ポチと鷲<本澤二郎の「日本の風景」(3327>

<改憲軍拡アベと死の商人トランプ同盟深化?>

 3年前の今日5月27日、米大統領オバマは、原爆投下の地・広島に出向いて、非核の世界を祈ったものだが、今回は逆転、トランプは鋭い鷲の口ばしと爪で日本列島の、さらなる軍事基地強化へと引きずり込んでいる。感動するアベは、2020改憲施行に自信をみなぎらせている。

 トランプの今回の来日とアベの共演・饗宴から、以上のような感想が妥当ではないだろうか。改憲軍拡アベと死の商人トランプの同盟深化の心臓部は、アジアにとっても危険極まりない。

<房総半島の森でひそひそ商談で浮かれた日米首脳>

 房総半島のゴルフ銀座には、やくざ代議士秘書から二人の国会議員が誕生している。「やくざの賭けゴルフ」は有名だ。首都圏のオアシスは、やくざ代議士らによって破壊されて久しい。


 水源地の巨大な産廃場には、恐ろしいことに、311福島の放射能汚染物質1万トン以上が投棄されていることが、君津市などの調査で判明している。産廃場にやくざが紛れ込んでいないか、と市民は警戒している。千葉県知事はやくざっぽい人物との評価も。アクアライン入り口の「やくざの街」木更津市に、米欠陥輸送機のオスプレイを基地にしようと企んでいることが、最近になって発覚した。オスプレイ襲来は官邸と防衛省の策略だ。清和会OBの報告である。本命の佐賀県では、漁民や市民が「漁場が破壊される」といって、5月26日も反対の決起集会をして、弾き飛ばしていた。房総半島のノリ漁場もSOSだ。


 日米同盟深化を旗印に、ワシントンのポチと鷲は、昨日茂原のゴルフ場に潜り込んで、ひそひそ話に明け暮れて、すっかり満足して、その後はモンゴル相撲観戦と炉端焼きで過ごした。アベのトランプ外交接待には、昭恵ではないが本当にあきれてしまった。日米の大嘘指導者が、そろって森の奥深くでの密談は、日本国民の生活に重大な影響を与えることになる。

 事情通は二人の密談の一部を推測して連絡してきた。「おいシンゾウ、F35は約束通り、100機大丈夫だろうな」「むろんだ。100機以上だ。日本円で数兆円になる。我が国の財政事情からすると、大変な金額になる」「イージスアショアの方も問題ないか」「もちろんだよ。心配ご無用さ」といった具合だったという?

 米産軍体制の僕(しもべ)のトランプは、大いに満足した。「これで大統領2期目が見えてきた」と内心ほくそ笑んだであろう。

 ほかにもある。農産物関税引き下げと車であるが、これには「選挙前は表に出さないよ。シンゾウわかっているよ。その代わりあらゆる手を使って、選挙を圧勝して、目的を果たせ。俺がついているから心配するな」と口走ったかどうか。十分に想定されることではある。

<欠陥機など数兆円を押し付け、再確認して大満足?>

 日本国民は、バブル経済崩壊後の財政出動や超軍拡予算などで莫大な借金の山を作ってきた。現在、国民一人当たり1000万円ちかい借金をしている計算だ。

 なけなしの年金でさえも、株式に投入してきたアベ内閣である。クロダの日銀も禁じ手の株購入に特化、株と為替の操作に翻弄している。全く先が見えない世界では、戦争に誘惑される懸念も強い。

 トランプのイラン攻撃は、いつでも点火する状況にある。EUなど先進各国とも荒れていて、ロシアの北方4島での軍拡も忙しい。


 問題の最新鋭ステルス戦闘機のF35は、欠陥機である。それを100機以上も買い上げるというアベである。F35Bは空母「出雲」の艦載機用だ。オスプレイ同様に危険な戦闘機である。

 これらを「言い値」で購入するというのだから、死の商人が満足するはずだろう。そう読める5月26日の茂原のゴルフ場での密会ではなかったのか。

<農産物関税引き下げは選挙後に決着>

 トランプ再選のカギは、もう一つが車と農産物である。

 こちらもアベが「了解」したらしい。そのことをトランプと側近が漏らしている。選挙後になって、自公支持者は地団太を踏むことになるのだろう。


 アベの盟友の麻生太郎は「大統領とのゴルフ5回は最高記録」とくだらない評価をして、国民の怒りを買っている。5月23日付の米紙ワシントン・ポストは「安倍ほどトランプに媚びへつらうおうと心血を注ぐ指導者は、世界のどこを探してもいない」と酷評している。


 本日の日米首脳会談は、単なる雑談のレベルで終始するかもしれない?

2019年5月27日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

拉致問題は解決困難<本澤二郎の「日本の風景」(3326)

<安倍は約束反故の罪で信用ゼロ>

 安倍晋三夫妻は、本当に日本人なのか、と疑問を抱く国民がますます増えてきているという。安倍のやることなすことが、すべてデタラメである。まともな議会と健全なジャーナリズムが存在すれば、1日として存続できない。新聞が報道する安倍日程を見れば一目瞭然だ。役人のレクチャーばかりで、夜は公費を使っての贅沢三昧の食事会。自宅で食事をしたことがない。

 こんないい加減な人物に拉致問題を任せても解決はしない。自民党関係者であれば、安倍が北朝鮮との約束を破ったことを知っている。外務省も。

<金正恩は安倍と会わない?>

 北朝鮮は、朝鮮労働党委員長の父親が、拉致を認め、謝罪して大きく前に進んだが、いったん帰国させた被害者を1週間後に連れ帰るという約束を、日本政府は反故にした。犯人は安倍である。小泉純一郎や福田康夫ら清和会のメンバー、それに元家庭教師の平沢勝栄も、このことを記憶している。


 「要は、安倍は拉致被害者家族をニューヨークやワシントンへと何度も行かせて、街頭芸人のように頭を下げさせて、北朝鮮脅威論を宣伝させてきた。その結果、国民の排外主義・改憲軍拡教育にさんざん利用した。かわいそうなのは、操られる無知な被害者家族。もうそろそろ気づいてもよさそうなのに。大会を開いても、すぐ自宅に引きこもってしまう安倍。いま選挙にプラスと判断して、無条件での会談を要求しても、北朝鮮はまた騙される、信用できないと思いつめている」とは事情通の解説である。

<拉致被害者家族は安倍と手を切れ>

 それにしても、残酷な話である。国民の生命財産を守るべき政府が、首相らの反憲法的なあらぬ目的のために酷使されているのだから。一日千秋の思いで、拉致被害者との再会を待ち焦がれている家族を、引きずり回す政府が存在するというのだから、頭がこんがらがってしまう。

 その事実を知りながら真実を報道しないマスコミ、国会で追及しない国民の代表にあきれ返るばかりだ。もはや拉致と聞くと、心臓が止まりそうになる国民も少なくないだろうが、そうした状況に追い込んできた極右政府と「手を切れ」と叫ぶしかないのが悔しい。

 小泉はよく知っている。何とか言ったらどうか。安倍を首相の座につけた小泉の責任は、極めて重い。

<謝罪して国交正常化を約束しないと前進無理>

 安倍は「条件なしで会いたい」とボールを投げたが、むろん、反応などない。

 当然であろう。安倍は人間として信頼できないと思い込んでいる。日本人でも安倍を信用しない国民は過半数いる。実際はもっとだろう。

 「こんな小僧を首相に祭り上げた清和会と自民党が悔しくてならない」とは覚醒した清和会OBの声である。

 手順として、まずは約束を破ったことに対する謝罪・反省が不可欠である。同時に国交回復に向けた交渉を直ちに開始することを条件にする。そうでないと、北朝鮮は腰を上げることなど出来ないだろう。


 食糧支援その他、人道的な支援は直ちに開始するのである。経済制裁など論外である。どれほど日本は、安倍の祖父の時代から、朝鮮をいたぶり続けてきたことか。


 ロシアへの経済支援計画で、北方4島はますます遠のいてしまった安倍外交だが、経済支援の優先される相手国は北朝鮮である。過去の歴史を消すことはできない日本である。

<トランプ頼みは日本外交の恥さらし>

 外交には誠意が基本だ。これが隣国に対して不十分である。そして歴史認識の共有が不可欠だ。

 日本国憲法は、トランプのような傲慢無礼な砲艦外交を否定している。いわんや獰猛な鷲に口添えしてもらう?論外だろう。

 戦後70余年、いまだ独立国の日本が自立できない、無様な姿を国際社会に発信する、安倍晋三・自公・日本会議政権でいいのか。


 本日からトランプを国賓として、贅を尽くした接待はゴルフとモンゴル相撲観戦というが、その見返りは、莫大な武器弾薬購入の押し付けだ。「車と農産物大規制は参院選後に約束させる」というのだから、極右首相の手口を評価できるだろうか。


 ワシントンのマスコミはトランプの日本での行動を監視しているが、日本のマスコミは宣伝一方でいいのか。


 トランプに被害者家族が直訴しても、らちはあかない。恥を知る日本人でありたいものだ。

2019年5月26日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

東京大異変<本澤二郎の「日本の風景」(3325)

<戦闘的リベラリスト・山本太郎が大きくリード>

 夏の参院選の注目される選挙区は東京である。早くも大きくリードした候補が現れた。選挙通も「山本は強い」と認めている。昨日、筆者のメールに山本太郎関連の情報が届いた。動画を初めて見た。日本で一番まともなことを叫んでいるではないか。山本太郎は戦闘的リベラリストだ。

 一般的に言うと、リベラリストはひ弱である。行動力が弱すぎる。戦闘的リベラリストはぶれずにまっすぐに進んでゆく勇気ある政治家のことで、過去に平和軍縮派の宇都宮徳馬がいた。

 東京選挙区が、久しぶりに燃えることになる。

<薩長の田布施と大阪維新の改憲軍拡路線=れいわ新選組が征伐>

 「れいわ新選組」に違和感を抱いた有権者はいるだろうが、薩長の田布施と大阪維新の改憲軍拡路線を征伐する、れいわ新選組であろうから、近藤勇や土方歳三らが抜刀して、明治の真っ黒な天皇制国家主義を征伐するというのであろう。


 東京大異変である。薩長田布施と大阪維新は、明治の天皇神格化という国家神道の日本へと舵を切っている。時代錯誤も甚だしい。近代の日本人には、到底理解もできないし、滑稽でさえある。

 知らなかったが、政府は昨年、明治150年祭を公費を使って、たしか4000か所で強行したとどこかの活字で目にした。異様な世界観へと21世紀の日本を引きずり込もうとしている。そのための破憲であり、加憲である。


 隣国との対決路線は、日本列島をファシズムへと追い込もうというのである。

<アメリカのサンダース上院議員の日本版>

 アメリカの選挙は、個人献金が基本である。候補者は有権者に政治信条を訴えると、共感した市民が小口の献金をする。

 財閥・企業の支援を受けると、法外な大口の献金を手にできる。それをテレビ広告で、さらなる人気へと引き上げるのだが、日本ではこれが全く機能しない。

 財閥・巨大企業は、裏金献金で見返りを求める。その限りでの違法献金で、表に出せない。

 前回、アメリカの民主党の大統領候補選びで、最後まで本命のクリントンを追いまくったのは、それこそ戦闘的リベラリストのサンダース上院議員だった。彼を推薦する草の根の運動は強力である。

 来年の民主党候補となれば、ほぼ90%、サンダースに勝利の女神が舞い降りてくるだろう。彼の選挙資金は、市民の小口の献金で、すでに他の候補をリードしている。サンダースのアメリカになれば、いまの強欲・傲慢なトランプとは正反対だ。世界は正道に立ち返るだろう。


 高校中退の山本太郎が、日本のサンダースである。民意をそっくり反映しているためである。

<個人献金1億円は戦後初めての快挙>

 山本太郎は、よく勉強してきた。それを市民の言葉で爆発させることができる天才なのだ。72歳の小沢ファンの友人は、いま熱心に山本応援団で頑張っている。声にもハリが出てきている。


 驚くべきことは、すでに個人献金1億円を突破したというのだ。これは選挙直前に当局に届き出ることになっている。小口献金で1億円は戦後の日本政治においての記録・快挙である。

 このことから東京の選挙予想をすると、100%山本太郎は当確である。現在、一番手を突っ走っていることになる。だれも、このことを否定できない。当局は必死で彼のあら探しに賢明だろう。罠にかけようと必死に違いない。


 ツイッターをいまだによく知らないが、これにカギがかけられたという。当局が動いている証拠だ。悪しき国家主義は、手段を選ばない。筆者でさえも、ライブドアのブログ「ジャーナリスト同盟」通信を押しつぶされ、数千人の読者を路頭に迷わせてしまった。

<公示直前まで1000円札浄財は続く>

 福沢諭吉の1万円札ではない。1000円札の小口の浄財である。衆参の国会議員すべてが手にすることができない浄財を手にした山本太郎だ。彼は浄財の主に向かって叫び、それを戦後最低の首相に向かって咆哮できる。

 「消費税ゼロ」「原発ゼロ」「財閥の内部留保金450兆円課税」と女性の人権を守るために「やくざ退治」など何でも叫ぶことができる。


 1000円札の1億円の威力は絶大なのだ。選挙公示まで続けられるわけだから、浄財はもっと膨らむだろう。

 彼の支援者は、おそらくネットを駆使する若者が多いはずだ。これもサンダースの支援者と似ている。行動力抜群である。非正規の労働者やわずかな時給で働いてる女性も、そして年金生活者もいる。

 少し資金がたまると、安倍晋三の地元・田布施にも刺客を立てられるかもしれない。

<美人候補や那津男を蹴散らす勢い>

 日刊ゲンダイは、東京選挙区に4人の美人候補が「当確」と報道していたが、定員が6人というから、そうかもしれないが、いまや顔に投票する有権者がいるだろうか。調査する価値があるかもしれないが、そうだとすると、自らを見下すことになるのだから、そんなに多くはない。


 美人候補当確は怪しい。それに公明党代表も強くない。「池田大作を裏切った公明党」に対する反発が表面化してきている。内紛渦巻く信濃町でもある。


 山本太郎先行のまま決着をつけることになろう。ただし、当局の落とし穴には十分な注意が必要である。大いに気になるのは、選挙の不正の可能性である。発覚すれば、インドネシアどころではないかもしれない。

2019年5月25日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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