自由主義VS国家主義<本澤二郎の「日本の風景」(3619)

<安倍・戒厳令(緊急事態宣言)をリベラル憲法は反対>

 戦後教育の欠陥は、戦前の政治制度である国家主義(全体主義)・天皇制国家主義について教えていない点である。日本国憲法が自由主義・リベラル憲法であることも、国家主義を否定していることさえも、知らない国民が少なくない。


 要するに、日本国憲法を学んでいない。こうした土壌に国家主義が台頭、想定もできなかった安倍内閣を誕生させてしまった。しかも、平和主義を標榜してきた公明党創価学会が、国家主義に懐柔される、加担するという事態を、誰も予想できなかった。


 すでに戦争三法、カジノ法が強行され、いままた新型肺炎問題を好機とばかりに、安倍・戒厳令なる緊急事態宣言が、自公+αによって成立しようとしている。2020年危機を象徴している深刻な事態である。時あたかもパンデミック大不況で、日本株も2万円台を割り込もうとしている。


2年で自由が奪われ、国民生活・政治・経済も死滅する!>

 安倍は、戒厳令を2年強行しようと狙っている。国権の最高機関である国会を排除して、である。

 戦前への完全回帰である。自由に呼吸できない息苦しい社会が実現するかもしれない。人権侵害どころではない。


 国民生活が破壊され、政治も経済も死滅する。その中で1%財閥のみが暴利を手にし、労働者は奴隷と化す深刻な貧困社会が想定される。天皇制国家主義を、日本国憲法が否定するゆえんである。


<天皇制国家主義は戦前の日本政治制度=侵略の根源>

 天皇制国家主義は、天皇を神と崇める尊皇派の体制だ。自由で民主主義無縁の政治体制である。

 この体制には、国家神道と教育勅語が乱舞して、軍国主義が開花、侵略戦争が強行された。学者・文化人は、御用化しないと、生き延びられない。新聞人も、みな御用記者を強いられる。

 70余年前には、この日本に存在した体制である。


 安倍・戒厳令を油断してはならない。


A級戦犯容疑者の孫は、平和憲法破壊が目的>

 今の政権には、戦争犯罪者の遺伝子が100%注入されている人物がいる。誰も知っていることだ。どんな事態が起きても責任を取らない。

 公明党創価学会による3分の2議席に守られて、やりたい放題である。戦争三法の次なる標的は、9条憲法と、加えて緊急事態条項を挿入、憲法の根幹を破壊しようとしている。


 平和を愛する国民にとって、今が正念場といえよう。


<新型コロナウイルス対策の失態をテコに野望>

 無恥の戦前派は、死に体からゾンビよろしく再び毒蛇の鎌首をもたげ始めた。

 それが、今回の新型コロナウイルス対策の、大失態をテコにした緊急事態宣言を、すでに存在している法律(新型インフルエンザ等特別措置法)で対応可能であるにもかかわらず、新たに安倍・戒厳令条項として押し込もうというものだ。



<公明党創価学会大賛成に驚愕!>

 これに公明党創価学会も同意した!

 自由主義者にとって衝撃的な事態である。信濃町の裏切りは、戦争三法からカジノ法でも、まだ止まらない。

 憲法改悪まで突き進むのか。恐怖である。


<第二の60年安保に立憲は体を張れるか、自公に屈するか>

 自由主義者であれば、与野党こぞって大反対する政治局面である。せめてすべての野党が、体を張る場面である。第二の60年安保である。


 立憲民主党の動向を注視するしかないのだが、NHK出身の国対委員長が怪しい動きをしている。枝野も同類なのか。新聞テレビは、権力に真正面から体を張れるのか?


 国民は絶望の淵に貶められてしまうのか!

2020年3月9日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)