五輪疑獄の本丸=電通・森喜朗<本澤二郎の「日本の風景」(4723)
<五輪疑惑の本丸は電通と森喜朗=国民は検察の手抜きを警戒>
人の道に反して、悪しき権力の防護服となって、善良な国民をいじめ抜き、不正腐敗の限りを尽くす電通という日本最大の広告代理店!凡人ジャーナリストもようやく開眼した。永田町の首相官邸・平河町の自民党本部、そして行政の本丸・霞が関に秘かに潜り込んで暗躍し悪事を働いてきた。いまも。
フクシマの原発放射能と東北復興を抑え込んでの東京五輪は、さしずめ4兆円賭博そのものといえるが、これをすべて操作してきた電通と清和会の森喜朗である。それでも、電通の首脳や森に捜査は及ばなかった。何があったのか。大衆は知っている。検察はまたしても手抜きをした!森は生き延びてキングメーカー気分で高笑いしている。
<案の定・片手落ちの東京地検特捜部の捜査=岸田に忖度か>
安倍晋三が現役の首相として、五輪事件で逮捕された元電通幹部の高橋に対して「逮捕させない」と約束していたことが発覚している。しかし、その安倍が亡くなって東京地検特捜部は動いたが、実際は雑魚ばかり。電通社長ら首脳陣への逮捕はなかった。検察は十手捕り物の岡っ引きとそう変わらないのではないか。韓国の検察で修業するといい、との専門家の指摘はその通りだ。
官邸の番犬レベルだからお話にならない。事情通は税金泥棒と酷評している。加計孝太郎事件も森友事件も終わっていない。安倍忖度から岸田忖度に変わっただけなのだろうか。異常な物価高で泣かされている庶民の怒りは積もり積もっている。
政治はカネで動く!
悲しいことに国会が電通問題に触れることなく、逃げているから始末が悪い。電通は悪しき権力の御用聞きだけではない。アベノミクスのお陰でカネは腐るほど握っている財閥も。ちなみに、戦後においてすぐに復活した財閥研究は無いに等しい。第一、財閥という文字は、戦後のジャーナリストで筆者しか使っていない。
財閥の威力は文科省のみならず、三権すべてに及んでいる。先に日刊ゲンダイが筆者の近況を報じた際、紙面に初めて財閥が登場した。取材に応えた文字を、反骨のゲンダイ記者がそのまま書いてくれたお陰である。これは特筆すべきことだろう。
いまこうして財閥記事を書いている瞬間、文字が消えたりするため、時々保存機能を使わないとブログも書けない。したがって時間もかかる。我ながら情けないのだが、これも医療事故死した次男正文に対して、反省謝罪しない東芝追及の執念が原点にある。
要するに政府与党の野党対策には、十分すぎるカネの山が用意されている。それに屈する議員の集団が、国権の最高機関を構成している。官邸の官房機密費も半端ではない。自民党国会対策費も膨らんでいる。それでも不足すれば、財閥から羽の生えた大金が舞い込んでくる、とあえて言いたい。これほど野党の対応はおかしい。
<岸田文雄にからめとられた?森喜朗と清和会>
永田町では「サメの脳みそ」と揶揄されてきた森喜朗も、五輪疑獄事件では「主犯格なので到底逃げられないだろう」と見られていたが、検察は事情聴取でお茶を濁した。元首相への事情聴取は、実際は真っ黒な意味である。
笹川ギャンブル財団に事務所を構えているという森は、からくも五輪疑獄から逃げうせることが出来たというのだが。生きる者は必ず死ぬ。死ねばカネは不要、それでもかき集める!「銅像を建てさせるためさ」との見方もあるのだが。
血税を懐に入れてのうのうと生きている腐敗した公人と元公人に対して、庶民大衆は決して見逃さないだろう。筆者のもとには、仰天するようなネット情報が送信されてくる。嘆かわしい日本に辟易させられる日々である。
はっきりしてることは、かくして御用と名のつく輩が政界から司法界・官界・言論界まで跋扈している。江戸期のねずみ小僧次郎吉のような、金持ち狙いの人間がいたるところにはびこるのであろう。政界は無風だ。森喜朗は岸田に頭が上がらない。清和会のざわつきはなくなっているではないか。
<43兆円予算案に野党攻勢も沈下=戦争準備に与野党が共闘?>
この10年の間に電通の言論統制は完結している。まともな報道は、夕刊紙の日刊ゲンダイだけだ。小さな幸いは、同紙がコンビニ経由で全国のオピニオンの目に飛び込むようになったことだ。完全にブロック紙を超えた。
しかし、電通はネット社会にも目を光らせている。野党と有権者を抑え込んで、国民投票法を強行するカルトの自公政府に軍配を上げるのか。主権者は操作言論と不正選挙で篭絡される!43兆円が本格的に作動するだろう。ゆでガエルから覚醒する主権者でありたい。電通に屈するな!
2023年2月23日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
件名: リテラ記事 電通と自民党
https://lite-ra用機器.com/i/2020/07/post-5519-entry_3.html
件名: あるジャーナリストの告白と直後の死
https://twitter.com/retopsnart/status/1626123874701303808?s=20
ポーズポーズ!の東京都
東京五輪・パラリンピックを巡る談合事件を受け、東京都の小池百合子知事は21日、談合が認定された場合、業務を発注した大会組織委員会の清算法人に対し、談合の結果として都が過大に支払った公費の返還を求めることを明らかにした。