史上最低の明治維新政府<本澤二郎の「日本の風景」(3840)

<啓蒙思想家が主導した倒幕政府の極め付き不道徳治世>

 日本人でありながら日本史を知らない日本の国である。大手出版社の元編集者が、天地がひっくり返るようなラプトブログをメール送信してきた。コロナが作ってくれた時間で、その中の解説YOUTUBEを開いて、最後まで見てしまった。


 国際的には、啓蒙思想家・長く1万円札の顔になっている慶應義塾創立者の福沢諭吉が、ロンドン土産なのかどうかは不明だが、軍拡資金のない維新直後の明治天皇や政商財閥・三菱の岩崎弥太郎に対して、日本の未婚女性を海外の売春宿に売って金を作れと進言した。


 両者はさっそく日本郵船を設立、性奴隷貿易で財を成した。嘘のような本当の日本史である。朝鮮半島では、それ以前からだろうが、儒家思想教育で王族の子弟に対して「民を慈しめよ。聖君になれ」と厳しく養育していたころのことである。


 目下、史上最低の首相交代の、猿山のボスざる選びの最中だと、世の識者は嘆いているが、源流をたどると、大正・昭和・平成・令和のルーツである明治にそのもとい(基)が存在した。


 地球を俯瞰すると、アマゾンやインドネシアの森林を燃やし尽くす為政者、自国の利益のみに狂奔する為政者、反抗する野党指導者を毒殺しようとする者など、欠格独裁者が目に付くが、自国の女性を外国に売りさばいて、それを原資にして武器弾薬を手にした政府は、史上初めてではないのか。

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<未婚女性を騙して日本郵船に乗せた性奴隷貿易>

 海軍主計中尉の元首相は、インドネシアで力づくで現地の女性を拘束して、日本兵のための慰安所を作った。このことで大変喜ばれた、と自ら記録した。


 韓国で話題の従軍慰安婦は、軍の威圧、警察力、業者による騙しなどで現地の女性を拘束、力でもって、性奴隷を強いたものである。


 維新の新政府は、政治力を背景に「世界に夢よ」などという騙しの作戦で、未婚女性をかき集めて、日本郵船の客に仕立て上げた。ひとは古くから彼女らを「からゆきさん」と呼んでいた。

 数十万の未婚女性は、逃げ帰る知恵も力もなく現地で、正に犬死した。

 「からゆきさん」とは、唐行きさんのことか?三菱の岩崎と田布施の明治天皇の腐れ縁について知りたい。福沢との深い仲のことについても。


<近代日本が聞いてあきれる歴史の真相>

 からゆきさん研究が、日本近代史の入り口ということなのだ。


 見えてくる!レイプ文化の日本、女性を性奴隷にする天皇政府と軍閥と財閥

三者のかかわりの中で動いてきた明治と昭和。そこには、欧米の人権主義はなかった。男女平等など論外だった。


 筆者は「木更津レイプ殺人事件」(ブログ掲載)から、性奴隷問題・レイプ文化の日本について、ようやく日本史の真実に辿り着いたものであるが、原点はゴロツキ・やくざまがいの偽善史そのものだったことも理解できる。徳川幕府の方が、はるかにまともであったかもしれない。


 また倭寇という日本海賊が、半島や大陸の人たちから恐れられていたことも、朝鮮王朝史で知ったばかりだ。倭寇から明治軍拡侵略政府への流れは、必然だったのだ。それにしても、嘘の近代日本史を作文した教育官僚には、良心などなかったのだろう。



<山田盟子、マーク・ゲイン、エドワード・ベアらが立証>

 欧米の人権文化は、彼らにとって無縁だったのだ。その恥部を山田盟子著「ウサギたちが渡った断魂橋」(新日本出版社)が見事に暴いている。読んでみたい本である。復刻版を大量に出してはどうか。


 天皇蓄財も驚きの一つだが、維新当時はそこいらのゴロツキ同然だったとすれば、当たり前なのだろう。マーク・ゲインの「ニッポン日記」(筑摩書房)、エドワード・ベアの「天皇裕仁」(駐文社)も復刻版を出して、無知な現代日本人に読ませるといい。


 「木更津レイプ殺人事件」で感じたことは、女性が自立しないと、日本は変わらない、この一点に尽きる。

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2020年9月10日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

コケにされた名門派閥<本澤二郎の「日本の風景」(3839)

<電通・五輪お庭番・森喜朗までも嘘の上塗り>

 「安倍ちゃんの本当の心は岸田だった」とは、電通五輪のお庭番・森喜朗が発した、と昨日のネット報道で目にした。「サメの脳みそ」らしい安倍擁護論であるが、自民党の名門派閥・宏池会関係者で、森発言を素直に聞くものなど一人もいないだろう。


 事情通にとって、それは「森にまでコケにされた宏池会」「堕ちるとこまで落ちてしまった宏池会」を印象付けていようか。宏池会つぶしが、清和会の派閥目標だったが、遂に実現したとの思い上がりが、森の追い打ち発言となったものだろう。


<安倍・麻生に騙されて、騙されて総裁選でピエロ役>

 昨日の自民党本部での菅・石破・岸田三者の自民党総裁選候補者記者会見を少し、インターネットで見てしまったが、誰が見ても一番の劣等生は、安倍が推した本命の菅だった。自らの無能を隠そうと、日ごろからの硬い口を貝のように閉ざしてしまい、意味不明の連発だった。


 本来の党員選挙からの総裁選挙を実施していたら、菅の無能・無力を世界に露呈する総裁選になったことは間違いない。


 そこでも、安倍や麻生から「次は君だよ」という、生き馬の目を抜く永田町特有の、騙しのささやきに乗ってしまった岸田文雄という、宏池会会長のピエロ役に、サーカスの観客もうんざりだったろう。


 岸田ピエロは、その場面でも財閥1%のための、大衆いじめの安倍政治を評価する発言をした。腰を抜かした国民が多かったに違いない。


 宏池会創設者・池田勇人内閣の官房長官・黒金泰美の「宏池会政治は、国民のコンセンサス(合意)を政治に生かすことに尽きる」わけだから、安倍には民を慈しむという理念・信条はこれっぽちもなかった。憲法違反の戦争三法やカジノ法などの悪政・暴政の連続で、一部の株好きを喜ばせただけだった。そんな安倍・日本会議を持ち上げてしまった岸田である。


 岸田には、宏池会の理念・伝統を忘却してしまったのか、安倍レベルの政治家失格もいいところだ。


<宏池会の伝統・護憲リベラルの旗を降ろさせられて無残>

 筆者が宏池会と出会ったのは、1972年のことだった。7年8か月の佐藤栄作内閣が、沖縄返還を花道に退陣する総裁選のさ中でもあった。宏池会は田中六助ら血気盛んな面々が、前尾に代わって大平正芳を擁立、勢いがあった。参謀の鈴木善幸が、佐藤派分裂を想定して、党人派の田中角栄と連携、岸信介と佐藤の兄弟が支援する福田赳夫封じ込めの多数派工作に専念していた。


 福田封じの決め球が、中国との国交回復実現だった。いうところの大角連合で、三木派や中曽根派を糾合して、7月7日に田中内閣が誕生、大平は外相になると、一気呵成に中国との歴史的な正常化を実現した。


 日本の戦後外交の金字塔である。平和条約は、福田内閣の大平幹事長の手腕で、台湾派の岸がまとわりつく福田首相を説得して、これを実現した。大平は自ら政権を担当すると、中国に政府開発援助の供与を約束した。これが、90年代の中国の高度成長の起爆剤となったものである。


 大平が倒れると、鈴木が後継した。続く中曽根、竹下、宇野、海部内閣を経て宮澤内閣が誕生した。宏池会の護憲リベラルは、岸や中曽根の戦前派国家主義政治に対抗することで、自民党を国民の側に引き寄せてきた実績は、高く評価されよう。


 この評価される自民党護憲リベラルを、完璧に叩き潰した元凶が安倍・日本会議の極右政権だった。岸田には、そうした認識がないらしい。自ら墓穴を掘ってしまった点では、自業自得であろう。


<清和会・信濃町の3分の2議席の哀れ敗残者>

 護憲リベラルは、日本国民の平和主義に根差したものだ。他方、財閥の武器弾薬利権にまとわりつく岸や中曽根の国家主義は、1%と彼らのためにワシントンに目を向けるため、必然的に改憲軍拡派を名乗ることになる。

 彼らに政治家はいない。政治屋ばかりである。


 これは言論界も同様で、財閥1%の電通広告にぶら下がる新聞テレビが、読売・日本テレビ、産経のフジテレビ、そして日経・テレビ東京などで、そこでは露骨な改憲論を人々に流し込んできている。言論の自由という民主主義ジャーナリズムの原則を、自ら封じ込めている。


 そして最近になって気が付くと、ほとんどの新聞テレビが、護憲リベラルの旗を降ろしてきている。電通の大魔神に屈した証拠である。財閥広告に屈する言論界が、国民のための正義・公正という視点からの権力監視を、著しく低下させている。


 電通支援の清和会政治と比例して、公明党創価学会のマスコミ対策に、これまた新聞テレビが自粛して、批判記事を書かなくなってしまった。


 かくして、新聞テレビで日本の真実を知ることが出来ない、言論劣化国に成

り下がって、独裁国レベルに成り下がっている。


 他方、北朝鮮の核問題や拉致問題を大きく報道する、政府の意向を反映したマスコミの狙いは、人々に偏狭なナショナリズムを植え付けることになる。日本会議・電通の狙いは、憲法改正に向けた世論操作なのだ。


 こうした悪しき土壌の背後にあるのは、国民の代表である国会で、政府与党が3分の2という圧倒的な議席を有している、そのためである。なぜか?安倍の極右化に服従する公明党創価学会、特に太田ショウコウと山口那津男と原田ら執行部の面々の池田裏切り人の自民党支援に尽きる。


 昨年7月の参院選広島選挙区での河井案里擁立の岸田・宏池会つぶしは、菅・安倍・二階の党本部からの1・5億円+公明党創価学会票の二つの要因で達成できたものである。以来、岸田評価が内外で激減、ついにはサーカスのピエロへと墜落してしまった。


<前尾繁三郎の時は大平正芳が汚名挽回、岸田には?>

 佐藤栄作の7年8か月の長期政権に対抗した前尾は、敗者となって大平が汚名挽回を果たし、名門派閥の復活に成功した。水面下での田中角栄との友情・信頼が開花したものだった。


 安倍内閣7年8か月の岸田は、ひたすら禅譲に賭けていた。政界の人間にとって、これは不思議なことであるが、前述した自公連携による3分の2の議席が、岸田の出番を封じ込めたものでもあろう。

 せめて石破との水面下の連携だ出来なかったのか?いまの宏池会の構成員を知らないが、大平を支援したような若手熱血漢がいなかった?参謀不在、小選挙区制下の国会議員の質的低下も原因かもしれない。


 提言したい!宏池会は護憲リベラルの旗を掲げ、国民との連帯を図ることで、相応の展望が開けるだろう。日本国民は支持する!

2020年9月9日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

100万自民党員に告ぐ!<本澤二郎の「日本の風景」(3838)

<猿山のボス選び・やくざまがい総裁選に文句ひとつ言えないのか>

 太平洋の対岸・アメリカの大統領選挙では、国際的ルールを破壊する現職・共和党のトランプに対して、共和党の重鎮らがトランプ批判をして、民主政治の活性化に貢献、それをマスコミも堂々と掲載して、国民啓発に賢明である。


 対するに、わが日本はどうなのか。自民党員には、総裁選挙をする権限があるということになっている。しかし、時間がないという。とんでもない、6月18日から安倍晋三はほとんど何もしてこなかった。今もそうである。


 国会は開かない。逃げまくって辞意を表明した。時間は余るほどある。それでいて、史上最低首相が「次は菅だ」というと、党員選挙なしで、大半の派閥が、勉強もしなかった、金配りの名人で、脅しが出来る無教養政治屋を一斉に支持、すでに国会議員の7割を固めた、と電通メディアが報道に賢明である。


 賢者は曰く「まるで猿山の大将選びか、やくざの親分選びだ」。日本の恥さらしの自民党総裁選に100万の党員が、じっとして成り行きを見守っている。まるで、戦前の軍国主義の時代の翼賛選挙が、それでも粛々と繰り広げられている。



<自民党員は思想信条無縁、ひたすら利権集団なのか>

 現役のころは、よく自民党の党員・支持者の集まりでおしゃべりをした。一番受けたのは、木更津市出身ゆえに、やくざのハマコーを俎上に載せて話を進めると、会場が和んで、雑談ゼロの講演をすることが出来た。


 壇上の前は、医師などの地元の有力者が占拠して話を聞いてくれたのだが、永田町の滑った転んだを紹介する中で、必ず一本の線を引くことを忘れなかった。それは、護憲リベラルの日本政治の根幹を伝えることだった。彼らはそのことに満足してくれた。


 善良な自民党員が存在した証拠である。だが、今はいない。少なくとも、この8年の間に、彼らは姿を隠してしまった。声を上げなくなってしまった。それも、平和を口走っていた公明党創価学会が、戦争国家に傾斜してしまっている。推して知るべきだろう。

 思想信条無縁の、いい加減な自民党員ばかりなのか。安倍周辺に利権の政治屋がまとわりついていたように、100万党員も同じなのかもしれない。猿山のボス選びに満足している?



<恥さらしの岸田と石破は脱党して新保守党の旗を掲げよ!>

 安倍から8年もの間、次は岸田さんの番だと言われてきた岸田文雄、側面から麻生からも。それにすっかり浮かれて舞い上がってしまった岸田は、親類の宮澤喜一を泣かせてしまった。


 自民党きっての秀才・宮澤は、護憲リベラルの政治家だった。政権を担当する前後、未確認だが、ナベツネから「改憲賛成なら応援する」とボールを流られたが、彼は折れなかった。拙著「総理大臣 宮澤喜一」(ぴいぷる社)は、それゆえに誕生したものである。


 岸田は、宮澤の遺訓を放棄して安倍に従った。結果は、因果応報となってしまった。安倍に裏切られ、麻生にも裏切られて、人生の虚しさに震え上がり、どう振舞っていいのか判断がつかない今である。


 最後の決断は、これしかないだろう。護憲リベラル・宏池会が、石破と組んで自民党を飛び出すのである。首班指名の場で、菅を叩き潰せばいい。岸田・石破連合で、やくざまがいの安倍・菅・二階の体制を突き崩すのである。


 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もある!石破も岸田も清水寺の舞台から飛び降りるのである。


<新聞テレビは、この危機においても電通の言いなりなのか>

 国民は、コロナ関連予算をきっかけに、安倍のマスコミ対策の主役を演じてきた電通が、大魔神のごとく世論を操作してきた実態を知ることが出来た。


 息子の東芝・医療事故死に対する、報道と警察・検察に重大な懸念を抱いてきた筆者は、目から鱗が落ちる思いで、正直、感動的な思いで受け止めた。


 「電通に屈服した読売」は理解できても、朝日までも、には愕然とするばかりだが、少しは電通に反撃するのかどうか?ダメらしい。菅報道が裏付けている。最近の世論調査には、反吐が出る。新聞テレビは死んでしまって、日本国民を欺いている。

 菅宣伝に驚愕するばかりである。この流れが100万党員の意思なのか。繰り返したい。自民党の100万党員に告ぐ!

2020年9月8日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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