誰のための警察・検察か<本澤二郎の「日本の風景」(3497)

<安倍事件、関電疑獄にそっぽむく正義の十手取り縄>

 政府主催の公的行事を、長州は田布施選出の国会議員・安倍晋三のための「桜を見る会」に悪用していたことが発覚、日本列島は激しく揺れている。新聞もテレビも、そして安倍報道に徹していたNHKまでもが、珍しく大きく報じている。「もう守れ切れない」というNHK幹部の悲鳴も聞こえてきているようなのである。

 そこで、再び注目を集めているのが、日本の捜査機関である。不祥事だらけの警察と、一向に国民に寄り添わない検察である。江戸時代でも、幕府から十手取り縄を預かっている正義の捜査機関に相当する。


 だが、様子がヘンだ。関電疑獄事件と大阪地検特捜部は「関電と身内同士」という評価が下されている。疑獄事件を見て見ぬふりをしている。モリカケ事件から逃げた警察・検察に、現在も変化はない。


 首相と前大臣と3人の公選法違反、さらには政治資金規正法違反事件に対しては、東京地検特捜部もまた、じっとしたままだ。主権者の怒りは爆発寸前である。


<税金泥棒・卑怯者と信じ込む日本国民の怒りは爆発寸前>

 日本は民主主義の国である、と教科書で教えてきた。世界最高の日本国憲法を保持している。安倍が国粋主義者であろうと、9条は健在である。安倍の日本会議の戦争はできない、不可能である。

 こんなすごい憲法の存在に、日本国民とアジア諸国民は感謝している。自衛隊が「出雲」を空母に切り替えて、再び半島と大陸に大砲を向けようとしているものの、発砲することはできない。


 日本の民主主義は、徹底した平和主義に支えられている。翻って、国内の政治経済に目を向けると、紹介したように権力者の犯罪、財閥の犯罪にうんざりする状態である。それでいて新聞テレビは衰退して、本気で声を上げようとしていない。議会・野党も、国会議員という特権と世界一の高給に満足していて、政治を変えようとはしていない、そう国民に教え込んでいる。


 残るは、警察と検察の正義の剣しか残っていない。だが、悲しいかな正義の剣は、さび付いていて、腐臭に覆われている。


 かくして、国民は警察と検察に対して「卑怯者・税金泥棒」と声を上げてきている。これは事実である。腐臭列島には、放射能も飛んでいる。土壌や水中にこびりついた放射能、汚染された植物や魚介類と、人間が生きるための環境も破壊されている。


 最近ペンの盟友が亡くなった。白血病である。勇気と正義のジャーナリストは、福島取材を敢行していたようだ。やりたいことをたくさん残しての、憤死である。


<半封建制の日本の近代、皇室は平安時代の秘儀>

 国粋主義政権は、それまで気づくことがなかった様々な日本の恥部をわからせてくれている。


 日本最大の恥部は、レイプ文化の日本だということだ。やくざが跋扈する日本では、魅力的な女性を、入れ墨と覚せい剤で、次々と強姦して性奴隷、そして歓楽街で性犯罪を強要している。 

 筆者は初めて「木更津レイプ殺人事件」を取材してみて分かった。東京ではTBS山口強姦魔を、あろうことか警視庁の中村刑事部長が、逮捕状を握りつぶした。国粋主義者の仲間は、何でもありなのだということを国民に伝えた。


 天皇交代劇では、誰も理解不能の秘儀、宗教的秘密の儀式を、166億円もの血税を使って、公然と演じてみせて、現代人を驚愕させた。文句なしの憲法違反である。天皇と国粋主義内閣が、そろって政教分離に違反したものだ。神社神道の原始宗教の、おぞましい正体を見せつけたものでもある。


 戦後の日本も、いまだ半封建制のままなのだ。

 韓国の三権分立、民主主義が輝いて見える今の日本といえる。


<それでも公選法・公職選挙法違反の安倍晋三は助からない>

 観桜会について、御用学者の見解を排除する本物が連絡をくれた。安倍は助からない、と断じたうえで、以下にその理由を挙げた。


1、安倍後援会による一連の行事は、たとえ収支がゼロでも、政治資金規制法は、収支を、記載し、届け出をする義務がある。

2、ホテルの大広間「鶴間」の利用料は275万円と明かしているが、一般の企業は900万円。本当なのかどうか。経費5000円を事実だとしても、掛ける850人で425万円。足りることはない。これに安倍夫妻の会費は含まれていない。ホテルが出した領収書に設営費用、警備費用、駐車場代などはどうなっているのか。

3、会場に持ち込んだ寿司は、銀座一番の「久兵衛」。サービス値段にしても、相当な金額となる。「寄付行為」が存在したことは間違いなし。どうみても5000円ではできない安倍接待といえる。

4、政府招待状と政治資金の関係も大問題である。中には8万円で招待状を購入した事実も分かってきている。招待状そのものが「財貨」に相当する。それによって、入苑に当たって本人確認なし、安倍後援会は警備のチェックなし、お土産の升は、オークションにかけられていることからも、招待状そのものの価値・財貨は大きい。招待状付与そのものが財貨となり、政治資金規正法に100%引っかかる。

5、新宿御苑の開園時間830分の規則を破ったことも問題である。警備上、重大な問題のみならず、御苑のルールを破った行為も許されざる行為として指弾されてしかるべきなのだ。


 一連の違反行為に警察は、沈黙・容認した事実も、事件化の条件ともなっている。官邸のアイヒマンは何をしていたのか?

20191116日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)