2021年12月

袖ヶ浦放射能疑惑構造<本澤二郎の「日本の風景」(4301)

<命を守る公務員不在の地方の腐敗体質露呈か>

 12月20日は、久しぶりの現場取材に興奮してしまった。昔のことが蘇ってきた。このあたりのダンプ公害というと、騒音と振動・粉塵・過積載・速度違反であるが、環境庁の森美秀長官や、衆院環境委員会の八田貞義委員長(いずれも当時)に現場を視察してもらい、それを活字にした。しばらくは収まるが、また始まる。公明党議員に国会での質問を依頼したが、実現寸前に具体化しなかった。やくざの脅しに屈したのだ。浜田幸一というやくざ代議士の利権であることが、後に判明した。やくざに弱い千葉県警は、昔からである。


 信用できない公明党は、今回でも証明された。命を軽視する公明党である。もう一つある。今回の問題の場所である袖ヶ浦市に、農薬大手企業が進出するという、これまた深刻な事態が生じた。共産党議員までが賛成していたが、地元保守系市議の直訴に応えて、東京タイムズで繰り返し批判を加えて、これを阻止した。「農薬が河川に流れ出すと飲み水にも悪影響が出る」という命を守るための報道だった。


 そして今回は、超猛毒の放射能が、河川や水道水に流れだすと、もはや打つ手は無くなる。人間の健康は維持できない。わかっていて、なぜフクシマの汚染土壌を埋めたのか!人間の行為を飛び越えている。そのことに同市の担当者は、分かっていない。「森林法違反だけだ」と会場でうそぶいた。


 「悪徳業者の手口を知っていながら、地元住民の前では真実を言わないで嘘をつく」と一緒に同行してくれた反安倍・反原発の市民運動家・仲村正昭さんらが見事にえぐってくれた。

 彼は「公務員の雇い主は納税者」と叫んで、警察の不正を監視する警察正常化協議会の大河原宗平元警部補、さらに群馬の行政監視人・オンブズマンの小川賢さんともども、埼玉県から早朝、車で駆け付けてくれた。


 役人の嘘や、誤魔化しの手口を熟知している彼らだ。地元住民を騙せても、彼らプロは騙せない。もう一人の助っ人も参加してくれた。青木愛参院議員の日景省吾秘書で、彼も警察や役人のいい加減な手口を見抜ける人物だ。


<産廃業者と市・県のみっともない対応に唖然とする市民の味方>

 地元住民と支援者、県と市の関係者を合わせると、ざっと70人近い参加者によって、袖ヶ浦放射能問題初めての住民集会が、午後1時30分から暗くなるまで、続けられた。


 関係者の中には、信じられないことだが、産廃業者よりの発言も見られた。そのはずで、不法投棄は8年前のことだ。市の関係者を懐柔する時間はたっぷりあったのだから。

 「産廃は不可欠だ」と口走った老人は、問題の場所が水源地であるということ、しかも、そこから高い放射能が検知されたという事実について頬かむりしていた。「若いモノはどうでもよい」という感覚らしい。民度の低さは、問題の山林所有者の中に、元同市の環境部長もいた。小役人の貪欲さに呆れるが、本人は住民の健康について無関心なのか。


 信じがたいやり取りに呆れてしまい、暗くなる前に現場を見ようと、会場を抜け出した。問題の、まるで城郭のような10メートル近い盛土を見学した。周囲には養鶏場や酪農家が、そしておためごかしのソーラーも設置されていた。


 堅固な盛土というと、誰しもが熱海の崩落現場を思い出すが、埋め固められた問題個所を、深くボーリングしての検査は、素人には無理だ。国や県の応援が必要ではないか。しかも、完璧な公正な調査でなければならない。「サンプルはすり替えられる」「会社を倒産させる」という手口についての不安を乗り越えねばならない。


 風雨に晒された盛土にもはや、ゴミやチリがあるのか、よくわからない。既に地下水となって河川や畑の作物、あるいは飲料水を汚染していないだろうか。林地区区長代理の御園豊・同市選管委員長は「周辺住民13戸のうち、7戸でガンが見つかり、中には亡くなっている家もある」との仰天する調査を明らかにした。


<姿を見せた保守系市議と共産党市議、公明党市議は逃げた!>

 主催者に確認してみると、この房総半島はおろか、日本列島の重大事に対する袖ヶ浦市議会の無様な対応が露見した。

 発言したかどうか確認できなかったが、保守系の自民党市議3人、それに12月市議会で質問しなかった共産党市議が一人参加したらしい。


 最近スキャンダルをまき散らしている公明党市議は、とうとう姿を現さなかった。市民の命・千葉県民の命が脅かされている重大疑惑を前に、逃げ回る同党の対応に、改めて失望してしまった。

 先の総選挙では、共産党の候補と比例に投票した筆者は、同党の腰の引けた対応にも呆れてしまう。市民の代表のいない袖ヶ浦市なのか。泣けてくるではないか。


<ソーラー設置で開発行為、そのあとに会社転がし、産廃業者でぼろ儲け>

 今回の取材で学んだことは、産廃悪徳業者は事業を成功させるために、まずソーラー設備を進めるという条件で地元住民を説得する。実際は空手形である。本命は莫大な利益を上げる産廃だ。そして311以後は、フクシマの放射能汚染土の埋めて、その上を普通の産廃土壌で埋め立てて、地元住民を欺く作戦だ。


 彼らの奥の手は、会社をくるくる回して住民の目をくらます策略である。ワコーという会社もその手を使って、住民を騙している。


 ご存知、東北復興予算は膨大である。特に除染費用は半端ではなく、ゼネコンや東電などはやくざを使って、危険な作業をさせている。ゼネコンとやくざ人脈は、全国のやくざ産廃業者とリンクしている。


 必然的にフクシマの汚染土壌は、民度の低い、凹凸のある産廃敵地の房総半島を標的にすることになろうか。既に君津市に1万トン以上のフクシマのそれが埋まっている。小櫃川の放射能汚染は確実であろう。水耕も飲み水もダメとなると、木更津市民も健康に生きられない。むろん、袖ヶ浦市・君津市・富津市も、である。水源地ゆえ、鴨川や館山にも放射能は水脈で結ばれている。森田健作の罪は大きい。


<貪欲さ随一のやくざ系産廃業者大暴走ビジネスに屈するなかれ!>

 人間の貪欲さは無限だという。やくざはそうだろうが、役人もまたそうである。住民・市民のために命を張れる警察員は、目下のところ見受けられない。


 安倍晋三の大暴走は、地域をも巻き込んでいるかのようだ。産廃業者への監視、特に水源地での産廃場は、20日の林地区公会堂周辺でも見受けられた。県警は監視すれば、放射能汚染残土を食い止めることが出来るが、今の警察庁長官の中村格という悪党には無理だろう。


 帰りがけ「木更津レイプ殺人事件」の被害者の、かつての瀟洒な住宅を大河原さんに見聞してもらった。日景さんからは「健康被害が出ているという報告に衝撃を受けた」との感想が寄せられた。この日の司会進行役・吉村区長にご苦労さんと声をかけねばならるまい。

2021年12月21日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

日本の財政<本澤二郎の「日本の風景」(4300)

<初めての赤字国債1972億円、安倍菅内閣=昨年108兆円!>

驚くべき数字が飛び込んできた。凡人ジャーナリストの弱点というと、生きた経済がわからないことだ。同じことは霞が関の官僚たちも。さらにいうと、今の日本に本物の経済学者が一人もいない。エコノミストがいないのである。ついでに言うと、政治学者も国際政治学者もいない。偽物跋扈の日本である。


 日本の財政が狂い咲きして、地獄へと沈没していることにも、正しい分析もなされていない。かくしてバラマキ予算が恒例のように国会で成立するが、それの行き先は庶民大衆ではない。


 敗戦時の日本の円は、ゼロの価値しかなかった。其の結果、戦後の大蔵大臣は、赤字国債という負の借金を出さない、という大原則に徹した。赤字国債という借金は、1965年(佐藤栄作内閣)のことで、その金額は1972億円だった。1972億円に国会も国民も大騒ぎした。


 当時の日本国民は健全だった。さて今年2021年の赤字国債は108兆円。この数字を見てどう思うか。コロナだから仕方ないさ、なのか。この10年、欧米は2%以上の経済成長率、日本はマイナス3・6%である。


 いまじわじわと、不況下の物価高へと突き進んでいる。いつでも首を斬られる従業員と、昨今では少なくない母子家庭などの貧困とホームレスの人たちは耐えられない。他方フクシマでは、放射能下の棄民生活を強いられている!


 5億円五輪賭博のツケを処理するのも大変だ。小池都知事はどうするのか。中国では、地方財政の悪化で、公務員給与が3割前後削減されている、というニュースが飛び込んできた。日本は相変わらずの、ゆでガエル高給公務員であるが、こんなことが通用するわけがない。


 1年間の赤字国債108兆円で、誰が得しているのか。「死の商人」グループでないことを祈りたい。責任は政府だけではなく、与野党にある。


<お見事!?アベノミクス経済に打つ手なしの日本丸>

 今永田町では、安倍と安倍の女が、死の商人の代理人になって、戦争への進軍ラッパを吹きまくっている点に注目している。ネット情報では、二人が一体となって、テレビなどを活用して合唱している。

 「二人の話の中身は、そっくりで乱れがない。二人で相談しながら歌っているとしか思えない。安倍夫人も苛立っている」とささやかれている始末だ。


 共通点は、アベノミクスについて、極右の男と女の口から飛び出すことはない。それもそうだろう、国民が気づいたら韓国に抜かれていた、のだから。最初は誰もが嘘だろうと思っていたが、本当のことだった。


 アベノミクスに打つ手なし、大失政に御用記者も口を閉ざしている。


<金融の素人=「日銀・黒田総裁を追放せよ!」の声が巷に氾濫>

 おさらいしておくと、日本の企業の98%が中小企業である。そのうちの60%は赤字で税金を収めていない。政府は「賃上げすれば税金を下げる」とわめいているが、赤字企業には賃上げ能力がない。倒産寸前なのだ。


 ゼロ金利を10年も続けていても、金融政策のど素人の黒田のもとで、2%目標は宙に浮いたままである。それでも、真っ黒な日銀総裁の首を切ろうとしない。巷では「黒田の首を切れ」の怒りの合唱ばかりが聞こえてきている。 


<構造的な経済失政で大手役員は自社株買いで1年で億万長者>

 財閥は円安を悪用して、蓄財にのみに集中している。内部留保は500兆円という。投資をしない。黒田・日銀と連携して、自社株買いという消費者そっちのけで、株主資本主義に専念。役員になると、瞬く間に数億円を蓄財できる。これに満足して、危険度の高い設備投資には興味がない。かくして構造的な不況が市民を叩きのめしている。


 「お家芸の半導体や液晶テレビでさえも、貪欲な中国・韓国・台湾の国営企業などに屈してしまっている。経産省官僚の今井尚弥のもとでの安倍経済は、見るべき成果はない。一人死の商人と財閥役員・株主におこぼれが回っていている」と事情通は指摘する。比例して庶民・大衆は、奴隷のように収奪の対象となっている。


 暖かい小さな幸福感と無縁なのである。まともな経済学者が存在するのであれば、21世紀の貧困物語を書くであろう!

2021年12月20日(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


袖ヶ浦放射能<本澤二郎の「日本の風景」(4299)

<8年前の不法投棄場所から高い放射線量が検知、住民驚愕!>

 恐ろしい事態が目の前に起きると、しばらくはどうしてよいのかわからない。中には安倍晋三のように「逃げれば何とかなる」という卑怯者も少なくない。「別の場所で何か起きてくれればいいが」という悪人も。


 相手は生き物を死滅させる人類最大の敵である放射能だ。臭いも見ることも出来ない。常人にはそれを確認できない。放射能検知できる測定器を使用しないと分からない。10年前の311大惨事の時は、人びとは線量計に飛びついたが、いまそんな人はいない。


 ここ袖ヶ浦市の水源地で発覚した。怪しい不法投棄に周辺住民が、市の測定器で地表に置くと、大変な高い数値が出たのだ。しかも、その森林法違反から違法産廃場と、すべてが法律や条例違反であることも分かってきた。袖ヶ浦市当局は「不法投棄は8年前」と認めた。国交省のデータ改ざん事件、特定秘密保護法という憲法違反法が、安倍と太田ショウコウの自公体制で強行された2013年。この年には、やくざ介護施設「かけはし」オーナーによる「木更津レイプ事件」も起きていた。


<水源地の放射能汚染残土は君津市の産廃場で1万トン、前知事介在か>

 水源地の産廃場は、認可してはならないが、東京都民の森田健作は平気の平左よろしく、君津市の水源地に、実に1万トン以上の汚染土を投棄させたらしい。目下、原状回復を求めて裁判中だ。


 放置すれば、いずれ市民の飲み水である小櫃川から、水田のコメにまで影響を与え、房総半島に人間が住めなくなる。対して袖ヶ浦は、すべてが不法、違法投棄である。


 「産廃業者は木更津の前科3犯」と住民はいい、共産党市議は「浜田派の人間と聞いている」とかなり物騒なうわさが飛び交っている。単なるうわさに終わらない現実が、市や県の当局を震え上がらせている。「森田健作の置き土産」というのである。


 8年前に投棄されていると想定すると、既に地下水となって田畑を汚染している可能性が高い。問題の場所は林地区だが、隣のT地区の区長は「道理で最近のコメはうまい」と皮肉って、深刻な重大事件から逃避、善良な市民の非難を浴びている。問題は民度の低さだ。過去に千葉3区というと、やくざが代議士になった土地柄で、今でも選挙にはやくざが暗躍する。それを黙認する警察と公安委員会と地元の有権者だ。


 森田県政12年を支えた勢力というと、自民党と公明党だったのか。恐ろしい房総半島である。いま民度が試されているのであろう。


<フクシマ東電原発の除染土壌の疑いが濃厚>

 あえて言及するまでもない。放射能汚染土壌は、311大惨事による東電原発大爆発炎上事件で発生した。これはチェルノブイリをはるかに超える、史上最大の大事故・事件である。

 

 10年経った今も、廃炉に手が付けられていない。専門家は「100年かかる」と予想している。原発は大地震に耐えることは出来ない。常識である。3号機の東芝製原子炉は、原爆の材料であるプルトニウムの加工燃料のため、水素爆発ではなく、核爆発を起こしている。ヒロシマ・ナガサキのピカドンである。


 こうした重大・大惨事に蓋をするための、大赤字のコロナ5兆円五輪賭博と評される安倍のオリンピック強行だった。


 要するに、フクシマの除染したという放射能汚染土が投棄されたものだ、とほぼ断定できる。この重大事件に命がけで活躍をしている、地元林地区の区長代理の御園豊さんは「現場周辺13軒のうち、7軒で健康被害も出ている」と明かしている。いずれは日本を揺るがすだけでなく、世界のマスコミも報道することになろうことは、明らかである。


<やくざ産廃業者関与に怯える近隣住民と逃げる自民公明!共産は?>

 事態を怪しげにしている元凶は、君津市の1万トンもそうだったが、ヤクザ関与にある。警察でさえも腰が引けている。これは「木更津レイプ殺人事件」の取材を通して、何度も経験している筆者だ。


 このあたりの商売人は、やくざ被害を110番通報しない。すれば反対に、とばっちりを受けることを承知しているためだ。「木更津レイプ殺人事件」の被害者も、殺害されるまで110番通報しなかった。家族は現在も逃げている有様である。


 被害住民は、袖ヶ浦市の保守系自民と公明、それに共産党の市議を呼んで、現場の視察会も行って、深刻な実情を説明して、議会で取り上げてもらおうとしたが、どの党も逃げてしまった。無様な地方議会と小役人であろうか。 

 

<環境省は「事実なら大変なことだ」と身構える!>

 市民運動家の仲村正昭さんに連絡すると、彼は即座に腰を上げた。実家の南房総市は、君津や木更津・袖ヶ浦の水源地の地下水の恩恵を受けていることも影響しているかもしれない。


 知り合いの環境省担当者に伝えると、実情を聞いた彼は「事実なら大変なことだ」と驚いたという。


<千葉県袖ヶ浦市と千葉県の対応が「おかしい」と住民反発>

 地区の住民代表は、これまでも数か月かけて、政党・市当局・県に対して、まともな対応を求めてきたが、極めて動きが鈍い。県知事は、安倍のようないい加減な外人部隊の森田から、今度こそは?と期待されてる立民の熊谷俊人だが、目下のところ、動きを見せようとしていない。


 「熊谷のそばには、やくざ代議士の元運転手の自民参院議員がぶら下がっている。そのせいだろう」と事情通は判断している。やくざを撥ねつける住民と、放射能退治に取り組んできている市民団体、それに新聞テレビの動向が、今後の事態を変えていくことになる。


 本ブログの拡散の様子も注目したい。原子力ムラの対応も! 


<明日12月20日に現地の林地区公会堂で初の住民集会>

 袖ヶ浦放射能事件は、遂に火ぶたが切られる。


 明日2021年12月20日、林地区公会堂で初の住民集会が開かれる。「小櫃川を守る会」など区域外からの支援グループなども、姿を見せるか。それともやくざに脅されて、屈服するような、いい加減な集会に終始するのかどうか。


 木更津市の野球好きの医師は「君津のことは聞いていたけど、袖ヶ浦!次は木更津の番か」と驚いていた。


 千葉県の民度と勇気が試される最初の12・20デーということになる。

2021年12月20日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


恥じ知れ永田町<本澤二郎の「日本の風景」(4298)

<生活保護者の何十倍も懐に入れる税金泥棒め>

 昨日は子ども食堂の手伝い・ホームレス向けの炊き出しに汗をかいている知り合いが、怒り狂って電話してきた。国交省が8年前、2013年から大事な国の経済指標となるデータを改ざんしていた事実に触れながら「安倍と太田ショウコウの談合データではないか」といわぬばかりの抗議の叫びだった。


 2013年といえば、安倍自民と太田とナツオの公明党創価学会による特定秘密保護法を強行した年だった。巷では学会やくざがレイプ・性奴隷事件(木更津レイプ殺人事件)を起こしていた。首都圏でも、フクシマ放射能被ばく者の死亡も、あまた発生していた。

 そんな中での、太田・国交省の重要データ改ざん始動だった。太田と安倍を証人喚問する必要があろう。会計検査院を沈黙させた理由を知りたい。


 信じがたい永田町腐敗にもかかわらず、高度経済成長期の世界一高額報酬を維持し、コロナ禍でも反省しない。大衆が怒り狂うのも当然ではないだろうか。ホームレスのための炊き出し奉仕人の怒りを、国民の多くは共有できる。 


<やってることはデータ改ざんとNHK提供番組レベル、大衆は怒り心頭>

 民主国家が泣いている。国のデータ改ざんは、今回が初めてではない。それでいてなぜ繰り返されているのか。

 霞が関の反乱なのか。無能無責任の公明党閣僚に対する抗議なのか。利権官庁ポストを欲しがる信濃町攻撃が始まったのか。特定の政党の独占ポストの弊害が露呈したことに、内閣は気付いていない。


 新聞テレビを抑え込んだとしても、庶民大衆を抑え込むことは出来ないだろう。永田町の無様な演技は、データ改ざんとNHK向けの国会質疑でしかない。与野党責任である。無党派国民も、今後とも沈黙を維持し続けるのであろうか。


 もはや上品な言葉の遊びでは、済まされなくなってきていないか。


<文書費月100万円は即時廃止だ、文句あるか!>

 文書交通費なるものが、いつから始まったものか。おそらく高度経済成長期に違いない。今は貧困が社会に浸透している時代である。

 直ちに廃止すべきだ。悲しいかな与野党の対応は、これの維持存続に賭けていることがよく見える。恥を知れ、である。


<政党助成金も廃止せよ!>

 同じことは政党助成金にも言える。血税から毎年300億円以上も支出している。おかしい。政治改革という世論操作のもとで、これが強行された。


 小選挙区制の弊害の一角を即時廃止すべきだろう。これら一連の制度に狂奔した小沢一郎らは、率先して過ちを認めて、廃止する活動に狂奔すべきであることを進言したい。

 共産党が主導権を担う場面である。この金を、路頭に迷う母子家庭など、本当に困っている家庭・子供に支給したらいい。


<世界一高い報酬も半減すべき>

 安倍の時代、欧米の経済は2%以上の成長を手にしていたが、日本だけは3・6%もマイナスで推移した。金融政策では、ど素人の黒田・日銀の負の遺産でもある。


 株主資本主義を直ちに廃止、黒田責任を問うべきである。

 そして直ちに、世界一高給取りの国会議員報酬を半減すべきである。アメリカの議員レベルに落とせ、である。


<コロナ大不況下率先して身を切ることが議会人の倫理>

 暮れの炊き出しや子ども食堂支援者の怒りに正直、凡人ジャーナリストも頭が上がらない。そのうえに国交省データ捏造事件の発覚では、確かに頭が狂いそうだ。


 休日は電話を休む友人も、いま電話を切ったところである。彼も怒りをぶつけてきたわけだから、大いに同情できる。昨日は遠方から「安倍の女」を追及する知り合いから、電話が入ってきた。


 とにもかくにも永田町の高額報酬問題は、もはや避けては通れない。与野党同罪である。身を切れ!国民よ、怒れだ!

2021年12月18日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


(産経)立憲民主党馬淵澄夫国対委員長は17日、国会議員に月額100万円支給される「文書通信交通滞在費」(文通費)に関する法改正をめぐり、自民党高木毅国対委員長に会談を打診したが「難しい」と拒否されたことを明らかにした。

----- Original Message -----

森友ごみ問題を考える会MLの皆様、

 

 

 世話人の小泉恵美です。

 12/16()会議に参加された皆様、「赤木雅子さんの国賠訴訟【認諾】」問題もあり、大変熱く議論下さり、大変有難うございました。

 

 

 この度、加計問題の情報開示請求裁判の原告、福田圭子さんから、次の公判のお知らせがありました。福田さんとは私達も活動で連携していますし、ぜひ皆様、ご都合つく方は傍聴での応援をよろしくお願い致します。

 

 

加計学園獣医学部・情報開示請求裁判 控訴審第2回弁論

 日時:12/21()11時半~

 場所東京高等裁判所215法廷

 

 

【一連の権力の私物化事件】として、モリカケ桜から河井・日大事件まで、情報の隠蔽を許さない、との国民の声を高めていきましょう。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 拝   小泉恵美  

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角栄の威光<本澤二郎の「日本の風景」(4297)

<ロ事件ハチの一刺し長男・覚醒剤で沈没=北区議会議員辞職勧告!>

 珍しいニュースが郵送されてきた。ロッキード事件丸紅ルート5億円賄賂裁判で、大きな話題を振りまいた「ハチの一刺し」の榎本三恵子さんの長男が、覚醒剤でことし11月10日に現行犯逮捕、同30日に起訴、12月3日東京都北区議会は榎本一議員辞職勧告決議を、全会一致で可決した。


 実に素早い警視庁と区議会のスピード決着に納得したい。世上、夫を裏切り、田中角栄を有罪に追い込んだ母親の息子に対して、捜査当局も議会も手際よい。角栄の威光も見て取れそうだ。本人はその後どうしているのか?永田町の人たちも行方を注目している。


<性に溺れてしまう中年男性・地方議員の末路哀れ!>

 有名な元巨人軍の野球選手にもいたが、覚醒剤に溺れる中年男性に少なくない。やくざ強姦魔にも共通するという事情を「木更津レイプ殺人事件」の取材で勉強させられたが、要はSEX魔にとっての常備薬らしい。


 一度はまると抜け出すことは困難という。榎本区議も、この悪魔の薬に呑み込まれてしまったのか。区民を代表する立場を自ら放棄したものだ。せっかくつかんだ地位を、今後維持することは困難であろう。


 地方議員には、こうした罠にはまる事例が少なくないらしい。小銭をつかだ地方議員とやくざとの関係がどうなのか。覚醒剤を牛耳るヤクザ利権は、世人の想像を超えている。最近は霞が関の役人、地方公務員の間にも。むろん、財閥企業関係者、学会にも少なくない。それが家庭の主婦にまでも。姿を変えたアヘン戦争が水面下で勃発しているのか?


 一時の快楽に溺れたら、人間は最後である。日本は麻薬取締官の増員が不可欠であろう。警察員は大丈夫だろうか?


<「安倍の周囲の女たちの忠誠と無縁だった榎本三恵子さん」か?>

 永田町では「女性の扱い」というと、誤解を招いてしまうようだが、昨今は安倍晋三の名前が浮上する。「極めて上手」という評判だ。


 叱られるかもしれないが、女性は男性に比べると、忠誠心が高い。自立する割合が、男性に比べて低いせいかもしれない。日本の最大の課題は、女性が自立することである。


 だが、夫の田中首相の首席秘書官となった榎本敏夫氏は、安倍のような「女を見る目がなかった」と話題になったらしい。両人の離婚原因をしらないが、夫人は議員秘書の妻ではなかった、と永田町でささやかれている。


 どうせ事実を法廷で明かすという検察の犬となったついでに「なぜ20億円の児玉・中曽根ルートに蓋をかけるのか」と叫んでいれば、彼女の評価も上がったかもしれない。


<20億円の児玉・中曽根賄賂に蓋をかけた片手落ちの陰謀事件>

 若い世代のために付記しておこうか。

 ロッキード社は軍需企業である。軍用機売り込みに同社は、右翼の親玉である児玉誉士夫と防衛族の親玉である中曽根に20億円を渡していた。しかし、検察は堀田某が主導して、民間機の5億円追及にのみ執着して、田中角栄を逮捕した。片手落ちの捜査を指揮したのは、中曽根派の稲葉修と首相の三木武夫だった。


 なぜ中曽根を救済して、田中をスケープゴートにして、お茶を濁したのか。これこそが陰謀そのものであるが、当時、このことを公正に伝え、解説する新聞はなかった。むろん、テレビもである。


 筆者は幸運にも、当時の角栄の生の声を、宏池会の田中六助から聞いて、大いに合点した。「ロ事件の本丸は俺ではない。中曽根だ」という指摘である。すでに裁判は終わっていたのだが、案の定、ロ事件を乗り切った中曽根は首相になり、間もなく六助を幹事長に起用して、六助の口を封じ込めた。


 六助は大平正芳の側近だ。なぜ真相を公開しなかったのか。彼もまた自民党の縛りから抜け出せなかった。


<検察は丸紅に執着、軍用機賄賂を回避・三木内閣・清和会台湾派支援>

 人間は貪欲である。安倍晋三ほど無能低級な、貪欲な政治屋を知らない。恥じの概念がゼロである。


 父親の安倍晋太郎は、その昔、安倍の祖父・岸信介番記者だった。安倍は毎日、六助は日経である。二人して岸の長女・洋子を捉まえようと、賢明に岸邸の夜回りに徹したが、結局のところ「半島出身の岸は同じ半島出身の安倍を選んだ」とされるのだが。


 安倍の韓国憎し、北朝鮮憎しは異様であるが、お尻に捜査の手が伸びてい

る現在は、もっぱら大陸の中国叩きという緊張づくりに賢明である。隣国との関係破綻に必死なのだ。中国貿易の企業関係者を追い詰めているのである。


 思えば、角栄を有罪にしようと必死だった勢力は、言及するまでもなく岸信介の清和会・台湾派だった。文春の立花某も、清和会と連携していた。この流れに三木首相も乗った。中曽根は国会での証人喚問をうまく乗り切ると、ロ事件20億円賄賂事件からすり抜けてしまった。


 検察の不条理な捜査を誰も指摘しなかった。


 数年前に91歳で亡くなった榎本敏夫とは、政治部記者時代に話をする機会はなかった。姿からは、角栄とは正反対で、性格はいかにも穏健そうな人物だった。東京タイムズ政治部では、大先輩の関根と仲が良かった。筆者は砂防会館の早坂茂三のもとに通った。

 彼の言葉で思い出すことは、西山町の角栄邸に同行した際、途中の温泉宿で一泊、入浴した際、ほかに誰もいなかったこともあって、彼は「あのじゃじゃ馬(角栄)を総理の座に押し上げたんだ。苦労したよ」と。筆者が処女作「自民党派閥」を出版、日本記者クラブの大広間の宴会場で出版会を開いたとき、彼は花輪を届けてくれた。読売OBの多田実(当時母校中央大学講師)は、ゼミの女子学生たち5,6人を引率して参加してくれた。発起人に在京政治部長会全員が名前を連ねてくれた。これは快挙だった。北海道新聞の高谷治郎先輩が音頭を取ってくれた。当時の10数人で構成されていた政治部長会には、珍しく中央大学法学部OBが6人ほどいた。


 そういえば首相は、中央と早稲田に籍を置いた海部俊樹、彼について竹下登いわく「なんたって海部君は、中央の辞達学会、早稲田とは違う。演説が上手い初めての総理だよ」。一芸に秀でると成功する!


 田中失脚で残念なことは、もしも数年政権が続いていれば、日朝関係は正常化していたろうし、むろん拉致問題はなかった。朝鮮半島も安定、東アジアの世紀を約束していたろう。榎本敏夫と三恵子夫妻と長男の人生も変わっていた!安倍晋三の時代もなかった。

2021年12月17日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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