権力者と賭け麻雀<本澤二郎の「日本の風景」(4450)

<黒川弘務検事だけではない、判事も弁護士も大好き>

  史上最低の国粋主義者・安倍晋三のお抱え検事で、賭け麻雀で一躍法曹界の有名人になった黒川弘務。いまはどうしているのか。生活不安は全くないだろうが、彼のマージャン狂いは大半の検事、警察幹部、そして判事らにもいるかもしれない。その証拠の一つが見つかった。


 要するに、日常的に違法行為をしているとなると、強姦麻薬賭博を本業としているやくざの取り締まりなど出来ない。現にやくざが跋扈している。彼らは同類として、年中お目こぼしをしている。具体的事例である「木更津レイプ殺人事件」が確たる証拠である。法の下の平等も絵に描いた餅であろう。

 警察・検察・裁判所のドブさらいを、国会に強く求めたい。


 権力者の賭け麻雀は到底許容できない。無法無天もいいところである。庶民レベルでは、家庭崩壊要因ともなる。子供の教育を破壊する。自公が強行したカジノ法制定がどういうことか、神社本庁も創価学会も狂ったカルトと指弾できるだろう。


<仰天!司法研修所でマージャン研修も教官の仕事>

 友人が教えてくれた仰天話を披露したい。法曹人には、昨今は特にピンからキリまであることを、なじみの薄い庶民は格別知っておくべきだ、との思いから、聞いたばかりの意外な事実を明かしたい。最難関の司法試験合格者は、2年間にわたって司法研修所で実務を教えられ、それぞれ弁護士、検事、判事の道へと進む。この間、国から給与が支払われる、いわば特権的な人々である。


 「研修所で教官からマージャンの手ほどきを受けた」というのが本日の仰天話である。法曹界のエリートたちがマージャン遊び、それも賭け麻雀をしているという可能性がある。社会に出て孤立化しないための手段として麻雀教育しているのか。研修所の教官に糺してみたいものだ。

 刑法に違反する行為を、法曹人の卵たちに教える法務官僚。見方によっては、談合の勧めとも受け止められよう。大事な裁判を担当する判事が、麻雀しながら仲間に意見を聞き、判断を仰ぐ?でいいのだろうか。被害者は常に国民である。国民に奉仕する法曹人といえるのか。


 一概に断定できないとしても、日本の司法の由々しき一大事であろう。腐敗は、研修という大事な時からなのか。麻雀キチガイは黒川元検事だけではなかった。悲しい現実である。異論があれば、どなたか反論してもらいたい。



<徹夜マージャンで命を取られた安倍晋太郎の料亭マージャン?>

 永田町秘話の一つが、安倍晋三の実父・晋太郎(岸信介の娘婿)で、彼は徹夜マージャンで命を落とした、というのが語り草となっている。街の麻雀店ではない。高級料亭である。迷路のような料亭に、彼は愛人を別の部屋に同伴させていた。妻泣かせの人物だった。

 よほど賭け事が好きだったらしく、毎日記者時代も懐に万札を沢山押し込んでいた。「社内で恩恵を受けたものは多い。安倍はそうして仲間を増やしていった」と直接、毎日記者から体験談を聞いたことがある。


 記者も同じで、官邸の永田クラブや自民党本部4階の平河クラブでは、昼前から夕暮れまで、パイを転がすジャラジャラ音が絶えなかった。麻雀知らずの凡人ジャーナリストは、その間、派閥や国会の議員事務所を駆けずり回って、情報取りに汗をかいていた。


<「1日一回パイを握らんと気が狂う」といった塚原俊郎>

 清和会OBもマージャン好きの政治屋に詳しい。その一人が茨城県選出の塚原俊郎。塚原の相手は、いつも松野頼三と目下、話題の人物である衆院議長の原子力ムラ幹部で知られる細田博之の実父・吉蔵である。

 筆者は松野とはよく会って話を聞いた。大変なたばこ好きで国会近くの個人事務所の高級マンション・パレロワイヤルの部屋は、煙がもうもうと立ち込めていた。同窓の平井秘書、それに日航OBの渡部秘書も親切だった。

 岸信介・佐藤栄作の兄弟情報も参考になった。しかし、細田吉蔵とは縁がなかった。無論、塚原とも。彼が「1日一回パイを握らないと気が狂う」と言っていたことなどは知る由もなかった。

 彼の息子の俊平は「マージャン死」した、とこれも有名な話だ。


<大橋武夫の夫人(浜口雄幸の娘)は夜中に送り迎え>

 当時は佐藤派周山クラブの松野、塚原、細田にもう一人の仲間が大橋武夫。若いころはやり手の内務官僚で、部下に対して厳しかった。彼は一人宏池会(大平派)幹部、夫人が東京駅頭で右翼の銃弾に倒れた浜口雄幸の娘富士で、必ず深夜に迎えに来た。

 晩年の大橋と何度か声を掛け合った記憶があるが、当時は人のよさそうな御仁で、岸田文雄の父親と同様に人当たりのいい雰囲気が似ていた。なぜ大橋がこの麻雀仲間になったのか。いまは分かる。彼は岸や佐藤の動きを探る目的だったろう。宏池会にとって、大平政権実現のために、佐藤派内の動向(福田と田中の確執)が一番大事な情報であった。

 夫人は実父の体験から、夫の健康に気を使って徹夜マージャンを阻止していた。相手が浜口の娘では「抜けるな」と誰もいえなかったろう。大橋の麻雀代は、宏池会の金庫からだったかどうか?細田も大橋も島根出身の官僚仲間だった関係もあったのであろう。  


<福田赳夫夫人の麻雀仲間で政界入りした大蔵省の女傑>

 安倍内閣の拉致問題を担当した、いかにもなよなよしたおばさんがいた。彼女は大蔵官僚で福田赳夫にしがみついた。その作戦が、福田邸の麻雀仲間だった。彼女の夫は大変な右翼で知られた。


 官僚のゴマスリも麻雀仲間になることが、出世の秘訣といえる。わびしい限りだが、これが現実なのだ。


<竹下登邸初夜回りで家庭麻雀姿=金丸信と親類で国盗り>

 そういえば、初めて竹下登邸に夜回りした時のことを覚えている。玄関に誰もいない。大声を上げて「こんばんは」というと、丹前姿の竹下が現れた。

 家庭麻雀の最中だった。しかし、彼の応対が良かったので、首相時代は官邸大広間での懇談では、よく隣に座った。その際、彼の両手の内側が赤くなっていたことに気付いた。醸造屋の倅だから、妻に隠れて日本酒を好んで、大事な肝臓を悪化させていたのである。


 竹下麻雀の当初の相手が、山梨の金丸信。最愛の娘を金丸の長男に嫁がせた。二人とも後妻仲間で気が合った。東京農大柔道部の技で、角栄を突き放し、政権を手にしたのだが、そのきっかけはマージャンだった。金丸は重い糖尿病が足に伝染、晩年は座布団の上に座ることが出来なかった。

 最近、金丸の長男も亡くなったという。未亡人の一子さんは元気だろうか。長男は何度も平壌を訪問して、日朝関係に貢献した。インドネシアのスカルノ未亡人のデビさんとは、何度か朝鮮総連の祝賀会で会った。


 いうところの自民党国対マージャンが竹下国盗りを実現したようだが、安倍晋太郎はその途上で倒れた。しかし、竹下は核武装や生物兵器などは、頭の隅にさえなかった。安倍父子と違っていた。

2022年5月20日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)