2020元日正夢は帆船日本丸!<本澤二郎の「日本の風景」(3541A)

<宇都宮徳馬の平和・軍縮論=9条国家の日本>

 安倍改憲2019年危機を乗り切った日本とアジア、2020年の元日の正夢は、帆船日本丸へと舵を切ってゆけば、日本もアジア諸国も不安から人々が解放される。武器弾薬は、海中に沈め魚の住み家にすればいい。これこそが9条国家の日本なのだ。

 戦闘的リベラリストの恩師・宇都宮徳馬の平和・軍縮論でもある。


<自公維1%の改憲軍拡と決別、99%福祉重視の希望の日本再生>

 天文学的な借金の山を築いてきた、自公維の改憲軍拡論との決別である。死の商人・武器財閥は、これから憲法を順守して、平和産業に徹底すれば、自ずから道が開けるだろう。


 人殺しで暴利を得ようとする商人は、人間失格である。

 自公維の改憲軍拡と決別して、福祉を重視する希望の日本再生へと突き進むのである。「そんなことをしたら日本は外国に侵略される」と思い込むごく一部の日本人には、日本の外交力、日本人の知恵を信じないからであって、そのような心配は無用である。


 帆船日本丸は、太陽や風力をエネルギーとして航海するため、エネルギーのための争いから解放される。9条国家は、日本の核武装を100%否定するため、欧米やアジア諸国の懸念材料とならない。「日本核武装阻止のための日米安全保障条約」という、ためにする屁理屈も雲散霧消するだろう。

 平和軍縮を世界に発信する日本を、世界各国はむしろ、尊敬と信頼を寄せることになろう。帆船日本丸は、有史以来の初めての本格的な自立した国家なのだ。


<消費税5%から0%で消費経済活性化で家庭円満>

 帆船日本丸は、民のための99%国家でもある。自公維の1%国家を否定した国民国家である。


 かつて日本は物つくりの国家として繁栄したが、現在は肝心の消費が伸びない。貧困化した国民は、いままで買いたくても金がなかった。増税奴隷の貧困を強いられてきた。


 当面、庶民いじめの消費税10%を5%に半減して、消費経済を活発化させて、企業も消費者も共にプラスに転じさせるのである。これは山本太郎の政治グループが強く主張して、多くの国民の喝さいを受けている。

 当たり前の理屈だが、それがいよいよ花咲く時を迎えている。自公維を壊滅させる起爆力がある。

 大胆な軍縮と消費税半減で、福祉の低下を防ぎ、消費を増大させて、企業収益を上げ、社員の懐を温めるのだ。結果、家庭内暴力などは減少し、家庭生活を豊かにするのである。


<日朝国交正常化で東アジアの安定確保>

 戦後外交の唯一の課題は、依然として日朝国交が正常化していないことである。この7年、自公維内閣は北朝鮮を脅威の対象として敵視、それを内外に宣伝、無恥な国民をナショナリズムへと追い込んできた。


 これに新聞テレビまでもが介在して、両国間の関係悪化に弾みをつけさせてきた。ポスト自公維内閣は、日朝国交正常化を急ぎ実現することで、半島の南北の統一に棹差していく。

 東アジアの安定を確保することで、経済交流を活発化させていく。日中南北朝鮮の経済圏構想の具体化は、世界経済の安定に寄与するだろう。希望の東アジアは、すぐそこまで来ている。


 帆船日本丸は、アジア全体へと平和の弧を拡大、ひいては国連においても大きな影響力となって、人類に貢献することができる。それは帆船日本丸が世界各地に誕生する契機ともなろう。


 2020年は希望の年にする好機でもあろう。

202011日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)本ブログjlj0011掲載