参勤交代<本澤二郎の「日本の風景」(3310)

<安倍後継レースにワシントン詣で>

 日本は不思議な国である。戦後70数年経っているのに、まだ二本足で立とうとしない。赤子に甘んじて、それを由としている。そうアメリカの属国であるが、それを恥ずかしいとも思わない。外国の軍事基地が、沖縄・横須賀・横田・三沢と、首根っこから手足まで抑えられているというのに。これに、与野党の議員も、司法も沈黙している不思議な国である。


 自立しない日本国民、特に大半の女性たちは、レイプ文化に抵抗しようとしない。やくざを夫にする大臣まで誕生しても、平気なのか。「木更津レイプ殺人事件」では、やくざが跋扈する日本列島を象徴しているのだが、日本の警察はそれを容認しているかのようだ。


 そして現在、ゴルフと美食に凝って、学問が大嫌いなワシントンのポチで有名なシンゾウの後継レースが、始まっているという。参勤交代ならぬワシントン詣で、である。

<菅義偉も拉致問題解決に直訴>

 シンゾウ一人遊び惚けているのに腹が立ったのか、官邸の留守居番のはずの官房長官までが、ワシントンへと旅立った。こちらも、心臓に比例して知性は十分ではない。そのせいでもあるらしい。

 菅義偉が、拉致問題担当だとは知らなかった。平壌に行くべきところを、方向を変えて太平洋を横断した。「私こそが安倍後継者」と売り込みに行ってしまったのだ。

 シンゾウをまねての陳情か。ワシントンの要人は、くるくる変わる。トランプのご機嫌を損ねると、即座に首だからだ。無意味な訪米だが、本人からすると、少しでも「顔を覚えて」ということらしい。

<日本の政治家無能にあきれる>

 「おいぼれの二階に菅も後継者の一人」と持ち上げられての決起のようだが、ワシントンのジャーナリストは、東京のようにおとなしくない。

 「モリカケやTBS強姦魔事件についての追及もあるだろう。だから、おそらく記者会見はしないのではないか。むろん、ワシントンでは日本の官房長官など気にもかけないだろうが。それとも、菅の狙いは、トランプ弾劾の行く方を探ろうというのか」などの憶測も。


 改めて、ワシントンへの参勤交代が、日本政治屋の第一歩というのも情けない。昔と何も変わっていない。無能・無責任・恥知らずの政治屋ばかりの日本なのか。

 この永田町の悲劇を、まともに報道する新聞もテレビも存在しない今の日本も悲しい。かくして皇居では、神話の絵巻そのものである、独特というよりも、やや滑稽な服装に身を包んだ、天皇皇后の様子は大々的に報道している。

 この21世紀に、神話と原始的宗教儀式に166億円の巨費を投入したシンゾウ内閣にあきれる。演技を強いられる天皇と、寄り添う人物は何者か。まともに点検すると、頭がおかしくなるではないか。肝心の拉致問題を放棄してきたのだから、もうお話にならない。拉致家族も哀れだ。

<さんざん北朝鮮脅威論に利用してきたので人脈不在>

 無念だが、横田めぐみさんはいない。政府もわかっている。横田家も承知しているようだ。

 この事件を大々的に報道させてきた理由は、北脅威論を振りまいて、日本の改憲軍拡に役立てるためだった。そうして空前絶後ともいえる武器弾薬を購入した。極め付きは、中国向けの空母「出雲」の発進である。


 いまあわてて「条件つけないで会談したい」とに北ボールを投げたシンゾウだが、この6年間、さんざん北を罵倒し続けてきたものだから、北との人脈がゼロだ。どうなるか。

<明日にでも平壌へ飛べといいたい>

 拉致問題の解決は簡単である。シンゾウが平壌に飛んでいけばいい。そこで誠意ある態度を示せば、解決するが、めぐみさんは帰らない。わかりきっている。


 なぜもじもじしているのか。東電福島原発視察にも言えるが、シンゾウは平壌に行くのが怖いのだろう。だからトランプに直訴、ついで菅に頼んでのポンペイオ直訴なのだろうが、こんなへっぴり腰では、何も解決しない。


 徹底しした反共人間ゆえの恐怖に違いない。天皇も人間、この世はすべて人間であろう。

<安倍家の執事・加藤勝信も>

 厚労相から自民党総務会長へと飛躍した加藤勝信も、最近、アメリカへと出向いたと、一部の新聞が宣伝していた。何のためか、よくわからない。せいぜいワシントンで友人を作りたい、ただそれだけのことだろう。

 清和会OBの解説だと、安倍の実父・晋太郎と加藤の義父・六月の深い関係、さらに言うと、六月夫人と安倍の母親・洋子夫人の深すぎる仲が、加藤を引き上げた原因である。


 元清和会事務総長の塩川正十郎は「安倍も加藤も清和会の人間ではない」と語っている。現に晋太郎が自民党総裁選に出馬した時、福田赳夫は中川一郎を応援していたほどだ。

 清和会OBは「私のいる前で、福田さんは安倍を二度も面罵している」との秘話を明かしてくれたものだ。福田康夫は安倍嫌いの筆頭である。


 こうした経緯もあって、加藤勝信は清和会メンバーではない。経世会・竹下派である。安倍にも清和会に本当の支持者は少ない。加藤の前途も容易ではない。だいたい加藤を知る国民もわずかだ。

 その点、菅は6年間、官邸の金庫を活用して、子分を多少集めたようだ。

<小泉進次郎までが古巣のCSISでスピーチ>

 もう一人のワシントン詣では、小泉純一郎のせがれ・進次郎だ。関東学院中退。父親のコネでコロンビア大学へ。そしてジャパンハンドラーの牙城で知られるCSIS(戦略交際問題研究所」で、特別の訓練を受けて政界入りした。

 それこそ本物のワシントンのポチということになろう。CSISはいうなれば、日本属国の永続を目的とした機関で、したがって日本自立を抑制させる牙城でもある。

 日本を利用して中国の台頭を抑え込もうというのだ。

<安倍の女たちは落馬>

 最近のワシントン詣でには、安倍の女たちの姿が見られない。

 安倍に飽きられたのかもしれない。「それとも昭恵の力が強くなったせいかもしれない」と政界雀は勝手な噂をしているらしい。


 女性天皇大反対のシンゾウである。男尊女卑を当然と考えているシンゾウでもあろう。女性の敵・やくざの取り締まりをしない安倍・自公内閣でもある。


 日本の女性は哀れを通り越している。いつ覚醒するだろうか。むろん、参勤交代は日本人の恥であるから、わざわざワシントンに行く必要はない。

2019年5月10日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

トランプ旋風<本澤二郎の「日本の風景」(3309)

<不動産屋から死の商人へ>

 日本では卑弥呼の時代を彷彿とさせるような、神話と占いの原始宗教儀式に166億円という、借金しての血税巨費を使って、ワシントンのポチは、世界の物笑いに神経を使っている?これに安倍・自公内閣は浮かれているが、ワシントンの不動産屋・成金政権は、お尻の火をもみ消そうとして、死の商人に変身して、世界を混乱に陥れていると見られている。。

 トランプ旋風に国連も打つ手がないというのも、悲しい現代である。暴政は東京から米国を巻き込んでしまっている。

<米産軍体制を駆使して第二のブッシュか>

 トランプのロシア疑惑は、ほぼ全容が明らかになってきている。米国のマスコミも、下院を制覇した民主党も、来年の大統領選に向けて「トランプ弾劾」の動きを加速させている。

 これに比例して、産軍複合体の盟主になったようなトランプは、イランに攻撃の矛先を向けている。

 オバマ民主党政権時代のイランとの6か国核合意に因縁をつけて飛び出して、5月8日で1年がたった。経済的締め上げにイラン経済は厳しい。それでも新たな攻勢を強めるトランプに、しびれを切らしたイラン政府も、核合意の一部履行をしない方針を打ち出し、危機は一段と強まっている。


 ワシントンの戦争屋というと、ブッシュ・ジュニアだ。911を口実にして、アフガンとイラクに軍事行動を起こし、無数の人々の命を奪いつくした。この時は、安倍を首相にした小泉が、あろうことかブッシュ戦争に協力して、日本国民に衝撃を与えた。忘れてはならない史実である。


 日本国憲法に違反する小泉政権の許されざる体質は、今の安倍内閣へと継承されている。いまワシントンでは、第二のブッシュの登場で、イランの暴発を強いる強力な経済制裁をつぎつぎと発動している。危機は軍事行動を想定させている。

 トランプはイランとの戦いを軸に大統領再選を狙っている、と多くの専門家は分析している。自己の政権維持のための「戦争」に大義はない。ロシアと中国は、こうしたトランプ戦略に反発を強めている。

<アフガン・イラクからシリアを経てイランを締め上げ>

 トランプの弱点を、ワシントンの1%=産軍複合体は歓迎している。

 すでに空母と爆撃機部隊を中東に派遣している。イスラエルのネタニヤフは「イランと戦い続ける」とエールを送っている。


 米産軍体制は、ベトナム戦争で敗北して、しばらくは矛を収めていたが、湾岸戦争を経て、アフガン・イラク戦争を強行、勝利することなどできなかった。シリア内戦は、欧州に大量の難民を送り出して、その結果、各国に極右勢力を誕生させている。

 国際的指導者の評価の高いドイツのメルケル首相も、窮地に立たされている。英国のEU離脱問題も欧州に暗い影を落としている。シリア内戦は、欧州の政治的経済的沈下をもたらした。


 世界は混とんとしている。米中経済摩擦も、世界経済に暗雲を投げかけている。対して、日本は安倍暴政7年目だ。平和を希求してきた平成天皇を引きずりおろし、安倍自ら主導した「令和」元号は、その実、不気味な意味も含まれていると、専門の学者が指摘している。狙いは、衆参同時選挙での圧勝目論見と、直後の9条改悪を想定すると、安倍暴政の拍車ぶりを、憲法を読んだ日本人であれば、感じ取ることができるだろう。


 安倍・自公内閣の、空前の超軍拡予算の意味するものは何か。憶測してゆくと、危険極まりない。そうしてイランへの軍事行動が?アメリカの戦争に、自衛隊も動員されることになっていることをお忘れか。

<テヘラン暴発は第三次世界大戦?>

 例は適当かどうか、ワシントンが日米戦争へと駆り立てた元凶の一つが、石油など日本への経済的締め付けだった。

 経済制裁=戦争を意味する。米産軍体制の標的は、常に石油である。現在のベネズエラもそうだ。イラクもそうだった。世界の石油を独占支配することで、地球を独占するというワシントン策略が、依然として継続している。


 トランプ暴政のその先には、第三次世界大戦を予感させる。イラン暴発を待ち受けるトランプと、他方、トランプの弾劾を目指すワシントンの攻防も、目を離せない。連動する東京のポチの監視も強めなければならないだろう。

 友人が今朝の電話で、昨夜安倍がナベツネと会食したと知らせてきた。官房機密費に群がる輩は、売国奴であろう。

<平和国民はトランプNO

 戦争屋トランプを新天皇に引き合わせるという安倍晋三である。平和を欲する国民は、どう歓迎するのだろうか。日本国民の資質を問うことになるかもしれない。トランプNOである。

2019年5月9日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

作られた明治<本澤二郎の「日本の風景」(3308)

<宇都宮徳馬遺言=明治を見直せ!>

 父親が戦前の陸軍大将、本人は戦後の国際的政治家として、名誉など放り投げて国民のための平和軍縮政治を貫いた宇都宮徳馬さんの遺言の一つが「明治(史)を見直す必要がある」という至極もっともなものだった。


 「作られた明治」「嘘の明治」ゆえに、意図的に「明るい明治」へと修正され、とどのつまりは破局を迎えた。それでも反省することなく、戦後はそれが小説ともなって、今日では極右・保守勢力の政府によって、人々に盲目的に受け入れさせ、安倍内閣下、堂々と主張されてきた。近代合理主義を排した神話の明治史、それが天皇は神という偽りの皇国史観なのだが、昨年は政府によって明治150年祭が、憲政記念館で仰々しく催されている。


 宇都宮さんの遺言は正しい。明治の官僚たちが悪用した神話の歴史が、あたかも現実であるかのように、教育勅語と国家神道・大日本帝国憲法によって、人々の精神を狂わせたものが、ふたたび田布施の内閣によって公然化されている。

 異様な皇位継承劇に166億円。タイの戴冠式は30億円。おかしいと思わないのか。

<清和会OBは、いまだ神話の世界の日本と嘆く>

 戦後の伊勢神宮を、地元三重県警本部長として見聞した渡辺一太郎さんは、その後、千葉県警本部長、千葉県副知事、参議院議員になって、筆者と出会うのだが、彼は伊勢神宮の隠された秘密を明かしてくれた。

 そこへと参拝したのは、安倍だけではなかった。枝野も、である。やはり何かがあるのだろう。


 ここに参拝する人間の精神は、民主主義と相いれない。覚醒した皇族にも、同じ思いをする者が少なくないだろう。


 政権の中枢を見聞してきた清和会OBは、20年ほど前に「覚醒した」といい、それは「明治は神話なる非合理を軸につくられたもの。天皇史も神社神道も。万世一系も史実に反する。その先に象徴天皇制もある。今日の合理主義・民主主義の時代に、神話を押し付けようとしても、到底無駄なことだ」となる。


 民主主義を学んだ自由と平等の人間には、到底受け入れがたい天皇制ということになるしかないだろう。少なくとも知識人は、みな知っているが、右翼の暴力が怖くて沈黙している日本である。

  さすがに今回は「安倍晋三が作った令和」が発覚すると、人々が声を上げ始めた。皇位継承儀式における憲法違反を指摘する専門家の声が、次々と表面化してきている。神話を否定した日本国憲法と神話の天皇制が一致することなどないのだから、当然のことであろう。

<神話から卒業する21世紀>

 皇室を自由自在に操ることで、政権を継続させ、あわよくば神話を否定する憲法を破壊する安倍・田布施の野望が、露見してきたことで、目を覚ます国民が増えてきている。


 学問を志している人たちは当然のことながら、歴史を学ばなかった若者たちも、覚醒してきている。


 ネットでは、皇室の醜聞が次々と報じられて、それぞれが炎上している。およそ国民にとって無縁の皇室も身近になってきた、との効果も見られる。


 それはともかく、神話を武器に右翼活動する輩は、21世紀に生き延びることは容易ではないだろう。

2019年5月8日記「東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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