本澤二郎の「日本の風景」(5564)
<傍観者は共犯(犯罪)者=自立し声をあげよう>
遂に「戦争を止めるトランプ」が戦争を始めた。アメリカ国民はあわてて反対運動を始めたが、トランプの戦争は「トランプ政権の終わりの始まり」を意味する。前任者のように意味不明の言葉を発している、とも報じられている。
好戦派が世論を収拾することなどできない。ユダヤ・イスラエルのネタニヤフ批判が、いまトランプ批判に移行した。ホームレス・薬物大国のアメリカの「沈む太陽」を、人類は目撃させられるものか。それともAI操作で人々を大戦争へと駆り立てるのだろうか。
民主党の本物リベラル政治家である、83歳のバーニー・サンダースの反撃に注目したい。
今のアメリカでは「傍観者は犯罪」が、反トランプ運動で叫ばれている。気が付いたら、声を上げてそれぞれの立場で声を上げる人間がいないと、国も社会も健全に進行しない。
<日本の不思議=国会議員の報酬引き下げ誰も言わない>
6月22日の都議選は、予想した通り、自公が敗北した。また、小池派が第一党に。小池の利権政治を裏付けている。権力の乱用である。
政治屋研究の第一人者の立場からいえることは、財政危機へと追い込んだ財務省の官僚どもが、反省も謝罪もしない、世界一の高給を懐に入れている国会議員の誰一人として、「値下げして国際基準に合わせよう」という善良な人物がいない。
ということは、政界の面々は恥ずかしくもなく自分は守銭奴であると、日本と世界に発信している!イカサマ人間が権力を行使している証拠であろう。
権力を監視する言論人もまた、高給取りだと教えてくれたのは、現在の総務相の村上誠一郎だ。NHKのそれはすごい。民放テレビ局のそれも。フジテレビの幹部が「オンラインカジノを常習的に利用したとして、警視庁は23日、常習賭博の疑いで、フジテレビでプロデューサーを務める44歳の社員を逮捕した」という。(追加)オンラインカジノで賭博をしたとして、警視庁がフジテレビの山本賢太アナウンサー(27)を書類送検したことがわかりました。
前者は1億円も動かしていた。フジの高給は、トップの日枝久のすごさを裏付けている。さすがは笹川ギャンブル財団の仲間だ。同財団から公明党国交相にも小遣い銭が出ている、との疑惑もあるようだ。
日本にまともな福祉団体は存在しない。笹川の配下そのものである。福祉を聞いてあきれる国民は多い。不浄なビジネスなのだから。
<貧者にカネばらまけ公約=財源は軍拡42兆円やめる=どの政党も言わない=戦争への道>
各党の公約が次々と披露されているが、どれ一つまともなものがない。血税のバラマキ競争だが、財源はいくらでもある。憲法違反の武器弾薬42兆円をゼロにすればいい。
平和軍縮派政党が存在しないかのようだが、純粋な汚れのない小学生は理解してくれる。宇都宮徳馬が政治家人生をかけて叫んできた政治家らしい政治家の信念を継承する人物・政党がいない。
戦争への道に突き進んでいる・真っ当な政治家不在の日本沈没もまたしかりだ。
<右翼やくざにもおこぼれ=日本財閥の内部留保600兆円>
アベノミクス政策強行で財閥は、600兆円の内部留保に笑いが止まらない。日本は財閥国家そのものだ。補完する官僚による統制経済は、いまも続いている。
USスチール買収は、東芝の原発ビジネスを想定できる。東芝の原子力事業の失敗は、主に2006年の米原子力大手ウェスティングハウス(WH)買収が原因。官民共闘による。日本製鉄もおしまいだろう。
アベノミクスは、本来国民生活に寄与する資金を財閥が絞り上げて、途方もない巨費を蓄財した。その資金を米国の衰退企業を救済するという大間違いを強行している。
財閥の資金は、右翼暴力団を養い、政党にもばらまいている。42兆円批判をしない政党と言論である。
<今のアメリカ=「傍観を決め込んでいると火の粉はいつか自分に」 白人富裕層の多い街でも起きた「米国に王様はいらない」抗議集会ルポ
今朝ほどのAERAの見出しである。
<同じ過ちは入れ墨やくざ暴力団追放を避けてきた我>
房総半島の上総・安房地区の首長のほとんどがやくざ系である。凡人ジャーナリストの失策だ。
以前、千葉三郎事務所で入れ墨やくざ候補の仲間となった農民は、抜け出そうとした途端、田畑など私財を奪われて放り出されている、という信じられない話を聞いた。今思うと、それを活字にしなかった凡人記者は、いま後悔しきりだ。
統一教会レベルなのだ。その後に福田赳夫側近の田中龍夫の金庫番に「どうしてやくざが政治家になるのか」と問い詰められた。森喜朗も頭が上がらなかった中内節子さん。初対面の時だった。
地元で「野村塾」が発足した。そこでもやくざ追放の声は出なかった。傍観者は共犯者・犯罪者である。
4年前から袖ヶ浦市陣場台の核汚染ごみ不法投棄事件と原状回復運動に足を踏み入れた。そこから声を上げ始めた。「木更津レイプ殺人事件」も、3本指の入れ墨やくざ浜名の仕業である。木更津署は動かない。千葉県警も知事の熊谷も。公明党創価学会は以前からやくざ候補にテコ入れして恥じない。まことに不可解千万の房総半島である。
犯罪まみれの房総半島にも、それでも多少の希望も見えてきた。主権者が立ち上がれば、変えることが出来るのだから。米国民に笑われないようにする、勇者・正義を大事にする人間の復興が、房総半島にも求められている。昨日は久しぶりに市役所に出向いた。
2025年6月24日記(茅野村の仙人・日本記者クラブ会員)