黒川・閣議決定は大間違い<本澤二郎の「日本の風景」(3592)

<法曹界のコケンにかかわる重大事件>

 安倍・自公内閣の犯罪もみ消し人といわれる東京高検検事長・黒川定年延長問題を閣議決定で強行したことは、検察庁法に明白に違反している。日刊ゲンダイと朝日新聞が真正面から報道、国権の最高機関での追及と、同時に日本法曹界の重大事件として、波紋が広がっている。


 集団的自衛権の行使で味をしめたのであろう、破憲内閣は閣議決定で違憲明白な戦場海域の中東に自衛艦なる軍艦を派兵したばかりの、安倍・桜内閣

は、政治屋を含め主権者の生殺与奪の大権を握っている検察のボス役に、想定できなかった定年延長を閣議決定した。


 安倍の母校・成蹊大学の恩師いわく「心臓は無知と無恥でずるい男」を、見事に演じ切っている。三権分立どこ吹く風である。日本法曹界に衝撃が走っている。


<内閣法制局の無能・大失態>

 政府の法令が日本国憲法に違反していないかどうかは、内閣法制局が正常に機能していることが、主権者に対して決定的に重要である。

 どうやら、この法制局が、安倍に比例して、歴代の方針を踏み外して、狂ってしまっている。それは、違憲である集団的自衛権の行使を容認、自衛隊の参戦を容認する自衛隊法が強行されたことが、見事に証明している。


 以来、法制局は名存実亡でしかない。1月には自衛艦の中東派兵を閣議決定強行を黙認、今回は国民すべての生殺与奪の大権を握っている検察人事(ありえない定年延長)にもかかわらず、これまたこっそりと閣議決定、法務検察のみならず法曹界を大混乱の渦に巻き込んでいる。


 この許しがたい暴挙に対して、市民から刑事告発が検事総長あてに成された。法務検察の異常事態は、国会のみならず司法全体、さらには法曹界、国民全体へと及んでいる。

 

<どうする!検事総長・日弁連>

 国家主義・国粋主義の不正と腐敗の著しい内閣を、検察権の乱用によって、擁護することが確実視されている真っ黒な人物を、次期検事総長へと格上げする閣議決定という暴挙を、主権者は容認することはできない。


 地に落ちた内閣と検察を象徴する重大事件であろう。


 これを検事総長がどうさばくのか。目下の関心事、政局の核心となってしまった。新聞テレビは、このことをわかりやすく解説する責任を負っている。国会議員は、有権者に説明する義務があろう。


 日弁連の動きが伝わってきていない。いつもながら、動きが鈍い。内部に右翼弁護士が多いのだろうが、今回の事件は論評に値しない国粋主義者の愚挙である。

 国民は、国民の権利を擁護する弁護士の団体の決起に期待している。


<内閣不信任案に相当する事案>

 今回のあまりにも露骨すぎる閣議決定に、釈明の余地はない。

 内閣不信任に相当する。国会は準備を開始すべきだろう。健全な与野党なのかどうかも問われる。

 賛同しないものは、選挙で追放する責任を、有権者は負うことになる。


 以下は日刊ゲンダイの記事の一部である。

<日本は法治国家でない>

代理人を務める元大阪高裁判事の生田暉雄弁護士がこう言う。

「政府は国家公務員法の規定で定年延長を閣議決定したわけですが、同法の対象は一般職で、<法律に別段の定めのある場合には定年制度の対象とはならない>とあり、従来から他の法律により定年制度が定められているものについては、それぞれの法律による定年制度を適用しようとするものと解釈されている。その例が検察庁法第22条による検事総長や検察官で、すでに法律に明確に規定されているものを勝手な解釈で変えてはならないのは言うまでもありません。本来は法律のプロ集団である内閣法制局が見逃すはずがないのですが、おそらく安倍政権は『後で説明すればいい』と考えて内閣法制局に相談しないまま閣議決定したのではないか。これは法治国家ではない。とんでもない無茶苦茶なことが起きているのです」


2020年2月12日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

高い国民宿舎・九十九里思考<本澤二郎の「日本の風景」(3591)

<提案・年金生活者が手軽に利用できるコースも>

 カミさん孝行のため、誕生日に合わせて、思い切って国民宿舎・九十九里サンライズに一泊した。お目当ては太平洋から登る直後の赤い太陽を見物するためだ。トランプと心臓が邪魔したものか、前回と同じく目的を達成することが出来なかった。


 せめて安い料金であればうれしいのだが、二人分2万4000円。年金でかすかすの生活をしている貧乏人にはきつい。

 提案だが、老人コースをシーズンオフに実現してはどうか。食事の

量や品ぞろえを削減すれば、可能であろう。20年余のデフレ経済は、異常である。国民宿舎を名乗るのであれば、是非とも配慮してほしい。実現すれば、兄弟や縁者、仲間を誘ってもいい。

 宣伝を無料でもしたい。どうだろうか。


<安倍晋三のように官房機密費を利用できない庶民>

 国民は財政破綻の日本財政の行く方を心配している。しかし、心臓はどこ吹く風である。


 確か韓国の大統領は、自費で食事しているが、安倍晋三は血税である官房機密費をふんだんに使って、毎夜グルメ三昧である。

 健康にも悪い。慶応義塾の主治医は「やめなさい」と注意すべきだろうが、今まではそうしていない。


 超軍拡予算を7年連続編成して恥じない。


<無念・今回も太平洋上に黒紫の雲が邪魔する>

 太平洋上に浮かぶ赤い太陽を、2月11日も拝むことが出来なかった。

 日の出は6時22分ごろだ。同15分ごろ4階の大浴場に飛び込んだ。すでに6、7人のおじさんが入浴して、太平洋をにらんでいたが、無駄な努力だった。


 東の地平線に沿って、帯状に紫がかった黒雲がどっしりと居座って動こうとしない。手前は、これまた黒い帯が幾筋も海岸に迫ってきて、最後は真っ白なしぶきとなって、泡となって消えている。


 太陽は黒雲の頭上へと飛び出す瞬間は、山の端ならぬ黒雲の端が、溶鉱炉の鉄のようになって、多少は期待させてくれたが、そこから飛び出すと、もはや赤い太陽ではなく、普通の太陽となってぐんぐん上昇して、日本列島を照らし出して、九十九里サンライズの大自然の舞台は幕を引いてしまった。


<トランプの嫌がらせか、サンダース頑張れ>

 初めてここで赤い太陽を見たのは、およそ40年前である。その日も真冬だったので、今回も期待したのだが、駄目だった。

 やっかみ半分に「トランプのせいだ」と勝手に解釈した。


 目下、米民主党の大統領候補の78歳、サンダース上院議員に、改めて期待をかけた。富裕層への課税強化は、アメリカのみならず、日本もそうしないと経済は窒息する。時代の流れである。

 財閥500兆円に手を突っ込んで、消費税をゼロにしないと、この国は壊れるばかりである。


<帰路・大多喜城・養老渓谷経由で帰宅>

 帰路、高額の高速道路を利用しないで、ゆっくりと一般道を走った。

 途中、大多喜城に立ち寄った。久留里城とよく似ているが、こちらは有料だ。途中で引き返す人たちも見られた。駐車場の料金にもびっくりした。

 ここには40年以上前、環境庁長官をした森美秀代議士の後援会で講演をした後、秘書が案内してくれた。当時は誰もが自由に出入りできた。世知辛い世の中である。

 2年ほど前に養老渓谷を視察したが、代表的なホテルが朽ち果てていたが、いまも変わりなかった。数件で営業していたが、客は極端に少ない。

 庶民向けの値段にすれば、客足は落ちないはずだが、日本の観光地は、いったん吊り上げた値段を下げない。疲弊して当然である。


<千葉日報の大木晃記者は4年前に逝って会えず>

 今回の九十九里行きには、もう一つの目的があった。千葉日報の記者で活躍した大木晃君との、50年ぶりの再会である。彼は九十九里の近くの山武町の出身である。

 いまは山武市かもしれないが、必死で電話番号を探し当てたのだが、もう4年前に別世界に逝っていた。衝撃を受けてしまった。筆者よりは、3歳か4歳若いはずだ。

 生きていれば、彼はこの界隈の事情を知る主である。昨年の15号台風時に雲隠れした、俳優崩れの知事の正体に詳しいはずだ。いい人間は早死にするのだろうか。

2020年2月11日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

賢い野党のすること<本澤二郎の「日本の風景」(3590)

<あと一押しで「死に体」政権はお陀仏>

 自慢するわけではないが「小選挙区制は腐敗を生む」(エール出版)は真実である。この7年有余の安倍・自公政権が、誰にも分らせてくれている。ところが、この制度だと失礼ながら玉石混交、特に石ころ議員が目立つ。


 攻めるほうも、守る方もいい加減で、途中で止めてしまい、観客席を失望させるばかりで、外野席をイラつくさせる。

 「革命や暴動が起きないのが不思議だ」と評する識者は、間違いなく増大している。あと一押しで政権はお陀仏である。そのための必死の野党攻めが、注目を集めることになる。



<「安倍・桜への集中攻撃が最善」と天の声>

 ともかく、攻める材料は腐るほどある。全てをやろうとすると、それぞれ一回きりの追及で、6月の会期末を迎えてしまう、と冗談が飛ぶほどだ。


 それぞれの個々の野党議員は、得点稼ぎに懸命であるため、現時点では効果は小さい。攻めがバラバラ、問題が八方に飛んでしまうためだ。

 どうすべきか。わかりきっている。世論の大勢は、安倍の「桜を見る会」の露骨すぎる不正腐敗事件追及にこだわりを見せている。従って、これに追及の9割を集中させれば、安倍の心臓は止まり、破壊するだろう。


 対して政府与党は、野党の一点集中から、散漫にさせようとする。その一つが、読売どころかNHKまでが割り込んでの「改憲」という戦争国家論である。これに公明党の北側が必至だ。彼は、国民投票法の改正を呼びかけている。

 池田大作の裏切り人に期待をかける心臓なのだ。


 また中国で発生した新型コロナウイルス報道にも特化する。だからといって、厚労省の不手際を批判しない。クルーズ船に押し込んでおけば、次々と感染者は増大するに決まっている。それを容認して、今日も明日も増えたといって、大騒ぎしている。


 結果的に安倍の心臓を保護している、安倍に塩を送る新聞テレビなのだ。



<入れ墨やくざは山口組なのか解明してほしい>

 そこで野党はどうしたら財閥1%国家から、99%の国民国家へと移行させることが出来るのか、である。分かりきっていることだが、それは安倍・桜を散らせばいいだけのことである。

 追及する野党の質問者は、いつもながらの小物では物足りない。大物で体当たりするのである。枝野や志位、小沢一郎らが、間髪を入れずに責め立てるのである。


 例えば、安倍・桜の「国の功労者」として招待された入れ墨やくざについて、誰でどこに所属しているのか。本当に山口組なのかどうか。明らかにするのだ。


 ついでに,国家公安委員長とやくざの仲を暴けばいい。やくざ関連の政治屋をとことん排除すれば、日本から「レイプ文化」を追放することが出来る。国際社会から称賛される日本になるだろう。

 また関連してTBS山口強姦魔救済事件とやくざの関係はどうなのか。警察とやくざの深い仲は本当なのかどうか。「木更津レイプ殺人事件」捜査へと発展するだろう。


<ジャパンライフからの裏献金はいくら>

 ジャパンライフの山口が、この35年の間、安倍晋太郎と心臓二代にわたってどれくらいの裏献金をしてきたのか。

 これも暴くのである。暴くことで、安倍の自民党総裁選における資金が判明してくる。金権選挙で総裁・首相になったことが。


 ジャパンライフの経理担当者から聞き出すことは、今ではかなり容易であろう。これは国会議員であれば、誰でもできる調査である。



<国政調査権で関係者の国会招致で決着>

 国会議員には、天下の宝刀である国政調査権が付与されている。健全な野党は、これを国民のために行使するのである。


 ホテルニューオータニの関係者のみならず、山口の安倍後援会幹部、ジャパンライフの山口や元幹部、場合によっては山口組幹部らなどを、次々と、繰り返し国会に参考人、証人として招致・喚問するのである。


 野党が覚醒すれば、この国は国民国家に変身することが出来る。帆船日本丸も夢ではない。夢にしてはならない。

2020年2月10日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論・日本記者クラブ会員)

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