江戸の参勤交代復活!<本澤二郎の「日本の風景」(4027)

<バイデンのポチになるための空前絶後の朝貢外交目前>

 菅義偉内閣も就任半年で、落ちるところまで落ちてしまったようだ。この世界的な二重危機のさ中、来月上旬に国会をさぼってワシントンを訪問するのだという。江戸の参勤交代の復活か、空前絶後の朝貢外交か。


 「何のために、用もないのに、なぜか?」「コロナや恐慌経済に立ち向かうべき時。他に何が」という国民の懸念に対して、正解は「バイデンのポチになりたい」。


 90人前後の大派遣団を結成するという。金魚のフンである報道人を加えると、三密違反の政府専用機だが、不良品かもしれないワクチンを二度打てば大丈夫ということらしい。


 ともかく念には念を入れての準備を始動させている。理由は、外務事務次官の秋葉も、首相の菅も、バイデンのライバル・トランプの応援団だった手前である。バイデンはしたがって、喜んで受け入れるわけではない。双方の神経戦が既に始まっている!


<コロナ禍のワシントン訪問一番手に大満足の菅義偉の外交センス>

 「流れは変わった。もうワシントンにトランプはいない。私は安倍とは違う。菅だ!」と藁をもつかむ心境とも読める。


 依然として世界は、特に先進国の欧米は、コロナに手痛い打撃を被っている。米国では50万人以上が亡くなっている。二つの大戦と朝鮮・ベトナム戦争

の戦死者を超えている。経済は破綻寸前である。


 ホワイトハウスの外交は、まだ本格的に始まってはいない。3月16日に行われた日米の2+2が最初である。トランプの残党の始末も長く続く。こんな時に、ワシントンで嫌われている東洋人の大集団の訪問である。ホワイトハウスや国務省も、警備など受け入れでテンヤワンヤに相違ない。


 落ち目の菅は、相手のことなどどうでもいい。「コロナ禍の一番乗り」を日本列島にばら撒き、それをNHKから、電通傘下の新聞テレビでがんがん報道すれば、内閣支持率が急上昇、解散が打てるかもしれないと踏んでいる。


 彼らナショナリストにとって、国民は主権者ではない。愚民なのだから。



<「世界の物笑い」に涙ぼたぼたの日本国民の悲痛な嘆き>

 しかし、世の中は愚民ばかりではない。最近はネット人口が増えてきている。素人でもその様子がわかる。金をかけての、政府機関の回し者も少ないないのも分かるようになったが、彼らは進んで名乗り上げることが出来ない。


 コソ泥のレベルでしかない。


 要するに21世紀の今日においてまで、参勤交代・朝貢外交にうつつを抜かす日本政府というのは、間違いなく世界の物笑いでしかない。

 バイデンのポチを喜ぶような欧州の指導者は、一人もいない。日本国民もまた、情けなくて涙ぼたぼたであろう。もしも、大派遣団の費用を、貧困家庭や教育も受けられないような子供たち、ホームレスに分配すれば、菅の人気は間違いなく上がるだろう。


 しかし、菅は違う。政府専用機で、安倍のように世界を飛びたい。あとどれくらい政権が続くのか、本人も分からないのだから。唯一の救いは野党の攻勢が、著しく低いため、この先、数か月は持ち応えそうだ、ということぐらいだろう。


<五輪懇願の手土産は山のように一杯=またまた武器弾薬購入か>

 菅のバイデンへの直訴は、1年延期した東京五輪に「バイデン夫妻に来てもらいたい。アメリカの選手団を派遣してもらいたい。科学的根拠などと屁理屈を言わないで」ということだろう。


 「電通五輪」「IOCの金儲け五輪」の開催に協力してもらいたい、と懇願するのであろう。「その代わりにお土産はどっさり用意してきました。なんなら安倍に負けないくらいの武器弾薬を買いますよ」と事情通は見ている。


 識者は涙ぼたぼたである。


<トランプのポチポチの茂木・岸の日米2+2>

 昨日は、外務省迎賓館の飯倉公館で、日米の外務・防衛の2+2が開催された。茂木も岸も、安倍に次ぐトランプのポチポチだった。これからは、バイデンのポチポチになる?成功したのであろうか、と外交通の評価は厳しい。


 繰り返す、もはや朝貢外交・参勤交代の時代ではない。

2021年3月17日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)