頭が腐ると<本澤二郎の「日本の風景」(4331)

<自治体も腐臭!放射能問題で大揺れの千葉県袖ヶ浦市の無責任対応に住民の怒りが頂点!>

 日本の政治は、清和会の神社神道・極右片肺の改憲軍拡路線へと、特に安倍晋三内閣以降から激変した。そのツケが、岸田内閣においても、内政と外交において回ってきた。清和会の腐った犯罪的路線で、政府・官界・議会・司法とも頭が腐りきってしまい、それが胴体・両手に相当する地方自治体にも及んでいる。その典型例が、水源地に放射能汚染物質を不法投棄した疑惑で住民を困惑させている千葉県袖ヶ浦市。


 首都圏のゴミ溜化を象徴する事態に対して、若い熊谷というボンクラ知事も、無知無能の袖ヶ浦市長・粕谷智浩も、住民の声に誠実な対応を見せていない。

 新たな不法投棄現場から、簡単な水質検査を行って、住民を誤魔化そうとしている事態も発覚した。千葉県警と「木更津レイプ殺人事件」捜査を棚上げしている木更津署も、犯人を逮捕するという当たり前の対応をしない。ここにきて、一部の住民から刑事告訴する動きも浮上している。


 要するに、地方自治体がまともに機能していない。無法地帯化しているとの厳しい指摘も故なしとしない。


<誠意を全く見せない公僕に非難が殺到>

 袖ヶ浦市林地区の水源地住民がしびれを切らして、不法投棄現場に放射能測定器(袖ヶ浦市所有)を持ち込んで測定すると、高い放射能を検知してから、既に数か月経つ。腰を抜かすような事態だというのに、市の担当者は「測定の仕方が間違っている」とけん制する始末。


 住民の一人が出光興産の高性能測定器で測定すると、もっと高い放射能が検知された。それでも市当局は、千葉県環境財団という業者?に依頼して、簡単な水質調査をした。「異常ありません」という調査結果で、事態をやり過ごす構えだ。


 現場は、第三者を誤魔化そうと、高い盛土で封じている。ドリルで深く穴を掘って測定しなかった。単なる水質調査である。住民は納得していない。

 林地区の御園豊区長代理は「いい加減な調査で誤魔化そうとしてる。許されない」とカンカンである。不誠実な行政に議会も動こうとしていない。緊急事態に当局も議会も、まるで借りてきた猫同然である。自民党も腐敗著しい公明党も無関心。共産党も力が入っていない。



<新たに日高金属の不法投棄場所から高い水質汚染(BOD)確認>

 別の不法森林伐採・伐根・埋立地について、住民は「アスベストを埋めた」との疑惑を抱いている。こちらは市が排水口から採取した汚染水を水質調査しただけで、案の定、高い数値が判明した。


 排水口は元水田のそばだ。その先には、広大な水田地帯がある。生物化学的酸素要求量(BOD)の数値3以下が、実に220とべら棒に高い。その他たくさんの危険な環境汚染物質も検出されている。


 これに対する市の対応が無責任極まりない。「BODは高い数値が検出された」と認めながら、一方で「水質汚濁防止法の排出基準を上回っていない」と安心安全を吹聴している。こざかしい小役人の責任逃れだ。


 地下水の検査も不可欠だろう。小櫃川の厳密な水質検査も、である。飲料水と関係があるのだから。ともかく、いい加減な検査との指摘を免れないだろう。公正な機関による厳密調査が求められる。


<文化財保護林を無断伐採・伐根・埋め立てを承知して放任した市教育委>

 呆れてモノも言えない、とは、袖ケ浦市政のことをいうのか。


 問題の山林は、袖ヶ浦市林である。しかも「文化財の山」で知られる。市の教育委員会が管理している山林である。その貴重な文化財が眠る公有林が、いつの間にか樹木が伐採されて、そこにいかがわしい化学物資などを投棄、その上を砂で埋め立て建築物も。この事実を教育委員会は、事実を承知していて黙認していたのである。

 「教育長の御園は切腹だ」との、これまた住民の怒りが爆発している。「市も警察も黙認してきた罪は重い」といえる。恐ろしい自治体であろうか。日高金属が犯人という。日高と市の幹部、市長も巻き込んだ汚職事件に発展するとの声も。


<放射能疑惑は木更津市のワコー、文化財破壊は日高金属!>

<千葉県と千葉県警の対応に地元住民は重大な監視の目>

2022年1月21日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)