安倍院政の行く方<本澤二郎の「日本の風景」(3841)

<二階幹事長を首にしろ、いやだ、で激しく激突>

 「芝居が始まる前に幕が下りてしまった自民党猿軍団のボス選び」と揶揄されている国会最大政党の総裁選!しかし、電通の指令を受けた新聞テレビは、笛や太鼓で桟敷を賑わせるのに懸命である。


 流れは党と内閣の人事に移行、中でも200億円とポストを握る幹事長をめぐって、安倍が「二階を首にしろ」、対して菅が「いやだ」で激しく激突している。幹事長留任を目的に、菅を次期総裁に担いだ二階も、安倍の院政意欲にたじろぎながら反発している。

 

<米中対立も追い打ちをかけてワシントンの日本工作派も必死>

 輪をかける事態発生も、幹事長人事を複雑にさせている。米ソ冷戦を再現したような米中対立は、経済戦争から領土紛争へ、油断すると、自衛隊を戦争に巻き込みかねないような軍事衝突さえも想定されている。


 そうした中で、ワシントンの対日工作員・ジャパンハンドラーズが乗り出してきて、二階幹事長外しに手を回してきた。ワシントンの犬たちも吠えまくって、菅人事に横やりを入れてきた。


<細田・麻生・竹下の三派で二階はずしに懸命>

 ワシントンの犬たちと評されている自民党最大派閥の細田派が、麻生派と竹下派を巻き込んで、二階はずしに懸命なのだ。


 こんなことも珍しい。安倍に服従してきた三派そろっての二階はずし運動は、菅に反発していることになる。

 「最大派閥の細田派が幹事長を出すことは当たり前」という突き上げが、会長の細田に集中しているようだが、肝心の細田には、ドスを利かせる菅と対決する馬力はないらしい。


<「河井1・5億事件を党として処理する」菅公約で安倍に反撃>

 朝日新聞が報じたようだが、菅は自民党本部での記者会見で、記者に聞かれると、安倍の1・5億円事件について「しかと処理する」と答えた。


 この菅の言い分がいまいち不明だが、それでも安倍に対する脅しとして十分な威力がある。安倍周辺は反対に「菅を勝たせ過ぎないように」と反発しているようだ。まさに、やくざが跋扈するような自民党そのものの権力闘争といえよう。


 憶測も舞う。「そもそも河井夫妻への破格の1・5億円投入は、安倍と菅と二階しか知らない秘密工作。これをマスコミに流した人物は、菅ではないのか。菅が安倍を脅すための格好の材料だ。菅は1・5億円事件で、安倍の院政をはねつけることが出来る」というのだが。


<菅登板に元自民党議員秘書は「日本の恥だ」と嘆き節>

 自民党総裁が告示される前から菅総裁確定という報道の狙いは、五輪の行方次第で2021年経済が、より深刻な事態が到来することから、新聞テレビ報道を左右する電通が、早々に菅内閣誕生報道に奔走した理由が判明するのだが、正直なところ永田町の住人は「えっ!菅WHO?」だった。


 安倍犯罪の黒子が檜舞台に飛び出して主役を演じる?知り合いの元自民党本部職員は「ありえない」と最近まで信じようとしなかった。


 昨日のブログで、福沢諭吉と三菱の岩崎弥太郎、明治天皇の維新政府の、信じがたい性奴隷貿易の真実を知って、電話してきた元自民党国会議員秘書は「菅は日本の恥だ」と切って捨てたほどである。


 追い詰められた電通が、ここへきて電通離れが朝日新聞で見えてきた、と語る友人が、今朝ほど電話してきた。東北復興と東電福島原発の、極め付きの不条理の一角を1面で報じた、と伝えてきた。


 電通に操られた、我が家の法治を排除した、東芝・医療事故殺人事件を蓋された立場からすると、朝日の「電通離れ」が真実であって欲しいものである。

故人にとっての最大の苦痛は、第三者に理解されないことが無念の極みである。殺され損の社会からの脱却が実現できる日本になるのか?


<週刊誌は菅の「やくざ人脈」、「嘘だらけの過去」を暴く>

 今週の週刊誌は、電通支配の新聞テレビをあざけるかのように、菅のやくざ人脈の一部を暴露した。「苦労人」という電通の仕掛けを、見事に暴露した週刊誌も出た。


 「菅の裏の顔」が一部報じられたことは、今後の永田町を観察するうえで、とても参考になることである。悔しい点は、安倍の裏の顔は、今も隠されて、どこも報じようとしていないことだ。


 今からでも遅くない。間違いなく、安倍の正体を暴く責任の一端を、林真琴検察が担っている。国民は林検察に対して正義の行動を、厳しく見つめている。第二の黒川弘務を排除できるのかどうか、に重大な関心を抱いている。


 さらに言うと、五輪工作費5億円というIOC役員買収資金について、フランス検察と連携すれば、電通の驚愕すべき買収工作事件を暴くことが出来る。これも林真琴検察の重大な任務である。国民は、片時も正義を求めてやまない。


<10月臨時国会冒頭の解散総選挙で安倍そっくりの正体隠し>

 安倍もそうだったが、菅も役人の原稿が手元にないと、口を開くことが出来ない。議会での討論をこなすことが出来ない、と官邸周辺は認識している。


 今回の総裁選でも、討論を回避することに専念、自民党員さえも呆れさせている。9月16日招集の臨時国会は、たった3日で閉じて逃げる。現在の緊急事態では、国会は1日も遊んでいる時間などない。普通であれば、来年の通常国会まで臨時国会を開いて、国民の不安と生活に寄り添う責任と義務がある。だが、どうやら10月に臨時国会、その冒頭解散を狙って、野党を駆逐する作戦を練っているらしい。彼の身内が、ワシントンのジャパンハンドラーに対して、映像で明かしたほどである。メッキが剥げないうちに解散で勝利が、狸の皮算用か。


 国会審議を逃げるというと、誰もが安倍晋三を思い出させてくれる。国会を開かないのだ。よく各国の例を引き合いに出すほど、国会審議が怖い安倍と菅である。周囲を警察官僚に保護してもらっていて、それでも逃げまくる?


 自民党の総裁選で、圧勝することが確定しているというのに、そそくさと秋の解散で正体隠しというのも、これまた「日本の恥」であるが、森喜朗が密室談合で実現した清和会極右内閣を、それでも継承するという新体制を、大魔神の電通がどう装いをこらすのか、ここもしかと見届けたい。

2020年9月11日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)