小泉進次郎はまだ小僧か!<本澤二郎の「日本の風景」(3910)

<深夜SPと犬と幼児を連れてのイタリアン料理店不始末>

 生活苦のため、コロナ治療を満足に受けられずに、二つとない命を落とす悲劇の市民が相当数いることが、あちこちで報告されている。いたたまれない気分にさせられている、今の日本国民である。ところが、コロナ軽視の菅内閣の閣僚には、かなり危うい人物の存在が明らかとなってきた。


 今朝ほどの事情通の情報によると、本日発売の写真週刊誌「フライデー」に、地球の気候変動抑止のため、現在、最も大事な任務を帯びている小泉環境大臣の暴走が、写真付きで報じられているというのだ。


 深夜に夫人とイタリアンレストランに行くのは問題ないが、事実上、勤務時間外のはずなのに、東京都民が血税で雇っているSPを同伴させ、身辺擁護を放棄させて、幼児の面倒を見させていたことは、万一のことを考えると、容認できるものではない。


 しかも、犬まで連れていた、となると、もはや国民常識を逸脱している。親分の菅の醜聞に比べるとどうなのかわからないが、事情通の東京都民は、怒り狂って報告してきた。「多くの国民に伝える義務がある」と厳しく伝えてきたものである。


 優雅な環境大臣にとって、生活苦でろくろく治療も受けられずに命を落としている、主権者たる国民が存在していることに無頓着らしい。こうした深刻事態を、菅内閣の閣僚には理解できないのか。いかに官邸と霞が関が、狂っているかが分かろうというものだ。


 コロナよりも経済優先の経済とは、電通五輪の強行のことである。人命よりも、電通の安倍・森の五輪、背後の石原慎太郎五輪である。欧米のメディアがIOCのバッハをこき下ろしても、日本の新聞テレビは批判さえできない。落ちるとこまで落ちた菅内閣の一員の暴走も、政権の因果を物語っている。


<幼児をSPに任せて食事中に暴漢に襲われたら?>

 「夫妻の贅沢な食事と談笑の間、零歳児を大臣警護のSPがあやしていた」というのである。これはSPの職務放棄の何物でもない。

 そもそも深夜のSP護衛は、あまり聞いたことがない。普通の閣僚は、仕事が終わると、SPを帰宅させるものだ。私的な時間を、護衛名目で監視されることに抵抗する閣僚が多いはずだ。


 この点で、若い大臣は、むしろ「俺は偉いんだ」と喜んでいるらしい。まずは想定は出来ないが、SPは万一のことを想定して、要人の警護をする責任を負っているはずである。幼児をあやしていて、SPの任務を果たせるわけがない。SPも、大臣も失格であろう。


 東京はやくざや暴漢が跋扈している土地柄であることに、元首相の倅は何も分かっていないらしい。


SP残業代は東京都民の税金と都民の怒り>

 SPはロボットではない。人間である。家族も兄弟も親類もいるだろう。特別なことでもない限り、普通の市民生活を送る権利を有している。


 大臣の仕事が終われば、夜の付き合いなどする必要がない。SPは自由な時間を自由に過ごせばいい。SPだからと言って、深夜まで閣僚の警護などする必要はない。第一、ごく普通の市民は、役所の大臣が誰なのかも知らない。関係のないことである。


 たとえば、麻生太郎という資産家は、よく銀座で飲み食いしているという。そのさい、SPをぞろぞろと引率しているのであろうか。誰か取材して報告してもらいたい。


 SPの深夜勤務は、残業として都民が支払わされている。喜ぶ都民がいるだろうか。アメリカでCSICという日本支配のワシントン機関で特訓を受けてきた小泉の倅に、正直なところ、期待できるものは何もない。


<環境大臣の犬の小便3回も、環境衛生上は大問題>

 事情通の怒りは、犬にも向けられる。

 フライデーカメラマンに感服するばかりだが、問題の犬は3回も小便をしたという。環境衛生上、好ましいものではない。

 いま田舎でも、善良な市民は、犬の散歩に大便を取り除くための容器と小さなスコップ持参で散歩している。都会では当然のことながら、小便を取る容器持参のはずだ。しかも、環境を担当する大臣である。

 脇の甘すぎる小僧大臣も、菅好みという。底が割れているではないのか。

2020年11月20日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)