参院選で自民大勝か<本澤二郎の「日本に風景」(4358)

<自暴自爆の立憲民主党に対抗・170億円投入の岸田自民!?>

 立憲民主党に多少の期待を抱いている国民に対して、申し訳ないことだが、参院選で同党が勝つことはできない。敗北するだろう。その無様な証拠が次々と出て来ている。国会を開いても、多数国民を納得させるような成果がない。失望だけをばら撒いている。支持率が上がることはない。


 昨夜、パソコンで初めて期待外れの宏池会会長・岸田文雄の首相会見を、つい初めて見てしまった。そつのない答弁で、前任者の菅義偉と比べると、ずっとマシだった。これでは極端に内閣支持率は下がらない。厳しいはずの国会審議も、とても国民の期待を裏切る行儀のよい野党のお陰で、何でもスイスイと通過するため、得点は政府与党に加算される。自民党京都府連の大胆すぎる買収資金事件一つとっても、まともに追及しない野党だから、もう世界一の高額報酬に満足するだけの、実に恥ずかしい無様な姿を露呈している。


 保守傍流で、戦争犯罪者の後裔政権に、とことんいたぶられても、かしずく奴隷のような、保守本流後継者の生きざまを見せびらかせて、たっぷりと遅れて登板したことが、かえって幸いしているような政局展開である。


 仮にもし、傷ついた公明党創価学会と離縁しても、問題なく単独過半数が目の前にぶら下がっている!違うだろうか。政党助成金だけでも、ざっと170億円が党本部にある。これを京都方式で派手に落としても、新聞テレビは批判しないのだから、これはやりたい放題で、選挙に敗北するはずもない。


 「税金で選挙する自民の買収選挙。もはや自民党は壊滅する」と元自民党本部職員は怒り狂っているが、到底そうした予想に与するわけにはいかない。


<連合の女会長に振り回される新米執行部の右往左往>

 知恵者は誰か?日本最大の労組連合のトップに、名前はまだ覚えられないが女性を起用した。声は男性に比べて柔らかいはずだが、しかし、彼女の反共主義路線は鋭いらしい。


 これに立民の若い、苦労知らずの執行部が、面白いように振り回されている。彼女の工作には、右翼の維新や国民民主党とも連携している様子が見て取れる。要するに、立民と共産党を決別させようと必死なのだ。


 維新の橋下と連合会長が、永田町の外から引っ掻き回している。前者をテレビ芸者よろしく独占させている闇の権力も、徐々に見えてくるだろう。自民党に知恵者はいないと思うが、そうだとすると、国策会社の電通が出しゃばっているのかどうか。この二人の背後の黒幕の存在に興味がある。考えてみると、電通の闇の組織を誰一人公開しようとしていない。


 そこにどっしりと重い腰を降ろして動じない存在が、原子力ムラである。原発利権に食い下がる霞が関の官僚群と、その上に君臨する自民党と公明党の利権右翼政党+維新・国民・連合=反共翼賛改憲勢力に目下笑いが止まらないだろう。


 過去に自民党の吉田茂・保守本流=護憲リベラルが存在したが、時代が変わったという安倍晋三の屁理屈に屈した自民党は、一気に偏狭なナショナリズム・軍国主義日本へと先祖返りした。この悲劇的な姿は、何としても見たくない。

 新聞テレビが目を覚ます事態が来るのかどうか?多くの国民は分かっていないのが、何としても悔しい。


<コロナ頼みの自民自滅しか勝てる方法はない!>

 野党が勝利する参院選が実現するか、とあえて問いかけると、99%ない。残り1%は、コロナ対応による大失態である。自民党が自滅する場面が、起きるのかどうか。


 いまのコロナ封じのワクチンは、完成品ではない。したがって、効くかどうか不明である。治験の段階である。毒薬との専門家の指摘を、軽く受け止めてはなるまい。特に、子供に対するワクチン注射は避けるべきである。


 いえることは、311フクシマを一人一人が想起して、真実を理解することで、主権者の一票を行使することが、日本人と日本列島が生き延びる道である。筆者は帆船日本丸による航海が最善と考えているが、その思いはさらに強まっている!

2022年2月18日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


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