2022年01月

民によるどん底救済策<本澤二郎の「日本の風景」(4341)

<安倍と黒田のアベノミクス犯を豚箱にぶち込め」の巷の叫び>

 警察員がこん棒で高校生を殴打して失明させる(沖縄)、母親を亡くした息子が、介護医師を猟銃で打ち殺す(埼玉)など、根っこを辿ると、安倍と黒田の暴政・悪政による社会経済の混迷を見て取れなくはない。凡人ジャーナリストも、やや乱暴な筆さばきにいかんともしがたい。


 永田町・霞が関・大手町の事情に詳しい友人らは「安倍と日銀の黒田を豚箱にぶち込め」といきり立って電話をしてくる。

 「政府の予算107兆円は過去最高。社会保障費36兆円、国債24兆円、軍事費5兆6000億円で6割を占める。先進国中、日本のみGDPが落ち込んでいたのに、税収は65兆円だと、捕らぬ狸の皮算用。GDPが名目3・6%とほざく」「安倍の大馬鹿小僧は、財閥を儲けさせようと円安を強要、黒田は円を刷りまくっている。中央銀行の禁じ手である国債・株を買い占めての株高。とうとう大不況下の円安による物価高で、庶民生活は破綻に追い込まれる。他方、超豪邸住まいの1%は、莫大なカネを懐に入れている。さすがの岸田文雄も民(たみ)に分配しようと、金持ち課税を公約したが、安倍や高市がブレーキをかけ、しぼんでしまった。日本はどん底に落ちる!」


 電話の向こうから歯ぎしりしている様子を窺うことが出来る。わずかな年金生活者でさえも、介護保険や健保を強制的にお上に吸い上げられている。恐怖のような、深刻な時代の到来である。「労働統計や建設統計を改ざんしてまでも、アベノミクスを吹聴してきた安倍と黒田と自民党・公明党は万死に値する」と言わざるを得ない。

 安倍と黒田がA級戦犯、自公はB級戦犯ということになろうか。


<民意が反映する選挙制度に改めることが不可欠>

 なぜこのような暴政が強行されてしまったのか。2割か3割の支持で、議席の3分の2を占めることが出来る小選挙区制ないしは同比例代表にも、問題の根源がある。神社神道(氏子)の自民と創価学会の公明によるもので、彼らカルト信者は、嵐が吹こうがお構いなしに自公に投票する、そのためであるが、この事実が報道されることはない。


 野党議員と言論人の腐敗に起因しているのか。自業自得なのだが、結果、現在の政界は、戦前の戦争体制である翼賛議会に変質している。財閥のカネに屈する、もう手の付けられない、自分自身のための政治屋と、自身の出世に突進する官僚ばかり、すなわち売国奴体制と決めつけてもおかしくないだろう。

 政治知らずの市民は驚くしかないだろうが、これが現実の日本である。国民のため、国のためと信じて行動する人物は、ほぼいない。たとえいたとしても、その人物が選挙で当選することは不可能なのだ。もちろん、同じような政治屋は、各国にもいるのだが、暴走政治屋を抑止する官僚が腐ってしまったことが、何としても痛い。


 「小選挙区制は腐敗を生む」(エール出版)の著者としては、的に当たりすぎて困惑している。戦争責任者・岸信介が、改憲のために悲願とした小選挙区制推進者として、石井一が猛省しているようだが、細川護熙、小沢一郎、河野洋平らの声は聞かない。村山富市はどうか。選挙制度に厳しい見方をしている御仁は、自民党の村上誠一郎ただ一人だ。


<国会議員・霞が関官僚の給与3分の1減の断行>

 日本丸を浸水させた張本人である国会議員と霞が関の官僚は、まず給与の3分の1を国民に返還すべきだ。


 日本の国会議員の報酬は、事実上、世界一高い。国民は知っているだろうか。欧米諸国の議員と比較して、はるかに高額なのだ。文書交通費毎月100万円という、彼ら自身のお手盛りの第二給与は即座に廃止だ。


 安倍の1・5億円事件の原資は、血税である政党助成金である。これも廃止

が当然である。闇の献金をもらっている大半の議員は、豚箱行きであろう。修身斉家の、清潔で恥を知る人物以外、政界に出るな、といいたい。やくざ関連の自民党議員を支持するような、公明党創価学会は到底まともな宗教政党ではない。政教分離を自民党と共に貫徹する義務があろう。


<財閥500兆円を活用して財政破綻を阻止すること>

 誰もが思っていて口から吐くことが出来ない重大事は、アベノミクスで暴利を得た財閥の内部留保500兆円のことである。

 世界恐慌といえる現在、この500兆円を国民のために活用することが、為政者の務めである。大手町に土光敏夫のような正義の経済人は、一人もいないのか。いなければ国会は議員立法で、500兆円を国民のために使えるようにするしかない。


 財閥の意向に左右される自民党、公明党、維新、国民民主は、無理だとしても、それ以外の野党と、これを公約にする政党の誕生を期待したい。なによりも、国民の健康と命を最優先することが、民主国家の責任であろう。

 国民はこぞって支持するはずである。出来れば、財閥が率先して拠出することが好ましい。


<宗教・医療・教育の超優遇税制の廃止が待ったなし!>

 日本の借金の総額は、政府が公表している金額だけでも、軽く1000兆円を超えて、関係者は悲鳴を上げている。財政の健全化は、家計を預かる主婦は、よく理解できるだろう。


 政府は、わずかな金額でも、国民から収奪しようと必死だ。その前にまだ、為すべきことがある。優遇税制である。このことが腐敗を助長している。

 宗教を筆頭に、医療と教育に対して、ほぼ無税というおかしな制度を認めている政府と議会だ。連動して、政治屋との強い結びつきを裏付けて、闇献金など腐敗を温存させている。


 安倍内閣のもとで表面化した神社神道と自民党、公明党と創価学会の宗教政党は、共に一体化して、カネと票を動かし、国民のための政治を翻弄、国民をいたぶり続けている。信教の自由は、空文化している。おまじないの原始カルト教団と仏教カルトに対する国民の反発は、ようやく声なき声として知れ渡ってきている。

 医療事故多発の日本は、自ら体験させられた。教育界の不正も、最近、日大で発覚したが、他も大同小異である。

 優遇制度を廃止する時期であろう。


 以上見てきた改革案は、いずれも民(たみ)の声である。岸田文雄がいま国民に呼びかける施策は、ここに提案した民の叫びを実施することである。乱暴なようだが、まずは安倍と黒田を処罰する所から始めてはどうか。天の声であろう。

2022年1月31日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

https://www.nicovideo.jp/watch/sm39956884?ref=search_key_video&playlist=eyJ0eXBlIjoic2VhcmNoIiwiY29udGV4dCI6eyJrZXl3b3JkIjoiXHUzMGVmXHUzMGFmXHUzMGMxXHUzMGYzXHU5NjcwXHU4YjAwXHU4YWQ2Iiwic29ydEtleSI6ImhvdCIsInNvcnRPcmRlciI6Im5vbmUiLCJwYWdlIjoxLCJwYWdlU2l6ZSI6MzJ9fQ&ss_pos=1&ss_id=599fb420-52b7-40d9-921d-ef2461edbc7c
 

北辰電機・辰友会<本澤二郎の「日本の風景」(4340)

<懐かしや!ネットで確認=世襲二代目は実業界も政界どこも駄目>

人間はやれば大抵のことは出来る!インターネットは実に便利だ。過去の思い出を目の前に取り出して見せてくれる。15歳の春、上京して、社会人1年生体験を、この機会に少しばかり記録しておきたい。


 君津郡馬来田村の中学校を100人弱の仲間とともに卒業。卒業式では、今では考えられないほど沢山の賞状をもらい、自信をつけることが出来た?直前に、東京・大田区下丸子の北辰電機が50人の中卒者を募集、運よく入った。当時、普通高校に入ったものは、数人しかいなかった時代である。家には、父親か祖父が使ったものか、朽ち果てそうな経机のみ、勉強無縁の環境だった。


 時代物の小説をかじったのは、小学校5年生の時。校長室に小さな図書室が出来た時だ。平家物語や源平盛衰記のような物語を、毎日自宅の畳の上で、寝転んで、日が暮れるのも忘れて読んでいて、近眼になってしまった。兄弟で一人眼鏡をかけねばならなかった。この眼鏡を子供同士の相撲で、数回破損した。母にこっそり告げて、新しくしなければならない、この時が子供心に心から親不孝者だと思い、辛い思いをした。母は黙って新調してくれた。今も感謝している。


 北辰電機の入社試験を思い立ったのは、母の姉が羽田空港そばの漁師に嫁入りしていた関係である。母の祖父が、当時の田舎ではやり手だったらしい。目の前の竹を大量に伐採、木更津港から船で、大田区大森の海苔問屋におろしていた。自身の宿を確保する拠点にしようとして、孫一人を羽田に送り込んだ。そこで旅館を立ち上げようとしたのだが、娘は病に倒れ、旦那の漁師も台風下、東京湾に呑み込まれ、5人の子供だけが残された。


 母は、姉の長男の家に1957年(昭和32年)4月、ピカピカの北辰電機社員を押し付けた。2畳ほどヒサシを出した、雨露をしのげるだけの下宿生活?

も、半年で切り上げた。「便所を汚した」とそこの女主人に叱られて、飛び出すことにした。当時、小さなコンロを買い、その上に母の友人が、就職祝いにいただいた1合か2合炊きの釜を乗せた。それでご飯を炊いて、羽田空港駅から京浜急行の穴森線で蒲田へ、歩いて東急・目蒲線の蒲田駅から下丸子、目指す北辰電機の本社工場に辿り着いた。これがわが社会人のスタートとなった。


 思うに人間が生きるためには、住まいの確保が大事である。精神安定の秘訣でもある。間もなくして、下丸子駅前の下宿に移った。既に6畳一間に先輩がいた。二人しての生活である。当時は空腹が辛かった。その後、会社の寮に入って一安心したことを忘れない。といっても、寮も二人住まいだった。


<関東東北から1000人受験50人採用=15歳で上京、羽田から下丸子に通勤、月給6000円>

 上京して就職した仲間たちの多くは住み込みだ。46時中、自由がない。自由こそが、人間の一番の価値に気付いたろう。


 北辰電機が、当時の計測器関連技術で日本をリードしていることなど知る由もなかった。50人募集に関東や東北から試験に殺到した。およそ1000人から選んだという。東京の自宅から通勤する仲間を見ると、うらやましくて仕方がなかった。


 午後4時30分に退社して、魚缶詰や漬物で夕食を済ませ、銭湯に行く。帰宅する途中、裸電球の家々の団らん風景を目にすると、痛く心が揺れた。15歳で親兄弟・故郷と離れて暮らすことの厳しさは、体験者でないと分かってくれないだろう。


 その対価は月給6000円、そこから年金などが引かれているのだが、それが何なのか知る由もなかった。一度、田園調布の病院で、蓄膿症の手術をしたことがある。


 北辰電機に入って間もなく、母から母方の祖母の死を告げられた。布団の中で、悲しくて涙が止まらなかった。小学校に入ると、毎週土曜日に母の実家へと歩いた。およそ1時間の距離だ。間もなく祖母の家の近くから通学している石井健君と友達になり、彼と一緒に山道の近道を歩いて一泊するようになった。


 祖母の家には、放し飼いの鶏が小屋で卵を産んでいた。祖母が、庭先の畑からネギを採り、刻んで生卵と混ぜて、ご飯にかけて食べるのが、最高のご馳走であった。父親が赤紙一枚で兵役に就くと、母は兄の手を引き、弟を背負って水戸の海軍航空基地に慰問に行った。3歳の孫の面倒を見てくれたのは、祖母だった。祖母の恩義は忘れられようがない。

 祖母の最期は哀れだった。嫁が放置して面倒を見てくれなかった。日本の家庭では、よく見られる現象であることを、母の最期でも感じさせられた。日本の女性は、老いも若きも男尊女卑に泣かされている。


 「木更津レイプ殺人事件」や伊藤詩織さん事件も、悪魔のような男たち・権力者らに、虐げられていることが証明している。悪人を弁護する法曹人が、人生を全うできるのであろうか。


 中学2年生の時、働き者の祖父が、記念にとツゲの若木10本くれた。見事な楓の植木は、とうの昔に枯れてしまったが、自宅に1本残ったツゲの大木が、昨年とうとう枯れてしまった。実家には2本残っている。それでも祖父母は、80年を超えて生きてくれた。当時では長生きした方である。

 祖母は数字が、滅法強かった。いま妹の次男が数学博士になって、教壇に立っている。遺伝は本当なのか。


<千葉市の通信高校教育、2年目から都立大付属(夜間部)>

 卒業時、担任の佐久間先生が「勉強を続けなさい。千葉市の高校に通信教育がある」といわれて、ハイと返事してしまった。一度だけスクーリングに参加した。担任の教師が「モズが枯れ木で鳴いている」という歌を教えてくれた。


 北辰に入社して驚いたことは、中卒者は一斉に夜間高校に通学したことだった。組み立て工場の先輩は、黒いボタンをつけた東京都立大学付属高校の夜間部に入っていた。さっそく1年遅れで、東横線の都立大学駅の八雲が丘の学校に4年間通って卒業した。といっても、学校では半分寝ていた。


 柔道部にも所属したが、時間不足で形を少し覚えただけで終わった。

 北辰本社工場の周囲は、三菱重工や日本精工、それにキャノンとは隣り合わせだった。夏目さんという年配学生はキャノン社員だった。三菱重工からの生徒は頭がよかった。


<みんないい先輩ばかりだった!大学2年間も夜間部>

 最初の辞令は、研究所に配属、部屋の一番奥にある、ちょっとした部品やらを作る工作機械のある職場で、見るからに優しそうな老人の手伝い仕事だった。木鉛さんという東大工学部卒のエリート技術者が、いつも優しく声をかけてくれた。

 彼は、その後に中央大学法学部の夜間部に入学した際、第二外国語の中国語の辞書を祝いに贈呈してくれた。ともかく、標準語もまともにしゃべれない田舎育ちの無学文盲の15歳児を、次の職場の工務課という現場事務の職場でも、みなさん優しくしてくれた。


 いやな思い出が不思議とない。長身の矢口さん、温和な堀江さん、町田さん、児玉さん、美人の山口さんとか、人柄の北辰人材ばかりだった。なかでも、長野県松本市出身の児玉さんは、高校野球でも知られた松本深高校だったと記憶している。彼は一度故郷に連れて行ってくれた。黄金週間の休みだった。 美ヶ原高原はこの時覚えた。圧巻は、白雪をいただくアルプスを見た時だった。今回ネットで北辰電機を調べ、そこにOB会の辰友会の存在を知ったからで、きっかけは児玉さんと連絡したかった、そのためである。白樺湖の衰退をYoutubeで見たことも。中曽根バブル崩壊の爪痕か。


 入社してしばらくすると、職場に食堂が完備していることに気付いた。朝昼夕三食とも。一番の贅沢は、納豆に生卵を混ぜ合わせた朝食である。生卵は祖母の思い出の食材だ。いまも納豆を食べている。周囲から「臭い」といわれても、止めようとはしない。


<横河電機に吸収合併にがっかり、北辰の羅針盤・工業計測器はNO1

 ある時、北辰電機が消えたことを知った。ライバルの横河電機に吸収されてしまった。正直、悲しかった。無学の若者を育ててくれた北辰電機を愛していた人間だったのだ。


 創業者は立派だったのだろうが、世襲させると、まずうまくいかない。日本政治の腐敗堕落は、同じく世襲にある。苦労知らずは、罠にはまりやすい。墓穴を掘るものである。


 組織は、世襲から墜落する。いい後継者を育成することが、将来を決める。北辰の創業者は、事業を世襲させた、その時に滅びの因を抱え込んでしまったことになろう。中国で生まれた羅針盤は、北辰の手で大きく羽を伸ばしたのだが、それを横河に盗られてしまった。工業計測器も。


 先進技術の吸収にも熱心で、筆者は米バートン社の工業圧力測定器の部品集めにも奔走した。部品名が皆ローマ字名に代わった。納期が迫ると、毎日下請けの会社に発破をかけることが少なくなかった。そういえば、これまで何度も北辰時代の夢を見た。同じ仲間がいる辰友会に相違ない。同会の物故者名に、山梨の工業高校を卒業、設計を担当していたMT君が2020年に亡くなっていたことを知った。いまも700人ほどが会員に残っているという。


 北辰は住友傘下、東京タイムズも住友に潰されてしまった。住友は、いま三井の傘下に隠れてしまっている。


<読売OB多田実先輩がびっくり、ナベツネの素行を語ってくれた>

 ナベツネの前の政治部長の多田実さん(二松学舎教授)が、母校・中央大学の機関紙を見て、ひどく誉めてくれた。筆者の曲がりくねった経歴に驚いたのだ。お陰で、亡くなる前にナベツネの素行の数々を語ってくれた。


 立派な人間は、なかなか頂点に立つことは出来ない。まず不可能であろう。

 参考までに多田さんは、硫黄島の熾烈な闘いに学徒出陣した生き残りである。「木更津レイプ殺人事件」の被害者の戦争遺児の父親も、米軍の制空権下、輸送船を米軍攻撃を受けて、船もろとも海中に沈んでしまった。戦争遺児を殺したのも、戦争だった。


 父の弟は、同じ船に乗っていて、運よく助かって戦後を生きた。父も無事に帰還してくれたため、4人の子供は生きながらえることが出来た。最後に言いたい!安倍や高市らの罠にかかることは、断じてあってはならない。肝に命じるべきである。

 15歳の春は、もう二度と訪れることはない!

2022年1月30日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

イケイケどんどん!<本澤二郎の「日本の風景」(4339)

<歴史認識どこ吹く風の日本会議の、許されざる核武装化も視野に入れた危険極まりない安倍・戦前回帰作戦>

 人間が時代を上手に生き抜いていくためには、歴史の真実をしっかりと身につける、真の情報を知る、この二点に尽きる。議会と言論の使命だが、この二つとも壊れてしまっているのが日本である。多くの国民は羊の群れに等しい。そのためか友人の一人は、よくドイツの愛国的思想家・フィヒテの「ドイツ国民に告ぐ」を口にする。残念ながら、日本にそのような人物が見当たらないので、昨日の友人の感想文に貼り付けてみた。


 過去に戦犯・岸信介の後輩の、偏狂的ナショナリストの平成の妖怪・中曽根康弘が政権を担当した時、官房長官の後藤田正晴は「わしの目の黒いうちに改憲はさせない」といって、その責任を果たした。


 池田勇人内閣の女房役・大平正芳は「これ以降、料亭での宴会とゴルフは禁じる」と御大に約束させた。安倍晋三の官房長官・菅義偉は、ひたすら安倍犯罪事件のもみ消しに狂奔し、首相になれた。その間、司法分野をことごとく官邸の番犬に仕立て上げた。煮ても焼いても食えない安倍・国粋主義者は、そうして生き延びてきた。この歴史の真実を、新聞テレビは国民に伝えない。NHKの岩田という女性記者は、政権を降りた安倍を、今も指南して恥じない。NHKの恐ろしい点である。


 そんなわけで、散々コケにされてきた岸田文雄も、天皇教・国家神道の神の国の日本会議に操られる安倍と、水面下で激突しているが、勝ち目がないとわかると、即座にすごすごと尻尾を巻いて逃げる。

 佐渡金山の世界文化遺産問題がそれだ。朝鮮人強制労働の悲劇に蓋をした形での世界遺産は、無理である。だが、偏狭なナショナリストの安倍と、安倍にかしずく高市の忠誠コンビに屈した。岸田にとって幸いなことは、ヒロシマの1・5億円事件の再捜査が検察審査会で決まったこと、それを支援する自民党広島県連と地元紙・中国新聞の報道で、安倍事件捜査が再び表面化したことである。


 「安倍と高市のただならない関係」に、関心を示す動きも出てきているようだが、両者の悪しき大活躍で、イケイケどんどんとばかりに、日本の孤児を約束する外交安保戦略が動き出した。

 中国との対決に向けた、安倍・高市ラインによる国家安全保障戦略の大改訂である。すべて安倍人脈で、人事構成が成り立っている。中国を叩く軍事戦略、最終的には日本の核戦略を形成する、憲法違反の危険極まりない計画と見ていい。

 戦前の偏狭なナショナリストらが作成するため、ことさら危険な中国という報道が、安倍・高市サイドからの右翼メディアがガンガン流している。ネットのヤフーニュースどころか、すべてのニュース、そしてYoutubeでさえも、右翼に占拠されている。


 改憲派が生まれる土壌は完璧といっていい。スポーツ紙や夕刊フジまでが、大々的に登場して、情報を分析できない若者たちを翻弄している。むろん、ネット掲示板も、である。


 電通が支援しているのであろう。ともかく、改憲軍拡に向けた戦争体制づくりが、壮大なスケールで進行していることが分かる。多少、政治に通じている老人は、インターネットを開くことが出来ない。


 確かにマイナンバーカード・デジタル庁が、瞬く間に進行しているではないか。国民すべてを籠の鳥・羊の群れにしようとしている。対抗する革新勢力は姿を消してしまった。警察による「秘密ファイル」作成の告発は、ショックである。人権が奪われる管理社会は、架空の話ではなかったのか。


 自公を操るカルト教団・核保有の軍事大国化で、生き延びようとする財閥の野望に、どう主権者は対抗すべきか。ヒラメ判事やヒラメ検事は、国民のための防波堤になれない。


 2022年は日本人とアジア諸国民にとって、正に正念場なのだ。


<安倍と高市の日本神国信者の忠誠コンビに捏造される「台湾有事」に誤魔化されていいのか>

 ワシントンの軍人と安倍や高市ら偏狭なナショナリストによって、財政破綻寸前というのに、人殺しの兵器に莫大な予算が、編成されて目下、財閥を狂喜させている。この憲法違反的予算に抵抗する政党は、いまや一つもない。


 コロナコロナに埋没している議会だ。はっきり言おう。コロナは、個々人が「うつらない」「うつさない」という強い自覚を持つことと、そのための生活実践でしか退治できない。政府や自治体、病院任せでは不可能だ。ワクチンも怪しい。当然であろう、コロナが表面化した途端、間もなく登場したワクチンを、本物ワクチンといえるわけがないだろう。3回ワクチンを打ったという友人は「殺されかけた」と怒って電話してきた。


 清和会OBは、安倍と高市の忠誠コンビを笑い飛ばしている。二人の素行に詳しいのだ。ともあれ、21世紀の国家神道派に振り回される時代ではない。

 二人がともに合唱する「台湾有事」を信じることが出来るだろうか。誰も戦争はしたくない。しない、そのために政治的意図を持った暴言を信じるな、である。同じ民族・仲間同士、殺し合いをする時代は終わった21世紀である。


 香港問題一つでさえも大騒動になった中国が、海を隔てた台湾を武力で制圧する?ありえない。原因は日米の露骨な軍事戦略が、中国軍を動かし、それを逆手にとって「台湾有事」とほざいている。ただそれだけのことである。


 台湾の蔡英文と安倍・岸は、仲間である。双方の策略にはまるな、である。日本核武装化に向けた一里塚でしかない。

 アジアの孤児を選択する?北京の武力攻撃に一利なし、なのだ。繰り返し、安倍と高市の策略に呑み込まれてはなるまい。この様子を一番理解しているのは、岸田と林芳正外相であろう。イケイケどんどんは、戦前のヒロヒトだったことを学んだばかりではないか。

2022年1月29日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


(時事)政府は26日、国家安全保障戦略など3文書の改定に向け、有識者との初の意見交換会を行った。年内に閣議決定する方針で、検討を本格化させる。今後、外交・防衛の専門家や先端技術に詳しい民間関係者らからも聴取し、文書に反映させる方針。「敵基地攻撃能力」保有をめぐる議論が焦点となる。26日の初会合では、森本敏元防衛相、歴代の国家安全保障局長の谷内正太郎、北村滋両氏の3人から話を聞いた。出席者の一人は、岸田文雄首相が敵基地攻撃能力の保有に意欲を示していることを踏まえ、「首相は正しいことを言っていると思う」と指摘。経済安全保障についても意見交換し、別の出席者は「予測される論点は大体出た。それをどう取り込みアップデートするかだ」と語った。

(時事)政府が半導体をはじめとする重要物資のサプライチェーン(供給網)調査を法制化するのは、激変する国際情勢などへの対応力を向上させることが狙いだ。ただ、民間企業にとって供給網の詳細は最重要機密。経済安全保障政策の強化が負担となることは避けられず、制度運営では官民の十分な意思疎通が重要になる。

(時事)自民党の安倍晋三元首相は27日、世界文化遺産の推薦候補に選定された「佐渡島(さど)の金山」(新潟県)について「来年に先送りして登録の可能性が高まるのか。冷静な判断が求められる」とフェイスブックに投稿し、登録を申請するよう改めて主張した。「(韓国側に)歴史戦を挑まれている以上、避けることはできない」とも記した

(時事)政府は28日、「佐渡島(さど)の金山」(新潟県)を世界文化遺産の候補として国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦する方針を固めた。岸田文雄首相が同日にも2023年の登録を目指す方針を表明。2月1日に閣議了解する。

(朝日)中国国防省の呉謙報道官は27日の定例会見で、1月上旬の日米外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)で中国への強い牽制(けんせい)が示されたことについて、「中国内政に干渉し、虚偽の情報で悪意をもって中国に泥を塗っている」と述べ、日米側に申し入れを行ったことを明らかにした。

(時事)小泉純一郎元首相は27日、日本外国特派員協会で記者会見し、原発に関し、「核のごみがどんどん増えていく。これは無責任ではないか。処分場がないのにどうして政府は(原発を)許可しているのか理解できない」と語った。

(英BBC2011年の福島第一原発事故の影響で甲状腺がんが発症したとして、日本の若者ら6人が27日、同原発を操業していた東京電力を相手に訴訟を起こした。原告は事故当時616歳。放射線に被ばくしたことでがんになったと主張している。


日本国民に告ぐ!<本澤二郎の「日本の風景」(4338)

<日本はまだ捨てたものではない=本ブログ感想文に脱帽>

 いま房総半島は雲っていてさえない。永田町どころか、姿かたち臭いもしないフクシマ放射能が、信じがたいことに水源地に埋め立てられ、そこを盛土し隠している。新聞テレビは、この一大事を報道しようとさえしていない。テレ朝記者は、フクシマでそこを掘り起こして、世間をあっと言わせたが、間もなく原子力ムラの歯牙にかかったという。


 恐ろしすぎる現実に、自由なはずのネット掲示板編集者も、逃げて掲載しない。同じ穴の貉ばかりだ。そんな中で、本ブログを毎日読んで、感想を述べてくれる、優しいが鋭い分析をしてくれる真の友人が現れた。拙著「医師失格」(長崎出版)を読んでくれたのだ。この半年で二人目である。うれしい限りだ。本日は、人間らしい人間の、見事な感想文「日本国民に告ぐ」を紹介しようと思う。


<2、3割の民意で議席の大半を占める小選挙区制が諸悪の根源

 昨年暮れに昭和天皇の正体が暴かれ愕然としたものであるが、いま安倍独裁によるアベノミクスも同様で、霞が関による途方もない、データ改ざん事件が発覚した。日本経済はとことん落下し、人々の生活の帰趨を占う年金・医療の行方にも、ひどい暗い影を落としている。


 政府にとって幸いなことは、野党の無能無力と、連動するような新聞テレビの衰退にある。其の結果、日本国民の資質の劣化が痛々しい。「21世紀の奴隷」に甘んじるような沖縄の首長選で、それが露呈したばかりである。

 歴史の教訓を放棄する極右・天皇教の日本会議の跋扈は、今も継続しているのであろう。彼らが吹聴するように、戦争の危機も迫ってきているのだろうか。


 いかがわしい政治の根本的な課題は、小選挙区制にある。諸悪の根源は小選挙区制である。自公による民意に違反する悪しき政策が強行され、其の上、さらに極右の維新と、反共の連合労組に操られる国民民主党も、連携に必死だ。戦前の翼賛議会そのものである。1億総戦争体制化と指摘できるだろう。背後に金がちらつく。歴史は繰り返すのか。


 2022年は戦後最大の危機の年かもしれない。

2022年1月28日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


本澤様

 外出から帰宅してメールを拝見し、その後、大河原氏の発言をユーチューブで聞きました。クリアに聞き取りにくかったのですが、言いたいことはおおむね本澤さんの昨日のブログでのまとめに尽きるように思われます。

 大河原氏の「籠池さんのどこが悪い」との発言は、「籠池さんは悪くない」と同義だと思います。私は、この発言には、違和感があります。

 籠池氏は安倍総理夫人に取り入って、学校の敷地を8億円も安く手に入れており、それについて、近畿財務局のまじめな赤木さんが公文書の書き換えを指示され、その結果、苦しみ抜いて自殺しておられます。そのことについて、「籠池さんのどこが悪い」といえるのでしょうか?

もちろん安倍夫婦が一番悪いのですが・・・・。

 その他の発言は、おおむね事実であろうと思われます。

<警察の戸籍調べの隠された狙いとその先のデジタル化の恐怖>

 その中で、気になったのは、警察のいわゆる戸籍調べと称した住民調査です。警察組織は全国つづ浦々に張り巡らされており、すべての国民をその管理下に置いて、国民に関する様々な情報収集には最適の期間です。私は、今考えなければならないのは、政府のデジタル庁とマイナンバー制度の問題ではないかと思うのです。政府はすべての国民に番号をふり、国民の様々な情報をデジタルで把握し、一括管理しようとしていると思わざるを得ません。その薄気味悪さに気付いている国民はマイナンバー登録をしないので、今政府は莫大な費用を支払って、黒柳徹子さんなどを使ってマイナンバー登録を推進しようとしているのです。私は、最近、政府の各省庁による新聞の全面広告が増大しているように感じています。全国の大新聞も読者が減り、経営が苦しいので、政府の広告は貴重な収入なのでしょう。しかし、この経費は全部税金から支払われており、この制度反対する国民にとっては到底納得できるものではありません。

すべての面でデジタル化が進んでいるのですが、山奥の高齢者、食べるものにも事欠く生活困窮者にとってはデジタルなど関係ありません。そんなところにも、警察の組織は情報収取し、それを政府に報告することになるのです。

<恐怖を感じる政府の新聞全面広告とマイナンバーカード>

私は、最近、アマゾンプライムを利用していますが、映画を見ていると、「あなたにお勧めの映画」が掲示されます。それは私が見た映画の履歴から同種の映画を勧めてくるのです。これは、非常に便利な側面がありますが、同時に、私がどんな映画を見て何を考えているか、心の中を見透かされているような薄気味悪さを感じます。この情報が政府につながらない保証はありません。また、図書館を利用しますが、その閲覧記録も、自治体から政府に直結するのかと思うと、すべての国民のあるゆる情報をマイナンバーで一括管理する政府の狙いは、薄気味悪いなどという程度ではなく、恐怖を感じます。黒柳徹子さんはいったいどうしてマイナンバーの全面広告に出たのか、政府はこの広告に、いったい全部でいくら使ったのか知りたいと思います。

<伊藤詩織さんの刑事告訴を止めた悪党は中村格>

次々と脇道にそれていきますが、次に、伊藤詩織さんの東京高裁の判決についての感想を述べます。判決文を読んだわけではありませんので、感想は一般に報道された内容に基づいたものになります。

かねてから、私はこの女性の勇気とその聡明さを高く評価しております。同時に、相手の男性の悪辣さと恥知らずな言動を軽蔑してきました。

そして、伊藤詩織さんの告訴に基づき裁判所の逮捕状をもって、男性を逮捕すべく空港に行った警察官に対し、逮捕状を執行するなと指令したのが中村格という人物で、その後、警察組織のトップに出世したのです。

誰が見ても、おかしな人事です。これだけ見ても、警察は信用できないといわれるのは当然です。そして、検察は不起訴。起訴されなければ、刑事裁判は始まりません。この事件は、法律を変えないと罰することができない事件ではありません。現行刑法第177条の強制性交等罪によって十分処罰は可能です。にもかかわらず、その道を阻んだのが、この中村格という人物です。刑事裁判の道を閉ざしたのです。

<最高裁は強姦魔の上告を認めない!>

 その結果、伊藤詩織さんは、民事裁判で追及するしか道は残されていなかったのです。その裁判、東京高裁で、ほぼ全面的な勝利でした。当然です。山口という男性は上告すると言っていますが、最高裁で、この人物の言い分を認めることはないと思われます。

刑事と民事の違いなどいろいろありますが、まずは、東京高裁の結果は当然のことであり、伊藤詩織さんに祝意というのは少し違うような気がして、ずばり敬意をささげたいと思います。

 彼女は「同意ない性行為が認められたことは大きい」と語ったと報じられていますが、性行為に同意の有無を刑法に入れるべきかどうかは別問題であり、これは別途論じられる問題であると考えております。

 いずれの問題も重要であり、それにもかかわらず、不勉強で、熟慮したとはいいがたい感想もございますが、本日はこれにて失礼いたします。



<おかしな選挙制度から生まれたおかしな議員たち=永田町>

 連日のブログ拝見しております。

 よくもまあ次から次へと怒りのブログが途切れることなく書けると思うと同時に、このご奮闘を尊敬しております。まだ書き足りないこと、もっと書きたいことが山ほどあって、もどかしい思いを抱いておられることでしょう。

 私は、国会の代表質問、答弁、予算委員会の質疑を聞いていても、核心に迫るものはなく、目先の話、上っ面のやり取りで、ほんとにこんなことでいいのかと腹が立ってテレビを消してしまいます。

 コロナの問題だけじゃなく、どの論戦も、ちょっと違う、どこか問題の核心からずれている、という気持ちを感じるのです。

 肝心なところを鋭く突くというところが見られないのです。

 まあ、愚痴を言ってみても仕方がないのですが、おかしな選挙制度から生まれたおかしな議員たちが、まともな議論ができるわけもなく、もうずっと前から議員も官僚もくさってきていたんですね?

 そして、維新とか連合とか、来るべき参議院議員選挙はいったいどうなることやら・・・・ 

<時の権力は「今だけ、金だけ、自分だけ」=袖ヶ浦放射能事件>

 本日のブログ拝見しました。

 ご指摘の内容が事実であれば、このまま放置することは許されないと思います。

 この事実は単に袖ヶ浦市の問題というよりは、もっと大きな問題ではないでしょうか?

 したがって、千葉県議会議員はおろか国会議員も重大問題として取り組むべき問題ではないでしょうか?

 共産党も力が入っていないと指摘しておられますが、なぜ力が入っていないのでしょうか?一応とりくんではいるが不十分という意味でしょうか?

 このような問題は、全国いたるところで蔓延していると思われます。

 しかし、国会の質疑を真剣に聞いていると、時の権力は、まさに、「今だけ、金だけ、自分だけ」であることが明らかです。国民は、今、命と暮らしが脅かされており、怒る元気さえなくしているといわざるを得ません。このまま何回選挙をやっても変化は期待できないのではないか、それどころか泥船に乗って沈んでいくのではないかと心配せざるを得ません。

 憲法にどんなことがが書いてあるか全く知らない教師、両親に囲まれて成長していく子供たちに、主権者意識、基本的人権の擁護、平和主義が身につかないのは当然です。

 まともなジャーナリストの方々のご奮闘に感謝!です。

<「医師失格」(長崎出版)は壮絶な闘いの記録>

ただいま、医師失格 を読了しました。

 あなたが最終的に指摘しておられる「豊かな人間性を医師資格の根本に据える」ということは、実は、医師資格だけの問題ではなく、立法、司法、行政どの分野でも、根本にそれがなくては良い社会とはいえないのではないでしょうか?今の新型コロナに対する対策も、人間性が問われていると思います。

 何も言えなかったご二男の無念、ご自身の病気にもかかわらず、限界まで看病なさって力尽きた奥様の無限の愛情、人間性欠如の医師たちを詳細に観察し、記録し、怒りに震えながら冷静に厳しく告発した本書は、まさに明日は我が身であることを思い知らされます。

 これはまさに、壮絶な闘いの記録です。その後、少しは前進したといえるのでしょうか?

(追記)

気温が下がったり、風が冷たいと、大寒を過ぎて一段と真冬の気候そのものだが、大地は違う。樹木は地下の水分を吸い上げて、先端の枝に芽や蕾をつけて、急ぎ足で新たな春の洋服に着替えている。先導役は梅だろうか。梅はまもなく白や赤の花を咲かせるに違いない。

今年初めて挑戦した沢庵漬けが、ほぼ成功した。妹夫妻が耕作した見事な大根15本をつけたものだ。口の中でコリコリと音を立てている。口の中がすっきりする。思い出すと、敗戦後の小学校では、子供たちの弁当を、箱に入れて炭で温めると、すべての弁当が沢庵の臭いがする。家庭ではお茶の時間に、決まって沢庵が出た。虫歯にならない秘訣ともなった。近くの畑に来る同世代の女性の歯に入れ歯はない。筆者は1972年の自民党総裁選取材で、初めてコーヒーとケーキを口にして、現在は3分の1が入れ歯である。

永田町にも、沢庵のような不正腐敗を掃除する真の政治家が誕生しないものか。公明党創価学会からして、カネかねに驚く。政党助成金はおろか、文書費も無くすべきだろう。天の声が聞こえないのか。


TBSの重大責任<本澤二郎の「日本の風景」(4337)

<レイプ犯社員の雇用責任を果たすべき義務=潔く処分=国民に謝罪>

 煮ても焼いても食えない安倍晋三配下のTBS山口敬之強姦魔は、ヒラメ判事の多い裁判所でさえも一審、二審とも、強姦の事実を認知した。この結果を受けて、過去に国会活動などで、薬物問題と取り組んできた専門家が、歯ぎしりして怒りの抗弁をしてきた。「木更津レイプ殺人事件」を追及し続けてきている筆者も、彼の怒りを共有したい。


 不届き千万な山口の雇人の、TBSの責任をどう考えたらいいのか。TBSは国民の財産である電波を、格安の値段で利用している。この事実から、一般の民間企業とは同列ではない。格別の重い責任を負っている。TBSは責任をもって社員の山口敬之を、アメリカの首都・ワシントンに特派員として派遣した。彼は女性の側からすると、殺人に相当するような強姦事件を起こした。それを法廷が、二度も認知した。


 TBSは、それでも強姦魔の処分をしていない。TBSも山口の共犯者なのか。強姦社員を処分しないTBSの番組は、信じることが出来ない。国民の素朴な疑念である。潔く決着をつけろ!である。それとも、安倍をまねて逃げるつもりか。国民はTBSの不条理を忘れることは、決してない。


<薬物に無知な裁判官にも重大な判断ミス>

 この裁判の問題点は、法廷そのものにある。医療事故裁判と同じなのだが、判事のほとんどは薬物を知らない。麻薬に無知なのだ。したがって、事前に麻薬Gメンなどから聞くべきだ。


 筆者だけではあるまい。「覚醒剤」を一般人は知らない。女性はなおさらのことである。「木更津レイプ殺人事件」の犯人やくざ浜名は、木更津市で「かけはし」という介護施設を、今も経営している。やくざが介護施設経営という、このことだけでも怪しい。彼は薬物を使っているはずだ。やくざ浜名の強姦事件を調べるまで、覚醒剤について意味不明だった。無知は犯罪である。先に裏金作りの警察について、警察正常化協議会の大河原宗平・入江憲彦両人の相次ぐ内部告発に、多くの国民は衝撃を受けた。そして、もう一つは国民の命を守る警察が、なんと全国民を丸裸にした秘密ファイルを保管、時に悪用しているという深刻重大な指摘に声も出ない。


 不甲斐ない野党議員もまた、丸裸にされている。清廉の士でないと、政界に手を出してはならない。戦前の特高警察が、21世紀の今も活躍しているのである。現に、このことを追及する野党もいない。言論人もいない日本なのである。ネット掲示板編集人も、怯えてしまって転載、拡散させない。戦前が継続している腐りきった日本なのだ。


 巨人軍の清原という人物が覚醒剤に溺れていたと報じられても、その意味が分からなかった筆者は、最近になってようやく理解するようになった。SEXのためだった!納得したが、弁護士はどうか?友人弁護士に聞いてみたい。


 伊藤詩織さん事件には、この薬物が使用されている、と薬物のプロは強く指摘している。ただし、被害者が病院に駆け込んでいないため、もう証拠はない。ないからといって、薬物を用いなかった証明も出来ない。それを逆手にとって強姦魔は、名誉棄損だとわめいて、一部を馬鹿無知判事が認定したらしい。連絡をくれた薬物のプロは、法廷に出て証言してもいいと公言している。


<ありえない泥酔=人事不省の原因を追求しない大馬鹿判事=薬物を全く分からないまま詩織さんにも賠償求めた出鱈目判決>

 「感覚を失って昏睡状態に陥り、意識不明になる」ことを人事不省という。

 同僚と飲み過ぎて泥酔することが、ままある。筆者も記者修行のころ、先輩から「飲め」「酔ったら家に泊めてやる」に屈して、二度泥酔した経験がある。


 ジャーナリスト志望の若い伊藤詩織さんは違う。TBSワシントン支局長に「飲め」といわれて泥酔してしまったのか。彼女は堅実なまともな女性である。ふしだらではない。真面目、まともな女性である。泥酔するようなことはしない。出来ない。断じてありえない。性を武器に階段を上る女性は、永田町にいっぱいいるが、彼女は違う。


 現実に、彼女は人事不省に陥った。薬物の脅威だ。強姦魔は車で自宅に送り届ければいいが、ホテルに連れ込んで強姦した。誰が見ても薬物使用の強姦魔を見て取れる。アメリカでは、この種の薬物が簡単に手に入る。日本のやくざも、である。日本の無能無知な判事は、このことを理解しない。勉強しようとも思わない。


 判事を追い込める弁護士が、日本にいないのかもしれない。日弁連の奮起、その中のエリート法曹人といわれる自由法曹団はどうか。さらなる奮起を期待したい。今しがた忘れかけていた自由法曹団が、なんと100年の歴史を刻んだ、と教えてくれる人物とおしゃべりできた。


 人権問題、国民の命の問題に対して、体を張って体当たりできる弁護士は、自由法曹団しかいないという。確かだろう。自由法曹団について研究したい。

 伊藤詩織さんの弁護団は?この事件は、女性の敵が跋扈する日本が、今後とも存続するのか、それとも本気でオオカミ退治をする日本なのか、を問う重大な場面であろう。時には手弁当で汗をかく弁護士もいると聞いた。


 「昔は司法試験合格者は500人、今は1500人。無能弁護士がゴマンという法曹界である」という真実に伊藤さんも気付くべきだろう。ともあれ強姦しても反省も謝罪もしないTBS強姦魔を叩きのめさないと、日本の女性は自由に列島を歩くことが出来ない。日本の民主主義もつかむことが出来ない。

2022年1月27日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


伊藤詩織さん、二審も勝訴 性暴力訴訟、山口敬之さんに332万円の賠償命令(弁護士ドットコム) 赤かぶ (asyura2.com)

http://www.asyura2.com/22/senkyo285/msg/317.htmlk

↑このページのトップヘ