サタンの国か「神の国」か<本澤二郎の「日本の風景」(4543)

<森喜朗発言は神道=萩生田は統一教会=神統が統一していた!>

 本日の話題は、精神鑑定が求められるような話題である。脳が混乱するので、あらかじめ断っておきたい。

大分前のことだが、静岡県の医師が「明治以降の天皇の時代に比べて、徳川の江戸時代の方がはるかにいい時代だった」と胸を張っていたことを思い出した。地方の下級武士による倒幕勢力による明治維新は、列強の金と武器に支えられ、京都に蟄居していた天皇を引きずり出して、天皇国家を構築した。実態は「近代国家」という名の、実際は「前近代政治」で体面を保っていくのだが、そこで当時の役人は「天皇は神」という神話めいた手口を編み出した。


 国民をまとめ上げるための工夫である。神道という原始宗教を、あれこれと装飾を施して天皇を現人神というありえない仕掛けを施した。これを徹底するために各家庭に神棚を強要、あまつさえ無数の神社をつくり、祭礼を義務付けた。そして学校教育では「教育勅語」と原始宗教を「国家神道」に格上げして、幼い時から神がかりの日本を信じ込ませた。

 為政者は「天皇」を冠すれば、何事も強行できたものだから、支配される側はこれほど息苦しい国家はなかった。戦争ともなれば、死ぬことが尊いと教え込まれ、日清・日露の大戦に運よく勝利したが、日米戦争では原爆投下以前に敗北していた。


 国家主義者の中曽根康弘に対して「天皇制は国民を統治するうえで便利だったのではないか」と聞いてみたことがある。彼は頷いた。敗戦で天皇退位・天皇制廃止となれば、日本の近代化は大いに進んだのだが、天皇ヒロヒトが生き残り、天皇制も。そして「天皇の家臣団」も生き残り、政権を担当した。先祖返りである。


 戦争犯罪者のA級戦犯の岸信介が政権を担当、右翼のドンで知られた笹川良一がギャンブルで資金集め、児玉誉士夫は軍事利権を奪うことで、自民党を乗っ取った。彼らは平和主義の日本国憲法の破壊に突進する。岸も中曽根も果たせず、岸の孫も奮戦したが銃弾に倒れた。岸を信奉していた清和会の森喜朗が「天皇中心の神の国」と本心を明かしたものの、その途端、内閣支持率は大きく下がって辞任に追い込まれた。


 自民党内に古くから巣食う「神道政治連盟議員懇談会」という長ったらしい組織に森や安倍ら反共民族派が結集した。ここに岸と笹川が解き放った韓国・文鮮明の怪しげなカルト教団・統一教会国際勝共連合がまとわりついた。これこそが最初の二つのカルトを「統一」した。

 皇室の服装などは朝鮮王朝とそっくりだ。神道の「天皇中心の神の国」も、どう考えてもサタンに相違ない「統一教会」も、朝鮮半島が源流といえる。そうしてみると、倭の国とされた日本人は、どこに存在しているのだろうか?


 そこに安倍晋三の子分である、萩生田光一の妙な発言が表面化した。「統一教会の力で日本を神の国にしよう」と信者に呼びかけていたのである。ということは統一教会にのめり込んでいる萩生田は、森(岸や安倍ら)のいう「天皇中心の神の国」はイカサマに過ぎないということか。森の「神道は神の国」だが、萩生田の方は、日本はサタンの国になるのか。このような神がかりの話に付き合っている暇はないが、神道も統一教会も、実にたわいない異次元の世界で狂喜したり悲しんでいるらしい。いや、これこそがカルト教団なのだ。古代の世界に立ち止まって、彼らは信者獲得と右翼政治屋獲得に金強奪に狂奔しているのであろう。常識人間には理解が及ばない。


一緒に日本を神様の国にしましょう”自民・萩生田光一政調会長が旧統一教会の関連団体で講演していた記録を独自入手<報道特… 赤かぶ (asyura2.com)


<天皇の神と文鮮明の神(サタン)が結婚?半島と列島が一体化?腐敗した化け物国家か>

 安倍の後見人の森と、安倍の子分の萩生田の、頭が狂うような異次元の安倍政治に、日本国民は10年も付き合わされてきた。精神鑑定をすると、到底政治家は務まらない輩である。日本人すべてが精神分裂病?なのか。そうだからこその、あってはならない安倍国葬なのであろう。主権者には罷免権が付与されている。


 本気で安倍を尊敬する人物が、この日本にいるだろうか。話によると、朝鮮半島と日本列島は結びつくのだという。男女の関係だとか。天皇の神は女性で、文鮮明は男だと譬えられている?不思議な関係を、第三者の筆者は「腐敗した化け物国家」が適切な表現ではないかとさえ思ってしまう。


<4兆円五輪賭博に点火=安倍後見人の森喜朗や後継者の菅義偉、竹中平蔵疑惑にも検察のメスが!?>

 友人がメール送信してくれた。元朝日社会部記者が、検察の極秘情報を披露している。既に五輪賄賂事件が発覚して、電通のワルが逮捕された。森の子分という。森の事務所は笹川の日本財団内。やはり怪しい人脈に検察の捜査が入るという。

 

 安倍がいなくなって、検察がようやく元気を取り戻してきたという。森のほか、菅や竹中にもメスが入るらしい。笹川財団にメスが入るのか。同財団は血税をかなり吸い込んでいるという。悪人退治を岸田が出来るのかどうか。肝心要の統一教会の解散も念頭にあるのだろう。新法相は岸田側近の警察官僚だ。

https://m.youtube.com/watch?v=wW3aCrcx2ak


(追記)庶民は親切で助け合い大好き!

ウリの漬物とカボチャをいただいたお返しに、蒸したての赤飯を持参した。相手は現在一人住まいの77歳のおばあさんだ。広い庭と家の管理だけでも大変なのだが、彼女は一人で奮戦、しわがその証だ。庭には一本の草もない。彼女は暖かい赤飯を喜んでくれた。「忙しい」を連発しながら、今週末には2日間の稲刈りも終わるという。「稲刈りが終わったらゆっくりお茶を飲みに来て。新米も出来てるかも」といって彼女はまた、小屋からスイカとカボチャ、それにウリの塩漬け、茄子まで「持って行きなさい」と押し付けてきた。感謝だ。ともかく人がいい元気なおばあさんだ。性格も明るい。自宅で採れたものを近所に配る、それが楽しみなのだ。彼女には一人息子に嫁さんが見つかり、いま3歳の息子もいるが、勤務先の関係で別居中だ。いずれ戻る。希望があるから人助けにもハリがある。彼女にはカルト教団も襲い掛かれないだろう。重すぎるスイカとカボチャを片方の手で2キロほど歩いて帰宅した。その前の日は、親類先のもめごとで苦労しているおばあさんの支援に。彼女の相手は恐ろしい女だ。世の混乱を象徴している。強くならないとはじき出されかねない。「声を上げよ」としか慰めようがない人も少なくない今である。