地殻変動<本澤二郎の「日本の風景」(3426)

<不正腐敗・やくざ放任の安倍・自公内閣にメスが入る?>

 国有地無料払い下げ事件・特区指定で暴利を得た加計幸太郎事件、TBS山口強姦魔不起訴事件とカジノ強行など、腐敗と不正ばかりが目に付くA級戦犯の孫の1%政権と、いよいよ次なるは、99%の議会での死闘が迫ってきた。その前の政府与党の新布陣が、変わり映えもなく9月11日に発足する。そのあとの臨時国会は、解散含みで、与野党が激突する展開となる。


 すでに地殻変動が起きていることを、昨日、改めて確認できた。木更津・富津・君津などの「やくざ支配の街」に、間違いなく変革の大波が押し寄せてきている。やくざに屈する新聞・テレビどころか、ネット社会にも覚醒を求めている波だ。真の女権確立のうねりも、かすかに聞こえてきた。


<千葉県警・同公安委員会にも中村某の影が>

 日本の憲法は最高である。人権規定から三権分立、首相の解散権から国際協調、そして絶対平和主義だ。

 修身斉家の人が政治を担当すれば、日本の再建は可能である。いまは余りにも権力乱用の、不正と腐敗がはびこってしまっている。官僚たちの霞が関が、覚せい剤で汚染しているが、これはつまるところ暴力団・やくざに支配されている何よりの証拠であろう。


 とりわけ、やくざの県で有名な千葉県の、警察から公安委員会までが腐りきっていることが、清和会OBによる情報公開とその後の追及で、事態の深刻さが浮き彫りになってきている。


 伊藤詩織さんに対する山口強姦魔を、権力の乱用で不起訴にした警視庁の中村格は、その論功で警察庁幹部へと出世しているが、この悪徳警察行政官は、千葉県の徳洲会医療事故事件にまで介在している、と清和会OBはにらんでいる。その黒幕が、官房長官の菅義偉と指摘している。


 安倍が安倍なら、菅も菅ということなのか。清和会OBの警察庁・国家公安委員会、そして千葉県警・千葉県公安委員会への追及は、さらに本格化することになりそうだ。


<やくざの倅を叩き落す動きも表面化>

 何度も紹介しているが、やくざ代議士の秘書と運転手が、ともに衆院議員と参院議員になって、金バッジをひけらかして、安倍側近を任じている千葉県政界である。

 このやくざがらみの候補者を、毎回、公明党創価学会は応援しているというから、もう倫理・道徳は無縁の宗教団体であることの証拠だろう。創価学会とやくざの関係は、実際問題として「木更津レイプ殺人事件」だけではない。人々の幸福追求教団が、やくざと抱き合っているようでは、政治論として評論のしようがない。


 過去に、やくざ代議士の選挙の場面で、やくざ浜名に殺害された「木更津レイプ殺人事件」被害者の美人栄養士が「私はやくざに投票しない」と弁明していたことから、創価学会も一枚岩ではない。


<反ハマコー派結集に動く注目の青木愛参院議員>

 地殻変動を確実に感じたことは、富津や木更津のやくざの街で、当初は信じがたいことだったが、反やくざ・反ハマコー派の結集運動を確認できたことである。やくざ社会に動揺が走っている。


 具体的には、富津生まれの参院議員・青木愛が、野党の一本化候補者として、衆院鞍替えに奔走していることを確認できたためだ。自宅に青木議員秘書が訪ねてきて、話の大筋から、その勇気ある活動を知ったからである。

 野党一本化の候補者になれば、やくざの倅を叩き落すことは簡単なことである。目下、青木が、木更津市のオスプレイ襲来事件や、君津市の水源地に、やくざまがいと見られている森田という知事が、なんとなんと1万トンの福島放射能汚染物資を投棄した重罪問題に取り組んで、市民の拍手を浴びている。


 昔は、森美秀代議士秘書の山本君がよく電話してきた。要件は森後援会での講演依頼だった。ハマコー攻撃の話が、後援会の目的だった。そもそもハマコーを「やくざ」と教えてくれた人物が森だったのだから。


<「木更津駅前の銭湯は入れ墨やくざばかり」とH議員秘書>

 筆者がやくざ問題に関心を抱いたのは、2014年4月28日のレイプ殺人の取材を通してである。そこから、驚くべきことに、やくざが支配するような君津・木更津・富津・袖ヶ浦各市の実態からだった。


 木更津市では、やくざが厚労省認可の介護施設を運営していた。やくざ批判をタブーとする市民社会そのものに驚愕した。結果からすると、やくざと連携するような警察と公安委員会の、不正と腐敗を裏付けていたのである。

 強姦のレイプ社会そのものの、腐臭房総半島でもあった。


 青木議員秘書の驚くべき証言を、千葉県警と公安委員会はなんと釈明するのか、聞きたいところである。彼は「木更津駅前の銭湯に入ったら、周囲は入れ墨やくざばかりだった」と。9月3日に一泊した九十九里の国民宿舎は「入れ墨の入浴とプール使用禁止」を宣言していた。勝浦市は「暴力団追放宣言都市」の標識を道路沿いに立てて、やくざ追放を誓っていた。


 木更津市は違った。市当局も警察も、やくざ犯罪に見て見ぬふりをしている。やくざ支配に屈しているのである。これを「無法無天」と呼ぶ。警察がやくざを逮捕することなど聞かない。他方、被害を受けても耐え忍ぶ市民ばかりである。


 文化・倫理都市無縁の地なのである。青木愛は、そこに人生をかけているのかもしれない。富津生まれの彼女は、やくざ事情にに明るいのだろう。地殻変動とは、このことである。自立する女性・女権確立に向けた取り組みだと高く評価したい。


<やくざと手を組む丸暴・出世一本やり・街のお巡りさんの三種類>

 青木議員秘書は、警視庁の丸暴担当と親しい関係を持っている。一緒に食事をしながら、警察の内情を聞き出すのである。


 それによると、日本には三種類の警察員が存在する。一つは出世志向の警察員である。上司へのゴマスリを得意とする。次は街のお巡りさんとして、地域の人たちに喜ばれる警察官、三番目がやくざと手を組む悪徳警察員というのである。


 駆け出しの「ブンヤ」は、まずは警察回り「サツ回り」から始める。警察官を正義の人と信じ込んで、事件報道に専念する。したがって、やくざと手を組む悪徳警察員を知らないで、サツ回りを卒業する。それでも、年季の入った新聞記者であれば、警視庁丸暴担当の説明を理解することができるだろう。


<「やくざ撲滅?やれば簡単」という丸暴担当>

 今はどうか知らないが、韓国人の誇りは「我が国にはやくざ暴力団がいない」というものだった。日本と正反対である。日本は政界や霞が関・財界にやくざが深く根を張っている。


 青木議員秘書は「やくざを撲滅するのは大変か」と丸暴担当に聞いたことがある。不思議なコメントにたじろいだ。「撲滅?それは簡単さ」「なぜしないのか」「それは撲滅すると、新しいやくざが入り込んでくる。その掌握が大変なので、泳がせることにしている」


 これは警視庁丸暴担当幹部の証言である。議会の監視がいかに弱いかを裏付けている。やくざは市議会・県議会・国会に潜り込んで、犯罪やくざの生存権を確保している。

 女性が自立できない土壌なのだ。表向き、やくざが市民社会を制圧していることに無関心なのか。それを大きな正義の波が洗い流そうとしている。その先頭に、ことによると日本のジャンヌダルクが立つのかもしれない。


<経済沈没と政治腐敗に地底のマグマが爆発寸前!>

 日本経済の沈没と関係があろう。ひどすぎる政治と警察の腐敗とが関係している。国民を守るべき警察と公安委員会が、腐敗権力の番犬に徹していることが伊藤詩織さん事件で露呈、そのことに一部の勇気ある市民が立ち上がっている。


 人々の怒りと不満が爆発しようとしている。野党が一本化すれば、自公維を圧倒することが可能である。不正選挙を封じ込めれば可能だ。房総半島に勇気のある女性議員が誕生しようとしている?


 地底のマグマが爆発するその時を迎えている。老人の知恵と女性と若者の行動力で、日本を変えることができる。

2019年9月6日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


底が抜けた99%経済下の党内閣人事<本澤二郎の「日本の風景」(3425)

<幹事長に意欲見せる安倍家の執事・加藤勝信?>

 9月11日の内閣改造に向けて、新聞テレビは好き勝手に観測記事を流して、永田町を揺さぶっている。中でも安倍家の執事として、安倍ママと加藤六月ママが必死で売り込んでいるのが、三段跳びで飛躍している加藤勝信の幹事長狙い。しかし、足元の細田派はうんと言わない。

 厚労相から自民党総務会長、次は幹事長へと横滑りに成功すれば、安倍の後継者になれるという、なんともほほえましい国盗り作戦である。安倍ママの神通力次第という。背後の不気味すぎる日本会議がどう動くか。二階留任で頓挫するという。


<菅義偉の暴走発覚に頭を痛めるシンゾウ>

 一連の改造人事でおしゃべりをしているのは、いつもながら7年間もの間、官邸機密費をふんだんに使いまくって、国民の疑惑を招いている官房長官の菅である。最近は横浜にカジノを持ち込もうと、同市の女性市長を抱き着いて離さない。

 トランプ側近とも連携する勢いである。地元港湾のやくざの親分とも渡りをつけるという観測も出ている。菅の暴走は、小泉進次郎の官邸での結婚報告会演出で、シンゾウを仰天させたばかりでもある。


<小泉進次郎の入閣はない?>

 首相官邸での結婚発表は、進次郎入閣を連想させるものであるが、当人は安倍のライバル・石破茂に飛び込んだ人物。


 安倍の正体を知る清和会OBは、進次郎の入閣を否定する。入閣させると、シンゾウ人気と逆転するため、ありえないというのだ。うなずける予測である。父親の純一郎は反原発の人であることも、安倍には気に食わないという。


 シンゾウを首相に担ぎ上げた小泉、しかし、シンゾウに進次郎を担ぎ上げる度量は、全くない?

 ともあれ進次郎の話題作りの黒幕としての菅に対して、晋三は怒り心頭なのである。 


<息子を政界入りさせたい二階幹事長と世耕経産相>

 日本政治の沈下は、良くも悪くも功成り名とげた人物は、小泉を含めて息子を後釜にして政治の劣化に貢献していることに尽きる。中曽根康弘がそうだったし、福田康夫でさえも。

 目下、息子への後継に人一倍努力しているのが、はた目にも疲れ切っている二階である。息子の面倒を見てくれる約束を取り付ければ、幹事長を放り投げる覚悟という。ただし、この息子がどういうわけか選挙に弱い。親父が幹事長としてテコ入れしても、県議にもなれない。


 ましてや二階の地盤を狙っているのは、目下、韓国いじめに徹している世耕というせこい人物だ。参院議員からの鞍替え先が、二階の地盤である。二階と世耕の確執の行方とも絡んでいる幹事長人事ということになるが、二階留任で波乱なしというが。


<どこへ行く?宏池会の岸田文雄>

 筆者が一番まともな派閥と思って取材してきた自民党派閥は宏池会である。理由は、護憲リベラルにあるが、この7年間の岸田は自民党のどこにでも見受けられる、ごく普通の信念のない右翼議員でしかない。


 大平正芳や宮澤喜一ら、真っ当な先輩の信念は皆無で、存在感なし。先の参院選では、菅の横やりに側近を落選させてしまった。気迫がみられない。政調会長留任で押し切られるか、うまく幹事長の椅子に座れるのか駄目らしい。哀れ宏池会だ。いっそ会長の椅子を交代してはどうか。


<10%消費税導入で10万人デモが毎週末官邸と信濃町へ>

 9月3日と4日にかけて房総半島の南部を半周して、思うことは、地方経済は文句なしに破綻している。すでに底が抜けている。地方銀行が青息吐息の状態である。


 そこに持ってきての10%消費大増税である。1%でさえも円高による輸出大幅減である。「鉄は国家と言われてきたものだが、トヨタに鉄の値段の主導権が握られて、新日鉄も沈下している。今治とか常石といった中規模の造船会社の下請けが、三菱や三井の造船会社。主客転倒している」と予想外の事態が物つくりの現場で起きている。


 そんな中での改憲に向けた、不公正な与党寄りの国民投票法を強行することに成功した後、晋三はいよいよ9条改憲に突っ走る。対して10%どころか消費ゼロ運動デモが、表面化することになろう。

 「香港に続け」とばかり若者が決起すると、官邸・自民党本部と信濃町に10万人デモが、週末に繰り広げられると予測する向きもある。

 世界はワシントン、モスクワ、パリとどこもかしこもデモが常態化している。東京でも起きることになろう。

 新閣僚にも覚悟が求められている。 


<解散におびえる公明党と自民党>

 先の参院選で、改めて判明したことは、野党が候補者を一本化すれば、自公に勝てるということである。空前絶後の借金下の大増税と大不況と韓国との激突という深刻極まりない事態は、政権の交代を予測させている。


 野党は、埼玉知事選方式を採用すればいいだけのことである。解散におびえる自公維なのだ。市民デモが解散へと追い込むだろう。武器弾薬を排除する、消費税をゼロ、財閥の内部留保金や資産家に増税させることで、日本の経済は動き出すのだから。


<北海道新聞元政治部長の高谷治郎先輩を惜しむ>

 昨夜ドライブから帰宅してメールを開くと、とても悲しい知らせが届いていた。筆者のことを、いつも心配してくれた北海道新聞元政治部長の、反骨ジャーナリストの高谷治郎先輩が亡くなったとの息子さんからの報告である。


 一時、在京政治部長会10数社のメンバーの半数を、中央大学法学部OBが占めたことがあった。いつも笑顔でストレートに質問する高谷さんは、山登りと釣りが趣味だった。

 常任幹事の共同通信の松崎さんのころ、中国と韓国を訪問した。自衛隊視察で対馬を訪問した時、朝起きると、すでに先輩は漁師から、水揚げしたばかりのイカを買い占めてきて、それこそ最高のイキのいいイカ刺身を食べたことを記憶している。

 そういえば、朝日の松島さん、共同の松崎さんと今回、高谷さんまでがいなくなってしまった。当時の政治部長会は護憲リベラル、反骨のジャーナリストばかりだった。NHKの川崎さんはどうしているのか。読売の本田さんは、ナベツネにいびられて福島テレビに追いやられたが、その後どうしているか。


 この機会に在京政治部長会の当時の全員に感謝しなければならない。政治評論家になる場面で、生活のために日本記者クラブで「自民党派閥」(ぴいぷる社)の出版会を開催した。政治部長全員が発起人になってくれた。これは高谷さんの功績である。

 今日からまた、気を引き締めて、高谷さんの分も活字にしていかなければならない。

2019年9月5日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

竹やりの九十九里再訪<本澤二郎の「日本の風景」(3424)

<ミサイルには物影に隠れる安倍アラートを連想>

 9月3日に九十九里の国民宿舎「サンライズ九十九里」へと、ドライブがてら再訪した。30年ほど前に一泊、大浴場から日の出を拝んだことを思い出して再度挑戦したのだが、4日はあいにくの曇り空。それでも5時20分ごろ、数分間、雲間からそれこそぐっと胸に迫る真っ赤な太陽を拝した。


 人間だと頭部と腹部を隠しての日の出だが、まもなく腹部全てが上昇し、雲間に消えてしまった。この瞬間の周囲のいいようもない美しさに見とれてしまった。年甲斐もなく、自然は偉大なり、太陽は偉大なり、と口走った。


 人々の貧国よりも武器弾薬に熱中するシンゾウは、どう見ても東条英機レベルに違いない。


 宿舎から早朝の海岸に出てみた。10数匹のカモメが羽をおろしていた。彼らは、漁に出かける準備をしていたものか。足音を聞くと、飛び立ったのだが、太平洋のはるか彼方を眺めていると、74年前に米軍機に竹やりで迎え撃つ訓練をしていた昭和天皇の赤子の様子が目に浮かんできた。同時にミサイル対策として、毎年、物陰に隠れるという安倍アラートのことも重なった。

 自治体に強要した安倍アラートと竹やり戦法が、実に似ていることがわかる。


<やくざの九十九里返上に入れ墨断じてNO

 宿舎の案内を見ると、大浴場や屋内温水プールに「入れ墨は入れない」という断り書きが出ていた。九十九里にやくざはNOという経営者の信念に安堵した。やくざの九十九里返上の意気込みを感じた。

 せっかくの機会なので、温水プールで軽く泳いだ。10年ぶりか。また休憩時間にラジオ体操も。こちらは50年か60年ぶりかもしれない。


<富津市事件で彫師浮上とやくざ跋扈の千葉県>

 そういえば、木更津市と共に「やくざの街」で知られる富津市で、保険金をかけられた養子縁組をした若者が、あわれ富津市の海岸に突き落とされて殺害されたばかりである。


 この殺人事件に関与した30歳前後の犯人が、なんと入れ墨を彫る彫師であることも分かっている。やくざと彫師は、同じ仲間であろう。彫師あってのやくざである。


 ここから類推できることは、千葉県はやくざと彫師が相当跋扈しているということである。捜査当局のたるみと無責任を見て取れるだろう。「木更津レイプ殺人事件」は、犯人も共犯者も特定しているのだが、千葉県警は手を出したと聞かない。


<やくざ強姦魔=彫師が入れ墨=強姦女性は硬直して声も出ない女性>

 やくざが跋扈する日本では、一歩間違えると、魅力的な女性の多くが、やくざのレイプの対象にされてしまう。という事実をだれも知っていて声を上げない日本社会である。

 やくざは強姦して生存権を確保するという街のダニである。そのためには彫師に不気味な入れ墨を彫ってもらう。

 日本の女性のすべてが入れ墨やくざに対して、抵抗しない。硬直して声も出ない。恐怖そのものである。しかも、被害女性は110番通報をしない。

 性奴隷の道へと墜落させられる。この世の地獄である。「木更津レイプ殺人事件」は、その好例のような事件だった。


 危うくのところで迷宮入りするところだった。


<勝浦市は暴力団追放宣言都市>

 午前9時過ぎに九十九里から南下、御宿の「月の砂漠」に寄って見た。話には聞いていたが、現地訪問は初めてのことだ。海岸の砂地が、砂漠の砂に似ているところから命名したのかもしれない。学生の合宿向けの民宿が多く見られた。


 勝浦市に入ると、実にすばらしい標識が立っていた。「暴力団追放宣言都市」である。これは立派だ。過去に立派な勝浦市長と暴力団退治に熱心な市議と、勇気ある市民がいた、その成果である。


 南房総地区で一番まともな自治体と言っていいだろう。


<どうする木更津・富津と千葉県警と公安委員会>

 千葉県にはやくざ代議士の息子秘書と運転手の二人が、衆院議員と参院議員である。安倍はこの二人と仲がいいと永田町で有名だ。


 先に米大統領のトランプが来日したおり、茂原市のゴルフ場でゴルフ密談をしたが、このゴルフ場をあっせんしたのが、この二人だと見られている。安倍とやくざの関係も有名である。


 そこで注目されるのは、木更津市と富津市の「やくざの街」が、このまま継続してゆくのか、それとも勝浦市のように暴力団追放宣言都市になれるのかどうか?両市の今後の発展を考える場合の大事な視点であろう。


 それはまた、千葉県警と千葉県公安委員会の対応とも関係するだろう。その前にすべきは「木更津レイプ殺人事件」の解決である。犯人のやくざ浜名は富津市の出身である。


 そのせいなのかどうか、富津市の財政は破綻寸前と聞いている。木更津市も危うい。


<不気味な入れ墨は親不孝と儒教も禁止>

 やくざは親不孝のシンボルである。修身斉家治国平天下と言われているが、本末の本は、修身である。身を修めた人間が、家を守り、天下を平和に治めることができる。指導者の基本であるが、日本の首相は、この基準に照らすと、文句なしの落第生であろう。


 それ以前に人間として親孝行者でなければならないが、体に彫り物をして傷つける行為は、不幸者の象徴である。彫師も入れ墨人間も、親不孝の最たるものと言われる。


 入れ墨は犯罪を助長するもので、倫理上許されるものではない。いわんや強姦レイプは、殺人に相当する。


<どこもかしこも大不況のシャッター街>

 九十九里から南下、最西端の洲崎灯台からぐるり反転して木更津市へと向かったのだが、ほとんどの商店街がシャッター街で、無残な地方経済を露呈していた悲しかった。

 大不況下の街に10%という途方もない大衆増税が吹き荒れると、ひとたまりもなく街が没落する。武器弾薬購入に熱中している時ではない。外交で遊び惚けている場面ではない。


 地方の怒りは、怨念になって中央に跳ね返ることになるだろう。シンゾウは善人ではない。断じて違う!

2019年94日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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