本澤二郎の「日本の風景」(5853)
<ナベツネ御用新聞化に単身抵抗した反骨秘史>71
自民党と首相官邸を20年、政治記者として見聞してきて断言できることは、岸・福田の流れを汲む清和会の森喜朗が自民党幹事長になった時点で、大きな変化が起きた。それはジャーナリストを敵か味方かで選別差別するようにしたことである。案の定、その後に森は中曽根・ナベツネの談合でもって首相の座を射止めた。その後に森の「神の国」発言が飛び出す。自民党の派閥抗争を取材してきた筆者は、自民党大会に呼ばれなくなった。取材拒否だ。

改憲に執着する国家主義者の秘密主義は、ジャーナリストとして死守するリベラルな取材を拒否する体質だ。言論の自由を保障する民主主義を否定することを露呈したものである。それは同時に自民党内のリベラル派の追放をも約束した。
「日本は天皇中心の神の国」と宣言する森による、池田勇人・大平正芳・鈴木善幸・宮澤喜一の保守本流・宏池会を継承する池田行彦と加藤紘一排除が本格化する。これは今のサナエの体質そのものだ。

<リベラル宏池会つぶしは、森後継の小泉政権下で>
この宏池会つぶしとナベツネの読売支配は、ほぼ連動していた。
宮澤・宏池会を改憲派にしようと画策したナベツネの策略は失敗すると、今度は大平の秘蔵っ子の加藤の封じ込めに狂奔する。池田は病に倒れるが、加藤の「神の国」批判は止まらなかった。対して森後継者の小泉は、加藤の秘書関連の醜聞を表面化させる。トドメは山形県の自宅を火炎で灰にした。右翼のいつもの手口で、背後の黒幕を警察は捜査しない。
ひところYKKと呼ばれた小泉・加藤・山崎拓の密接な関係は、清和会・神道の日本会議が押しつぶしてしまった。小泉政権の立役者は、極右の生長の家・神社本庁・統一教会。背後は暴力をちらつかせる岸の盟友で、統一教会育ての親の笹川良一のギャンブル財団。
笹川のゴルフ場に森・小泉・安倍のほか麻生太郎・岸田文雄までが集合させる。笹川ギャンブル財団とNHKの不可解な密接関係は、今も話題になっている。同財団にはナベツネと同名の人物が、NHKでよくコメントを出している。このことでNHKの公共放送は失格だろう。
笹川天下を嫌う福田康夫は、中国との友好を今も続けている。ご存知、日中関係破壊者は小泉の戦争神社(靖国神社)参拝とODA中止。大角連合の日中友好政策は、清和会のもとで消えてゆく。

<ナベツネに転んだ岸田文雄の宏池会と自民から消滅したリベラル派>
安倍晋三に屈した、というよりもナベツネに転んだ岸田文雄。
それゆえに彼は菅義偉の後継者になれた。その条件は、岸田の口から「改憲」の言葉が繰り返し飛び出し、それを読売・産経・日経と系列テレビでジャンジャン流布させることだった。岸田は首相になると、改憲派に変身した。つまるところ、宏池会の消滅を天下に公表したことだった。晩年のナベツネの一大成果となった。いまの若い記者は知らない。極右の好戦的清和会に屈する新聞人にあきれる。

<平和では甘い汁を吸えない日本会議・魔女党に亡国の因>
世界は急変する。地球は音もなく沈下している。アメリカとロシアだけではない。大軍拡のための巨額借金予算の日本も、財政危機で年金制度も確実に沈む。物価の番人を放棄した黒田東彦と植田の日銀で、人々は泣き叫んでいるではないか。
異常な円安でわずかな預金も半減し、紙切れになっている。日本の途上国沈下の証明である。超格差の社会は犯罪国家を約束する。国会はというと、たるみきってサナエと統一教会関係さえも暴いていない。さしずめ「魔女党」は神風に期待しているのだろうか。

<抵抗する村上誠一郎・石破茂・岩屋毅らの抵抗は強まる!>
1、「東京都練馬区長選が12日に投開票され、無所属新顔で幼稚園理事長の吉田健一氏(59)が、前都議の尾島紘平氏(37)と会社経営者の三上恭平氏(43)の2人を破り初当選した」
魔女党は、公正な選挙で勝つことはできない。
2、首相が進める情報機関の改革、「インテリジェンス」の実態は4/12(日) 5:00配信読売新聞オンライン
サナエ党をカバーする任務を帯びている、必死のナベツネ読売記事など読むに値しない。自信のないわるい政権ほど国民を監視するものだ。平和を破壊する政権を、天はよく見ている。

<日本国憲法は世界に冠たる憲法=サナエの精神は壊れている>
「立党から70年。時は来ました。(憲法)改正の発議について、メドが立っていると言える状態で、皆様とともに来年の党大会を迎えたいと考えています」
サナエの口先は威勢がいい。しかし、平和にくらしたい国民精神との乖離は天地の差か。
茅野村の神童・松本英子の武器弾薬放棄の非戦論を学べ!
2026年4月13日記(茅野部落の仙人)

本澤二郎の「日本の風景」(5852)
<ナベツネ御用新聞化に単身抵抗した反骨秘史>70
高市早苗首相(自民党総裁)は4月11日、党本部で全国幹事長会議に出席し、会議の冒頭、歴史的大勝を果たした2月の衆院選を振り返り、「国論を二分する大きな政策を判断いただいた」「何としても約束を果たしていかなければならない」として、緊急事態条項など改憲や積極財政や大軍拡など、公約の実現に取り組む姿勢を示したなどと報じられている。
災害にかこつけての「緊急事態条項」の危うさは、生長の家や国家神道狙いの日本会議の野望だと指摘されている。これには財閥などの「死の商人」の暗躍による大軍拡予算が成立、年金や福祉の崩壊がささやかれている。

<中川昭一酩酊会見とナベツネCIAの罠>
昨日、YOUTUBE動画に2009年2月16日と、同19日の中川酩酊会見を追及する国会中継が登場した。野党は中川本人の風邪薬問題と財務省の国際局長・玉木林太郎の怪しい対応に的を絞って追及し、肝心の読売新聞記者と日本テレビ記者疑惑を回避していた。
中川の米国債購入拒否という真相や、ワシントンの強い反発と読売CIA疑惑は、全く触れない甘すぎる追及に終始していた。筆者は正力松太郎以来、読売新聞はCIA日本代理を継続していると推認している。財務省の役人だけでは、中川追放の罠は不可能である。ナベツネが関与した罠であろう。彼ならできる。
二人の女記者をはべらせていた。同じことはNHKが女記者を20年も安倍晋三に提供していたことに似ている。偶然ではない。中川酩酊会見の罠には、二人の女記者が関与していた。まさしくナベツネ流だ。未亡人の叫びによって、墓穴を掘った読売新聞は、因果応報という原因結果の法則が適用される。日本テレビも。

<黒い闇・日本会議主導の自民改憲草案は「神の国」回帰!>
「笛吹けど踊らず」がサナエには理解できない。彼女は日本会議の指令に素直に従う靖国参拝の好戦派だ。
国民はコメが二倍にはねあがる超物価高と、明日の希望が見えない暮らしに汲々としている。「わが暮らし働けど楽にならず」の毎日だ。良心的な政治家でしられた吉田茂側近の小坂善太郎は「改憲は世論分断するため外国に悪用される」と改憲にくぎを刺していた。第一、改憲など必要がない。日本核武装には、真っ先にワシントンが猛烈に反対する。インド太平洋覇権国など、国家神道「神の国」で成功率ゼロだ。
不気味すぎる日本会議の会長が、生長の家カルト教団の谷口なる人物だと知って、まだ1週間もたたない。270万会員の顕正会の人に教えられたばかりだ。この日本会議が、戦争する「神の国」にするための自民党改憲草案だと聞いて仰天してしまった。
災害向けの緊急事態条項でもって、戦前の「神の国」覇権国という、日本会議の野望実現にサナエは、強行するのだという。論外だ。サナエは、その地位をやめてもらうしかない。これまた顕正会の目的というからすごい。
新聞テレビが権力監視をやめたことが、顕正会など国民に目を向けた人と組織が覚醒したものだと信じたい。

<神がかり政権に270万顕正会が決起>
人は戦争を拒絶する。仏教・道教・儒教という東洋思想は、すべて平和主義の立場で、戦争するキリスト教・ユダヤ教・イスラム教と異なる。生き物殺傷を禁じている。自然破壊を許さない。そのような心を持つ人間づくりを目指す。政治について「大学」は、修身斉家治国平天下を説く。
修養して家を治めて、初めて平和な国づくりが可能になる。男たらし、女たらしは資格なしだ。サナエを品格ある総理と信じる日本人が、この世にいるだろうか?
270万顕正会は、日本会議の「神の国」に寄り添うサナエの退陣を突き付けて、勇敢な活動を展開している。

<宗教論争勃発も>
政権を担当している自民党議員のすべてが、自民党神道議員連盟に加入している。神社の無意味な「神棚」を祀って選挙をしている。自民党は政教分離違反政党である。
80年前の「神の国」にすることが彼らの目的だ。子供でも信じない。こんなバカげた原始のお祓いに、米国は二発の原爆投下で無条件降伏にした。また同じことを?
漫画でも描けない。戦争反対のまともな宗教団体が、こぞって行動を起こす時だ。第二、第三の顕正会が現れるだろう。

<まやかしの選挙制度での議席配分の憲法論議は許されない>
日本国憲法前文は、日本国民に対して「正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために」と謡っている。
現実はどうか。「今だけ自分だけカネだけ」の政治屋集団ではないか。品格のある政治家がいるだろうか。
果たして正当な選挙なのか。自民党の得票数と議席数の大きすぎる乖離に怒る国民がほとんどだ。
それは小選挙区制というまやかしの制度による。民意に沿える制度改革を急ぎ実行するしかない。そうでなければ、子孫のための憲法議論は不可能である。

<公正な選挙で選ばれた議員による憲法調査会で議論>
品格のない政治屋と女性議員ばかり、利権の世襲議員が目立つ議会は、憲法前文の民主的な議会とはいえない。
公正な制度による選挙での議員によることが、何よりも不可欠である。
80年前の戦争責任者が、武器弾薬国家復権のための、憲法改悪のための小選挙区制を廃止し、民意の反映する制度にすることが何よりも不可欠だ。
公正な選挙で選ばれた議員による憲法調査会の設置が、すべての基本である。 

<80年前の政教一致の日本会議改憲草案に大義なし>
こともあろうに自民党改憲草案が、日本会議による草案という。その目的は「神の国」という明治憲法回帰案。これほど国民を苔にした改憲案はないだろう。驚きどころか、怒り狂う。
明白な政教一致案ではないか。議論するような代物・草案ではない。直ちに引っ込めるしかない。
小選挙区制による品格のない政治屋党ゆえだ。

<歴史の教訓と民主の平和憲法に問題なし!>
保守本流の吉田茂内閣が制定した日本国憲法は、歴史の教訓から編み出した見事な民主主義の平和憲法である。「戦争しない」「戦争できない」憲法は、まさしく世界に冠たる平和憲法である。
世界から武器弾薬をなくす実に志のある立派な憲法であって、一字一句誇れる平和憲法の名文だ。ロシア・ウクライナ戦争、米イスラエル・イラン戦争で、人類は塗炭の苦しみに遭遇している。
ゆえに日本国憲法が光輝を放っている。だが、日本の首相はイラン戦争を仕掛けた首謀者に抱き着いて支援している。こんな愚劣な日本会議内閣を支えるナベツネ読売に愕然とする。新聞テレビは、ナベツネ言論から決別する時であろう。

<神がかりの品格ゼロの高市は日本会議・国家主義のダミー>
自民党は4月9日、国旗損壊罪創設に向けたプロジェクトチームの2回目の会合を開いた。終了後、慎重派の岩屋毅前外務大臣が記者団の取材に応じた。岩屋氏は「実際にそういうこと(国旗損壊)が起こっていないのに、こういう立法を考えるというのは、制定したいからすると、ある意味政治的なアピールのための立法になる恐れがある。一部の方々の心情に訴えるがための政治的アピールというような立法は、憲法が保障する内心の自由、表現の自由、最も守られるべき憲法法益に照らして適切ではないと思う。そういう意見を(会合で)申し上げた」と述べた。
サナエはトランプ同様に狂っている!正義無縁の亡国のおばちゃんだ!こんな人物を日本国民の代表に担ぐゴミ売りはいらない。
2026年4月12日記(茅野村の仙人)

本澤二郎の「日本の風景」(5851)
<ナベツネ御用新聞化に単身抵抗した反骨秘史>69
いま過去を洗い出すと、非力な派閥記者だったことに涙するばかりだ。小選挙区制30年の成果が、先の総選挙結果で突出した。少数の民意で、多数議席の自民党という不公正な議席配分。正当化できない。戦争犯罪人の岸信介の悲願が、小選挙区制の導入による憲法改悪戦略だった。それを筆者は「小選挙区制は腐敗を生む」(エール出版)で反撃を試みたものの、議会の大勢は護憲リベラルの宮澤内閣に対して、ナベツネ読売と小沢一郎による、まやかしの改憲軍拡派の「政治改革論」、すなわち小選挙区制の導入へと言論界・学会・財閥など経済界がなびいた。この流れに野党までも悪乗りして、宮澤内閣不信任案可決。
愚かな右翼言論人と岸・小沢佐重喜の流れをくむ一郎に宮澤は屈した。野党は常に思考停止、与党内も一部が小沢になびいて、小選挙区導入のナベツネ好みの細川内閣が、小選挙区制を導入した。

背景は「政治改革法案の成立を先送りした宮澤内閣に対し、野党が不信任案を提出。自民党内の小沢一郎、羽田孜氏らが造反し賛成に回った。可決後の 宮澤首相は総辞職せず、同日に衆議院を解散。結果は1993年 7月の総選挙で自民党が過半数割れ、非自民・非共産連立の細川護熙政権が誕生し、自民党は短期間の野党転落となった」と記録されている。
宮澤は、イカさまの小選挙区制の正体を理解していたが、憲法改悪派が主導権をにぎる。結果は、ぶざますぎる世襲蓄財議員の氾濫・政治音痴で見識のない女性議員が、国権の最高機関を占拠、大金を懐に入れて優雅な暮らしをしている。

<宮澤内閣誕生に小さな汗かき=PKO自衛隊派兵に衝撃>
政府から「改憲」という恐ろしい音色が消えた宮澤内閣の2年は、人々にとって安心・安全を享受できたが、実際は違った。護憲政府は、自衛隊派兵のPKO法案をおしつけられてしまった。好事魔多し、である。この一件で宮澤内閣に対する期待がうせてしまった。

友人らとカンボジアPKO取材を敢行した。
宮澤内閣誕生を喜んだ反骨言論人は「誰も書かないカンボジアPKO」(エール出版)で宮澤内閣に、強く警鐘をならした。「地雷除去」はうそだった。是々非々が新聞人の使命である。

<小沢一郎と渡辺恒雄の小選挙区制導入=自民復活> 
このころナベツネは、読売社内で実権をほぼ完ぺきに掌握していた。永田町では小沢の暴走が目立って、あたかも「小沢の天下」を印象付けていた。政界を牛耳ろうとする二人の野望が結びつく。
それが「政治改革論」「派閥解消」というオプラートに包んだ小選挙区制が、宮澤を追い詰めていく。護憲リベラル派追放の決め球だ。二人の野望が財閥・軍需産業利権を巻き込んでしまう。読売の部数拡張作戦とも連動していた。

宮澤が恐れていたであろう小選挙区制の悪しき成果が、清和会の小泉・安倍・高市のもとで、具体化する。どうする日本である。

<ナベツネ改憲試案は1994年=改憲常態化狙い>
初めてネットでナベツネ改憲試案を覗いてみた。
1994年だという。これは怪しい。もっと早い時点で改憲をぶち上げていた。
筆者の「アメリカの大警告」本の後に公開している。理由は明白だ。この本で「読売の驚きの改憲案」に仰天するアメリカの知識人や政府関係者、軍拡に突進している防衛庁に対して「日本はまたアメリカと戦争する気か」と怒る国防総省エリートの本音掲載に、あわてて軌道修正したものだろう。護憲リベラルの宮沢喜一首相は「その通り」と拍手してくれたが、驚いたナベツネはそれまでの本物?を隠したかもしれない。天皇現人神など日本会議の野望を消したものか。 
1994年版のナベツネ私案は、改憲常態化ねらいと見たい。

<軍隊・憲法裁判所・天皇の権限強化>
それでも軍隊とか憲法裁判所など聞きなれない用語が飛び出す。一見するに値しない。
筆者は、この時点で正力をはるかに上回る、完ぺきなナベツネ独裁体制確立を意味するものだと理解できるのだが。ナベツネ新聞である。むろん、新聞にあたいしない。

発行部数を武器に、世論操作を容易に実現できると信じた渡辺恒雄は、日本新聞協会・日本記者クラブをも制圧し、まさに国民や内閣・議会を操れる独裁者の地位、それは民主主義の破壊者へと突き進んでいく。
首相の安倍を手名付け、毎日のように「改憲」を合唱させる。NHKを使っての中国批判による国民の民族主義化も。
岸田内閣では、一国の首相を読売本社の自室に呼びつけるなどは、トランプもプーチンもできなかったろう。「日本を動かす独裁者」であろう。
天に唾する行為である。
悠々会で一緒だった読売記者は、とうに姿を消していた。政治部長会の仲間は、東北のテレビ局に左遷させられた。まっとうな新聞記者は姿を消した。
筆者を知る多田実は、日本テレビから二松学舎大学教授に追いやられていた。
2026年4月11日記(茅野村の仙人)

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