緊急発信!人道支援はチェルノブイリ被ばく児童救済<本澤二郎の「日本の風景」(4430)

<日本政府はバンダジェフスキー博士の悲痛な叫びが聞こえないのか!>

 人殺し目的の戦争は、悪魔の所業である。目下の事態は、第三次世界大戦へと突き進んでいるかもしれない。そこへとワシントンは、日本までも巻き込もうとしている。被ばく地ヒロシマ出身の岸田文雄首相の対応は、そこに飛び込もうとして平和国民をイラつかせている。コロナもGWもない日本列島である。そこに昨夜、フクシマ被ばくジャーナリストの竹野内真理から、チェルノブイリ被ばく研究に命を懸けているバンダジェフスキー博士からの、4・26チェルノブイリの日講演録をメール送信してきた。


 改めて人間の命に向き合うことの重大さを、人類に突き付けている。日本政府やNPOは、戦争向けのウクライナ支援を即刻中止して、チェルノブイリで泣き叫んで、助けを求めている被ばく児童救済に舵を切るべきだ。


 被ばく事情を知るバ博士を日本に招致して、人道支援の具体策を固めて、同時にフクシマの深刻な児童被ばくについての知恵を借りる責任と義務がある。これは人間の道である。


<何千人もの被ばく犠牲者を救いたい。助けてほしい!>

 「何千人もの人々がチェルノブイリ周辺にいる。その多くの人々が慢性の病気にかかっている。どうか救ってほしい。私たちはチェルノブイリ周辺地域の戦争犠牲者を救わねばならない」

 以上のメッセージに日本政府は、即座に応える道義的義務がある。「日本も核武装だ」とわめく日本の安倍一派(死の商人)の言い分に応じるような、愚民の群れであっていいわけがない。


 「原子力ロビーは、世界の人々に知られたくない、放射能で苦しんでいる人々の情報を封じ込めようとしている」という博士の指摘を、誰も否定することなど出来ないだろう。

 「人々の苦しみは深刻、そのためにチェルノブイリ地域に住んでいる子供たちの研究してきた」という医学者の一言一言は、政治屋の虚言とは違う。具体的に「ブルーベリーを持ち込んだ人の体内には、高濃度のストロンチウム、家の中の薪はセシウムやストロンチウムに高度に汚染されて安全ではない。地域の人々の病理的障害も見つかっている。放射性元素は人体に入り込み、多臓器を破壊する」と当然とはいえ、深刻すぎる命の危機を吐露した。

 「特に子供たちに蓄積された放射性セシウムは危険。アミノ酸の一種ホモシステインは、子供たちの健康を左右する。50%の子供たちが高い値が出ている。2015年の森林火災後には75%に上昇した。その結果、微小血栓症、心血菅障害、心臓病、脳卒中、先天性障害、神経系障害、先天性奇形、精神障害、腫瘍性疾患など多くの障害が引き起こされる」恐ろしい真実に立ちすくむ。


 被爆二世にも起きている。「ホルモン分泌異常、甲状腺障害、35%の子供は肝臓に構造的変化がみられる、80%以上が心臓に問題を抱えている」と、これまた深刻すぎる研究の一部を明らかにした。


 フクシマも心配だ。だが、日本のNHKに相当するウクライナ国営メディアは「何も危険なことは起こっていないと報道している」とウクライナ・ゼレンスキー政権の不条理の一部も暴露した。

 詳細は以下の竹野内blogに詳しい。

https://maritakenouchiyoutube.blogspot.com/2022/04/2022426chernobyl.html


IAEAは国連の冠をかぶった原子力ムラとグル=改めて裏付ける!>

【ベルリン時事】国際原子力機関(IAEA)は29日、東京電力福島第1原発から出る放射性物質トリチウムを含む処理水の海洋放出について、安全性を検証する調査団による最初の報告書をまとめた。


<注目のもんじゅ西村成生謀殺事件上訴審5・18!>

期 日:2022518日(水)1400〜 東京高裁817号法廷

被 告:①日本原子力研究開発機構(旧動燃)

        ②大畑宏之元理事(死亡)の相続人

原 告:西村トシ子 内 容:未返還全遺品請求 未返還全遺品について

    1995.12.08 もんじゅ事故発生

    1995.12.22 理事長が西村成生らに特命を出した、特命の内容は「もんじゅ事

故隠ぺい、事故のビデオ隠しの内部調査」だった。

(追記) このところの風雨で庭の梅の実も落ちた。しかし、多くは風雨を蹴散らして大きく成長している。ツツジも元気だ。タケノコの季節も終わった。自然の生き物は元気だが、放射能に太刀打ちできる人間も植物もいない。特に幼児・児童は放射能に対抗力ゼロだ。いま日本人は、チェルノブイリとフクシマの放射能問題の取り組みについて、深刻に問いつめられている。

2022年4月30日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)