2021年07月

正念場の林検察<本澤二郎の「日本の風景」(4161)

<自民党真っ青!安倍晋三が第二の朴槿恵になる可能性が強い!?>

 「311フクシマ東電原発隠し」の東京五輪強行にこぎつけたものの、コロナの大量感染で「現在が最も危険な状態」に置かれている日本。昨日午後、市民運動家に電話を入れると、今東京駅という。「満洲事変90周年の講演会に来たのだが、宇都宮線が事故で間に合わなかった。鳩山由紀夫が出席したようだが、話を聞くことが出来なかった」と。念のため、調べると、確かに今年は9・18事変90周年である。


 満洲事変からだ。安倍晋三の祖父・A級戦犯で逮捕された商工官僚・岸信介らが財閥の意向を体して、大活躍する満洲侵略の発端となった。それから90年。そのころ岸の孫は、国会内で首相歴任中の、大胆すぎる桜・前夜祭のホテルニューオータニ大宴会費用負担の公選法と政治資金などの違法行為不起訴事件を、検察審査会が「不起訴不当」議決と向かい合った。


 予想されたこととはいえ、安倍・桜事件再捜査を義務付けられた、東京地検の捜査陣に緊張が走った。瞬時に、平河町の自民党本部と信濃町の公明党本部の関係者は、ついに来た重大事件、主権者が決して許さない安倍事件再捜査に真っ青になった。清和会本流・福田赳夫側近の元大臣秘書官は「楽しみが増えた」といって喜んだ。福田康夫や鳩山由紀夫等は「林検察はやらざるえないだろう」と高みの見物を決め込んだ。


 血脈・人脈からすると、90年前から継続してきた日本侵略で逮捕された祖父と、今また孫にも豚箱入りの可能性が強まったことになる。


 検察事情に詳しい清和会OBは「安倍は第二の朴槿恵になる」と断言する。「900人余の法律の専門家の起訴すべしは重い。林検察は逃げることは出来ない。必ずやる。主権者・世論の怒りの輪が日本列島に広がっている」と分析した。


<安倍桜を東京地検再捜査!国民は林検察に対して熱い声援>

 いったんは、前首相に配慮した検察である。対して怒りの声が、林真琴に集中した。我々の仲間は、林を「検事罷免」するため、検察官適格審査会にかけるべし、との要請文を法務省に提出した。


 主権者の思いを代弁した、当たり前の行動である。


 ここにきて政治環境に、大きな変化が現れた。自民党保守本流派閥・宏池会が広島1・5億円(政党助成金)を解明せよ、と幹事長の二階俊博に迫った。派閥の不正追及は、この数十年の自民党史になかった。上川陽子法相は宏池会、アメリカで教育を受けてきた合理主義者である。


 市民運動家のSさんは「林検察に声援の論陣を張って」と珍しい要望である。

埼玉県の仲間は、首から「安倍逮捕」と書いた大きなプラカードを首から下げて国会に出向いている。安倍の近くで「嘘つき」と大声上げて非難もした。安倍の街頭演説会場では、右翼やくざと大喧嘩しても、ひるまない現代の豪傑なのだ。


<「神の国」の神道・安倍は「靖国の神風」で検察封じに期待をかける?>

 岸の長女・安倍洋子は、息子を「運命の子」と呼んだというが、それは父親の運命と重ね合わせたものであろうか。

 東条内閣商工大臣から敗戦後、巣鴨入り、そこから米謀略機関CIAの配下を約束して、奇跡的に民主主義の日本で政権を担当した実父。この不条理を受け入れた当時の日本国民だったが、岸にとって神道「神風」と認識したのであろう。岸の薫陶を幼くして受けた晋三の政権担当は、陽子にとってまさに「運命の子」だったのであろう。


 しかし、この先が続く。岸の巣鴨が、安倍のOO拘置所にならないのか。

 安倍は、目下のところ、靖国神社の「神風」に祈願しているのだろう。検察には、世論という強い味方が控えていて、不条理な捜査を厳しく監視している。

もはや忖度捜査という手抜きは、日本国憲法下、許されない。


<河井夫妻1・5億円事件捜査も控えている+モリカケ事件etc

 桜事件を突破口に山積する安倍犯罪事件が、次々と捜査本格化を迫っている。 捜査当局にとって、コロナと五輪の狂騒曲は、むしろ幸いといえる。雑音から解放されるからだ。

 既に材料はそろっている。河井1・5億円事件の全容解明も、決断すれば早い。モリカケも、である。本来の正義の捜査によって、証拠は山のように集まるだろう。


 五輪強行にこぎつけた菅義偉にとっては、もはや政治面だけでなく、体力に限界が見えている。記者会見での記者質問も、大分変化を見せている。日本に「法の支配」「民主主義」が復活するのかどうか、安倍事件捜査が最大の国民的関心事となった!

<悪人は必ずボロを出す、善人は善導しても悪を許さず>

 1972年から永田町を見聞してきていえることは、安倍晋三は日本最悪の政治屋である。悪法を次々強行した。犯罪行為を次々と起こした。

 対して噓を連発して逃げ切った?のだが、悪人は必ずボロを出す。善人は、その悪を許さない。社会とはそういうものである。

2021年7月31日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

(朝日)不起訴不当になったのは、安倍氏側が補塡(ほてん)した夕食会の費用が選挙区内での寄付にあたるという公職選挙法違反と、安倍氏が代表を務める資金管理団体「晋和会」の会計責任者の選任監督を怠ったという政治資金規正法違反の二つの容疑。夕食会を主催した政治団体「安倍晋三後援会」(山口県下関市)の収支報告書に夕食会の収支を記載しなかったという政治資金規正法違反容疑などについては「不起訴相当」となった。  夕食会は安倍晋三後援会の主催で、201319年に年1回、地元の支援者らを都内のホテルに招いて15千円などの会費制で開かれた。安倍氏は国会などで「ホテルが設定した額を参加者が払った。事務所や後援会の収入、支出は一切ない」と説明していたが、実際は会費だけでは賄えず、不足分は安倍氏側が補塡していた。

(共同)安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補填問題で、安倍氏の不起訴処分が妥当かどうか検討している検察審査会が、東京地検特捜部の担当検事から意見聴取したことが15日、関係者への取材で分かった。捜査の経緯や不起訴と判断した根拠について説明を求めたもようで、近く議決を出すとみられる。 安倍氏は政治資金規正法違反(不記載)や公選法違反(寄付行為)の疑いで告発されたが、特捜部は昨年12月、嫌疑不十分で不起訴とした。  収支報告書に約3千万円を記載しなかったとして元公設第1秘書のみを略式起訴し、告発した市民団体が1月以降に審査を申し立てていた。

(時事)自民党の安倍晋三前首相は30日、自らの後援会が在任中の「桜を見る会」前夜に開いた夕食会をめぐる事件で、自身に対する不起訴処分の一部を検察審査会が「不起訴不当」と議決したことを受け、「今後、当局の対応を静かに見守りたい」と述べた

南相馬被ばく市民怒りの涙<本澤二郎の「日本の風景」(4160)

<五輪だけでない!原子力ムラが支配するフクシマの裁判所!?>

http://fukushimaworkerslist.blogspot.com/2014/02/

(東京新聞)東京電力福島第1原発事故後、放射線量が局所的に高くなり「特定避難勧奨地点」に指定された福島県南相馬市の住民ら808人が、国が2014年に指定を解除したのは違法だとして、損害賠償などを求めた訴訟で、住民側は請求を棄却した12日の東京地裁判決を不服として控訴した。26日付。 原告の一部は解除の取り消しも求めたが、判決は「指定解除は、対象地域の住民の年間被ばく線量が20ミリシーベルトを下回ることが確実になったとする情報提供だった。避難先からの帰還を強制するものではなく、行政処分に該当しない」として訴えを却下した。


 ご存知、東京五輪の強行は、311東電福島放射能汚染隠しという政治陰謀による。このことついて、国民はもう気付く必要があろう。日本の政治を操る最強力の政治勢力である。東芝・三菱・日立の原発財閥が、その黒幕の正体であるが、既に夕闇が迫っている。これに服従、良心を悪魔に捧げた、霞が関と自民党と公明党と維新、最近は国民民主党も加わる原発推進連合である。よくよくみれば、タカが知れているだろう。


<200万福島県民が自公を落選させる国民運動の先頭に立て!>

 無党派決起で、容易に押しつぶせる勢力である。政治的無関心層の若者や女性が、コロナ政治に目覚めれば、そんなに高いハードルではない。

 福島県民は追い詰められている。それでも、これまでは原発派を当選させてきた。利権原発推進派の自民党を落選させれば、フクシマの裁判所も変わる。おかしなことだが、これが事実なのである。ヒラメ判事追放につながる。

 せめて妊婦・児童を汚染地区から遠ざけることは、政治の喫緊の責任である。


<反原発派ジャーナリスト・竹野内真理の仰天コメントが次々>

http://fukushimaworkerslist.blogspot.com/2014/02/

 反原発派で大活躍してきた竹野内真理が、これで最後になるかもしれない資料を送信してきた。この10年で、すっかりフクシマを忘れさせられてきた筆者を含めた多くの国民は、2014年の時点での彼女の発言は、いまも生き生きしている。

 それ故に安東とかいうエートス代表による刑事告訴を受けると、警察がすぐさま動いた。原子力ムラの意向に反する主張への弾圧である。門外漢には、信じられないような、いじめという警察力を駆使した闇権力の圧力である。

 むろん、検察が起訴など出来ない。出来るわけがない。たかがネットで、放射能と共に暮らそうなどという、エートスという原子力ムラの人体実験を批判して罪に問えるわけではない。そもそも人権主義の憲法が許すはずもない。


 確かチェルノブイリでは、5年後ぐらいから児童の甲状腺がんが急激に増えている。彼女は、既に2014年の時点で、疑いを合わせると75人が311後のフクシマで発症している、と指摘する。チェルノブイリで医療活動にかつて従事していた菅谷昭医師(元松本市長、現松本大学学長)によれば、甲状腺がんになった子どものうち6人に1人が肺に転移しており、4割がリンパ節転移だった、とも。

 「政府・福島県は、これら診断治療した医師らから詳細なデータを集めるべきだ」とも訴える。つまり医学者も当局も、甲状腺がんなどの詳細データを蓋している、というのである。真相解明ではなく、蓋をしてお茶を濁している!どういうことか。この恐ろしい実態を医学者が明らかにするどころか、進んで隠ぺいしている!逆に、安全といって蓋をかけていたというのである。

 安倍晋三が五輪獲得の時の「放射能汚染は制御されれいる」という、その意味するところは全てを「隠せ」だった。これによって、どれほどの児童が犠牲になったのか。日本政府や医学者が殺人行為をしてたことにならないのか。

     

 白血病について竹野内は「放射線防護の大家である伴信彦教授は、事故前に動物実験で被ばくして1,2年後に発症するメカニズムをつきとめている。311の翌年には、知人から、あるフクシマの母親の幼い二人の子供が同時に白血病発症、錯乱状態である、と電話があった。いても立ってもいられなくなり、日本医師会に電話で知らせても、まったく拉致があかなかった。思うに731部隊の人体実験が、広島と長崎でも、チェルノブイリでも、そしてフクシマでも繰り広げられている。子供たちや妊婦までも対象に、時間軸の伸びた緩慢な毒殺の餌食にしようとしているのか」と嘆く。

 


 この国の終わりを告げているようで、泣けてくる。それでも耐える200万福島県民とは?棄民にされても耐え抜く、200万福島県民に驚愕するほかない。2年後に大量の汚染水を海水に投棄する日本政府!魚を食べられる期間は、あとわずかだろう。


<南相馬市立総合病院の2017年記録>

 竹野内真理ファイルから南相馬市立総合病院の2017年データを提供してもらった。これを見るだけでも、被ばく患者の厳しい深刻すぎる様子を見て取れる。

 甲状腺がん2010年1人  2017年29人

 白血病       5人       54人

 肺がん       64人      269人

 肺炎        245人     974人

 心筋梗塞      39人      155人

 肝臓がん      12人      47人

 (2010年人口70878人   2017年55404人)

 人口が激減している。それでも被ばく患者が、急増しているとほぼ断定できそうである。依然として福島県内の詳細な健康状態を、当局は公表していない。原子力ムラの意向、蓋隠しのすさまじさを印象付けている。今どうなっているのか。200万福島県民に対する健康診断がどうなっているのか。恐ろしい10年が、今も継続されている。怒れ!


<東大教授等の人体実験!?記録を紹介>

http://fukushimaworkerslist.blogspot.com/2014/02/

 権威ある?東大教授らが福島入りして、731部隊の真似事をしているようである。上のURLを開いて、しっかりと読んでもらいたい。これも驚くべき重大事件であろう。わが息子の医療事故は、二人の東大出身の教授と助教授の大診断ミスだった。権威を振り回す輩に、反省謝罪する善良な学者・医師はいない。

 私事だが、まだ虫歯の調子がよくない。気が滅入るような資料を見ていると、頭も重くなってきた。この辺で筆を置くしかないのか。

2021年7月30日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


獅子身中の虫<本澤二郎の「日本の風景」(4159)

<「フクシマ隠し五輪」の原子力ムラ、原子力ムラ、原子力ムラ支配の日本>

獅子 (しし)身中 (しんちゅう)の虫. 《獅子の体内に寄生して、ついには獅子を死に至らせる虫の 意 》. 1 仏徒でありながら、仏法に害をなす者。. 2 組織などの内部にいながら害をなす者や、恩をあだで返す者。. [ 補説 ]「獅子心中の虫」と書くのは誤り。. 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例.

 上記の「獅子身中の虫」という言葉の具体的意味について、簡単な考察を試みてみたのだが、日本国のそれは原子力ムラと指摘したい。コロナ大流行にもかかわらず、それでも強行する政府の中枢に住みついている身中の虫であると強く断罪したい。


 自民党議員のほとんどは、この虫に五体を侵されてしまっている。同じく公明党創価学会もだろう。「仏徒でありながら、仏法に害をなす者」「恩をあだで返す者」にぴたり相当するだろう。

 木更津の戦争遺児が特定秘密保護法を強行した際、即座に「太田ショウコウは裏切り者だ」と声を上げた。その後に国交相・太田は、戦争法制と共謀罪の、合わせた戦争三法強行に、公明党創価学会を引きずり込んだ。


 獅子身中の虫に侵された公明党創価学会は、瓦解の道を辿ることになろう。原子力ムラに支配された自民党や維新も、メッキが剥がれ、国民の支持は急速に落下している。


 目下の「311フクシマ隠しの東京五輪4兆円」の強行策が証明している。原子力ムラの頭脳集団は、経産省の悪しき官僚らだ。彼らに塩を送っているのが東芝(三井)、三菱、日立の原発財閥である。彼らの防護服が、言論支配の電通ということになろう。


 もう一つが、頭かくして尻隠さずの白装束集団の神道神社集団、原始カルト教団である。最近は、世論を惑わす日本会議を名乗っている。日本の右翼の巣で知られる。筆者のささやかな小論に、わざわざイチヤモンをつける担当者までいることが分かってきた。


 最近の若者の歴史観は、著しく劣化している。文科省教育の成果である。したがって森友事件を取材する場合でも、戦前の教育勅語と国家神道を理解してないと、真相を報道することが出来ない。国家神道排除の理念が、憲法の政教分離規定である。

 聞くところによると、歴史無知の外国人観光客の中には、神社見学者も出てきているらしい。戦争神社で知られる靖国神社についても、というから、歴史の無知と正当化が、安倍「神の国」史観で露呈、韓国や北朝鮮、中国と対決姿勢を見せている。口を開けば改憲という破憲ラッパを吹く。それに追随した太田と山口那津男の公明党だった。権力にしがみつくためには、彼らは悪魔とも提携する。そのことに沖縄の野原善正は決起、反撃を続けている。野原を除名した創価学会も腐敗の度合いがすさまじい。


 獅子身中の虫につかまった組織・政党は、死滅するしかないのである。必死で軌道修正を図ろうとしている、との報道も耳にするが、もはや時期外れである。池田大作が泣いている!仏法破壊者・裏切りは、世の常なのか。


<横浜市議クラスの菅義偉は、五輪強行論を繰り返すだけの男>

 自民党清和会秘書会と共に生きてきた友人は、ことさら菅義偉について「地方議員上りの人物は無能でお話にならない。横浜市議の体質では国政を担当出来るわけがない」と批判するというよりも、ののしって相手にしない。


 コロナ対策についても「それ見たことか」と最初から絶望的だった。「菅に期待することは何もない。五輪中止が日本の生き残る道だ」と毎日ハッパをかけてくる。その影響が、ペンにも現れる昨今である。


 官房機密費無縁ジャーナリストへの期待なのである。要は原子力ムラの虫にかみ殺されてしまっているような言論界なのだから、何を叫んでも始まらない。分かっていても、文句を言わねばならないのも、言論人の宿命である。


 そういえば、フクシマに絡んだ、官房副長官への直訴(公開質問の回答要請)の返事は、今も届いていない。杉田も身中の虫なのだ。


<小池百合子に裏切られっぱなしの凡人ジャーナリスト>

 甘い人間、人を見る目がない凡人ジャーナリストは、首相になる前の中曽根康弘に対して、その過ちを犯した。原発派の走狗についての認識がまるでなかった。それは平和軍縮派の宇都宮徳馬も同様だった。


 首相に就任し、米大統領のレーガンと初めて会見した途端に「日本列島不沈空母」とわめいて、あわてて軌道修正した。中曽根の改憲批判本を数冊書いて反撃したものの、逆に糧道を絶たれてしまった。ナベツネにテレビ出演を阻止されてしまった。


 勝手知ったる小泉純一郎の総裁選出馬に、小さな支援コメントを発した。ところが、彼は戦争神社に繰り返し参拝、隣国に衝撃を与えた。ひとり小泉批判本で対抗した。思えば裏切られ人生だった。

 政治は結果責任である。同時に言論人は、すべからく是々非々で評価評論する。公約を評価しても、結果が共わなければ、その時点から批判する。これがジャーナリストの立場であって、左翼のように「あいつは駄目」という立場はとらない。小池の場合は、都知事選に出馬する際の公約が、石原慎太郎・伏魔殿の大掃除を口にした。結果は違った。


 よりましな政治を追求する言論人は、政治屋の騙しあいを予見できない場合が少なくない。小池はそんな一人だった。「小池の五輪中止宣言」に期待して大失敗。彼女が政界に転じても、もう騙されることはない。


 小池も原子力ムラの影響力に太刀打ちできなかったのだろう。


<虫歯一本で思考低下、無気力のテレビ排除の日々>

 弟がスイカを持参してくれた時は、実においしいと感激した。いまスイカを見るのも嫌である。原因は虫歯である。虫歯菌も獅子身中の虫なのだ。コロナ感染地帯というと、病院である。一番危ないと思っていた歯医者に行くのをためらっていたが、スイカの甘さに虫歯が悲鳴を上げてしまった。


 コロナよりも虫歯を何とかしないことには、食事が出来ない。百獣の王・ライオンも、見えない大敵・虫歯菌に侵されると、死を待つしかないのだろう。早期の治療をしなかったせいで、一本の大事な奥歯を駄目にしてしまった。


 ここ数日、思考力減退でやる気がない。それでも、1日1本の記事を書く。自分に課した使命なので、こうして書いているが、人間も組織も虫歯菌のような獅子身中の虫を退治しないと、健全な組織・生活は確保できない。


 歯医者でもらった痛め止め薬を、もう3回も飲んだ。初めてのことである。手遅れなのだ。戦後を生き延びた戦争責任者・内務官僚の正力松太郎と手下のナベツネと中曽根康弘が、原発に手を出した場面で封じ込める日本国民・政党でなければならなかった。悔いても悔やみきれない。


 日本に巣食う原子力ムラを退治しないと、列島も日本人も、対応できない大災害のみならず、放射能まみれになって、崩壊・自滅の運命に追い込まれる。自公維・清和会を退治して、原発全廃公約の政府を立ち上げるしか、日本人は生き延びることが出来ない。そうしないと、あと100年持つかどうか!

2021年7月29日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


五輪中止で命守れ!<本澤二郎の「日本の風景」(4158)

<フクシマの怨念か、前代未聞!アスリートの選手村が集団感染の巣!>

 予想されたようにコロナ感染が大流行の日本・東京!国内の五輪警備陣だけでも大変な数だ。ボランティア活動の人たち、スポンサー企業からの派遣社員、JOC大会関係者をあわせると、膨大な人数が「日本人の命よりも東京五輪が大事だ」と叫び、そこにまた内外の五輪選手団と関係者が山のような隊列で、東京の一角に集中している。狂気の地獄絵さながらであろう。


 コロナ大流行の環境が、完璧に整備されてしまった。こんな愚かなお遊びに4兆円を吐き出す愚かな国と政府の存在に、人類は驚愕すると同時に、笑いこけている。世界の珍事だ。過去の歴史を振り返ってみても、人々が食うや食わずの生活環境下、それでも国民の命を投げ出して、IOCJOCのごく一部の利権屋に、財政ひっ迫の中、これを強行する!信じがたい暴挙、愚挙であろう。日本壊滅か!


 自民党本部と公明党本部創価学会の狂気に、霞が関の頭脳までが服従している今回の東京五輪は、正に21世紀のこれ見よがしの珍事に相違ない。知らなかったが、深夜の開会式に子供を動員したり、歩けない老人まで世界の人々の目にさらしていたのだから、もうケチのつけようもない狂気五輪か。


 昨日の東京コロナ感染者数は、記録的数字を内外に発信した。政治は結果責任である。安倍と菅と小池らを豚箱に入れて、それで国民が納得するであろうか?


<万死に値する菅義偉と小池百合子の大馬鹿コンビ>

 東京五輪中止宣言をするであろうと、小池に一時期期待をかけたが、このバカ女に期待するほうが間違いだった。今は国民がそう認識している。昨日の場面でも、菅は「中止はしない」とロボットに変身したかのように続行を宣言した。


 いるのかどうか不明だが、日本の将来を考える関係機関の長老らが密かに協議して、IOCJOCと日本政府に対して、五輪中止を求める場面である。その前に国権の最高機関の議長が行動する時である。


 当たり前の行動が、国民の代表である政治屋からもない。第四の権力は、既に崩壊して、機能不全に陥っている。IOCのバッハは「まだまだ日本人の命は少なすぎる」とでもいうのであろうか。


<科学的判断でアメリカ選手団はいち早く選手村から逃走>

 五輪競技を見たことがないので多少の正確さを欠いているだろうが、東京五輪のメッカともいえる選手村から、アメリカの選手団が揃って逃げ出した。原因は大量のコロナ感染のメッカという、科学的判断に基づいたものであろう。バイデンの精いっぱいの抵抗かもしれない?


 選手村の村長は、森喜朗の仲間だ。名前は知らないが、五輪組織委員会の会長になろうとした、森レベルの野心家だった。会長失格の時点では、悠々自適の村長暮らしを自ら披歴していた屑野郎だ。

 だいたいスポーツで生きてきた人間の資質は、IOCのバッハを見れば一目瞭然である。人間の命など関心が薄い。橋本がそうだし、柔道の山下も、同じようなレベルの屑である。


 彼らがまともであれば、体を張って五輪を阻止しなければならなかった。あるいは、フクシマの東電原発の見える「福島エートス」地区で五輪大会をして、10年後も、そのままのフクシマを見てもらう。理由は、地球と人類を破滅に追い込んでいる原発の恐怖を膚で感じてもらい、各国の原発全廃運動へと発展させるために。それなら地球と人類を救うためなので、4兆円負担は高くない。


 200万福島県民に覚醒を求めたい。猛省しても始まらないが、原発建設を受け入れた当時の県民と札びらに屈した地方議員、今は多少の札びらで放射能地帯での生活をよしとする県民、共にカネで支配される悲しくも情けない政治経済構造に変化がない。人々の命は、低線量内部被ばくで、今もこれからも子々孫々泣いていく。それでもいいのか、と問いかけたい。酷か?


 コロナは日本の原子力ムラと世界の原子力ロビーに向かって、怒りの抗議をしている!間違いだろうか。日本人は、ここはしっかりと思考を深めて、原発派の野望を理解する必要がある。


 200万福島県民を低線量内部被ばくにさらし続けることは、日本人すべてが殺人鬼であることを証明している。関係者は恥を知るべきである。今のフクシマを改めて科学的に検証、そのための費用負担でなければ国民は納得しない。

 五輪で浮かれて場面ではない。放射能汚染隠しの五輪は、即止めなければならない。



<「東電原発フクシマ隠し」の安倍・森ら原発派五輪をコロナが許さない!>

 ただでさえも、東電原発フクシマ隠しの東京五輪に浮かれる国民は、ごく僅かなはずである。愚かな国民に対して、新型コロナの襲来で人々が次々と倒れている。 

 医療崩壊が近づいている。小池どうするか?政治責任は重い。


 安倍が姿を隠した。山梨の別荘でゴルフ三昧かもしれない。国民の怒りの前に林検察も、甘い対応はとれなくなっている。タイミングを狙っているのかもしれない。国民は林検察の動向に監視の目を向けている。


 安倍・桜事件を、珍しく「東京新聞が取り上げた」といって、市民運動家がコピーを送ってきた。悪党の限りを尽くしたジャパンライフの山口のことを報じていた。別の市民運動家は「五輪は安倍逮捕を封じ込めるためだ」と怒り狂っている。多くの国民は、林検察が韓国の検察レベルにならないものか、とやきもきしている。


 フクシマ隠しを書かない第四権力、安倍犯罪をしっかりと追及しない新聞テレビ、原発派に屈するだけの新聞、ナベツネ読売・原発新聞に追随する朝日新聞、これらの真実に対して主権者は、怒りを爆発させるだろう。地底のマグマは煮えたぎっている。


 真っ先に命を守るために五輪中止だ!

2021年7月28日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)



(毎日)東京都が27日、新型コロナウイルスの新規感染者が2848人確認されたと発表した。これまでで最多だった17日の2520人を上回り、過去最多となった。緊急事態宣言の発令から2週間を過ぎても、感染拡大に歯止めが掛からない状況だ。【古関俊樹】

(毎日)東京都の新型コロナウイルス新規感染者が2848人で過去最多となったことについて、菅義偉首相は27日、首相官邸で開いた関係閣僚会合後、記者団に「30代以下が約7割を占めている。40代、50代の中で入院が増え、デルタ株の割合も急速に増加している。まずは4連休含め現状分析をしていく。さらに各自治体と連携しながら強い警戒感を持って感染防止にあたっていく」と述べた。

(朝日)五輪のメダルラッシュにわく東京都で27日、新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最多の2848人となった。4度目の緊急事態宣言から2週間。収まらない感染拡大を、街の人々はどう受け止めるのか。

韓国紙の「言いがかり」?<本澤二郎の「日本の風景」(4157)

<フクシマは科学的安全性は確保されているのか?疑わしい>

 韓国紙がフクシマ産の花束、選手村での食材、福島産木材などを取り上げて「放射能は大丈夫か」と報じたという。それを日本の五輪宣伝のスポーツ紙

が「言いがかりだ」と反撃の記事(以下に添付)を載せ、ネットニュースが取り上げた。本当に「言いがかりだ」と開き直れるのか。


 読売・産経・NHKなど御用メディアが飛びつきそうな話題であるが、目下、確認が取れていない。米大統領の言い分を拝借すると、科学的根拠はどうなのか、となろう。


 東京五輪は様々な名称を冠されている。森喜朗と安倍晋三の政治理想である「神の国」五輪はどうか。その目的は「福島放射能汚染隠し」そのものだった。其の点では「フクシマ放射能汚染隠し五輪」が一番適当かもしれない。


 人類を欺こうとする陰謀・策略をベースにして、しかも、ちゃっかり4兆円という莫大な資金でもって、空前の利権五輪に格上げしたものでもある。このことに異論があれば、是非とも反論を期待したい。五輪獲得には「フクシマは制御されている」と信じがたい嘘をついて、あまつさえIOCを賄賂で買収したものである。この不正行為について、近くフランス検察が動くらしい。フランスのマクロン政権は、国民の支持を失っているため、検察を抑え込む力はない。どうなるか、見物であろう。


 開会式を見なかったが、一部の報道で「フクシマ放射能や東北復興について、全く触れていなかった」という点からも、奇妙奇天烈な利権五輪そのものだった。一概に韓国紙の言い分を「言いがかり」と開き直れるはずがない。


<フクシマ放射能制御の大嘘から始まった「311フクシマ隠し東京五輪」>

 この10年、フクシマは日本国内からも遮断されてきた。200万県民のフクシマは、いわば江戸時代のような鎖国状態にあった。


 科学的にフクシマの内実が公表されることはなかった。学識者のシンポジウムでは「フクシマは安全、問題はない」というし、日本学術会議のフクシマ報告書も「問題はない」と決めつけて、原発建設強行時のように「安全神話」を振りまいて、日本国民から外国人までも「安心」させてしまった。


 筆者は、たまたま次男が原発大手の東芝経営の東芝病院で、お粗末すぎる医療事故で命を奪われてしまった。しかも、反省も謝罪もしない悪辣な企業体質から東芝研究を開始した。


 其の結果、東電福島原発の3号機が東芝製であることを知って驚いた。しかも、水素爆発ではなく、核爆発を起こしていた事実をつかんだ。案の定、アメリカの専門家が「廃炉に100年かかる」と判定している事実にも仰天、廃炉の深刻さとそのための膨大な資金の必要性を理解してしまった。


 東電福島原発崩壊の10年後も、ほとんど何も変わっていない事実をつかんだが、それ以外の県民の健康被害の実情など、市民生活の姿形を知ることがなかった。御用学者と御用新聞の成果に翻弄された10年だった。


 いうなれば、東京五輪は21世紀の今日からすると「神がかり五輪」「神隠し五輪」でもあったのだ。原子力ロビーと日本会議が演出したものであろう。


<安心安全なフクシマであれば、なぜ福島五輪にしなかったのか>

 甲状腺がんに罹った幼子たちが、その後に体全体に転移して、命を失っているという悲惨な実情を、当局は封じ込めている。はたまた「福島エートス」とかいう施設なのか、事実を確認していないため詳細は不明だが、いわば住民の無知を悪用して「人体実験」をしている重大疑惑も指摘されている。

http://ethos-fukushima.blogspot.com/p/blog-page_3412.html

 福島復興五輪というのであれば、五輪の中心は、東京ではなく、福島にすべきだった。福島県内の端っこで、だれも興味を示しそうもないソフトボールの試合をしたという報道を目にしたが、本来であれば、競技の大半を福島でやるべきだった。しかし、そうしなかった。


 神がかり五輪でしかないことを、内外に鮮明にさせている。


<東電福島放射能汚染地区に行かない原発派政治屋と官僚>

 この10年間、311直後に現地の真っただ中に飛び込んだ菅直人を記憶しているが、ほかに現場をしっかりとまじかに見聞視察した首相はいない。

 地球上で一番危険な場所であるためだ。

 今も変わらない危険地域なのだ。


 被ばく作業員が何人亡くなっているのか。労災認定はしたのかどうか。大分怪しい。正確な情報を、いまも隠しているのであろう。


 安心安全を吹聴してきた原発派の政治屋も、通産官僚も逃げてしまっている。現在の通産相の原発派の梶山は、現地を視察したろうか。していない。

 潔く再稼働を止めて、54基の原発をすべて廃炉にすべきである。 


<フクシマ報道規制は真実=原発ロビーが支配する政府と福島県>

 自民党の権力闘争を追いかけてきた以外は、二度と戦争を引き起こさないために、日中友好活動に取り組んできた凡人ジャーナリストも、許しがたい4兆円五輪を追及する中で、再び原子力ロビーの暴政と暴走が、否応なしに目の前に飛び込んできた。


 五輪の利権アサリと新聞テレビ報道を操る電通が、視界に入ってきた。恐ろしい原発ロビーと背後の財閥の蠢動も。彼らには倫理も法律も、あってなきがごとしであることも判明した。

 敗戦で勝ち取った民主主義が機能していない日本であることも。


 政府も福島県も彼らの手のひらで踊っていて恥じない。

 このことは、第二のフクシマの再現を見て取れる。


 かれこれ20年以上も前から叫ばれてきた異常気象の元凶は、原発から大量に吐き出される高温の排水による、予想外の水蒸気である。大洪水と干ばつ・熱波と強力ハリケーン、森林大火災に地球は窒息寸前である。


 福島では体力のない児童生徒が悲惨な運命に置かれている。低線量による内部被ばくの恐ろしさが、チェルノブイリどころか、福島県でも起きている。


 鉄板で蓋されたフクシマと、東京での4兆円お祭り騒ぎで、湯水のように血税を懐に入れるIOCJOCと、姿を隠している闇の原発ロビーの暴政に、善良な日本人が浮かれるはずがない。

2021年7月27日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


(東スポ)韓国メディアが、東京五輪の表彰式でメダリストに渡されるビクトリーブーケに異論を唱えた。

同ブーケは福島産トルコギキョウ、宮城産ヒマワリ、岩手産リンドウ、福島産ナルコラン、東京産ハランを使用している。そんな中、韓国紙「国民日報」は「メダリストに渡される花束は、東日本大震災の被災地産だ。今回は復興五輪ということで福島産の花を含めて使用されているが、放射能への懸念も少なくないのが事実」と伝えた。

その上で、選手村で福島産食材を使用していることや、選手村の建物の一部で福島産木材が使われていることを蒸し返した。実際、韓国のオリンピック委員会を兼ねる大韓体育会は、自国選手に選手村で使用される福島産食材を摂取させないために、給食センターを稼働させている。放射能への懸念からだが、科学的な安全性は実証されており、言いがかりと言ってもいい。

福島県の内堀雅雄知事は「(韓国側の行動は)科学的データなどの事実をきちんと把握していない。誤解と偏見をなくし、正しい情報を認識してもらうことが風評払拭の本質だ」と語っていたが、この手の被害にピリオドが打たれる日はやって来るのだろうか。
(参考)
Aims of ETHOS project

 
  • 長期的に汚染された地区での持続可能な復興の条件を創る事
  • Create conditions for sustainable reconstructions in long time contaminated areas. 
  • そのため地元住民と地元当局の積極的な参加を推奨しながら、放射線防護、農学、安全と信頼の構築、リスクの社会的管理など異なったテーマを結合
  • In order to do the above, encourage local residents and local municipalities to participate and coordinate topics of radiological protection, agriculture, establishing safety and trust, risk management, etc.
  • IAEA,ICRPの基準では年間100ミリシーベルト以下は、ほとんど問題にしない。
  • Under the IAEA & ICRP standard, radiation exposure less than 100mSv/year is not regarded as any problem.
  • 健康よりは主眼はその土地の復興と再建。
  • Their main aim is to reconstruct the areas rather than health among the residents.
  • 地元住民の主体的、積極的な参加が不可欠。考えの押し付けではなく、住民を懐柔しつつ、彼らの反応の即しながら、あたかも住民の意思を尊重しているかのごとく進めていく
  • Local residents' voluntary involvement is a must.  Not to push ETHOS ideas towards them but instead, to promote ETHOS while gently persuading them and asking for their responses as if their opinions are respected.
  • 目的は汚染地帯での健康管理や治療ではなく、欧州連合に対して、原発事故後の日常生活の管理と長期的に放射能汚染された土地の管理をどうするかという報告書を提出すること
  • The aim is not to manage the residents' health or treatment.  Instead, submit a report to European Coalition regarding the management of everyday life and contaminated lands after

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