加計・準備書面から見える安倍野望<本澤二郎の「日本の風景」(4449)

<オウム核開発と加計・獣医学部は生物兵器開発か!?>

 手元に加計事件の法廷準備書面が届いた。総論部分を開いてみると、国家戦略特区が加計学園の獣医学部認可を目的としたものであることが見えてくる。加計孝太郎と安倍晋三は血のつながった仲であることは、以前からネットで紹介されている。政治論で評価すると「安倍の祖父・岸信介の息子と孫が組んだ、官邸と文科省を巻き込んだ一大権力乱用事件」を裏付けている。


 安倍の核兵器開発は、オウム真理教事件でもほぼ暴かれている。日系アメリカ人ジャーナリストの島津洋一(元ジャパタイ記者)の徹底追及レポートが、見事に暴いている。ソ連崩壊後のオウムのモスクワ大工作と豪州ウラン採掘を追いかけると、安倍の実父・晋太郎時代からのようだ。「石原慎太郎や笹川・日本財団も関与していた」との指摘もある。地下鉄サリン事件で、あわてて証拠隠滅を図ったことが、大量の死刑執行につながった?安倍が繰り返し上川陽子の法相起用からも窺える。いかがであろうか。


 加計事件は、国家戦略特区という物々しい組織まで立ち上げて、実に大掛かりな仕掛けを用意して、莫大な利益をスポンサーでもある加計孝太郎に流し込んだ。教育勅語幼稚園の国有地払い下げ問題の森友事件が小さく見えるだろう。加計の獣医学部新設の野望は、現在もウクライナ戦争でも露呈した、米国お抱えの数多くの生物兵器研究所問題を連想させる。

 核と生物兵器は、正に人道に反する近代戦の悪魔の兵器そのもので、古くは日本軍の731部隊に遡る。関東軍のハルビン731部隊は、岸が活躍した満洲国傀儡政権と距離的に近い。その本拠地は東京で、目下、コロナ事件で再び蠢動している。


<愛媛県文書の「安倍案件」と二人の血の結びつき?>

 未だ海のものか山のものか判明しない時点で、この信じがたい不可解な危険極まりない事件が、加計の本拠地の対岸、四国の愛媛県と今治市を舞台に繰り広げられた。加計の獣医学部新設に既存の大学などから抵抗されると、加計と安倍や、側近の萩生田と官邸官僚が編み出した国家戦略特区という奇怪な組織を立ち上げた。この諮問会議議長を首相の安倍晋三が仕切ることで、最終的には(生物兵器研究のための?)獣医学部がするすると具体化してゆく。


 官邸での談合について「愛媛県文書」は、明確に「安倍案件」なので急げ、と記録している。加計というよりも、安倍ががむしゃらに獣医学部新設に突っ走った何よりの証拠であろう。


<官邸談合「加計ありき」=93億円補助金=土地の無償譲渡>

 「加計ありき」の官邸主導の策略が、当時の文科省事務次官の前川喜平にも届いたことで、権力乱用事件は暴かれて、あっけなく終わるはずだったのだが。

 森友事件でも分かったことは、霞が関の官僚はすべて官邸の内閣人事局によって、完璧に首輪をはめられた犬にされた。この事件では、安倍の意をくむ麻生太郎が指揮する財務省が舞台となった。本省から近畿財務局までが忖度して、恐ろしい公文書の改ざんが繰り広げられた。最後のババを引いた赤木俊夫さんが自殺に追い込まれた。


 核関連では、旧動燃のもんじゅ西村成生氏謀殺事件がある。東電の渡辺泰子さん謀殺事件も。その他反原発派の学者やジャーナリストも、尊い命を奪われているようだ。それでも安倍は、プーチン戦争にかこつけて改憲軍拡の銅鑼を激しく叩き、東アジアに緊張を作り出している。善良な日本人は耐えられない!清和会OBが「安倍打倒」を叫ぶのも当然であろう。


 前川証言によって、安倍―加計ラインの違法性が明確になってゆく。その結果、愛媛県と今治市は広大な土地の無償譲渡など補助金93億円を支払わされた。この問題で市民15人が市長に対して、違法補助金損害賠償訴訟を起こして、法廷を舞台に戦いを繰り広げている。本丸は安倍と加計である。


<文科省と安倍・萩生田ライン=暴いた前川元事務次官>

 安倍は大学新設や学部新増設の権限を握るために、加計と関係の深い萩生田を文科省に送り込んだ。一方で、官邸の暴走に抵抗する前川を更迭する。官邸の警察官僚が前川の私的なスキャンダルを、ナベツネの読売に書かせて、その地位を奪うという、実にセコイ工作まで用いた。官僚の地位を奪うための工作を、警察官僚を使ったという事案は、おそらく初めてではないだろうか。


 前川の信念は、財務省官僚と違った。骨のある正義漢の熱い人物だった。安倍の暴走は、今も霞が関のごく一部の官僚に監視されていると見たい。

 萩生田は論功行賞人事で、今も岸田内閣の原子力ムラ・経済産業省の責任者だ。安倍は自民党幹事長のポストを要求したが、岸田は応じなかった。今も安倍と岸田の水面下の攻防は、熾烈である。


<仕掛けは国家戦略特区諮問会議議長=安倍首相>

 安倍の周囲には、現在警察庁長官をしている中村格のような、出世のためには違法行為も平気でこなすという悪人が多い。それは言論界にもいる。朝日新聞にもいた。読売産経だけではない。憲法改悪による「戦争国家」に突進することに快感を覚えるような悪人が少なくない。歴史の教訓や日本国憲法を学んでいない人物まで、記者をしている。正義の士が少なくなっていることが重大事で、これが永田町の政治屋を跋扈させている。


 加計も安倍も岸信介の一族である、と信じる国民は増えている。安倍が家計のために強行したのか、それとも安倍と加計のための国家戦略特区だったのか?後者とみたい。二人三脚による権力乱用事件であろう。

 自ら諮問会議議長になった。安倍の一存で加計案件を処理する、との意思の表明である。正に腐敗の極みであるが、加計の獣医学部が生物兵器研究のためだとすると、無論憲法に違反する。

 「ワクチンのないウイルスから防御する手立てはない」わけだから、日本国民と国会議員、公務員は総力を挙げて、これを阻止する闘いをする責任がある。


<火の粉振り払うための清和会会長=細田博之を衆院議長>

 「安倍事件は余りにも多すぎて、それも憲法違反の可能性が高い案件が目立つ」と国民は苛立っている。法務検察が官邸の番犬に徹していることが、この国の民主主義と前途を真っ暗にしている。

 当人は火の粉を振り払うため、やたらと威勢のいい言動を吐いている。安倍資金に群がる悪人は、清和会だけではない。安倍は、原子力ムラの細田博之を議長に押し上げて、自ら清和会会長の地位に就いている。裏返すと、お尻にも火がついているせいだ。

 安倍と加計との対決を、今治市民に押し付けて、高みの見物をしている暇などなさそうだ。

2022年5月19日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)