安倍訪仏の目的<本澤二郎の「日本の風景」(3293)

<マクロン大統領に直訴か>

 安倍のストレス解消法である外遊が22日から開始、真っ先にパリへと向かった。「妻と御手てつないで」という楽しい旅のようである。ただ、今回は従来とは違う。大事な用件がある。何としてもマクロン大統領に直訴することがある。G20のことではない。「東京五輪関係の事件のもみ消し依頼」と事情通は鋭く指摘している。

 近年、日本の首相には、どうしても事件・犯罪がまとわりつくものらしい。大阪と沖縄の衆院補選敗北の原因の一つでもある。具体的に言うと、もしもフランスの司法当局が、本気で日本検察のゴーン捜査のように対応すると、日本の国際オリンピック委員会(JOC)から逮捕者が出ることになる。

 事情通は「日本の身柄拘束による自白の強要は、フランスでも負けないくらい本格的。1年間でも、犯罪捜査のため豚箱に入れる」というから、それを、TBS強姦魔事件をチャラにしたように期待できるかどうか?それでも、政治力で頼み込むらしい、と憶測している。

<フランス司法当局に圧力を?>

 フランス司法当局は、日本検察の国策捜査以上に、中立公正に捜査に本腰をいれる。いい加減な手打ちをしない。

 すでに実績もある。東京五輪不正事件の証拠もそろっている。裏付けも取ってしまった。

 三権分立は、フランス革命で手にした民主主義の大原則である。フランス司法当局への圧力は、ほぼ不可能に近いという見方が強い。

 しかし、それでも放射能問題に対する嘘と国際オリンピック委員会買収で勝ち取った2020東京五輪の立役者だ。途中で断念するわけにはいかない。この辺のことが、真っ先にフランスに飛んだ理由とみていい。  

<東京五輪不正事件捜査をお手柔らかに?>  

 安倍晋三の今回のフランス 訪問は、そうしてみると、どう転んでも格好のいいものではないが、さりとて、現地の大使に指示しても、その力などない。首相自ら直訴、頭を下げるしか打つ手はない。どうやらこのヘンが大方の見方という。

 「日本の首相が見栄や外聞を捨てて、五輪捜査をお手柔らかに」と哀願する?本当だろうか。ありえない、と信じ込みたいが、事情通は否定している。 <低下するマクロン政治力>

 問題は、マクロンの昨今の政治力の低下である。もう以前からマクロン退陣を求める強力な市民デモが発生して、一向に収まりそうもない。

 一部の国民どころか、それ以上から強い批判が出ていて、その火は消えそうもない。「仮に本人が、気前よく応じたとしても、効き目はないだろう」と予想する見方も浮上している。

 心臓が激しく動く場面のようだ。 

<「フランスは三権分立の国、お国と違う」と断る?>

 現時点では、何とも言えないが、門前払いされることも覚悟しなければならないだろう、との声も聞こえてきている。

 どういうことかというと、フランスは革命の国である。民主主義の先輩国、近代法が確立している国である。おいそれと原則を曲げることはしない。

 格別なお土産もない。ゴーン事件での身柄拘束捜査は、国際的に批判を呼んでいる。「我が国は三権分立の国で、日本とは違う」とあっさりと蹴飛ばされる?

 今回の安倍フランス訪問は、何かと憶測を呼ぶに十分すぎる材料がそろっている。結果は、司法当局の今後の出方が証明することになるだろう。

2019年4月23日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


心臓は動く<本澤二郎の「日本の風景」(3292)

<沖縄も大阪も敗れても平気なシンゾウ>

 予想通りの補選結果となった。「安倍人気」は虚構である。「テレビで安倍のむくんだ顔を見ると、心の底からむかつく」という表現は、一部の声ではない。国民の多くが、そう感じている。同じような声が、公明党の太田ショウコウにも飛んでいる。大阪補選の最終日、太田は安倍と一緒に並んで、やくざ並みのドスのきいた声を張り上げたが、創価学会員の中から「池田先生の裏切り者」との声無き声に圧倒されたらしい。シンゾウには、籠池夫妻が口撃を続けた。

 それでも心臓は動いている。欧米へと遊びの旅に出かけてストレス解消だ!

<桜田五輪相の首切りも慣れた手口でチョン>

 公衆の面前で、安倍側近の桜田は「東北復興よりも大事な人がOOさん」と本心をぶち上げた。国民の中には「東北復興よりも五輪五輪」「それよりも皇位の継承」というシンゾウ内閣の鼓動が、ずっと聞こえてきている。


 要するに、桜田発言はシンゾウの心臓を忖度したものだった?それをあからさまに演じてくれたものだから、切腹を命じるしかなかった。

 「任命責任は私にある」と殊勝なところを見せたが、すべてはそれで終わり。いかなる責任も取っていない。この6年間、こうした無様な場面を繰り返し、国民に演じてきたシンゾウであるが、本人にへこたれた様子はない。

 友人の清和会OBは「普通の首相は、毎日が真剣勝負の激務。2年も続けると、もう呼吸もできなくなる。心臓も止まるため、頃合いを見て退陣する。だけどあの小僧は違う」といってあきれ返っている。


 そのエネルギーはどこに潜んでいるか。このことについて、少しく突っ込んでみようと思う。

<毎夜、官房機密費をつかっての飲み食いの贅沢三昧>

 シンゾウの活力源は、毎夜の飲み食いである。これを血税である官房機密費を使って、思う存分楽しんでいる、歌にも出てくる小原庄助さんだ。庄助さんは飲み食いで財産をなくしてしまったが、田布施シンゾウは税金だから全く腹が痛まない。


 ホームレスまがいの年金生活者には、逆立ちしてもまねができない。韓国の文在寅大統領は、その点で偉い。自腹を切って食事をしている。韓国の民主主義は厳しい。油断をすると、牢獄に招待される。

 その点、日本の法務検察は何もしない。安倍事件にそっぽを向いてくれるのだから。有権者の抵抗は、唯一、選挙に行かない、ただこれだけである。このことから宗教票をがっちりと固めるともうそれで、3分の2議席を確保できる。小選挙区制のおかげだから、この制度を強行した小沢一郎に感謝感激である。


 毎夜の宴会でストレスは解消する!この国の民度でもあろう。

<政府専用機の独占と外国での贅沢三昧>

 シンゾウ夫妻の趣味は、豪華な豪邸のような政府専用機を乗り回すことである。むろん、機内でもおいしい料理と高級酒がすべてそろっている。

 筆者なども、若いころは政府専用機はなかった。日航と全日空の機体を借りるのだ。そこで初めて高級カクテルを試して酔ってしまった、懐かしい思い出がある。

 どなたか興味のある人は、情報公開を求めて、機内食など贅沢三昧の料理を調べるといい。接待女性はどうか。これにも興味がありそうだ。屈強な自衛隊員でないことは、確かである。

 しかも行く先々で世界の珍味とアルコールが待ち構えている。安倍のロシア訪問と料理の関係を調べると、とても面白い結果が出てくるかもしれない。

 パリのフランス料理も、安倍夫妻をもてなしてくれるだろう。これほどの贅沢三昧の旅をする首相は、シンゾウ夫妻が初めてである。

 安倍夫妻の海外旅行には、血税のバラマキも付き合ってくれる場合が多い。この6年間で、もう50兆円以上である。

 年金の支給開始年齢70歳との関係を、生活保護費以下の年金で生活している家庭のことを、安倍夫妻は一度でも考えたことがあるだろうか。

<要は365日ストレスをためないこと>

 人間の長寿の秘訣は、ストレスをためない、これだけである。

 安倍晋三という首相は、このことに徹して、持病を乗り切っている。公邸住まいも、できるだけ拒否して、母親のいる世田谷に戻るようにしている。家庭問題は、事実上の家庭内別居で解消しているようだ。

 時々散髪で気分を楽にする、あとはジム通いという持病の治療に専念することも忘れない。

<あとはゴルフと本を読まないこと>

 残るはゴルフである。腕前を知らないが、おそらくはいい加減なゴルフに違いない。点数などは問題外なのだ。芝生の上の散歩を心掛けているに違いない。これもストレス解消である。読書ゼロだ。

<恥を知らない、責任ゼロ人間>

 素晴らしいことに政治家の必須の要件である廉恥がゼロ。何をしでかしても恥を知らない。責任を取るということを、平然と無視する特性から、心臓は動いて止まらない!

2019年4月22日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

シンゾウの罠<本澤二郎の「日本の風景」(3291)

<萩生田の消費税10%延期は心臓の意思>

 自民党幹事長代行で、二階幹事長のお目付け役の萩生田が、消費税10%10月実施の延期をほのめかして、波紋を投げかけている。あわてて「個人の見解。政府と無関係」と火消しに躍起となっているが、この安倍の茶坊主発言は、安倍晋三の意思である。(アベノミクスが崩壊したので)7月の日銀短観次第で延期するかも、と発言したものだが、これは衆参同時選挙への布石とみていい。

 財界や財務相などの批判で、安倍は仕方なしに大阪の補選応援で「消費税実施」を発言(20日)したものの、そこでは森友事件の籠池夫妻に押し返されてしまった。やむなく「新喜劇」に飛び入り出演して、かろうじて出番を作った。本日の投開票が見ものである。沖縄はあきらめたシンゾウである。

<国民は10月延期、廃止を歓迎する>

 増税を喜ぶのは1%の面々である。民衆はNOである。したがって、こと増税延期政策は、文句なしに歓迎される。消費税をゼロにしたら、消費の経済はよくなる。

 貧困化する日本の国民は、株や東北復興除染、五輪関連で、懐の膨らんでいる者以外は、消費税断固NOだ。物価も暴騰している2019年の選挙でも、二匹目のドジョウは大歓迎、自公与党が圧勝するだろう。

<野党はまた手玉に取られる?>

 このところの野党は、いかんともしがたいほど政治活動が衰えている。3分の1以下という議席配分のもとでさえも、野党は小党分裂している。

 せめて二つの民主党は合同して、与党に体当たりするしかないが、官邸の工作に惑わされて、一本化できずに自ら自己劣化に励んでいる。

 菅直人の一緒になれ、という提言は正論である。

 自由党と国民民主党の合同もとん挫している。共産党から民主党まで野党が一本化しないと、野党は間違いなく壊滅的打撃を受けて、二度と立ち上がれなくなるだろう。

 その結果、アジアに二度目の好戦的な国家主義・軍国主義の政府が誕生することになろう。

<地銀8割倒産か>

 それはそれとして、世界経済の深刻化は止まらない。そこで提携すべき経済大国同士が、角を突き合わせて喧嘩をしている。経済衰退に拍車をかけているのだから、お話にならない。


 他方、黒田・日銀のゼロ金利で銀行は苦戦している。地銀の多くは、アメリカの国債ならまだいいが、二流・三流の企業の社債を買ってしまっている。

 次なる不況の波が押し寄せると、どうなるか。地銀の8割が倒産する、と専門家は指摘している。

 アベノミクスは、多くの銀行を窮地に追い込んでいる。人減らしでは対応できない。

<投票に行かない有権者=自公与党の3分の2確保>

 清和会OBは、東京の区議会選挙に初めて行かない、といって連絡してきた。「50人も出ていて、知っている候補者が一人もいない。投票する者がいないので棄権するしかない」というのである。


 背景に政治不信が存在する。安倍政治に対して、とことん反発している御仁は、世の中にいっぱいいる。

 筆者は幸い「やくざに屈しない。水源地・大福山への放射能汚染物質1万トン投機を排除する」という要請に応じる人物を見つけたので、投票することに決めた。そうでもなければ、棄権しようと考えていた。

 なにしろ、市議の多くがやくざ代議士の息のかかった候補者が多い。告示前の公選法違反文書を大量にばらまく候補者が近くにいる。警察が取り締まるのかどうか、注目している。

<見てないテレビを処分>

 本日、友人が廃品回収業者を紹介してくれたので、見ることもなく居間で眠っていた、外観からすると、立派な大型テレビを処分する。NHKへの抵抗の証である。

 窒息するような2019年危機の到来に民衆は、それでも選挙無視という、無意味な抵抗をしている。結果、自公の3分の2議席作戦を可能にさせている。


 本日は、沖縄と大阪の衆院補選が実施される。安倍人気が露呈することになる。「自民党内部はガタガタ。それでも心臓は動いている」という不思議を明日紹介することにする。


 いいニュースもある。ライブドアの言論弾圧で、数千人の読者が「ジャーナリスト同盟」通信を見られなくさせられた。現在は、毎日10人前後だが、アメーバブログのほうが、数人から昨日は100人の大台に乗ることができた。当面の快挙である。

2019年4月21日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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