている。
NHK山梨》野生のきのこ基準超えるセシウム 10月18日 06時55分
今月、県が行った検査で富士吉田市と富士河口湖町、それに鳴沢村の野生のきのこから国の基準を上回る放射性セシウムが検出されました。
県は3つの市町村で採れた野生のきのこを出荷したり、採って食べたりしないよう呼びかけています。
国は、平成24年10月に富士吉田市と富士河口湖町、それに鳴沢村を野生のきのこの出荷制限区域に指定し、これを受けて県は、この地域で定期的に検査を行っています。
今年度4回目の検査は今月10日と11日に行われ、11の検体のうち10の検体から国の基準の1キログラムあたり100ベクレルを上回る放射性セシウムが検出されたということです。
なかには基準を5倍以上上回ったものもあり、「ショウゲンジ」は、鳴沢村で採れたものは620ベクレルと530ベクレル、富士河口湖町で採れたものは530ベクレル、富士吉田市で採れたものは520ベクレルだということです。
また、「カラマツベニハナイグチ」は富士河口湖町で採れたものは340ベクレル、鳴沢村で採れたものは280ベクレルで、「ハナイグチ」は鳴沢村で採れたものは220ベクレル、富士吉田市で採れたものは210ベクレルでした。
このほか、富士河口湖町で採れた「アミタケ」は330ベクレル、富士吉田市で採れた「フウセンタケ」は190ベクレルでした。
野生のきのこは国の基準を安定して下回るまで出荷制限は解除されず、県は引き続き、3つの市町村では野生のきのこを出荷したり採って食べたりしないよう呼びかけています。(以上NHK記事)
2019年10月31日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)