本澤二郎の「日本の風景」(5584)
<戦後80年自立・独立する好機到来=トランプに屈するな>
アメリカのトランプ政権が邪悪な外交・安保政策を駆使しながら、欧州とアジアにも「牙を磨け」と喚き始め、国際社会に流布し始めている。日本は歴史の教訓を学んだ平和憲法の国である。ワシントンの野望に屈してはならない。
財政危機のワシントンの罠にハマることなかれ!我が国も子孫にツケを回す安倍・清和会の経済・財政・金融政策を即廃止し、厳しいが希望のある緊縮・財政再建の平和外交政策を断行するしかない。借金の山をこれ以上、増やしてはならない。1ドル100円、80円でインフレを退治、消費経済を復活させれば最善。積極財政は断固としてNOである。参院選で議論しない日本は、自滅の道をたどっている!
<日本は軍縮平和を敢行する平和外交の国>
東洋と西洋の思想から編み出した上総の国望陀郡茅野村の神童・松本英子の非戦の思想は、亡命先のアメリカで提唱された「戦争しない」「戦争が出来ない」人類の知恵である。
第一次世界大戦時に義勇軍として狩り出される悲劇を目撃する中で、英子は非戦論を編み出した。東洋の平和主義と西洋の民主主義の行き着く先に「武器を持たない」「戦争放棄」の思想が、敗戦後の吉田茂内閣で9条として実現したものだ。
安倍らA級戦犯勢力の捏造された「押しつけ論」では全くない。松本英子の慧眼に深く敬意を表するほかない。学者・法律家は松本英子の非戦論を学び、実現する責務を放棄してはならない。アメリカもロシアも中国もインドやブラジルもブラジルも救われることはない。
<核戦争も想定されるドイツ大軍拡に追随してはならない>
核を保有したアメリカは、この80年の間、何度も核のボタンに触れようとしたことが、歴史に刻まれている。
その主役は、個人に幸せを説く宗教カルトである。侵略と植民地主義の戦前の日本は、国家神道と教育勅語を抜きに想定できない。人々の精神を狂わせる国家神道は、現在も神社本庁として無知な氏子集団を、祭礼という狂気の世界に追い込んでいる。秋祭りは公金横領の季節だ。狐が人々の精神を狂わせて、武器弾薬を正当化させる。一般人がやくざ暴力団のような、戦いの武器に変身させられることさえも、理解できない人間の屑なのか。
ロシア・ウクライナ戦争が繰り広げられる中で、発足したばかりの右翼的なドイツ政権が、これに参戦する構えを見せ始めた。これをロシア人は「ヒトラーの再現」と信じ、核にも手を出そうとしている。恐ろしく危険な欧州NATOの動きに対して、日本の極右勢力も連動しようとする動きが、参院選で見受けられる。
日本のドイツ化は、半島と大陸に戦前の軍国主義の日本を印象付けることになる。トランプ政権は、台湾有事を好む安倍の清和会に翻弄される石破自公内閣に、この悪魔のボールを投げ始めた。
日本軍国主義の完全復活となると、アジアでも核のボタンを押す輩が生まれる。54基の原発に核ミサイルが撃ち込まれる可能性を否定できない。阻止する日本の外交手段は、トランプにはっきりとNOを突き付け、日本の9条外交を展開する。これしかない。
<武器弾薬で平和・幸福は手にできない>
武器弾薬で平和を勝ち取ることは出来ない。武器弾薬で人々を幸せにすることは出来ない。地球を入れ墨やくざ暴力団のようにすること、人々は地獄へと突き落とされる。
靖国参拝で300万人の若者が命を失った。ヒロシマ・ナガサキでも敗北を認めなかったヒロヒトは、ソ連参戦でようやく腹をくくったが、自身の命乞いしか軍閥・財閥・国家神道の戦争屋は考えなかった。
歴史は宗教カルトが戦争の主役であることを人類に記憶させている。政教分離は貫徹されなければならない。自公の政教一致政党は、日本の憲法下では存在できない。
<忘れるな!「死の商人は新聞テレビ」>
日本人の欠点の一つは、不都合なことを忘れることを教育する。国民は歴史の教訓を忘れる。80年前の国が破れて、山河も破壊された惨状を記憶していない国民が多数である。
「寄らば大樹」「集団主義」に識者も沈黙してしまう。NOと声を挙げて反対する勇気のない、ゴミくずのような人間が大半である。戦前の侵略戦争の加担者は、新聞人の福沢諭吉だったし、朝日新聞他全新聞が鬼畜米英を日本国民に吹聴して、戦争反対派を押しつぶした。その悲劇を80年後の今忘れている!
2025年7月14日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)
【ロンドン共同】英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)電子版は12日、米国防総省ナンバー3のコルビー政策担当次官が日本とオーストラリアの国防当局者に対し、台湾有事で米中が軍事衝突した際の役割を明確化するよう伝え、「関与」を求めたと報じた。複数の関係筋の話としている。
自然農法「日本晴れ」が滋賀県で!
滋賀県東近江市綺田町。琵琶湖由来の豊かな水と土壌に恵まれたこの町で、東京ドーム1つ分の約5町(1万5千坪ほど)の田んぼにて、母娘3人で農薬や肥料を一切使用しない「秀明自然農法(以下、自然農法)」で米づくりをしているのが池内農園だ。