岸田も軍靴大好き<本澤二郎の「日本の風景」(4230)

<清和会・原発派「死の商人」に魅入られたリベラル宏池会の危機>

 花も嵐も踏み越えて―。東条英機内閣の商工大臣・A級戦犯容疑で逮捕された、戦争責任者の岸信介(保守傍流)に対抗した、吉田茂の後継者・保守本流の池田勇人が好んで歌っていた流行歌の一節を記憶している日本人は、いまほとんどいない。


 現宏池会会長の岸田文雄も、安倍晋三に飼い猫のように身も心も捧げて、悪戦苦闘の末ようやく勝ち取った政権に、リベラル政治の実現に安堵した人々は少なくなかった。だが、いざ蓋を開けてみると、極右・清和会の国家主義の内外政を踏襲する政策が際立っている。

 したがって、予算委員会を開催して堂々と野党と論戦するどころか、安倍や菅の国会戦略に似て、逃げて、解散に突入しようとしている。民の声を本気で聞く姿勢は少ない。やろうとしていることは、人事一つ見てもリベラル派の人物などいない。安倍や菅の内閣と同じなのだ。


 心配・不安材料は、政務首相秘書官に原子力ムラの経産省事務次官、自民党幹事長も知る人ぞ知る原発派、同党政策担当の政調会長は、安倍そっくりの超右翼の神道・日本会議の人物起用だ。極右・清和会内閣そのものである。


 宏池会首相の改憲論には、反吐が出る。悔悛する気はないのか。中国の習近平との電話会談が人民日報日本語版に出ていたが、これは本当のことなのか?にわかには信じられない。大平正芳や宮澤喜一の護憲リベラルを放棄して、日本をどこに引きずり込むのか。不安でたまらない。


<プリンス?林芳正は岸信介の60年安保を評価する大バカ者>

 不安と懸念は尽きない。そんな時に岸田の後継者と見られていた林芳正が、何と雑誌インタビューで保守傍流の元祖・岸信介の負の遺産である、60年安保を評価する言動を吐いているではないか。

 総選挙では、二階派の河村建夫を蹴落とす勢いのようだが、彼の父親は穏健派で日中友好派で知られた義郎である。日中友好議連会長も歴任、1972年の日中不戦の国交正常化を当然視していた人物だった。


 岸田の実父・文武は、これまた穏健派で人当たりがよく、いつもにこにこしていた。信州の小川家・広島の宮澤・岸田家の閨閥が、文雄を宏池会の会長に押し上げた背景である。本来であれば、自民党の名門・宏池会の正統な後継者として、国民が求める護憲リベラルの政治を、天高く掲げる使命が課されている。原子力ムラに支配される体制では、気候変動期の日本を危うくさせるだけである。第二、第三のフクシマに怯える日本に変化はない。


<勘違いしている宏池会の参謀たち>

 岸田は、いま国会の意思によって、日本国の最高権力者の地位にある。このことを理解していない。少なくとも、宏池会や官邸の参謀連は、分かっていない。犯罪前首相の言い分に、耳を傾けることは許されない。

 主権者である日本国民に耳を傾けて、行政権を行使する立場にある。


 いまの参謀連は、安倍の配下か、それに連なる輩ではないのか。かりそめにも、安倍を引きずりまわした、経産官僚の今井やNHK記者の岩田のような、悪党の配下と縁切りする必要がある。

 繰り返す。今の岸田は日本国首相である。原子力ムラの言い分に耳を傾けるべきではない。いわんや犯罪前首相に忖度することは、日本国民に対する背信的行為である。


<国民は野党に期待するほか希望なし=日本国憲法守れない!>

 岸田は、哀れ!いまだに自民党総裁選の過去に足を突っ込んでいる。自立していない。それが清和会・死の商人に、政策のすべてを委ねている証拠である。そこには、日本の未来はない。


 主権者は、心を新たに2021年10月31日の総選挙において、野党に希望の一票を行使するほか、選択の余地はなくなった。戦争放棄を謳う、世界の最高峰の基本法を死守することは出来ない。


 自公維打倒の選択肢が、残された唯一の道である。311で逃げ回った枝野は、悔悛して大人になったのであろうか。

2021年10月10日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

岸田内閣に安倍元首相が送り込んだ「原発推進」の懐刀
https://friday.kodansha.co.jp/article/209536
2021
1008日 FRIDAYデジタル

繰り返しワクチン安全か<本澤二郎の「日本の風景」(4229) : jlj0011blog (livedoor.blog)

人民網日本語版 2021100818:10

習近平国家主席は108日、日本の岸田文雄首相と電話会談を行った。

習主席は、「中日は隣国であり、『仁に親しみ鄰に善くするは、国の宝なり』と言われる。中日間の友好協力関係を守り、発展させることは、両国と両国国民の根本的利益に合致し、アジアのみならず世界の平和と安定、繁栄にも資する。現在、中日関係にはチャンスと試練が併存している。中国は日本の新政権が両国のハイレベル交流の維持を重視していることを称賛し、日本側と対話・協力を強化し、歴史を鑑とし、未来に向かう精神に基づいて、新時代の要請に見合った中日関係の構築を後押しすることを望んでいる。来年は中日国交正常化50周年にあたる。双方が初心に立ち返り、向き合って進み、この重要な歴史の節目を共に迎え、両国関係の新たな発展の未来を切り開くことを希望する」と強調。

習主席は、「中日は両国関係の正と負の両面の経験を真剣に汲み取り、中日の四つの政治文書が確立した各原則を遵守し、『互いに協力パートナーとなり、互いに脅威とならない』という政治的コンセンサスを適切に実行し、歴史や台湾地区関連など重大で敏感な問題を適切に処理し、溝をしっかりと管理・コントロールし、正しい方向性をしっかりと把握し、両国関係の政治的基盤と大局をしっかりと守る必要がある。双方は国政運営に関する交流や経済政策の協調を強化し、公平で開放的な貿易・投資環境を共に守り、より高いレベルの優位性相互補完と互恵・ウィンウィンの関係を実現し、両国の国民をより幸福にしなければならない。双方は真の意味での多国間主義を実行し、それぞれが根本的利益と人類の共通利益に基づいて、『和して同ぜず、心を合わせて協力する』という東アジアの知恵を発揚し、地域協力を積極的に促進し、協調して世界的な試練に対応し、世界の平和と安定、発展を守らなければならない」と指摘。さらに「日本の東京五輪成功に祝意を表し、日本が来年2月の北京冬季五輪に積極的に参加することを歓迎する」と述べた。

岸田首相は中国の国慶節に祝意を表したうえで、「現在の国際情勢や地域情勢の下で、日中関係は新時代に入ろうとしている。日本は中国側と共に、日中関係の歴史から重要な示唆を汲み取り、来年の日中国交正常化50周年を契機として、新時代の要請に見合う建設的で安定した日中関係の構築に向けて共に努力することを望んでいる。双方は対話を通じて溝を管理・コントロールしなければならない。日本は中国と共に引き続き経済協力と民間交流を強化し、新型コロナウイルス感染症対策や気候変動など重要な国際・地域問題をめぐって緊密な意思疎通と協力を行うことを望んでいる。日本は北京冬季五輪が順調に開催されることを願っている」と述べた。双方は、今回の対話が非常に時宜にかなっており、非常に重要だとの認識で一致し、今後もさまざまな形で相互の意思疎通を保ち、両国関係が正しい方向へと発展するよう導くことで同意した。(編集AK

「人民網日本語版」2021108日 

核武装化に引きずり込まれる岸田文雄!

(時事)岸田文雄首相(党総裁)が訴える「新しい資本主義」や「デジタル田園都市国家構想」などを明記。敵基地攻撃能力を念頭に、ミサイル阻止能力の保有も盛り込。12日にも正式に発表する。  公約は、国防上の脅威が深刻化しているとの認識を踏まえ、「相手領域内で弾道ミサイルなどを阻止する能力の保有を含めて、抑止力を向上させるための新たな取り組みを進める」と打ち出した。  国家安全保障戦略や防衛計画の大綱、中期防衛力整備計画を改定する方針も示した。防衛費については目安としてきた国内総生産(GDP)比1%枠内にこだわらず、「2%以上

MBC南日本放送

西之表市・馬毛島へのアメリカ軍の訓練移転に反対する市民団体が鹿児島市で集会を開き、「訓練移転は穏やかな生活を脅かす」と移転を強く反対しました。 国は、馬毛島に自衛隊基地を整備した上で、アメリカ軍の訓練を移転させる方針です。 9日の反対集会は、市民団体「憲法壊すな・戦争法廃止!かごしまの会」が開催したもので、およそ200人が参加しました。 また、地元・西之表市からも計画に反対する市民団体の7人が駆け付け、国会で議論がされないまま海上ボーリング調査などが進められたなどとして、穏やかな生活を脅かす基地整備や訓練移転の反対を訴えました。 (馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会 前園美子副会長)「馬毛島に基地ができれば、爆音が轟く島になる。穏やかに人が暮らすこの島が壊されていく、そんなことまっぴらごめんです」