孫正義急げ!<本澤二郎の「日本の風景」(3622)

<いま最高の善意、PCR無料検査は必要不可欠>

 五輪実施をベースにした、ただそれだけの政局運営を、ひたすら優先してきている安倍・自公内閣は、ことさら新型コロナウイルス・パンデミックを、小さな台風並みに扱ってきている。その成果を、あろうことかNHK国際放送で宣伝するように、総理府が音頭をとって始めるという。なんとも姑息で、不可解な策略であろうか。

 そんな場面でソフトバンクの孫正義が手を上げた。人間の命ほど大事なものはない。それにはPCR検査を実施、陽性となれば、直ちに感染者を隔離、治療して救済するしか方法はない。彼は100万人分の無料検査を実施したい、と声を上げた。快挙だ。急いで実施してほしい。国民多数の願望でもある。


<政府・医師会筋の反対が、孫の正義を証明している>

 彼の善意の提案に抵抗する勢力が現れた。安倍・自公筋と日本医師会サイドであろう。


 バケツ一杯水を入れて、それを「100万人PCR無料検査」にぶっ掛けているようだ。それに孫はひるんでしまっている?


 一部の五輪派と安倍・自公に肩入れする、人間の命を虫けらのように考えている連中が、冷水をぶっかけている。それを本人は「国民の声」だと誤解して、すばらしい提案を引っ込めようとしている。事実なら翻意せよ、と叫びたい。


 冷水は、孫正義の正義を証明している。一秒でも早く実施、検査を受けたい100万人に、生きるための機会を与えてあげて欲しい。心から期待したい。


<日本の抑制した検査を世界はわかっている>

 日本が、というよりも、安倍・自公政府が、このことに鷹揚に構えている理由・事情を、世界は知っている。それゆえのパンデミックなのだが、実態を無視した数値の公表を、NHK国際放送を使って流す!


 それでイタリアや韓国などから、命がけで五輪選手が来てくれるわけではない。日本には放射能も放出されている。韓国政府は、それをしっかりと掌握している。むろん、IAEAも、である。WHOも分かっている。


 頭かくして尻隠さず、の日本政府である。

 今朝届いた情報では「五輪招致を実現するためにIOC委員買収に関与した電通の、JOC理事が、五輪を1年から2年遅らせてはどうか、と提案した。電通利権と言われる五輪を、当事者が今年は無理だと判断している。WHOでも夏に解決しないコロナウイルスだと、権威ある発言をしている」と伝えてきた。


 「五輪と共に安倍・自公体制は沈没する」とも予告したものだ。



<実情は公表の10倍から100倍ではないか>

 米国の政府高官は、公然と「中国の2か月遅れの対応が、パンデミックの原因である」と発言している。

 武漢の対応の遅れは、中国メディアも報じているところだが、日本政府の対応は、どうみても当初の武漢とよく似ている。いまでは多くの国民が気づいてきている。


 実態は、政府公表の10倍、いや100倍ではなかろうか。しかし、政府はPCR検査を希望する国民を排除してきた。熱や咳だけではチェックしない。この病気は潜伏期間が長い。陰性になっても、また陽性になる。マスクだけでは無理だ。手袋も必要である。


<肺炎死検査を放置している?>

 この数か月の間に肺炎死した人たちは、相当数いるに違いない。

 彼らの死因をほとんどチェックしていない。この中に感染者がいるはずであるが、チェックしないことで闇に封じ込めている。


 このことも、病院内感染の恐怖を伝えて余りあろう。病院に行くことも、決死の覚悟を求められている。


 そこで、改めて孫正義の、善意ある提案を断固として支持したい。日本国民の願望である。ひるむな孫さん!国民が強く支持、期待している。

2020年3月12日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)