野党のウルトラC<本澤二郎の「日本の風景」(3957)

<安倍証人喚問をとことん貫いて一歩たりとも妥協しない>

永田町・信濃町の潮目が変わった。野党に好機到来の2021年である。ただし、条件がある。立憲民主党・共産党の結束した候補者擁立が実現すれば、である。そこに水を差す、右翼化した労働組合・連合の動向である。両党の接着剤が社会民主党である。


 具体的な野党作戦は、安倍の証人喚問をとことん追及して、一歩も妥協しない、それを貫徹することで、政府与党に自壊作用が働く。信濃町の奥の院での、知られざる内紛も徐々に表面化してきている、との極秘情報も届いてきた。来年の都議選で、公明の全員当選も怪しくなってきた。


 菅・二階体制に、ほころびも見られる。失政の最たる原因は、電通五輪に狂奔するあまり、コロナの襲来を甘く見たことによる。蒙古の襲来は、台風が封じ込めてくれたが、コロナを退治する妙薬は、ワクチンにもない。


 枝野・小沢・志位のトリオに、勝利の女神が舞い降りるのか、彼らの覚悟の結束いかんにかかっている。



<最後の切り札は全野党議員辞職=解散に追い込んで政権交代>

 3か月前の菅は、首相任期4年を当たり前のように吹聴していた。

 この数か月で、菅のメッキは剥げてしまった。秋田県の貧農出身・集団就職・苦学して大学卒業という、電通仕込みの宣伝がほぼすべて嘘だった。それどころか、横浜市議時代に培った、やくざまがいの利権不動産取引、菅補填の大パーティー、成田山バス旅行など、公選法違反疑惑も次々と露見してきている。


 すさまじい利権がらみの重大案件は、米空母艦載機の発着訓練場用地買収に絡んだ馬毛島事件。当初の値段が4倍にも跳ね上がるという、血税を使っての投機的取引の発覚である。


 これは無論、安倍事件でもあるが、菅事件そして加藤勝信事件でもある。自民復党狙いの沖縄の下地なる悪党政治屋も、これまでのすべての成り行きを握っている。改憲軍拡を象徴する大事件である。


 したがって、野党の安倍喚問要求に、内閣支持率落下で自公与党も折れるしかないだろう。「7年8か月の膿・腫瘍を、張本人にかぶってもらうしかない」と菅も二階も腹をくくるしかないだろう。証人喚問ともなれば、法務検察も動かざるを得ないだろう。安倍番犬から菅番犬ではいられなくなるだろう。


 野党は千載一遇の機会を手にできるだろう。その先に政権交代も。



<右翼国家主義政権にオサラバ=自公維で3分の1に激減も>

 地球は動いている。じっとしてはいない。それぞれの国・社会も変動する。個々の家庭・企業・地域も変わることになる。


 特に右や左に傾くと、その反動が出てくる。日本の今がそうである。アメリカもそうだ。右側の分断政治は、特に為政者が全体の奉仕者であるという約束を忘れたり、平然と放棄する。


 社会に格差が、あらゆる場面で起きてくる。この7年8か月は、極端すぎる財閥1%のために、政治が傾いてしまった。その反動としての左に行き過ぎると、そこでまた格差が生まれる。中道・中庸に流れを変えるのが、国民にとって好ましい。


 2021年の日本は、右翼政治・国家主義からの離脱が不可欠である。消費税ゼロが、経済活性化にいい。行財政大改革が不可欠となる。室曽倹約もいい。社会全体として、自然エネルギー時代へと大胆に切り替えることで、地球にやさしい国として、先鞭をつけるべきだ。


 帆船日本丸が安心・安全航海を約束する。地球の未来はこれである。武器弾薬に血税を投入してきた、7年8か月とオサラバする日本が、いいに決まっている。コロナとも決別できるだろう。


 誰もかれもが全体の奉仕者となろう。誰かが叫んでいた、人類は皆兄弟だ。昨夜、69歳で急死した戦争遺児の夢を見た。

2021年1月7日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)