語られない裏の顔<本澤二郎の「日本の風景」(3835)

<安倍と親分子分の杯を酌み交わした菅義偉の知られざる素顔?>

 ともかく、日本の政治は不思議な要因で動くので、専門家でもさっぱり不明だ。ロイター通信でも「菅は数か月前から決まっていた」と報じる有様である。コロンビア大学のジャパンハンドラーも「菅は当然」と太鼓判を押している。毎日くだらない菅会見を見ていた日本人にとって、到底理解不能であろう。


 依然として、菅の裏の顔が報道されることはない。新聞テレビは一斉に菅の表の顔だけを、それも大々的に報道している。巧妙な情報操作である。


 房総半島から、対岸の国際都市・横浜を眺めながら、多少の思索を加えると、現役時代のカンが戻ってきた感じがする。人は「やくざ・暴力団の十手」と評する。分かるかな?

 やくざ用語だと「安倍と菅は杯を交わした仲」ということだろう。親分子分の契がどういうものか、門外漢にとって詳細は不明だが、なんとなくそう感じてしまう。長州は田布施の心臓が、ハマでしたたかにたたき上げた、ドスを利かせることが出来る菅との仲は、岸田とてはじき出され、第三者が割り込む余地はない。


<材木屋の娘が面接、小此木彦三郎秘書に>

 菅の裏の顔は、菅を秘書に起用した小此木彦三郎秘書のK子さんが詳しいが、残念ながら、今は連絡する方法も分からない。


 戦後50年の1955年に50人のメンバーで南京・盧溝橋へと平和の旅を敢行したのだが、その時、彼女にも声をかけた。残念ながら参加できなかった。理由は「親の介護」だった。


 最近になって横浜出身の知り合いが出来た。時折ハマの様子を教えてくれるのだが、それによると、ハマにはやくざが当たり前のように闊歩している。木更津と同じなのだ。やくざとの関係が、日常生活にも及んでいたらしい。


 「木更津レイプ殺人事件」(2014年4月28日)の被害者は、純真な創価学会員だった。彼女は「仲間がデーサービス(かけはし)を立ち上げたので手伝うことにした」と友人に伝えてきた。仲間は、富津出身のやくざ浜名で、市民を欺く仮の姿だった。まもなくして強姦され、やくざの奴隷を強いられてしまった。そして、とどのつまりはドスの利いた脅しに屈して命を奪われてしまった。目下、千葉県で一番悲劇的な性凶悪事件である。それでいて、信濃町の直訴なのか、千葉県警も木更津署も捜査から逃げまくっている。これも不思議千万だ。


 以来、やくざ問題に関心を抱くようになったのだが、昔は同僚の社会部長がやくざ・右翼・総会屋について詳しかった。週刊誌の「アサヒ芸能記者」にもやくざ担当がいたのだが、当時はやくざに関心などなかった。今は悔やまれてならない。そういえば、こんなことがあった。東京タイムズ1面に大きな写真が出た。やくざ親分と当時の福田赳夫首相の関係を暴いたものだった。


 清和会は、安倍の祖父・岸信介派が前身である。岸の周囲には、やくざや反共勢力の教団がまとわりついていた。ことほどやくざとの関係が深い。福田邸の下足番・小泉純一郎の祖父(横須賀市)は、入れ墨男で有名だった。


 いうなれば、東京湾の両岸がやくざの巣だった。菅は、この地で鍛えられて、市会議員になり、さらに国会議員になった。一度だけ菅と名刺交換したことがある。宏池会の政治集会だったので、菅は宏池会の人間になったと信じ込んでいたのだが、どっこい菅は、良くも悪くも名門の出で、自分にないものがすべて備わっている安倍に、亀のように食らいついた。


 安倍にはないものが、菅にあった。やくざの「切った、張った」の世界で生き抜いてきた菅が、権力を握れば「やくざの十手」どころの話ではない。日本国の権力を手にしたのだから、もう怖いものなどなしだ。


 警察を従え、官僚を脅しまくる技は、ハマの人間であれば、寝ていてもこなせるだろう。こうして心臓をがっしりと抑え込んだのだ。これは経産省の今井にはできない闇の仕事である。小説よりも奇なり、と地で行く菅義偉なのであろう。


<安倍の犯罪を処理してきた黒子が桧舞台へ>

 心臓のためなら、火の中水の中にも飛び込んで、何事もなかったように、毎日黙々と官邸を取り仕切ってきたことも、安倍の7年8か月の原動力といえる。これを他の側近である甘利や下村にはできない。


 菅の特性は、おそらく故郷の秋田ではなく、横浜に潜り込んでみないと分からない。およそ知性・教養は不要な世界なのだ。むしろ、邪魔なのだ。教養をひけらかす前に、相手にすごんで見せる、ドーカツすることが出来る。おそらくこんなところが、安倍を喜ばせたのだろう。


 初めて東京新聞の望月記者が、記者会見場で厳しく追及して、彼の裏の顔を少しだけ暴いて見せた。彼女の追及は、菅の出馬会見でも見せてくれたが、そこでも彼なりにすごんで見せると、それを右翼論陣が喜んでネットで紹介したという。

 

<電通大魔神の力で表だけを宣伝させて高笑い>

 あきれ返ってしまうのは、見ていて反吐が出るような菅報道テレビばかりである。これは最近になってようやく発見したものであるが、大魔神の電通の力である。電通が、強力に菅支援に狂奔している様子が目に映る。


 おそらく電通として死力を尽くしているのであろう。それというのも、五輪中止による数兆円の負債で、今の電通は頭を抱えている。天罰といえるものだが、それゆえの総力を挙げての菅支援なのだ。コロナ不況で、スポンサーの財閥が金を惜しんで、テレビのスポット広告さえも出せない有様だ。むろん、来年の五輪スポンサーになる力もない。


 一番手のトヨタですらも、新生テスラに歯が立たない。

 清和会OBは「電通破産もありうる」と断言している。事実であれば、日本に言論の自由が、多少は戻るかもしれないが、現時点では菅は笑いが止まらないだろう。


 菅の裏の怖い顔を、ずっと隠し通せるのかどうか?


TBS強姦魔事件を処理した第二、第三の中村格が次々と浮上する!>

 思い出す必要もないだろう、TBS強姦魔事件をチャラにした、菅側近の警察官僚の悪党で名高い中村格のことである。


 対抗する伊藤詩織さんの活躍も期待されているが、彼女の支援勢力は欧米の人権派・ジャーナリストが勢ぞろいしている。筆者の仲間も、彼女を応援している。アメリカでは人種差別が突出しているが、日本のレイプ文化のもとでは、男女差別・人権差別が著しい。このことも「木更津レイプ殺人事件」が教えてくれたものである。


 いえることは、今後の中村格の動向と、第二、第三の中村格が次々と浮上するだろう。それだけではない。安倍犯罪がらみで、第二の黒川弘務が検察にも出てくる可能性を否定できない。


 林検察が安倍犯罪に手を出さなければ、国民は新たな国民運動を展開する必要に駆られることになる。

2020年9月5日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

菅人事の気になる骨格<本澤二郎の「日本の風景」(3834)

<カジノ利権に突っ込んだ懲りない面々と問われる林検察>

 早くも菅人事、中でも官房機密費数百億円を握る官房長官人事と、政党助成金約200億円をにぎる自民党幹事長人事の行く方に、注目と関心が移っている。

 金で動く永田町を象徴する人事の骨格は、早くも派閥の攻防・死闘が開始された。


 興味深いことは、菅を押し上げた功労者の二階の目的は、言うまでもなく自民党の金庫を握る幹事長を、これからも継続する一点に絞られている。しかし、細田派と麻生派、竹下派が連携しながら、二階はずしに決起した。


 同じく官房長官人事は、事実上の派閥を形成する資金を居ながらに懐に入れて、私兵を養うことが出来るため、このポストも各派にとって掴みたいポストである。


 菅の防護服である大魔神・電通も、個々の人事ともなると、すべてを主役になって采配を振れるわけではない。せいぜい菅を押し上げた新聞テレビで「有力」と報じる程度のことだ。

 自民党の人事抗争は、コロナで日本経済が衰退、五輪のスポンサーから離脱する中での資金集めは、至難の業であることも熾烈化することになる。


 かくして、幹事長と官房長官の人事に、各派とも執着することになる。自民党総裁選は、始まる前に幕が下りてしまったが、人事は派閥の命運と個々の議員の行方を決めることになるため、妥協することは容易ではない。

 ましてや派閥を名乗れない菅内閣である。各派の攻勢を簡単に跳ね返す力などない。


<正念場の林真琴検察に国民の厳しい視線>

 少し前のカジノ汚職が、再び燃え盛ってきている。永田町では、中国の企業を巻き込んだ大掛かりな汚職事件の黒幕に「菅も二階も入っている」と見られている。「人間を駄目にするカジノに、国民が断固反対したカジノ法を強行した公明党の国交大臣にも、疑惑アリだ」との声も聞こえてきている。


 

 「河井夫妻の1・5億円事件の黒幕は、安倍と菅と二階の、三者による宏池会つぶしと見られている。これの収賄側は一人も逮捕されないという不可解な検察捜査に、広島県民どころか、国民の多くが強く反発している。大半の金が三者にも還流されていないのか。これの疑惑解明をしないままの林検察でいいのか。カジノ汚職も、現在再び噴火してきている。捜査当局が、これらの闇を放置するのか、それとも安倍のいなくなった中で、真っ当に手を出すのかどうか。林検察への国民監視も強まっている」


 要するに、自民党総裁選は進行中だが、1・5億円事件とカジノ汚職疑惑が、新総裁新幹事長周辺にも及んでいる。そのことを、多くの日本国民は認識している。林検察もまた正念場を迎えているといえる。いい加減に処理すれば、コロナで窒息状態の市民が、ネットを使って決起することになろうか。


 官房長官が横滑りして新総裁・首相になるという前例のない新事態は、言及するまでもなく安倍スキャンダルのお陰であって、安倍が辞めるからと言って、おいそれと国民が妥協することはない。


 ここは民主政治の根幹が問われている!


<菅義偉+河野太郎・小泉純一郎の神奈川トリオ浮上か>

 毎日のように清和会OBが、警鐘を鳴らしてくる問題は、横浜市のカジノ利権に食らいついた横浜市長の不可解な変身と、その背後の黒幕として暗躍したであろうと見られる菅が、安倍の後継者になるという信じがたい現実である。確かに、善良な国民は新たな苛立ちを抱き始めている。


 漫才なのか、漫画なのか「三馬鹿トリオ」という名前を記憶している。清和会OBは、神奈川県の菅と河野洋平の倅の太郎、小泉純一郎の倅の進次郎を指して、この言葉を使っている。


 洋平は首相にはならなかったが、自民党総裁になる前の官房長官時代に、隣国を納得させた日本の歴史認識でまともな対応(河野談話)をした。安倍の改憲論に「どこに改憲の必要があろうか」と改憲不要論をぶち上げて、憲法を擁護したのだが、倅は右翼に走ってしまった。


 関東学院で遊んでいた倅をアメリカに送り込んで、ジャパンハンドラーに特訓してもらった小泉の倅も、ワシントンの犬になってしまい、信用できない。一般人は、まだそのことに気づいていない。神奈川県民にも多いらしい。

 「政権のたらいまわし」に警鐘を鳴らしているのだ。頷けるだろう。政治の劣化は如何ともしがたい。検察が腐ると、あらゆる組織・官吏、言論も腐る!

2020年9月4日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

再びフライ級登場<本澤二郎の「日本の風景」(3833)

<安倍と共に火の中水の中、電通が支える心臓を握った政治屋>

 2020年9月2日午後5時からの内閣官房長官・衆院議員の菅義偉が、自民党総裁選に名乗りを上げる記者会見を40分ほど行った。官房長官が次期首相になることなど想定外だったことから、本人もよほど緊張したらしく、何度も水で口を濡らした。それがわずかな印象で、ほかには取り立てて指摘する材料は見つからなかった。


 どうしてこんな事態が生まれたのか、というと、国粋主義にかぶれた安倍晋三犯罪と、火の中水の中を共にしてきた同志だった、ただそれだけである。心臓の鼓動すべてを知り尽くした男なのだ。


 むろんそれだけではない。戦前からの特務機関で大魔神・電通と一体となって仕事をしてきたことが、幸いしたものだ。ただしそれは、確実に破綻する東京五輪の莫大なツケを支払うことになる電通を、救済する使命を帯びていることと深く関係している、と国民は見ている。

 電通の空前絶後の負の遺産・ツケを、血税から支払うという深刻な事態の到来に国民は、身構えなければならないだろう。電通の政権私物化なのだと言えなくもない。


 目下の河井夫妻の法廷闘争の核心である政党助成金1・5億円問題は、安倍と菅と二階の仕業と見ていい。うち2900万円しか判明していない。残りの1億2100万円の行方は、自民党本部と安倍事務所の家宅捜索で、さらには公明党創価学会の家宅捜索で、はっきりと証拠がみつかる、と事情通は認識している。


 桜事件では、ホテルニューオータニの家宅捜索で証拠が見つかることが分かっている。林検察がどう出るか、ここが国民の関心事でもある。

 法務検察への監視が、事件のカギを握っている。市民運動や法曹界は、ここを注視している。菅登板で、一連の安倍事件は継続しているため、追及する野党などは好都合であろう。


 モリカケやTBS強姦魔事件もくすぶったままである。


<8年弱の官房機密費で勢力を拡大した手練手管の政治屋>

 官房長官の巨大利権は、血税である官房機密費である。不足すれば、外務省など他の役所から引き抜いてくるため、その金額の総額は途方もなく膨大である。過去8年間の官房機密費を自由自在に駆使してきた菅である。


 かつて田中角栄は「地方議員上りは、大局的に内外政を見る力がない。地方議員時代に覚えた金がらみの手練手管を、政界でも用いるので、いい政治は期待できない」と語っている。これは図星である。


 角栄の言う通りの典型的な政治屋が、菅というと、そう的を外していないのではないか。菅の私兵は、50人前後と言われているが、これは岸田の宏池会に相当する。石破など吹けば飛ぶような勢力である。


 安倍は官房機密費で美食三昧、外遊土産にも散在して、官邸の記者や党に配って、悪政批判をつぶしてきたようだが、菅はもっぱら私兵の養成に使ってきた。その中に、河井夫妻や菅原一秀ら金権政治屋もいた。



<第二の安倍に目新しい政策はゼロの前途多難>

 菅が札付きの国粋主義者なのかどうか、不明だが、安倍の田布施とは違うだろう。それ以外では、安倍とそっくりさんということになろうか。


 昨日の記者会見で、秋田県から高校を卒業して上京、町工場で苦労しながら法政大学の夜間部へと進学した下りをあえて明かした。初めて政界に出る時の演説内容だ。生活優先で苦学生には、勉強どころではなかったろう。


 そこから国民のための政治へと結びつけば、多少まともな政治家になれたかもしれないが、それは菅にとって無縁だった。

 かくして、菅の口から目新しい政策論は聞こえてこなかった。ボクシングでいえば、フライ級であろう。この非常時の日本に小粒のフライ級しか存在しない自民党も、先が見えてきている。


<公明党創価学会の手綱はがっちり握るしたたかさ>

 翻って、公明党創価学会なくして3分の2議席の確保はなかったし、憲法違反の戦争三法やカジノ法の強行もなかった。


 公明党創価学会あっての安倍内閣だったわけだから、安倍は麻原彰晃ならぬ太田ショウコウを抱き込み、菅は創価学会の会長原田という悪党と直結する人物を抱き込んで、二人して池田大作が立ち上げた公明党と創価学会を

戦争党に衣替えした。

 これに反旗を翻したのが、木更津の戦争遺児と沖縄の野原善正ら、池田の門下生・池田親衛隊である。

 池田の裏切り・忘恩の徒らの、信濃町の大掃除にひるむ原田と山口那津男らのこれからの動向が楽しみであるが、はっきりしてることは、黄昏時の公明党創価学会ということである。


 戦争遺児はやくざに殺害されてしまい、犯人は信濃町の政治力で千葉県警を抑え込んでしまっているようだが、殺人に時効はない。犯人も共犯者も特定、雑誌やネットで繰り返し報じられている。迷宮入りは困難であろう。


<中村格など警察官僚突出の内外政>

 菅の得意技が、警察官僚を手なずけることで、正義を押しつぶす手口であるが、これもまた角栄の言う手練手管の重要な柱である。


 例の中村格が、警察庁の長官になるのかどうか?大いに注目を集めている。TBS強姦魔事件だけではない。徳洲会医療事故隠しにも登場した、と当事者はにらんでいる。「木更津レイプ殺人事件」にも関与しているのかどうか?



<記者会見で気になる説明責任と問われる内閣記者会>

 菅の記者会見の特徴は、大事な質問に対して、真正面から回答しない。常に尻切れトンボだ。そして即別の質問者に、別のテーマを質問させてお茶を濁してしまう。菅には説明責任など無関係なのだ。


 このやり方は、電通の指示に違いないが、これを突き崩すためには、記者の連携が不可欠である。関連質問で次々と同じテーマで追及する。これの知恵が内閣記者会にない。欧米の記者との違いである。


 あえて言おう、2020年秋は、日本の危急存亡ともいえる重大な時期である。国会を閉めて休息する時ではない。安倍に次ぐ姑息な菅の答弁に振り回されると、それこそ日本の針路を、さらに誤ることになろう。

2020年9月3日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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