本澤二郎の「日本の風景」(5491)
<公明党進化?戦争法制・カジノから現在=NHK受信料応援団>
「世はまさに麻のごとく乱れている」という世とは地球規模である。武器弾薬で世界を自在に操ってきたアメリカが、ついに矢折れ力尽きて失墜し、飛行機なら墜落寸前だ。必死で回避作戦を敢行しているが、あの手この手のトランプ作戦に、東京もパリ・ロンドン・ベルリン・北京も激しく揺さぶられている。真っ先に実体経済と乖離した株バブルが直撃を受けて、東京の新聞テレビは株の動向報道に振り回されている。国民生活の貧困化の超物価高をまともに伝えていない。これが庶民の心情を痛く傷つけている。
しかも、日本の政界はどさくさにまぎれ、意外な政治行動をすることもめだつ。そんな事例の一つを信濃町で見つけた。一部で「公称800万などという出鱈目数字に酔いしれてきた公明党創価学会が、安倍内閣での自衛隊参戦法制からカジノ法など、戦争・ギャンブル国家創造に走ってきたが、ここにきて新たに、権力監視を忘れ、権力に媚する国民の敵・NHKの応援団を買って出てきた」という厳しい声が噴出している。
<どさくさに紛れて日本のマンモス報道機関の配下に変身>
公明党創価学会とナベツネ読売新聞の関係は、以前から承知していたが、公共放送の使命をかなぐり捨てて「政府・財閥のための広報機関に堕したNHK」に対して、善良な国民の多くは反発し、いやいやながら大金を払わされて、NHKの贅沢三昧な報道に現在も振り回されている。
そんなNHKに公明党創価学会が支援を始めた!
<「NHK払っている!やめろ」と言われた凡人ジャーナリスト>
やっと思い出した。もう30年か40年前の、我が秘話に属する一つである。それは自民党派閥記者時代の知り合いが、どうしたきっかけだったか忘れたが、民放テレビ局の政治記者に「NHK受信料を払うバカがいるか」と叱責を受けた。
無知な日本人だった派閥記者は、それまでNHK受信料は払うものだとあきらめていた。しかし、民放の記者の一言に覚醒して支払いを止めた。全国民が民放の主張を信じて受信料の支払いを止めれば、NHKは沈没し、日本からマンモス報道機関はなくなり、NHKによる世論操作・言論統制はなくなって、健全な日本が誕生する。今からでも遅くない。
<公明党の国会追及はNHKNOのタワマン族にワル知恵指南>
2025年4月9日の参院決算委員会で、公明党の新妻秀樹がNHK応援団を鮮明にする質問をしたという。タワマン住民は、金持ち族・株族に違いない。貧者には無縁の世界だ。わりあい知性のある住民であろう。政治の内情や新聞テレビの事情について、一般の家庭の苦労人よりも詳しいといわれる。
事情は知らないが彼ら彼女らは、大半が全体主義国家のような受信料支払いを拒絶している。第一、高い塀や城のような世界に、NHKの受信料支払いを強要する人たちは入れない。そのことでNHKは困っている。事情を知ったのか、公明党議員は特権を利用してNHK支援を、なんと国会の場で指南役を買って出たのだ。NHKゴマすりの公明党議員というのも珍しい。
<公明党創価学会は金満政党=列島に笑顔ポスター誇示>
日本で一番優雅で金持ちの国会議員は、自民党だと信じ込んでいた派閥記者は、もうだいぶ前から創価信者で公明党党員の家の塀や周囲に、大きな笑顔の顔写真を掲示している様子に違和感を抱いてきた。公明党創価学会こそが日本の金満政党NO1であることは、小学生でもわかる。
党首と候補者のメイクで化けた健康的?顔写真は、電通が担当したものかもしれない。貧しくて今にも倒れそうな髭のおじさんは一人もいない。そのような人物は候補者になれない。これは皮肉ではない。事実である。
公選法違反ではないのか?
<権力監視(公共的価値)止めて政府財閥支援のNHKに金払うバカがいるか>
さて国会でのNHK支援の公明党議員は、企業の独身寮53万人や高層マンション管理組合との連携を図れ、などというアドバイスに終始したが、そうした世界には創価学会信者2、3世のような上からの指示に、従順に従う市民は少ない。
NHK役員は「NHKの公共的価値」を繰り返したようだが、NHKの公共的価値とは何かがいま問われている。政府の腐敗・暴走をチェックできない公共放送は、土台が腐ってしまって、それでいて職員は法外な給与を懐に入れている、と国民から見られている。この実情を、自民党議員の中では一番承知しているのが現在の総務相の村上誠一郎である。
<堕落するばかりの公明党創価学会に展望なし>
NHKも駄目だが、公明党も戦争党・カジノ党に変身して希望のない政党に堕落してしまっている。信濃町監視人のプロの目線を誤魔化すことは出来ない。真っ先に政教分離の実を証明して貧者救済の政党になれ、と指南したい。そうすれば同じ問題を抱えている自民党の神道カルトとの分離も具体化するだろう。
2025年4月11日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)