日本国首相大活躍?<本澤二郎の「日本の風景」(3470)

1018日は20人近い役人のレク>

 台風19号視察の翌日、官邸は役人の往来でにぎわった。国交省や災害担当の役人は、不思議といない。相変わらず今井と北村が個人秘書のようにまとわりついている。その数は、ざっと20人近い。


 これはこれで大変なことである。役人の方も落ち着いて仕事ができないだろう。官邸でコーヒーでも飲んで過ごしているかもしれない。NHKの岩田記者やTBS強姦魔は、手に取るようにわかるかもしれない。


<災害対策会議時間は初めて10分から20分>

 視察を終えての朝いちばんのはずの災害対策会議が、午後の遅い時間に開かれた。過去の数回の会議は、たったの10分。深刻な事態の掌握とその対策をすべき大事な検討会議なのだが、安倍晋三のテレビ撮影のみ。


 批判をしたところ、昨日は20分と倍増した。本気を感じさせてくれない。20号は列島に来ない、といって喜んだのであろうか。


 まともな宰相であれば、直ちに武器弾薬購入費を止めて、防災対策に充てる予算案の組み替えをするところだが、そうした当たり前の措置はとらない。極右政権は、民の声を聞こうとしない。されば国交省を長く牛耳っている公明党創価学会が、決起して官邸に殴り込みをかけるところだ。

 それもなかった。


<日本の経済は「緩やかに回復」と大嘘連発>

 月例経済報告では、相変わらず日本経済は「緩やかに回復している」と、いつもの通り、うそぶいてやり過ごした。

 世界経済は荒れ切っている。貿易戦争は拡大している。トランプの、羽目を外した不動産屋外交によって、アメリカ議会での弾劾の動きが本格化し、窮地に立たされていることが、これからの注目点ではあるが。


 それでも、日本だけが「緩やかに回復」と強弁して、無知な国民を愚弄している恐ろしい政権である。日本国民は本当に大馬鹿なのだろうか。


<靖国・戦争神社に榊を奉納した事実上の参拝>

 田布施の首相として、国家神道に心酔しているせいで、靖国神社・日本の戦争神社に、参拝に相当する榊の奉納をした、と報じられている。経費は官房機密費なのか、公用車を使用していないのか、かなり怪しい。


 中国や韓国の抗議を期待しているかのような戦争神社への事実上の参拝は、過去の歴史を学んでいる民衆にとって、安倍に強く反発、怒りを心に溜め込んでいることに、当事者は気づこうとしない。


<安倍側近の高市・江藤の大臣参拝>

 案の定、安倍の意図を知り尽くしている日本会議の高市と江藤という、二人の大臣が参拝を強行した。ふたりとも閣僚の肩書付きの公式参拝である。


 日本会議の中核として神社神道の責任を果たしたものであろうが、国際社会の規則に明白に反している。日本国憲法の政教分離違反でもある。


<極右・日本会議のメンバー98人参拝>

 国会議員連中も、安倍の指令に応えるかのように大動員をかけた。98人もの与野党議員が参拝した。政府の要人も含まれている。


 100人近い議員は、歴史を踏みつけて、過去を正当化する輩である。リスト公表が求められる。「財閥の金にひれ伏した連中だ」との指摘もうなずける。


<改憲軍拡決起への助走!>

 国土の強靭化よりも「改憲軍拡」を選択する「国民の代表」に、改めて衝撃を受けるばかりである。ここから「極右の決起」を感じる国民は少なくないだろう。


 戦争犯罪者でA級戦犯の孫が、災害そっちのけで、最後の勝負に打って出たものであろう。


 世界が荒れ狂っている政治環境が、すばらしい憲法を破壊する好機と認識する、悪魔のような日本会議と財閥を見て取れるだろう。


 世は21世紀の新事態である。日本国民とアジア諸国民の正念場である!

20191019日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

追記 1週間前から「126.com」のメールが開けなくて困っています。