もんじゅ・東芝フクシマ許すまじ<本澤二郎の「日本の風景」(4633)

<原子力ムラ・統一教会の出雲の衆院議長・細田博之に天罰?

 いつの世も小さな混乱は あるはずだが、昨今は「安心・安全」が、この国から逃げ出して、いたるところ鬼や悪魔のような不安な要因がはびこっている。一言でいうならば、悪の世の中である。気のせいだとは思いたくない。

<注目される韓鶴子の防護服の行方>

 気になるのは、原子力ムラの清和会・細田博之が依然として国会の議長に座っていることだ。国権の最高機関の長ではないか。彼こそが統一教会関連で、怪しげな文鮮明のカミさんである韓鶴子という、これまた怪しげな人物にかしずいていたことが、映像からも発覚している。韓鶴子の防護服の行方が注目される点であろう。

<萩生田光一や極右女にも統一教会の防護服が?>

 ところが、山際大志郎だ、葉梨だ、寺田だと野党や新聞テレビが集中攻撃して、原子力ムラと統一教会は、細田隠しに成功している。原子力ムラ・統一教会の防護服の分厚さを証明している。他にもいた。清和会の安倍後継者を任じる萩生田光一である。あれほど叩かれても自民党政調会長を辞めない。日本会議の講演会に呼ばれて、イカサマ発言をした極右女もうまく逃げ回っている。早く内閣改造で排除せよ、との声が高まっている。

<文春砲に予想外の落とし穴が>

 週刊文春のこれまた怪しげな報道姿勢を問う動きも出てきた。統一教会との深い仲を指摘されている。思い出すと田中角栄金脈事件だ。文藝春秋が清和会と連携して、数十人のスタッフを抱えた立花が、田中金脈問題に集中攻撃する記事を書いて、田中を政権から引きずりおろしてしまった。決して「笹川と清和会」を追及しない。片手落ちの文春報道に違和感を抱く。公正ではない。

<西村成生謀殺事件をなぜ書かないのか>

 紙面があるのであれば、旧動燃のもんじゅ西村成生謀殺事件を追及することを提案したい。夫を自殺扱いにされた西村トシ子さんは、今も「遺品を返せ」と叫んでいる。犯人は原子力ムラである。遺品を返すと謀殺の事実が明らかになることは、誰でも判っている。原子力ムラの細田も萩生田も梶山静六の倅も分かっているだろう。

<東芝のフクシマ3号機核爆発で沢山の人が今も>

 フクシマの東芝3号機の核爆発による被ばく者は、首都圏にも沢山いる!我が家は、東芝病院の介護放棄のような看護対応で、次男正文は窒息死したが、いまだに反省も謝罪もしない。その後に巨大な粉飾決算が発覚して、東芝は因果応報よろしく今や身売り寸前である。天罰は落ちるものか。

 次男の死後、3年後の2013年11月23日に妻が肺腺癌で命を奪われた。2011年3月15日にフクシマから大量の放射能が飛んできていた事実を、被ばくジャーナリストの竹野内真理さんに教えられて驚愕してしまった。妻の肺腺癌は東芝製 3号機の核爆発の可能性を否定出来ない。

 ペンの盟友・長沼節夫氏は近く遺稿集の出版会が日本記者クラブで開催されるが、コロナのせいもあって出席できないが、彼の死因は急性白血病。自からフクシマに飛んで取材しているため、そこで被ばくしたのか、それとも都内で315被ばくしたのか。犯人は東電の原発、とりわけ中性子を飛散した東芝原発だったはずである。


 今年1月には、品川区のマンション最上階に住んでいた赤木八郎氏が肺がんで亡くなった。被ばく量などによって死亡時期は変わる。都内でも沢山の人たちが亡くなっているはずだ。医師会にまともな人物がいないことも、この国の悲劇である。チェルノブイリの教訓をまるで学んでいない。それどころか「放射能と共に生きろ」というエートスという不可解な制度を導入しているフクシマの原子力ムラである。

<安倍の罪は死んでも消えることがない>

 「もうフクシマはアンダーコントロールされている」と大嘘をついての東京五輪を強行した安倍晋三、追随した都知事の小池百合子、それに利権アサリをした森喜朗と清和会・統一教会が、ここでも浮かび上がる。安倍の罪は消えない。


 届いたばかりの喪中はがきが気になった。現役時代に小坂善太郎や同徳三郎、倉石忠雄取材では、反骨ジャーナリストの桐生悠々の面倒を見たことで知られる信濃毎日新聞、通称シンマイの斎藤治雄氏の訃報である。

 失礼を顧みずに、東京・世田谷区の自宅に電話を入れて夫人から事情を聴いてみた。彼女がフクシマについて相当の知識があったことに驚いた。東芝の3号機のことも。息子が東芝病院で亡くなっていることも。


 僅か20日間の救急治療で息絶えたという。死因は肺塞栓。何ということか、315の被ばくと関係がないのかどうか。斎藤さんは元気だった。健康には特に気を使っていたらしく、稲門会の歩く会にも入っていた。315の時は俳句会に参加し、帰る時に電車が止まっていたため歩いて帰宅した、というのだ。その時被ばくした可能性がないわけではない。夫人の悲嘆はいかばかりか。同じ運命の者には、その悲しみがよく理解できるものだ。

A級戦犯と文鮮明の亡霊が徘徊している!>

 315の大量放射能は、フクシマから茨城、埼玉、千葉県をかすめて都内を通過して神奈川県へと向かった。これの検証をさせなかった細田ら原子力ムラの悪党は、その後に原発再稼働を押し切った。それが菅直人、野田佳彦から安倍、菅を経由して、目下、岸田にも強行させている。不条理極まりない。歴史の教訓を学ぼうとしないA級戦犯と文鮮明の亡霊が徘徊している!


<西村成生謀殺事件が鹿砦社から発信中!アクセス感想期待

 西村トシ子さんから「御支援者様へ」メッセージが届いた。全文を紹介したい。

  もんじゅ西村裁判のご支援を頂きありがとうございます 裁判の近況をお知らせ致します。

 1.もんじゅ西村裁判(被告:日本原子力機構、大畑理事遺品返還訴訟

    2審は残念ながら棄却でしたので、今、上告の手続きをしています。

 2.デジタル鹿砦社に、 西村事件が起きた当初の頃の状況が載りました(尾崎さん記載)

   http://www.rokusaisha.com/wp/?p=44727

  御支援者の方に、原告からこの事件の当初の経緯をお話する機会はありましたが、短時間で、分かり難い部分もあったと思います。尾崎さんの記載内容は、分かり易いと思います。

上記URLにアクセスされますようにお知らせ致します。

  デジタル鹿砦社、もんじゅ西村裁判の会へ感想をお寄せ願います。 

 もんじゅ・西村裁判の会

http://www.rokusaisha.com/wp/?p=44727


 1,2審ともヒラメ判事によるヒラメ判決に泣く西村女史の奮闘は、しかし止まらない。多くの声なき声が声援を送っている西村成生謀殺事件は風化しない!させないだろう。

2022年11月23日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)