東大の肩書<本澤二郎の「日本の風景」(4359)

<信仰教団教祖の専売特許は唯一「東大法学部」でカネと女>

 今朝も寒い。パソコンを打つ両手は冷たい。吐く息も白い。電気ストーブとひざ掛けが、冬季朝方の我が格好である。居間は灯油ストーブ。エアコンは凍って使えない?炬燵が便利だ。そんな時、Youtubeを開くくせがついた。


 アジア蔑視論でアジア諸国民から忌み嫌われている福沢諭吉が書いた「学問のすすめ」の冒頭、誰もが納得する人間平等を紹介している。今では当たり前の人間平等は、アメリカから仕入れたものだろう。というわけで、キリスト教について調べようとして、まずはカトリックとプロテスタントの違いを解説するYoutubeを見つけた。すると、どうだろう、新たに日本の新興宗教の教祖の長男が、教祖を頭から足底まですべてを暴いている映像が飛び出した。


 開いてみて驚いた。「私の父親は東大法学部卒。これしかない。それ以外はすべてが出鱈目」といった息子の歯切れのよい発言がぽんぽん飛び出した。納得である。日本の庶民大衆は、未だに東大法学部を羨望の目で見ているということか。教祖の息子は、多くの日本人に「東大糞くらえ」と叫んでいるらしい。合点した。教祖は離婚し、今は再婚、カネどころか女もいっぱい従っている、というのである。日本人の愚かさというか、人間のいい加減さを象徴している。


 宗教にからめとられるな、との警告でもある。


<1万人信者の出世街道は教祖本買い占め競争>

 イカサマ教祖のことについては、以前から知っていたが、彼の本が毎度のように出版界でベストセラーになる不思議の裏側を知りたいと思っていたのだが、教祖の息子が鮮やかに暴露してくれた。


 1万人の信者の為すべきことは、持てる財産、稼いだ金をつかって、教祖本を買いまくることだった。なるほど理解できた。選挙の票稼ぎで出世する新興宗教も有名だが、こちらは教祖本の買い占めだった。

 狭い部屋に住む信者だと、教祖本で埋まってしまうだろう。どう処分するのか?ここが新たな関心事となる。 


<息子の長男は車で送り迎え1日8時間家庭教師と友達排除>

 東大OBで新興宗教を立ち上げ、1万人信者から金集めし、周囲には30人から40人の美女をかしずかせている!これも驚きである。

 これには、ホリエモンも歯が立たないだろう。東大OBで一番の金持ちで、優雅な生活をしていることになろうか。息子にも同じ道を歩かせようとした。そのため幼いころから、毎日8時間の勉強には家庭教師がつきっ切り、学校は車で送り迎え、友達との遊びは厳禁、籠のとりを強いた。進学校の麻布中試験を受けさせられた。見事失敗して、教祖の後継者になる道から落馬した。


<進学校・麻布中学不合格で東大入学失敗・反教祖で年収2000万円>

 Youtubeで証言する教祖の長男は、明るい表情で教祖と教団のインチキを暴露する。無神論者には、その意味することが、よく分かる。宗教に名を借りた金儲けは、もっともずる賢い金儲け・ビジネスである。

 息子は教祖道を外れて、むしろ人間らしい人生を送っているらしい。それでも、年収2000万円、国会議員と肩を並べている。


 同じような教団は、武器弾薬づくりに特化、地下鉄サリン事件という無差別テロを強行して壊滅したが、まだ分派が公然と存在、公安当局の貴重な仕事になっている。オウムの教祖は東大ではなかったが、人殺しを平然とやってのけた悪魔だった。その根っこは今も存在している。黒幕を暴くことをためらっている?公安当局を恐れる。


<秋篠宮家の長男も学習院蹴って東大コース目指す哀れ!>

 東大にあこがれるのは、新興宗教の教祖だけではなかった。皇室も学習院という皇室向けの学校から飛び出す者が現れた。秋篠宮家の長男である。

 見事?進学校の筑波大学付属の高校か中学校に入る、と巷では大騒ぎしている。狙いは東大である。安倍晋三の実父・晋太郎は、東大無試験合格者。裏から手を回したものか?

 晴れて東大OBの天皇が誕生するのか?東大受験向けに、ひたすら記憶・記憶のための集中力が、当人にあるのかどうか?裏口で処理すれば簡単さ、という巷の声もある。人間性のない皇室となるのか?興味深い!


<創価学会公明党も共産党も東大OBで奮戦!前途は?>

 自民党は、このところ成蹊大学や法政大学夜間部、そして3回東大試験に失敗した早稲田OBで、これはこれで立派。他方、公明党創価学会は断固として東大OB、日本共産党も東大である。

 新興宗教と政党も東大の肩書にのめり込んでいるが、前途は明るくない。東大OBの霞が関も腐った。そろそろ学閥傾斜を卒業しないと、日本も組織も腐って沈没してしまうだろう。

2022年2月19日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)