2023年02月

五輪疑獄の本丸=電通・森喜朗<本澤二郎の「日本の風景」(4723)

<五輪疑惑の本丸は電通と森喜朗=国民は検察の手抜きを警戒>

 人の道に反して、悪しき権力の防護服となって、善良な国民をいじめ抜き、不正腐敗の限りを尽くす電通という日本最大の広告代理店!凡人ジャーナリストもようやく開眼した。永田町の首相官邸・平河町の自民党本部、そして行政の本丸・霞が関に秘かに潜り込んで暗躍し悪事を働いてきた。いまも。

 フクシマの原発放射能と東北復興を抑え込んでの東京五輪は、さしずめ4兆円賭博そのものといえるが、これをすべて操作してきた電通と清和会の森喜朗である。それでも、電通の首脳や森に捜査は及ばなかった。何があったのか。大衆は知っている。検察はまたしても手抜きをした!森は生き延びてキングメーカー気分で高笑いしている。


<案の定・片手落ちの東京地検特捜部の捜査=岸田に忖度か>

 安倍晋三が現役の首相として、五輪事件で逮捕された元電通幹部の高橋に対して「逮捕させない」と約束していたことが発覚している。しかし、その安倍が亡くなって東京地検特捜部は動いたが、実際は雑魚ばかり。電通社長ら首脳陣への逮捕はなかった。検察は十手捕り物の岡っ引きとそう変わらないのではないか。韓国の検察で修業するといい、との専門家の指摘はその通りだ。

 官邸の番犬レベルだからお話にならない。事情通は税金泥棒と酷評している。加計孝太郎事件も森友事件も終わっていない。安倍忖度から岸田忖度に変わっただけなのだろうか。異常な物価高で泣かされている庶民の怒りは積もり積もっている。


 政治はカネで動く!

 悲しいことに国会が電通問題に触れることなく、逃げているから始末が悪い。電通は悪しき権力の御用聞きだけではない。アベノミクスのお陰でカネは腐るほど握っている財閥も。ちなみに、戦後においてすぐに復活した財閥研究は無いに等しい。第一、財閥という文字は、戦後のジャーナリストで筆者しか使っていない。

 財閥の威力は文科省のみならず、三権すべてに及んでいる。先に日刊ゲンダイが筆者の近況を報じた際、紙面に初めて財閥が登場した。取材に応えた文字を、反骨のゲンダイ記者がそのまま書いてくれたお陰である。これは特筆すべきことだろう。

 いまこうして財閥記事を書いている瞬間、文字が消えたりするため、時々保存機能を使わないとブログも書けない。したがって時間もかかる。我ながら情けないのだが、これも医療事故死した次男正文に対して、反省謝罪しない東芝追及の執念が原点にある。


 要するに政府与党の野党対策には、十分すぎるカネの山が用意されている。それに屈する議員の集団が、国権の最高機関を構成している。官邸の官房機密費も半端ではない。自民党国会対策費も膨らんでいる。それでも不足すれば、財閥から羽の生えた大金が舞い込んでくる、とあえて言いたい。これほど野党の対応はおかしい。


<岸田文雄にからめとられた?森喜朗と清和会>

 永田町では「サメの脳みそ」と揶揄されてきた森喜朗も、五輪疑獄事件では「主犯格なので到底逃げられないだろう」と見られていたが、検察は事情聴取でお茶を濁した。元首相への事情聴取は、実際は真っ黒な意味である。

 笹川ギャンブル財団に事務所を構えているという森は、からくも五輪疑獄から逃げうせることが出来たというのだが。生きる者は必ず死ぬ。死ねばカネは不要、それでもかき集める!「銅像を建てさせるためさ」との見方もあるのだが。

 血税を懐に入れてのうのうと生きている腐敗した公人と元公人に対して、庶民大衆は決して見逃さないだろう。筆者のもとには、仰天するようなネット情報が送信されてくる。嘆かわしい日本に辟易させられる日々である。


 はっきりしてることは、かくして御用と名のつく輩が政界から司法界・官界・言論界まで跋扈している。江戸期のねずみ小僧次郎吉のような、金持ち狙いの人間がいたるところにはびこるのであろう。政界は無風だ。森喜朗は岸田に頭が上がらない。清和会のざわつきはなくなっているではないか。

 

<43兆円予算案に野党攻勢も沈下=戦争準備に与野党が共闘?>

 この10年の間に電通の言論統制は完結している。まともな報道は、夕刊紙の日刊ゲンダイだけだ。小さな幸いは、同紙がコンビニ経由で全国のオピニオンの目に飛び込むようになったことだ。完全にブロック紙を超えた。

 しかし、電通はネット社会にも目を光らせている。野党と有権者を抑え込んで、国民投票法を強行するカルトの自公政府に軍配を上げるのか。主権者は操作言論と不正選挙で篭絡される!43兆円が本格的に作動するだろう。ゆでガエルから覚醒する主権者でありたい。電通に屈するな!

2023年2月23日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


件名: リテラ記事 電通と自民党

https://lite-ra用機器.com/i/2020/07/post-5519-entry_3.html

件名: あるジャーナリストの告白と直後の死

https://twitter.com/retopsnart/status/1626123874701303808?s=20

ポーズポーズ!の東京都

東京五輪・パラリンピックを巡る談合事件を受け、東京都の小池百合子知事は21日、談合が認定された場合、業務を発注した大会組織委員会の清算法人に対し、談合の結果として都が過大に支払った公費の返還を求めることを明らかにした。

日米安保は破棄する時<本澤二郎の「日本の風景」(4722)

<最高裁の辺野古判決はアメリカの法廷そのもので論外>

 月刊タイムス2月号が届いた。「メディア時評」でジャーナリストの桐山桂一が、不当な最高裁の沖縄・辺野古判決に対して、地元紙「琉球新報」の怒りの社説を紹介して、ゆでガエルのような日本人に警鐘を鳴らしている。

 多くの日本人は、沖縄の苦悩を理解していない。昔からだ。大問題は憲法の番人で、高給を食んでいる司法・最高裁判所に課題がある。連中といえばいいのか、彼らには日本人の血が流れていない。ワシントンに忖度して判決を書いているのだろう。愛国者には理解できない。

 無様すぎないか。最高裁は日本人と憲法を守っていない。罷免の対象であろう。異論を聞きたい。今は戦後77年を過ぎた2023年に入っている。もう判事らしい判事が誕生していいころではないか。

 電通支配の言論が腐っていることは誰も承知だが、沖縄の新聞は違った。司法の腐敗は、自立しようとしている国民・沖縄県民を抑え込んでいる。ゆでガエルだが、司法・最高裁に怒りの声が列島に充満しているではないか。


<沖縄を救え!横須賀を自由港にする時代の到来>

 日本敗戦の1945年に事実上、米軍が占領軍となって日本支配をしたが、間もなく米ソ冷戦に入ると、米占領軍は一転して日本を「ワシントンの属国」にしてしまった。米謀略機関CIAがあろうことか、侵略戦争の中枢の人物であるA級戦犯の岸信介と取引して、日本を反共の砦にしてしまった。

 岸は、暴力装置を有する笹川良一や児玉誉士夫らと共に、韓国の文鮮明を東京に呼び寄せた。カルト教団・統一教会を暴走させた。安倍銃撃事件が、そのからくりと暴政の数々を露呈させている。

 沖縄の悲劇は、岸の60年安保改定で一段と悪化した。仮に岸の復権がなければ、日米安保はとうの昔に破棄されていただろう。その点でA級戦犯の岸信介を生かした戦後の日本政治は、右へと急カーブを切ってしまった。

 現在の若者は、以上のような戦後政治の常識さえ知らない。教えない教育行政だからだ。日本は敗戦後再び危険な道へと突っ込んでしまった。

 戦後77年にして沖縄は、辺野古という米軍の新基地建設を強いられている。沖縄県が反発して当然のことである。安倍・菅・岸田の政策も、A級戦犯の路線を踏襲している。政府と議会の過ちを正すのが司法の使命である。

 三権分立という近代の国家体制は、民主主義の大原則だが、最高裁は憲法の立場を無視して、ワシントンの目線で判決を書いた。許しがたい愚挙だ。


 先日は、対岸の房総半島から軍港・横須賀を眺めたばかりだ。米軍のアジア最大の軍港のある地域である。平和な港町にするためにも、安保破棄が不可欠であろう。そうしてこそ日本は、二足歩行の独立国になれるのである。日米安保肯定派は日本人とは言えないだろう。とくと考えてもらいたい。

 最高裁の事情を知る人物は「ろくろく仕事もしない最高裁判事は、昼寝をして高給をもらっている。その有り余った血税を投資に向けて増やしている。許しがたい」と怒り狂っている。納得できる。


<安保破棄がA級戦犯の岸信介の亡霊徘徊を阻止する唯一の手段>

 岸の孫の安倍晋三は銃弾に倒れた。一方で、自民党は安倍の実弟・岸信夫の息子を後釜にする選択をした。この一事を見ても、A級戦犯の生き残り作戦の異常さを見て取ることが出来る。

 人は岸の文字を分解すると木と子、つまり李だ。出自は政治の世界では大事なことなのだ。これが事実だろうから、岸も文鮮明も仲間ということになりかねない。嘘と言えるのであろうか。それとも被害妄想なのか。朝鮮半島出身者は沢山いるが、特に政治の分野にはかなり多いことが分かってきた。なぜか?権力の掌握が目的であろう。

 韓国でも右翼のワシントン派と左翼リベラルの反米反日派に分かれているようだ。日韓右翼は兄弟関係にある。しかし、日本籍となった半島人は、日本人の利益に奉仕する法的義務がある。


 いえることは、日米安保を破棄すれば、A級戦犯の亡霊政権を排除することが出来る。43兆円の戦争準備国家は消える。ハイパーインフレ計画も破壊して、安定したいい日本が生まれ変わることが出来る。


<非戦の日本国憲法が日米安保破棄を叫んでいる!>

 府馬清の「松本英子の生涯」を読もう。高木徹の「戦争広告代理店」も読んでみよう。電通とNHKによる情報操作はすさまじいことも認識できる。ロシアとウクライナの戦争報道も、真相とは異なる日本人のナショナル化へと操作している。彼らは日本の改憲軍拡を強行するための、戦争する日本人作りに必死なのである。少子化対策も!

 今まさに非戦の憲法に立ち返る時である。日米安保を破棄して自立する日本になれば、真っ先に戦争を止める真っ当な外交を展開出来る。アメリカとロシアの仲裁もする。ウクライナにも戦争を止めるように呼びかける。米中関係の仲裁も日本の使命である。そうすれば第三次世界大戦を100%阻止できる。経済も安定する。

 国連の改革も可能だ。アメリカの属国から離脱することが、世界とアジアに平和と安定を構築することが可能になる日本になれるだろう。希望の21世紀に挑戦する日本人になろう。

2023年2月22日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


(追記)自宅での味噌造りに挑戦。といっても1キロの大豆に1キロの米麹と塩で。柴崎夫妻の真似事。うまくできるか?挑戦する人間でありたい。

以下に送信メールを貼り付け

https://news-worker.hatenablog.com/entry/2022/12/31/17053644

pic.twitter.com/2Bsw5H9oU5

#ケチって火炎瓶
ヤクザを使った選挙妨害に負けるな!
最後に注目! 股関節周囲炎の安倍は仮病!?
#
ヤバすぎる緊急事態条項 pic.twitter.com/CaOgqjPdfj








18歳からを成人とする」深くは考えなかった。選挙権はあるが、酒やタバコがダメなのは何故だ?ぐらいは思ったがね。緩い徴兵制の導入なんだ。手始めが「18歳になるすべての皆さん」の自衛隊への情報提供で、これを徐々に広げる魂胆なんだね。除外申請しなきゃ情報は自衛隊にってのがそれを物語るぜ。

 

2023/02/13 12:47












<革命の伝統が生きているフランスの反戦・反NATOデモ健在>

日本の非戦論の鎖は朽ちず!<本澤二郎の「日本の風景」(4721)

(おかしい。この記事に横やりが入った!電通の仕業か)


 さすが中世の王制を打倒したフランスである。ロシアとウクライナ戦争にかこつけたフランス政府とNATOの軍事支援が、第三次世界大戦へと波及すると判断した市民が、街頭に出て激しくも大掛かりなデモを実施している。まさに「パリ燃える」ような反戦平和の叫びだ。

 大統領マクロンも下手に動けない。ドイツのショルツもウクライナへの軍事支援に抵抗している。NATOの中枢が分裂・混乱・困惑しているのである。日本の電通支配の新聞テレビやNHKからは、NATO の亀裂が報道されることは全くない。


 日本政府はどうか。ワシントンの犬のようにウクライナ支援に狂奔して、ロシアとの対決へと突き進んでいる。憲法の「国際協調」に違反する議会勢力に圧倒された状態で、43兆円の戦争準備予算成立へと向かっている。

 戦前の戦争神社・国家神道の日本会議が、靖国神社派を盛り立てている。財閥と軍閥の復活を浮き彫りにしているではないか。歴史を知るものからすると、まさに恐怖そのものである。

 スマホから流れ出している情報は、電通の操作が入ったものである。案の定、改憲軍拡派は無知な若者の心をとらえてしまっている数値が、世論調査に現れている。イケイケどんどんの日本政府と議会である。


 憲法第九条の非戦論危うしであるが、しかし、日本人の非戦論は宇都宮徳馬が言っていたように「いい加減なものではない」。日本人の非戦論は日本人の血肉になっている。現に多くの国民は「軍靴の響き」に怯えている。その感覚は鈍っていない。高齢者は息子や孫の心配をし始めた。自衛隊員の家族も同様である。


<宇都宮徳馬の「明治のいい芽(非戦論)」は松本英子に代表される東西文化理解者や社会主義者・無政府主義者ら>

 日本人の非戦論を府馬清著「松本英子の生涯」を読み解くと、改めて感服するばかりである。東洋と西洋の思想を体得した彼女は、明治期に非戦論による戦争阻止の方法を体得、それを第一次大戦下のアメリカで爆発させていた。これがいかに立派で見事なものであるか、著者の力量とも関係しているが、偉大な日本人の存在に圧倒される。

 上総の国望陀郡茅野村の漢学者・松本貞樹の娘である。宇都宮のいう「明治のいい芽」とは軍閥と財閥による戦争を否定し、人権を重視する近代の日本を目指していた運動であろうが、天皇制国家主義・国家神道のカルト教団によって抑え込まれてしまったことを嘆いたのである。

 だが、侵略・植民地戦争による敗北を経験した日本人の平和主義は、たとえカルト教団や財閥が復活しても、国民の非戦思想が崩壊するとは考えていなかった。靖国派の岸信介を徹底批判した。筆者は国家主義の中曽根康弘批判に徹した。糧道を絶たれたが今も生きている。

 平和主義者の宇都宮は、軍事体制下の戦前の日本で社会主義の洗礼を受けている。天皇批判で拘束・拷問されても屈することはなかったが、中でも大杉栄らは天皇制国家主義の犠牲となった。民主平和派の非戦論は戦後の今も生きている。


<高木徹著「戦争広告代理店」(情報操作とボスニア紛争)を読もう>

 電通のような「死の商人」の代理をするような、戦争をビジネスにして暴利をむさぼろうとする広告会社の存在を、著者がボスニア紛争の取材をして本にまとめ上げたものらしい。

 昨日、法律家が途中まで読んだと伝えてきた。予想は出来たものの、戦争で暴利を手にする「死の商人」は、武器弾薬企業だけではない。根本は、人々を戦争に引きずり込む悪しき情報である。情報戦がすべてなのだ。日本でもその効果が安倍10年の間に表面化してきた。

 読売産経日経だけではない。毎日も朝日も取り込まれている。間違いない。電通に支配される言論界による情報操作に野党も。既に公明党創価学会は平和主義を捨てて、神社本庁・日本会議の神国論に抱き込まれてしまった。

 カルト教団は統一教会だけではない。神社も創価学会も同一である。断言したい。この危険すぎる情報戦に創価学会も加担している。危険すぎる日本である。


<電通+NHK+新聞民放テレビ+ネット情報=改憲軍拡=戦争突入>

 2023年の日本は危機そのものである。戦争予算案が、2月末にも衆院を通過する段取りだと報じられている。若者はそれでも「軍靴の響き」が聞こえない。老人の耳にはくっきりと聞こえる。この落差こそが情報操作の悪しき成果である。

 日本の戦争ビジネスは電通によって推進されている。このことも分かってきている。原発促進も同じ流れである。


<日本でも大掛かりな超軍拡・改憲・戦争反対のデモが起きる!>

 プーチンが核を使用するのかどうか。常識ではありえないのだが、非常識が戦争である。ゼレンスキーを扇動するのもアメリカの広告会社なのであろう。彼の服装や容姿も戦争ビジネスの一環としてなのだ。

 NATOのバイデンも現地を訪問し、ゼレンスキーを激励し、武器弾薬の提供を約束したであろうが、それがロシアの核に結びつくのかどうか。第三次世界大戦一歩手前に、自公の日本政府のポチも首を突っ込んでいる。

 こうした戦争に日本が与するのか。非戦論を唱える日本国民の反撃は、必ず起きるだろう。戦争を起こさない、起こさせない9条非戦論に点火する時が刻々と近付いているのではないか。


<財閥の衣をまとう電通・NHKの情報戦と非戦論の対決の時代>

 黒田東彦アベノミクスで500兆円かそれ以上溜め込んだ財閥が昼寝をすればいいのだが、実際は牙をむいている。そう理解したい。電通は財閥の別動隊である。NHKも制圧して10年だ。

 これに対抗する非戦論との対決である。こんなに早く訪れるとは筆者も気付かなかった。新聞テレビの世論調査を担当している面々も驚いているに違いない。東アジアの火薬庫が目の前に現れてきた。岸が笑っている!

2023年2月21日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

(追記)春を告げるフキノトウを数個見つけた。さっそく味噌で炒めて白米で食べた。庭の梅も花が数個。気候変動期でも自然は四季を守ってくれる。しかし、人間は狂っている。以下に友人の送信メールを貼り付けた。極右・戦争屋のデータもある。参考にしたい。新聞は「保守系」と擁護している。 

https://twitter.com/m2ensen/status/1625454953753108481?s=20

件名: BC級戦犯飯田進さんの記録

 https://www.dailyshincho.jp/article/2016/10141900/?all=1



初めて知る三浦瑠璃<本澤二郎の「日本の風景」(4720)

<「東京地検特捜部に狙われている菅義偉」と元朝日記者情報>

 正体が暴かれてきたNHK党や参政党などに興味も関心を持たない人間だからというわけではないが、息子が持ち込んだ大型テレビを廃品回収業者に

持って行ってもらい、なんとなく清々した気分になって大分経つ。したがって三浦瑠璃がどうのこうのと言われてもピンとこない。第一杉田水脈という政府高官がいたという悲劇的な事実も、ようやく認識できるようになった。笑われそうだが、目下の統一教会と神社本庁による極右カルト教団と背後の財閥についての本筋は、誰よりも見極めているつもりである。国家主義台頭の今だ!


 政教分離という歴史の教訓から手にした日本国憲法を、日本国民はしっかりと理解し、そのことを投票行動で実行する責任と義務を負っている。


 そこで最近になって話題の女性タレント「学者」を、自民党政治に参画してきた友人が、ひどく下らない人間だと評価していたことを思い出した。本日貼り付けた、友人が送ってきたYoutube動画を見てよく理解した。テレビを見ない凡人ジャーナリストは、このYoutube動画を見るようになったが、情報操作を狙う悪質なものが少なくない。それに短いものであればいいが、長いものだと見る気がしない。

 それなのに元朝日記者の発言は、しごくまともなので小一時間かけて見てしまった。三浦瑠璃の化けの皮が剥げてしまった。


<テレビ・週刊誌総なめおばさんに文春・新潮も無様な沈黙>

 傷物物件を安く買いたたいて、それを蓋掛けして高い値段にして売りつけるという、夫妻の詐欺的ビジネスに検察がメスを入れたというのである。この女の背後に政治屋がいた。安倍晋三と菅義偉だ。

 検察は三浦夫妻の逮捕というよりも、亡くなったあべはともかく、最近菅の御用記者が賢明に持ち上げている菅に、東京地検が狙いを定めているとの検察情報を明かしている。

 安倍犯罪は菅の犯罪でもあり、とても擁護出来ない。「菅の反逆に岸田文雄サイドが動いている」というような下衆の勘繰りもあるようだ。確かに菅は宏池会から逃げ出して安倍の側近になった。安倍犯罪の処理で悪しき実績を上げた。短命だったが、首相になった御仁だ。

 問題は、この三浦事件を新聞テレビが全く報道していないということだ。正に文春か新潮の出番だが、こちらも遠慮して報道しない。言論界の死を意味する。たかだか「美人さんだから」「タレントだから」で報道しない?想像できない無様な対応が、大問題だという怒りの指摘も。


<軽薄短小・かんなくず人間ばかりのテレビ界=まともな文化人ゼロ>

 テレビ時代を「1億総白痴化」と評したものだが、それでもNHKはそれなりに国民の目線を大事にしてきた。それが安倍の10年で一変した。

 清和会最大のスポンサーである笹川ギャンブル財団の関係者をテレビに出すという予想外のことが起きた。安倍と関係する人物が政治を評論するという、それこそ国民を愚弄するような事態まで常態化した。三浦はそんな一人だった。

 全く知らなかったが、彼女は菅が官房長官時代に政府の肩書までもらっていた。菅の権力の乱用も極まっていた。

 佐藤栄作時代の官房長官・保利茂は、中曾根康弘を「かんなくず人間」と評した。マッチ一本で燃え尽きるとの意味だが、目下の新聞テレビに登場する人物は、全てが軽薄短小・かんなくず人間といえなくもない。

 まともな文化人がいない日本なのかもしれないが。


<新自由主義は縁故資本主義=権力ぶら下がり人間がテレビ占拠>

 検察に強い元朝日記者は、竹中平蔵などの新自由主義人間も俎板の鯉にして小気味よく切り刻んでいた。「縁故資本主義」とは初めて聞くが、大いに頷ける表現だ。

 縁故主義の元祖はA級戦犯の岸信介であろう。満洲国時代の仲間をかき集めて政権を転がした。清和会の源流である。文鮮明もその一人だった。侵略者であろうが、泥棒でも過去は問わない。

 何事も「国家」「天皇」のもとに集結させて、過去をチャラにする。これは目下のプーチンも使っている。ゼレンスキーもそうだろう。縁故主義で政権を維持する体制のほころびを、7・8安倍銃撃事件で国民に見せつけてくれた。

 清和会化した自民党と公明党と維新と国民民主、立憲民主党にも厳しい視線が集まっている。日本共産党も揺さぶられている。自由民主を放棄した自民党、平和を放棄した公明党、野党らしさを放棄した維新・国民民主と立憲民主党、日米安保破棄を忘れた共産党か。

 貧民強兵の戦前回帰の軍国主義・日本は目前か!戦争が視野に入ってきたような岸田内閣のもとでの検察とジャーナリストの使命は、すこぶる重いものがある。

2023年2月20日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)


https://m.youtube.com/watch?v=TAdwyopjbIQ


2023年2月南房ドライブ<本澤二郎の「日本の風景」(4719)

<お花畑が姿を消していた!コロナ禍4年目も変わらなかった>

 地方はずっと死んだように静まり返っている。コロナ禍3年、さらに落ち込んでしまった。そんな厳しい地方経済の雰囲気を感じさせられた。2023年2月17日金曜日に柴崎豊平・福江夫妻に誘われて、ミニカーでミニドライブとしゃれ込んだ目撃談である。

 南房総の見どころはご存知、露地栽培のお花畑である。そこへと首都圏からバスや自家用車で押しかける市民でにぎわう。新鮮な魚貝類の食事も。しかも、南房の気温は数度も高い。

 路傍の菜の花は満開を過ぎていたが、肝心のお目当てのお花畑を見ることは出来なかった。姿を隠して3年なのか、4年なのか。わびしい南房で歓迎してくれたのは、1個150円のところてん。これはおいしかった。


<旧上総国望陀郡茅野村から君津・富津市へ山砂採取の乱開発いまも>

 江戸期には茅が茂る場所から仏陀を仰ぎ見ると命名された茅野村から、一路富津市の金谷海岸へ。しかし、君津市というと、核のゴミを1万トンも埋設した産廃場も近くにあるらしい。美しい房総の山は、既にゴルフ場による乱開発の被害に遭っている。

 君津郡市の水道である小櫃川もゆらゆらと蛇行しながら東京湾に注いでいるが、水質に重大な問題を抱えたままだ。君津市の小糸地区を初めて見た。そこから富津市へと向かうのだが、この間も山砂採取現場がいくつもある。ゴルフ場や山砂採取の乱開発を見ると、心が痛くなる。政治屋の蛮行でもある。

 「故郷の山はありがたきかな」と詩人は詠んでいる。その通りだが、郷土を愛する房総人は、海を埋め立てられ、山を破壊する利権政治に対して気分はひどく悪いものだ。

 相変わらず路上のギャングのようなダンプカーが突っ走っている。接触すると大事故になるだろう。


<金谷に大型バスが首都圏から10台近い=観光シーズンに心弾む?>

 東京湾フェリーを初めて目撃した。大型バスが近くの土産店に10台ほど駐車、その都度、首都圏からの格安のバス旅行客が店内に飛び込んでくる。

 観光業界の突き上げに対する政府や観光利権政治屋の努力の成果であろう。悪いことではないが、我々もそこで紅茶を飲みながらおしゃべりに花を咲かせた。先に、見事な昔ながらの味噌造りを見せてくれた夫妻の成果は、発酵食品の偉大な健康法にあると湾を見ながら持論を披露した。

 東京湾もここからだと瓢箪のくびれの部分に相当する。陽気もいい。湾もないでいる。気持ちがいい。老いた二組の夫妻がこのような機会をつくれた幸運には感謝するばかりである。


<対岸には米軍アジア最大の海軍基地・横須賀が見える!>

 しかしながら対岸の横須賀に目をやると、米軍の横須賀基地の存在に違和感を抱く。1993年3月に1か月の米国の旅の最中、元米海軍将校に「手放したくない日本の米軍基地はどこか」と尋ねた時のことを思い出した。

 彼は即座に「海軍は横須賀」と明言した。そう、横須賀は彼らの手放したくない重要な海軍基地なのだ。原子力空母が停泊、修理もする海外の米軍基地の中でも有数の基地である。

 911にかこつけたブッシュ大統領のイラク戦争は、核保有という嘘の情報を喧伝して強行したものであることが判明したが、そのブッシュの前でプレスリーの真似事を恥ずかしげもなく演じた小泉純一郎の地元である。彼の途方もないスキャンダルを知るものには、反吐が出るしかないのだが、特に戦争神社・靖国神社参拝は憲法に違反する。彼もまたカルト教団に操られていたことが新たに判明している。

 米海軍横須賀基地に併設されている海上自衛隊基地を見学した際に知ったことだが、その周辺には魚がいっぱいいる。理由は放射能汚染のため、誰も釣り糸を垂れないため、魚たちは汚染覚悟でそこを「安住の海」にしている。

 そしていま「台湾有事(戦争)」を口実にした戦争準備43兆円問題で、相手国から真っ先にミサイルが落とされる場所となってしまった。万一核を積んでいれば、房総半島も放射能まみれとなる。日米安保が日本を危機に陥れることになるのである。


<崖観音と神社に詣でる哀れな観光客の前途=1千万円借金の国民>

 この世に神仏など存在しない。人間が想像したものだが、人は判っていても手を合わせるようだ。館山市を見下ろせる場所に観光バスが停まっているではないか。そこは崖観音という仏教施設らしい。らしいというのは、ライバルの戦争神社もそばに建っているからだ。

 金曜日というのに観光する優雅な若者などは急坂もいとわず上り、不思議なことに手を合わせる?合理主義者にとって菩薩(仏教)と神社双方に手を合わせ、賽銭箱に小銭を投げ込んでいる風景は不可解だ。

 日本人として生まれた途端、1000万円の借金を背負わされている。毎年平然と借金しながら大型予算を編成するという悪政にも耐えて、ひたすら自公を支持する国民は2割から3割いる。これも不可思議なことだ。

 この3年塹壕にもぐっていた人間にいい機会をくれた柴崎夫妻に感謝したい。ところてんは30年か40年ぶりか。おいしかった!

2023年2月19日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)

↑このページのトップヘ