怒れ!学会婦人部<本澤二郎の「日本の風景」(3986)

<戦争三法強行の太田断罪の戦争遺児の叫びを継承せよ!>

五輪組織委員会会長・森喜朗の女性蔑視発言が国際的に波紋を呼んでいるが、彼は「日本は天皇中心の神の国」という、戦前の国家神道・現在の神社本庁のカルト信者で知られる。男尊女卑の世界を、現在も踏襲する人物である。他方、それは信濃町の公明党創価学会も、ほぼ同様であろう。遠山・女買い事件の背景なのか。彼を撃墜した張本人は、水面下の婦人部と見られている。その点で、木更津市の栄養士で、戦争遺児のKT子さんと異なる。


 彼女は、2013年12月、特定秘密保護法が強行された時点で、怒りの声を上げた。今回の遠山事件においても、婦人部の役割を強調するメディアは多いが、具体的に婦人部長などが怒りの主張をしたという事実を、誰も確認できない。今も集票マシーンとして利用されているだけであろう。


 戦争遺児に続け、と強く訴えたい。安倍・国粋主義の配下勢力として、戦争三法やカジノ法強行に片棒を担いだ公明党創価学会の前途に、暗い影を落としている。


 憲法の平和主義に反する公明党と、それに服従する創価学会は、それこそ野原善正が断罪したように、国民の敵である。百害あって一利なしの教団である。いまこそ婦人部は、戦争遺児に倣って、怒りを爆発させる時であろう。


<刺青(入れ墨)やくざ・浜名擁護?の公明党創価学会でいいのか!>

 「木更津レイプ殺人事件」における刺青(入れ墨)やくざ浜名擁護の学会組織に、大いに失望して当然か。学会組織は、殺害された婦人部栄養士の味方のはずとばかりと信じていた取材者は、豆鉄砲を食らったように驚いてしまったらしい。


 この世に、こんなことがあっていいのだろうか。誰もが犯人追及に手を貸してくれる、民主主義社会のはずだ!そう思っていた取材者に対して、学会中堅幹部だった女性は「本人は亡くなっている。ほじくり返しても仕方ない。静かにしてあげるのがいいのではないか」「学会は生きている人間の組織。死んだら関係ない」ときっぱりと取材を断わってきたというのだ。


 池田大作の教えに信仰のすべてをかけてきたKT子さんが、生きてこの言葉を聞いたら、どう反応するだろうか。当の池田本人でも、仰天するのではないだろうか。

 要は、生きているやくざ犯罪者を擁護しているのである。恐ろしい宗教組織であろうか。宗教に名を借りた犯罪集団なのか?第三者の頭がおかしくなるではないか。


 犯人は目の前にいる人間の屑である、やくざ浜名である。妻にデーサービス「かけはし」を営業させている株式会社「かけはし」のオーナーだ。JR内房線巌根駅すぐそばの民家を借りて、現在も営業している。悲しいかな、池田大作の平和主義に全てをかけてきた栄養士殺害事件を、組織挙げて葬り去ろうとしている言語道断の言い分であろう。


<裏の顔はやくざ=表の顔は介護施設「かけはし」主人で学会員>

 自民党の裏と表を知悉していた松野頼三が教えてくれたことの一つに、岸信介と佐藤栄作兄弟の、知られざる対称的な資質がある。

 「岸は来るもの拒まず、だから右翼もいればやくざもいる。典型が児玉誉士夫や笹川良一らだ。対して弟の佐藤は、選んで側近にした」「岸は60年安保強行の際、暴力団・右翼を利用して、学生や市民・労働者に対抗させた」などである。


 中国革命を実現した毛沢東は、全国から延安に集う学生や若者ら革命軍を、それでも「本物かスパイか」の監視に、想像を絶するエネルギーを費やしたという。


 信者獲得に狂奔してきた創価学会は、会員にやくざもいれば誰彼となく抱え込んできたようだ。そのことが強姦殺人事件の背後にある。


 学会員同士の信頼関係は、常軌を逸するほど強い。池田を信頼する戦争遺児は、学会員に声をかけられて、やくざ経営のデーサービスでアルバイトをした。相手が狼と知らないで、寓話の「赤ずきんちゃん」よろしく、刺青(入れ墨)やくざの介護施設に連れ込まれてしまった。


 悲劇である。昨日、散歩がてら郵便局の裏手駐車場のそばにある、戦争未亡人が建立した墓地に行ってみた。そこには本人と94歳で亡くなった父親、そして戦争遺児の遺骨が埋葬されていた。日米開戦中の輸送船が攻撃され、船もろとも海中に沈んだ遺児の父親の遺骨があろうはずがない。

 既に墓地は掘り返されて、戦争未亡人が必死の思いで建てた遺産は、荒れて残骸のように横たわっていた。未亡人のもう一つの住宅は、これまた荒れ放題、駐車場には朽ちたキャンピングカーと軽自動車、軽トラが鎮座して、見る影もない。草花で囲まれた瀟洒な住宅は、姿を消していた。血も涙もない刺青(入れ墨)やくざの恐怖を、今も伝えていた。


 戦争未亡人は、旧馬来田村の助産婦として、戦中から戦後にかけて、実に3000人以上の赤子を、妊婦から取り上げている。筆者や兄弟も彼女の手で、この世に生まれた。大恩人のK家である。

 戦時中から戦後にかけて、農村の衰亡はひどく、産婆代金を支払えない家庭が多かった。彼女は無料奉仕で、何人もの赤子を取り上げた、まさに菩薩のような人だった。それでも夫を奪われ、女手一つで育てた戦争遺児を、2014年4月28日に、こともあろうにやくざ浜名に強姦、逃げ出そうとして、殺人的ドーカツを受けて、突発性の大動脈りゅう破裂で命を奪われた。脅迫殺人そのものである。この世に、神仏など居ようはずがないではないのか。 


<配下のヘルパー吉田フミエと大工佐久間清は重要参考人か共犯者>

 この脅迫殺人犯は、いまものうのうとデーサービスを妻に任せて、左うちわというのだから、学会公明党組織も地元警察もいい気なものである。

 これが今の千葉県警と木更津署の腐りきった正体であるが、いつまで続くのであろうか。監督役の警察庁・国家公安委員会の責任も、重大である。


 戦争遺児で栄養士のKT子さんを、やくざ経営のデーサービスのバイトに誘惑したのは、ヘルパーの吉田フミエである。本人も認めている。彼女は、栄養士とほぼ同じ地区に家がある。浜名を「いい人」といい、問題の「かけはし」を「学会員の店なので安心」とってはばからない。


 もう一人の大工・佐久間清は、強姦後の被害者を使って、リフォームの注文営業をさせていた。吉田と佐久間は、事件の重要参考人か、もしくは事件の共犯者である。


 浜名殺人事件は、被害者が殺害される数日前に「浜名はやくざ」と告白していた。そこから判明したもので、強姦と性奴隷をも浮上させた。 


<木更津市はハマコーの地盤・現在は倅が継承する「やくざの巣」?>

 木更津市は、やくざ代議士ハマコーの地元で知られる。彼が現役時代には、市内の店舗ほぼすべてに、彼の色紙が貼られていた。用心棒代で、地元民に恐れられていた。

 現在は、倅が後継者となっている。問題の知事・森田健作の後継者に自民党は、新人を擁立しているが、そのための宣伝ポスターが、早くも市の公共施設周辺に貼られている。そこにはハマコーの倅や、ハマコーの秘書だった市議も、弁士として大きく写真に載っている。

 公明党創価学会は、ハマコーや倅を応援したが、戦争遺児は強く反発して、やくざ候補かそれに類する候補を容認しなかった。

 学会婦人部は、いまこそ大きな声を上げるときであろう。腐敗した公明党創価学会幹部を一掃し、政治から手を洗う時ではないか。諫言したい!

2021年2月6日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)