小泉・鳩山・菅・細川・村山元首相VS原子力ムラ内閣<本澤二郎の「日本の風景」(4352)

<300人の甲状腺がん患者の声を無視する岸田内閣・山口環境相>

 昨日のblogで「医師失格」を紹介した。フランスのウイルス研究学者のリュック・モンタニエ博士の、心臓をえぐるような医学者の良心に感動していると、その後に訃報の情報が流れた。コロナワクチン派の謀殺でないことを祈りたい。

 彼のルクセンブルク議会の正義の発言が、これからも消えることはない。


 それにしても、人間の強欲を操作する思想・宗教は存在しないことが悲しい。人殺しをして金儲けする輩がいるのだから。政治屋だけではない。学者や文化人と称する人間もまた、同様である。むろん、弁護士や検事判事などの法曹人も。


 他方、昔の過ちを自ら糺そうとする人間もいる。5人の元首相らの反原発の行動がそれである。小泉純一郎は、靖国参拝で日中関係を破壊した。郵政民営化のせいか、特定郵便局長は地方で莫大な資産をため込んで、現在も話題になっている。国税庁はソッポを向いているらしい。ただし、311で覚醒した小泉の反原発運動は、行動が遅すぎたが、間違っていない。目下、再び原発に舵を切ろうとするフランスなど欧州委員会に対して、仲間と「待った」をかけた。おかげで、人びとは4兆円五輪賭博による、フクシマ隠しの不条理から、再び覚醒しつつある。


 30万人の若者の一部に甲状腺がんが発生、肺に転移する悲惨な例も少なくない。放射能蓋掛けに必至で、利権に目ざとい政府・自治体・医師会も、それでも300人前後の甲状腺がんを認めている。健康診断を徹底すると、健康被害者はもっともっと増える。そのことを元首相ら5人は、誤まれる路線に舵を切る国際社会に対して、フクシマの真実・危機を訴えた。


 これに驚愕したのが、経産省・東電・原発御三家ら原子力ムラ。自民党と内閣を突き上げた。原子力ムラの代理人・福島県知事までが「うそだ」と雄叫びを上げた。お笑いである。フクシマは10年前と変わらない。100年かかる原発廃炉は、入り口にすら入っていない。

 フクシマ隠しの4兆円五輪賭博の大赤字さえ忘れてしまった新聞テレビと日本国民も、再び目を覚ましたのだ。政府・自治体や自民党の極右幹部までがわめき始めて、話題を振りまいてくれた。


 待ってましたとばかり、反原発派の元首相らは、逆襲の反論を山口環境相に発信した。支援を惜しまない市民活動家も、元気が出てきた。


<岸田は被爆地・ヒロシマが選挙区=広島も福島も関係ない東京生まれ?>

 首相の岸田文雄の父親は、大平正芳や宮澤喜一の宏池会でバッジをつけた。岸田は、親類先の宮澤の薫陶を受けて政界入りした。ヒロシマの政治家は、護憲リベラルが当たり前の風土で、右翼など論外である。

 この護憲リベラルの土壌に有毒の除草剤を撒き散らして、改憲軍拡に改造しようとしたのが、安倍晋三や菅義偉、二階俊博らだった。河井夫妻が刺客に選ばれた。公明党創価学会を投入して、成功したものの、ヒロシマの正義は河井夫妻を叩き潰した。


 ところが、永田町の人となった岸田は、父親や宮澤の教えを放棄して、安倍と菅の犯罪コンビにすがりついて、ヒロシマを忘れてしまった。後見役の古賀誠が衝撃を受けている。彼は原子力ムラの権力と金力に魅力を感じてしまったのだろう。


<もんじゅ西村成生謀殺事件を刑事告訴しなかった海渡雄一は本物か>

 横道に入る。もんじゅ西村成生謀殺事件のことである。警視庁はそそくさと自殺だと決めつけて処理したが、遺体の損傷や遺書などから、旧動燃や科技庁も関与した殺人事件と見るのが正しい。


 現に、20年経っても遺族に証拠となる遺品を返却しない。これ一つとっても、被害者は自殺ではない。当局による殺害事件であろう。問題は、この事件を担当した反原発派と称する海渡雄一は、なぜか刑事事件にしなかった。何かある、と関係者は疑念を抱いている。今回、甲状腺がんの6人の弁護団に、彼が登場していることが分かった。訴訟の行方がやや気になる。あえて指摘しておきたい。

 

<まともな弁護士がいたら袖ヶ浦放射能事件にも命を懸けてはどうか>

 関連して、房総半島の水源地放射能汚染疑惑事件のことである。

 現場を見て驚いた。放射能汚染物資を埋設したであろう場所が、しっかりとした頑丈な盛土で、蓋をしていたことである。しかし、盛土の表面に放射能測定器を置くと、高い放射能の値が確認できる。盛土を掘り返すと、ほぼ間違いなくフクシマの汚染物資が出てくるだろう。

 驚くべきことは、この問題で一番調査に熱心であるべき袖ヶ浦市が、逃げて時間稼ぎしている。業者に懐柔されているのだ。心ある弁護士がいたら奉仕の弁護を期待したい。むろん、原子力ムラ派遣のカネにまとわりつく、守銭奴弁護士はNOである。


<森田健作は裏で関与していなかったのか!説明責任あり>

 「森田健作や地元のやくざ議員も知っている。前知事の説明責任がある」と地元の住民は、強く指摘している。

 自民・公明の市議は、この問題から逃げている。彼らも怪しいのだ。共産党の対応が注目されているのだが、目下、動きを感じることが出来ない。


<5人の元首相の決起の政治的影響力は大きい>

 フクシマ放射能汚染は、福島県に限らない。房総半島の水源地に埋め立てて、蓋しただけなのか。カネに目をくれるやくざ業者は、東北の復興でも見られた。房総半島だけではないのかもしれない。


 ともあれ、遅すぎた元首相経験者の決起は、それでも忘却好きの国民に与える影響力は大きい。菅直人は現役の議員である。立憲民主党が崩壊の危機にあるが、反原発の仲間を集めて、いまのいかがわしい原発派連合執行部を排除した、新体制を組んだらいい。

 何よりも大事なことは、人の命である。反原発は天の声なのだ!

2022年2月12日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


(産経)松野博一官房長官は10日の記者会見で、首相経験者5人が東京電力福島第1原発事故で多くの子供が甲状腺がんに苦しんでいるとの見解を欧州連合(EU)の欧州委員会に送付し、日本政府が誤った認識だと抗議した問題で、元首相側の主張をまとめた書簡が山口壮環境相宛に届いたと明らかにした。