千葉県は核のごみ溜めか<本澤二郎の「日本の風景」(4670)>

<房総半島の水源地に放射能瓦礫が大量に埋設され、怒り狂う住民>

 例年だと今頃は実家での餅つきだが、兄夫妻の健康もあって中止、業務スーパーのもち米餅で正月を過ごすしかない。梅の木を剪定をしてると、袖ヶ浦市の御園豊選管委員長と林地区の石井達美区長が来訪。前日、粕谷智浩市長との会見の様子と市が用意した資料を持参した。既に何度も君津市と袖ヶ浦市の水源地に放射能汚染瓦礫が大量に投棄・埋設されている重大事件を告発報道してきたが、依然として自治体は動こうとしない。


 ご存知、中央はA級戦犯の亡霊政権が席巻しているため、地方の自治体も住民自治を放り投げてしまっている。公務員は全体の奉仕者であるとの自覚さえ喪失してしまっているらしい。

 やむなく地元住民は、7月に要望書を市長に提出し、市の対応について回答を求めていた。満足する中身はなかった。市も県も「問題ない」と開き直ったことが改めて回答文から判明した。房総半島の自然がフクシマの放射能を浴びているという深刻な事態に対して、おそろしや開き直り回答に住民の怒りは増大する一方だ。


<「コロナ禍で林地区では癌の多発、死人も」と住民の恐怖は広がる>

 地元住民の調査で、問題の施設(表は太陽光発電・裏は大量の放射能ゴミを埋設し、砂をかけている)からほど近い林地区の11戸の家から7人の住民がガンに冒され、既に一人が亡くなっている。

 森林が違法伐採され、そこに大きな穴を掘ってあらゆる有害物資を埋め込む、その中に放射能ゴミも、と専門家の誰もが指摘している。もう数年が経っている。工事現場から白い煙のようなものが立ち込めている。「アスベストに違いない」との住民の分析は、徹底した映像記録からも窺うことが出来る。

 元自民党宏池会議員秘書の経験のある選管委員長の追及は、野党議員をはるかに上回る。資料も分厚い。


<「清和会とやくざ系衆参議員、森田健作が関与」と住民指摘>

 なぜフクシマ放射能瓦礫が、県外に運び出されるのか。基本的に福島県の汚染地区は、人が住めない。野菜も米も作ってはならない。放射能の死の灰の地区に集めて、永久に保管するほかない。しかし、原子力ムラ・原子力マ

フィアは、放射能下の人間生活を体験させているという。福島県民の悲劇は尽きない。


 だが、莫大な復興予算を武器に怪しげな政治屋がやくざ産廃業者を指揮して、核のゴミを全国にばら撒いている。その先頭に房総半島が選ばれたと専門家は見ている。間違いないだろう。

 千葉県は清和会・統一教会の拠点の一つだろう。ヤクザ系列の国会議員が、少なくとも二人いる。森田健作というとんでもない「警察官の息子」タレントが、知事を12年もした、恐ろしく民度の低いところでも有名である。


北風が吹くと木更津・南房総が、南風だと市原・千葉など北総地区に

 冬場は北風が、時に南風も吹く。

 地上に噴き上がる放射線は、北風だと木更津から南房総へと流れていく。南風は市原、千葉など北総台地を包み込んでいく。放射能被ばくは、口や鼻から吸い込む内部被ばくが怖い。癌を誘発する。子供は真っ先に甲状腺がやられる。チェルノブイリでの大事故では、隣国ベラルーシの子供たちに奇形児が少なくない。本来、ゼレンスキーは戦争などやっている余裕はない。当然、ロシアにも被ばくしている住民もいる。

 フクシマは、チエルノブイリ事故よりもはるかに放射線が飛散している。今も、である。国民の命は、守られていない。戦争準備の43兆円は止めなければならないのである。それでも岸田内閣は、原発大国に舵を切った。精神を病んでいるとしか思えない。


<水田汚染から小櫃川の飲料水もSOS!>

 林地区の水源地を歩くといい。放射能汚染問題のほか、有害・有毒物質による汚排水により水田や畑作に危険が及んでいることが分かる。雨水を吸い込んで大地は、汚染まみれになっている。

 自治体は徹底した監視体制を敷くことが不可欠だが、それどころか業者と癒着している。森林法違反・無許可開発など無法地区になっている。なぜ、ここまで放置放任してきたのか。

 放射能汚染水が水田や河川を汚染して、とどのつまりは飲料水の取水河川の小櫃川を、あらゆる有毒物質で汚染するだろう。誰もが予見できる。生きられない房総半島であろう。


<自民・公明・共産も動かず=放置・蓋掛け・逃亡の市と千葉県>

 おかしなことを発見した。自民党は腐敗党だ。統一教会ともつるんでいる可能性が高い。公明党も戦争党を名乗るようになった。この二つの政党は、動かない。せめて共産党に一縷の望みを託したいところだが、こちらも動かない。産廃業者は役人から議員まで呑み込んでしまっているようだ。その可能性を否定出来ない。千葉県の熊谷もイカサマ政治屋の部類か。行動しない。

 いわんや地元市長も逃げている。


<1月から地区の住民集会・ちらし配布・刑事告訴に本腰>

 住民をなめている自治体と地方議員を何とか覚醒させることが出来るか。住民はいま、この問題にぶつかってしまっている。信じられない民主主義の日本である。地方創生がまやかしでしかなかったことを裏付けている。

 何はともあれ1月、2023年に向けた住民自治にかかっている。情報の共有が不可欠だろう。繰り返し集会とチラシ作戦だ。活動資金集めも。市長交代運動も。そしてあらゆる事案は、違法行為そのものにある。

 市や役人、議員を刑事告発する運動も計画することになろう。やくざとつるんでいる千葉県警と木更津署という壁も立ちはだかっている。住民の生存権をかけた、厳しい戦いとなるかもしれない。

2022年12月30日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


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