軍拡大罪<本澤二郎の「日本の風景」(3863)

<急ぎ北朝鮮に3兆円規模のODA援助が日本外交の道>

 安倍・自公内閣の暴走は、3分の2議席という圧倒的多数を、愚かすぎる有権者が与えた結果である。どうして3分の2なのか。この事実さえ理解していない国民が、まだ少なくない。新聞テレビの報道記者は、知っていて報道しない。


 電通と信濃町に遠慮しているのである。公明党創価学会が安倍内閣を死守したことが、7年8か月の長期政権の元凶である。だれか異論はあるか。ないだろう。死の商人を感動させた日本の大軍拡は、そうして実現した。途方もない大罪である。


 いま日本外交の目指すべき道は、東アジアの平和構築にある。宇都宮徳馬さんが生涯かけて叫び続けた平和軍縮に舵を切る時であろう。85歳以上の戦争を知る人たちが、孫や子のことを考えて最近、決起した。


 その具体策は何か。経済封鎖と相次ぐ台風で困窮している北朝鮮に対して、日本は3兆円規模の政府開発援助(ODA)を一括して支援、平和友好条約締結の場面での戦争賠償に切り替えるのである。しかも、これが最善の東アジアの安全保障となろう。


 菅が善人になる道はこれであって、インドネシアやベトナムで小銭をばらまくことではない。


<日朝平和友好条約で東アジアの経済復興と拉致全面解決>

 3兆円規模の支援を具体化させれば、北朝鮮経済は完全に復活して、東アジアの平和と安定を確実に約束するだろう。

 もともと朝鮮・韓国人は、清潔で勤勉な民族であって、過去の文化ははるかに高く、日本の比でなかった。植民地支配36年間の清算をして、しっかりとした歴史認識を示す中での謝罪反省をすれば、朝鮮半島の人たちは日本を両手で迎えてくれるはずである。


 田中角栄内閣が実現しようとした日本外交であったことを考慮すれば、1日も早く実行すべきだ。国際社会も暖かく歓迎してくれるだろう。霞が関に強く諫言しておきたい。御殿女中から離脱する時である。

 21世紀は、アジアの世紀であることが立派に証明されよう。


http://jlj0011.livedoor.blog/archives/26481789.html (東アジア不戦の誓い)


<海上イージスアショア数兆円で張り子のトラは有害無益>

http://jlj0011.livedoor.blog/archives/26481789.html


 安倍内閣の負の実績は、言及するまでもなく、周辺に緊張をまき散らすことによる大軍拡路線だった。死の商人に踊らされた自民党と公明党創価学会であった。これは中傷ではない。事実・史実である。


 3分の2が、安倍を踊らせた元凶となった。戦争法制にのめり込んだ公明党創価学会に対して、執行部批判が噴火することになるのだが、その一番手が何度でも紹介したいが、木更津市の戦争遺児(木更津レイプ殺人事件被害者)だった。ついで沖縄の野原善正のグループ、さらには創価学会本部職員や創価大学生らだった。


 2019年7月の参院選では、準備もしないで東京選挙区に出馬した野原に、j実に創価学会関係者21万人が投票した。公明党創価学会執行部は震え上がった。そして今日になって、あわてて愚かしいいちゃもんをつけて、野原を創価学会から除名しようと躍起になっている。強行すれば、除名無効の法廷闘争で、山口那津男・太田昭宏・原田・谷川・佐藤ら軍拡にのめり込んだ輩が血祭りにあげられるだろう。


 この時点で、大軍拡は止まる。

 現在は、安倍の意向を受けた自民党軍拡派・防衛族が、やみくもに海上イージスアショアという世界初の敵基地攻撃ミサイル艦を立ち上げようと必死だ。

 そもそもイージス艦に、飛来するミサイルを打ち落とせる能力はない。机上・幻の言葉だけのミサイルである。血税数兆円を死の商人に差し上げるという、実に馬鹿げた策略である。


 自民党の小野寺とか中谷とか、技術も分からない輩が、ただわめいているだけである。中国と北朝鮮を敵視する死の商人の罠にはまった空論に過ぎない。

 第一、多弾頭ミサイルに対抗できる迎撃ミサイルなどない。技術的に不可能だ。そのためのレーダーもない。

 もとはスペイン製のレーダーを、いまロッキードマーティン社とレイセオン社が競っているが、ただそれだけのことである。


 利権アサリの自民党防衛族の背後で、防衛省の武器調達部門と商社が暗躍している。ここは要注意である。防衛族への闇献金に注目したらいい。


<空母「出雲」を海中に沈めて魚類の住み家に>

 大軍拡よりも平和軍縮に舵を切って、軍拡費を福祉や教育に向けることが、為政者の基本である。古来より、国が疲弊したさい、真っ先に放棄するのは軍事費と決まっている。民を守ることが、最大の任務である。


 参考までにいうと、空母「出雲」を海中に沈めると、その分、東アジアに平和が生まれてくる。本当である。海魚の住み家にしたらいい。


 戦前の戦艦「出雲」は、中国で嫌われている。ご存知でない日本人は多いだろうが、これは事実である。確か上海では、日本料理店「出雲」が閉店に追い込まれた、と聞いている。


<死の商人に踊らされた7年8か月の安倍・自公体制の愚>

 季節は刈り取り秋だ。「60兆円を各国にばら撒いた安倍俯瞰外交の目的は、中国封じ込めだった。すべてがひも付き援助なので、安倍は収穫に懸命ではないのか」と事情通はにらんでいる。


 大軍拡の落穂ひろいも、これまた凄い収穫量になるはずだ。「安倍晋太郎や中曽根康弘の巨額の相続税も壮観だろうが、安倍晋三はその数百倍になろう

か」と関心を寄せる向きもある。

 思うに、A級戦犯の岸が60年安保、続く中曽根がGDP1%枠の突破、そしてシンゾウを支える自公体制下、軍拡の嵐が、続く菅のもとでも進行している。


 明治を主導した福沢諭吉のアジア蔑視論を総括しないまま、今も福沢1万円札、それを刷りまくっての大軍拡。因果を繰り返そうとしている。戦争を知る85歳以上の老人が決起して当然だろう。


<日本の進路は平和憲法が指し示す帆船・日本丸が最善>

 日本の針路は、75年前に当時の人類の英知を結集したような平和憲法に凝縮されている。武器弾薬など要らない。警察力と外交力を主体とした体制が安全航海を約束させる。


 帆船・日本丸は、大自然に身を任せる、悠々自適の安全航海である。死の商人が生きられない世界だ。人々が自立した、人民のための商人国家がいい。

2020年10月3日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


東アジア不戦の誓い<本澤二郎の「日本の風景」(3859)

<戦闘的リベラリスト・宇都宮徳馬さんの後輩たちが声を上げた!>

 世の中の多数は、戦争に反対するリベラル派である。だが、その多くは自己保身に長けている。勇気がない。第一、反骨の言論人さえ姿を消してしまった。自民党リベラル派・宏池会の墜落について、誰も助けようとしなかった。反対に国粋主義政府を支援する新聞テレビばかりだった。


 人々や国に災いをもたらす21世紀の特務機関・大魔神の電通の悪徳にさえも、知っていても沈黙を守ってきた悪党もいた。すべからく無知な日本人の日本国だった。


 だが、一方で子供や孫のことを心配する老人は多い。老いると、いい世の中を残したいと思うようになる。恩師・宇都宮徳馬さんの政治活動は、一生がそれだったが、彼のような平和軍縮に、せめて人生の最後を飾ろうとする90代の文化人が、遂に現れた。「東アジア不戦」の提言を行っていた。当たり前のことだが、安倍内閣のもとで、彼らは本気で心配したのだ。


 自身と国家の危機を、仮病で辞任したものの、まだ暴政を菅に続けさせようとわめく安倍晋三に、日本国民とアジア諸国民の油断は禁物だ。


 この珍しくも明るい記事は、郵送されてきた月刊誌「月刊日本」9月号で目にした。「東アジア不戦の誓い」を、各国地域の政府に対して「共同宣言」させようと呼び掛けている。それには真っ先に日本政府が、不戦の誓いを宣言しなければならない。



<「東アジアを戦争のない地域の全首脳が宣言」を提言>

 恒常的ともいえるアメリカ・産軍体制の戦争に、あろうことか自衛隊を飛び込ませるという、安倍の憲法違反の戦争法が、日本会議・自公政府の下で法制化してしまった日本で、事態は深刻な厳しい時代に突入した。


 当時は、多くの日本人は、このことに当初は楽観的だった。公明党創価学会が反対して、悪法の成立は阻止されると思い込んでいたためだ。当時、公明党創価学会を代表して、以前は池田大作側近と見られていた国交相の太田ショウコウこと太田昭宏が、閣内で大反対すると誰もが信じていた。

 

 あとで分かったことだが、池田は太田を信用していなかった。周辺に対して「ショウコウ監視を強めよ。油断するな」と警鐘を鳴らしていた。池田にとって、太田は裏切り者になる、との予感を抱いていた。


<太田ショウコウとナツオに裏切られた池田大作と日本国民>

 ショウコウとは、オウムの麻原彰晃のショウコウを揶揄したものだろう。池田は、早くから太田の野望・悪魔性を見抜いていたことになる。だが、たとえ太田がそうだとしても、山口那津男以下の公明党執行部が屈服することはない、とタカを括る向きもあった。そして、さらに創価学会執行部が反対するだろうから、やはり戦争法は無理だ、と理解する国民が多かった。


 自民党派閥記者専門で、野党に関心が薄かった筆者は、公明党創価学会の事情に疎かったのだが、したがって多くの国民と同様、太田が反対、山口執行部も反対して、戦争法が議会で成立することは困難だと認識していた。


 だが、岸と安倍の国粋主義の毒を太田は、たらふく飲んでいたのである。創価学会には、菅官房長官から信濃町の中枢にも毒が盛られていた。ここの下りの詳細は、いずれ1冊どころか数冊の本となって世に出るであろうが、池田の牙城がこんなにももろい砂上の楼閣だったとは、神のみぞ知るである。


 当事者は巨万の富を懐に入れたであろうが、彼らが生きている間、国民の監視が続くことになろう。安心立命は無縁、因果応報は消えることはない。木更津市の栄養士・戦争遺児の怒りは、2013年12月の時点で太田に爆発させたが、いずれは当時の公明党創価学会執行部が責任を取らされる。改革の火の手は、沖縄から列島にくまなく拡がっている。


 公明党の戦争党化・自民党化が、国粋主義政権の下で開花したことから、多くの知識人・文化人が恐怖を抱いている。「東アジア不戦」の首脳による共同宣言提言は、こうした背景が押し上げたものであろう。


 この7年8か月の、唯一の評価すべき動きである。まずは日本国が率先しなければなるまい。菅にできるか?安倍傀儡政権なので、この政権の打倒が先行しなければなるまい。


<背景に岸信介・中曽根康弘・安倍晋三ら国家主義復活政府>

 公明党創価学会の戦争勢力への変質が、東アジア危機到来の元凶であるが、我が国の言論界の動きは、電通操作が強すぎて明確ではない。安倍に歩調を合わせる論調が、ネットの世界でも少なくない。日本人のナショナリズムへの傾倒である。


 その底流は、ワシントンの反共主義と連動した戦前・国家主義の復活(岸内閣)によって根っこに芽が出て、ついで茎や葉が、そして幹となって、自民党はおろか、維新と公明党創価学会執行部を傘下に組み入れてしまっている。


 具体的に固有名詞を上げる必要などあるまいが、それは岸戦犯内閣の誕生にある。ついで中曽根内閣が、保守傍流として噴き上げ、ついには森喜朗の「神の国」から、靖国の小泉内閣を経て、安倍内閣に辿り着いてしまった。


 戦争の危機を肌で感じた7年8か月の日本であったが、海外の日本研究者にそうした認識は生まれなかった。アジアに賢者はいない。かくして東アジアの危機は、今回の東アジア不戦の流れを生み出すことになったと理解したい。



<90代の悠々自適・本末を極めた文化人らが決起提言>

 老いて貧困へと落ち込んでいる年金生活者は、財閥1%政治の悪しき成果の下で困窮を極めている。年金15万円は、まだ幸せな方だろう。他方、現役時代の実績で、悠々自適の老人もいる。一部の恵まれた文化人だ。


 そのような見識豊かな日本人が、ようやく勇気を出して「東アジアを戦争のない地域にしよう」と声を上げた。国粋主義・財閥傀儡政権の危うさを肌で感じた中での、必死の叫びだと理解したい。


 85歳以上の戦争を知る世代だ。東アジア不戦推進機構を名乗る人たちで、代表が元早稲田大学総長の西原春夫さん、元東京大学総長の有馬朗人さん、それに瀬戸内寂聴さん、澤地久枝さん、平岩弓枝さんら日本を代表する文化人が提言者となっている。


 提言の内容は「東アジア全首脳の共同宣言」で不戦を実現しようと訴えた。そのために何をするか。「あらゆる対立を超えて、人類全体の連帯を図り、人類絶滅の危機を回避するよう努力する」「少なくともまず、東アジアを戦争のない地域とする」


 人類の連帯とは、差別主義を排除することである。人類平等による協力で、人類絶滅を回避する。まずは東アジアを戦争のない地域にする。これを各国地域の首脳が共同で宣言する。


 日本国民として、まずは「日本政府のこの宣言への参加を熱望する」。当たり前のことだが、提言は「熱望」と遠慮しているような文言が気になるが、ことほど安倍・菅体制に対する危機感の裏返しなのだ。


 まずは、日本に護憲平和の政府を立ち上げる必要があろう。他人任せでは実現できない。行動である。活字や講演で新聞テレビを参画させる。そのためには、電通の言論弾圧を止めることが先決だ。もっとも、言論の自由が保障される社会の構築が求められる。


 自由で開かれた政府の誕生である。老骨に鞭打っての、戦争を知る世代の提言実現に、続く後輩たちものんびりしてはいられない。


 彼らの思いを国民こぞって共有、政界官界司法界に働きかけて、東アジア不戦の共同宣言実現にまい進しよう。政治家も政治屋も、これを選挙の公約に掲げるよう熱望したい。(本ブログ拡散希望)

2020年9月29日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


ヒラメ判事が制覇した裁判所<本澤二郎の「日本の風景」(3862)

<法務検察の腐敗と連動、憲法に向き合えない司法>

 目の前の重罪事件から目を背ける日本の法務検察、憲法・正義を貫こうとしないヒラメ判事が制覇した裁判所。議会・官邸は、政治屋と売国奴のような官僚が支配する異様な永田町を、真っ向から批判できない言論界。この現状に異論をさしはさむ識者はいるだろうか。一皮むくと、戦前の特務機関・電通(財閥)が支配する日本を、コロナが教えてくれた。


 昨日は前橋地裁のヒラメ判事の判決が、世上を賑わせている。良心に従い、独立して職務を果たせる正義の判事がいない日本に、これまた希望が見えない。身もふたもない分析に、人々の共感が集まる現代である。


 今朝ほどの事情通の電話は「学術会議の人事まで口ばしを入れる菅内閣は、学問の自由を認めないのだから、とても長持ちしない政権だ。昨日は、菅が安倍事務所に行って、もう上川の法務省がしっかりやっているので、事件の心配は不要だと報告して、安倍を安心させたものだ」という官邸の内情に通じている鋭い分析を披歴した。


 

<三権分立を回避、議会・政府を抑制できない最高裁>

 権力の独占は、不正腐敗の温床となる。それを回避する手段が三権分立の導入だった。司法・立法・行政に分立、お互いに抑制均衡を図ることが、近代国家の基本原理であって、これが正常に機能していれば、不正腐敗は最小限に抑え込むことが出来る。


 だが、悪しき政権は議会を牛耳り、司法の分野も抑え込む。日本の戦後は、この司法権が全く機能していない。国際社会が韓国の民主主義を評価する理由である。特に検察は、行政府も立法府にも、不正があれば、容赦なく捜査を開始、裁判所が適切に判決を下す。


 日本の検察は、政府に操られ、議会へのメスもよほどのことでないと入れない。河井事件の根源は、安倍や菅・二階らの政党助成金1・5億円の投入である。河井夫妻逮捕でも、ごく一部しか発覚していない。公明党創価学会や安倍の懐にいくら流れたか、に国民の関心が集まっている。


 安倍がヒラの議員になったいま検察は、捜査を開始する時だが、その気配がない。第二の黒川弘務の林真琴検察の可能性が濃厚である。「林を検察官適格審査会に掛けろ」の合唱が、徐々に拡大してきている。

 具体化すれば、林検察は致命的な痛手を被ることになる。


 最高裁が動くべき時でもあるが、現実は「沈黙して10年間、高給を食んで居眠りしている判事ばかりだ」となると、この国の統治機構が破壊されて、機能していないことになろう。


 行政府・議会の腐敗に目もくれず行動しない裁判所では、売国奴司法のそしりを免れないだろう。それでもいいのか。


<憲法・正義を貫けない司法に善良国民は裁判回避>

 いま政府・議会人を尊敬する国民が、どれほどいるだろうか。一部の利権屋や宗教の信者に存在するだろうが、1億2000万人の多くは失望している。


 それは憲法や正義を貫けない裁判官を、日本国民は毎年見せつけられているからである。「さすが見事な判決」と感心する判決を、この50年、30年の間にあったろうか。国民のために蛮勇を振るった判事を見つけることは、暗闇で星を見つけるようなもので、到底不可能であろう。


 かくして筆者もそうだが、出来るだけ司法を遠ざけている。ヒラメ判事を敬遠する国民は、多いに違いない。東芝医療事故死事件の刑事告訴の場面で、東京地検の松本朗による不起訴と、続く検察審査会の正体を知り、司法に希望を失ってしまった。


 時々、紙面を飾ってくれる御仁は、義弟の医療事故死の問題で、最高裁まで争ったものの、裁判所は強いものに味方して押し切った。また、夫を医療事故死させられた夫人から「医療弁護に強い弁護士を紹介して」と言われ、息子のことで「名古屋の有能な人物だ」と、名古屋市長に紹介されていたものだから、彼女も彼を信じて最高裁まで戦ったが、それでも彼女の正義の夢は実現しなかった。


 国民の多くは、泣き寝入りしている。司法が、国民に奉仕していることはない、と言い切っていいくらいである。


 ヒラメ判事と無能弁護士の狭間で弱者は、無念の涙を呑んでいる。善良な国民は、司法にあきらめに似た思いを抱いている。日本に限らないようだが、弁護人も金儲けで行動して恥じない。



<哀れ前橋地裁の渡辺ヒラメ判事の自衛隊参戦法合憲判決>

 司法の現状についてペンを動かしている理由は、昨日10月1日の前橋地裁の判決を、ネット情報で確認したためだ。例の安倍・自公内閣最大の負の実績となった憲法違反法である戦争法(安全保障関連法)に対する市民の訴えに対して、渡辺和義という裁判長が、典型的なヒラメ判事よろしく、違憲判決をせずに逃げたことに怒りを覚えた。


 このヒラメ判事は、極右政府と一体化しているのであろう出世志向の、石ころのような判事だと断罪したい。

 証人となった元内閣法制局長官・宮崎礼壺は、ごく当たり前に「憲法9条に明白に違反する」と常識論を披歴したのだが、ヒラメ判事は、安倍・自公の方に体を向けて、自衛隊参戦法を容認した。実に情けない判事であろうか。

 


<砂川米軍基地違憲判決、長沼自衛隊違憲判決から目を背ける判事>

 戦後75年の間に真っ当な判決を下した判事は、たったの二人である。


 「米軍基地は9条に違反する」と憲法と正義を貫いた、砂川事件の伊達秋雄判決。もう一つが「自衛隊は憲法に違反する」と断罪した、長沼判決の福島重雄である。共に一審判決で、ヒラメの最高裁で却下された。今から60年ほど前のことである。


 二人は、最高裁人事で左遷されたが、良心を貫いたことから、戦後の裁判史に記録された。俸禄と官職に生きがいを求める人間に、人々の尊敬は集まらない。分かっていても政権に寄り添って、国民と憲法・正義に従えない裁判官は、売国奴のそしりを免れない。


 いま言論界ではヒラメ記者が跋扈、国民を欺いて恥じない。世も末か、であきらめるわけにはいかない。国民・正義・憲法に殉じる反骨の士が、今ほど求められる時はないだろう。

2020年10月2日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本岸クラブ会員)

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