2021年05月

欧米ワクチンは危険!?<本澤二郎の「日本の風景」(4101)

<日本人のワクチン死亡者は既に85人の衝撃!>

 「死者が少なくない。しばらく様子見しかない」と思っていた国民の一人だったが、反原発ジャーナリストが週刊現代の記事をメールしてきた。なんとなんと既に85人が亡くなっていた。実際はもっと、であろう。これは衝撃的である。


 スペイン風邪を凌駕するような新型コロナウイルスのワクチンが、半年やそこらで出来るわけがない。副反応がどういうものか、専門家も不明、素人には見当もつかない。欧州では、英国製のアストラゼネカに問題が発生した。中止したり、年齢制限を設けたり、副反応の大きさが発覚して久しい。同じワクチンを日本も大量購入した。危ない、あぶない。自宅で、ひっそりと耐えるしかないのか。


<せっかくだが打つのはやめた!肝炎ワクチンは大丈夫かな>

 次男を医療事故で奪われた父親だというのに、相変わらず医学無知を決め込んでいるものだから、正直なところ、情けない。


 以前、五島列島の友人が、学者や医師のワクチンSOS発信報道を整理して、メール送信してくれた内容の一部が、現在も頭に残っている。市民運動家の知り合いのK子さんも「私は打たない」という連絡も考慮している所に、週刊現代の記事がメール送信されてきた。


 他方で、五輪強行一点張りの狂った首相は「1日100万人接種」と大法螺吹いて、檄を飛ばしているのだが、1日東京で1万人、大阪で5000人目標でしかない。しかし、既に85人死亡がはっきりしてくると、誰もが躊躇してしまう。


 「君子は危うきに近寄らない」がいいのかもしれない。


 友人の一人は、親を思う娘が接種を申し込んでしまい、ワクチンを接種したが、ほぼ1週間ほど痛み・頭痛・だるさ・気力ゼロに泣いていた。果たして2度目を打つのか?ワクチン開発者のCEOは、三回打てと号令をかけている。


 なんとも心もとない。そこに市から「肝炎ワクチンを打て」という手紙が届いた。打ったことなどないので、一度打ってみようか、と思案中である。そういえば、昨年初めてインフルエンザワクチンを打ってしまった。


<日本で打てない英国ワクチンを台湾へ贈呈は差別なのか>

 欧州でクレームのついた英国製ワクチンを、大量購入という無駄使いの政府は、これを日本国民に使用したい、と宣言出来ないでいる。どうするのだろうか、と心配していると、やはりというか、北京政府と対抗している台湾独立派の台北政府にプレゼントする、との観測気球を投げた。

 露骨な菅のワクチン外交である。「後ろで安倍が糸を引いている」と誰もが考えつくお芝居である。だが、これは差別ではないのか。

 80万人の中国人社会では「日本政府は中国からワクチンを提供したい、という有難い要請を断った。コロナでも政治を持ち込んでいる」と非難ごうごうである。


 尖閣(釣魚)と南シナ海問題で、米国を後ろ盾にして対立する安倍政権を継承した菅政権である。内閣の防衛大臣に安倍は、実弟の岸信夫を押し付けて、台湾防衛に必死となっていて、東アジアの安定の基盤は崩れかけて、とても危険極まりない状態にある。偶発・挑発の危険をはらんでいるだろう。


 コロナどころか、沖縄の米軍基地の様子が気になってきている。沖縄の言論も心配である。


<中国ワクチンが一番安心安全、北京特派員情報を期待>

 ここ数年、北京で冬場を過ごしている間、義母の介護に汗を流してきた。5月25日に、彼女と国際電話がつながった。その日が97歳の誕生日だからだ。子供や孫、ひ孫ら10人ほど集まっていた。

 誰一人マスクをつけていないことに驚いた。聞けば、既にレストランは自由に開業しているという。日本との落差にびっくりだ。5月の黄金週間には数億人の市民が旅行を楽しんでいたが、その後にコロナの集団流行はなかった。中国人の携帯は、日本と違って、何かが起きると、それが全国・世界に瞬時に広がる。政府が都合の悪い情報を止めたときには、情報は全世界に発信されている。世界で一番進んだ情報社会なのだ。日本は典型的な情報独裁国で、言論の自由度は世界で67番目と最悪である。

 北京特派員は、正確な中国のコロナ事情を報道する義務がある。本当にレストランは、自由なのかどうか。知らせる価値があろう。中国ワクチンで死亡の事例があるのかどうか、携帯情報でも確認できるのだから。


 今の人類・地球にとって一番大事なことは、コロナではない。地球を破壊する元凶である原子力発電所を、この地球から全廃することである。ドイツのメルケル政権を、日本に誕生させることなのだ!

2021年5月31日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


本澤先生、おはようございます。

植草さんが本日のブログで解りやすい明快なコロナワクチンについての指摘をしています。八千代、青柳

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2021/05/post-7cf247.html 


今朝、週刊現代65日号の切り抜きを送ってくれた人がいて、驚いたのですが、日本人のワクチン死は85人に達したそうですね!

厚労省があまり死因の追及もやらないようです。

どう思われますか?

私はだいぶ前から船瀬俊介氏や菊川征司の本を読み、ワクチンは受けないようにしようと思っていましたが、ここまでとは。。。

怖いです。(竹野内真理)


(共同)自衛隊が東京と大阪で運営する高齢者向けの新型コロナウイルスワクチン大規模接種センターは31日、開設から1週間となり本格運用に入る。1日当たりの接種人数は上限とする東京会場1万人、大阪会場5千人に引き上げる

【ニューデリー共同】新型コロナウイルス感染の急拡大が続くインドで、医師約1200人が感染によって死亡したことが分かった。医師会が30日までに明らかにした。


「新型コロナワクチンは人間のすべての免疫能力を破壊して人を死に導く」:元ゲイツ財団のワクチン開発局長のボッシュ博士は人… てんさい(い) (asyura2.com)


池田清彦氏「今の日本は崩壊寸前の独裁政権国家みたいだ」 超閉塞社会の危険な罠(上)(日刊ゲンダイ) 赤かぶ (asyura2.com)

地球温暖化の犯人判明<本澤二郎の「日本の風景」(4100)

<原発の温排水=神道政治連盟・日本会議=自公維は犯罪党!>

 地球温暖化による気候変動で、毎年予想外の人命を含む巨大災害が発生している。その元凶が原子力発電所による温排水であることを、反原発派の指摘によって目を覚ました国民は多いに違いない。原発全廃が人の道である。他方、日本の原発推進派は、右翼的な国家主義に傾斜する改憲軍拡派・自公維政党である。犯罪党と断定したい。


 原発推進派ではなかったが、真っ向からこれに反対の論陣を張らなかった筆者を含め、全言論人もまた犯罪者の側に立っていたことになる。いま猛省して反原発の立場に立つことを、内外に鮮明にしたい。温暖化による地球変動を阻止する戦いを開始せねば、人類が滅びることになる。言論界の全ても、覚醒する時である。2019年15号台風の恐怖が蘇ってきた。


 振り返ってみて1972年から政界、特に自民党派閥を20年政治記者として取材してきた印象から、正確な数字はともかくとして、吉田茂の保守本流に対抗してきた、岸信介・中曽根康弘ら保守傍流の派閥や、そのメンバーが原発推進派であると決めつけることが出来る。


 彼らはまた改憲軍拡派である。現在では安倍晋三を筆頭とする清和会に原発推進派・改憲軍拡派が少なくない。いわゆる国民生活を重視する、自由主義を信奉するリベラル・穏健派ではなかった。反発する社会党の政治力が弱かったことも、自民党原発派を放任する原因であった。背後の財閥による潤沢資金が、同党を支えてきていた。財閥が操る右翼・原発派の三権とも断定したい。カネで動く自民党議員の「核の平和利用」というワシントンから持ち込まれた偽りの論理に、政界・官界・司法界も呑み込まれてきた不条理日本だった。今も、である。


 とりわけ21世紀においても「天皇中心の神の国」という原始の神社信仰にこだわっている輩、それはすなわち神道政治連盟=日本会議の面々と決めつけてもおかしくない。彼らこそが自民党に根を張る、戦前派・国家主義に傾倒する政治屋勢力である。


 右翼議員の核に対する関心度は、つまるところ、核兵器開発論と結びついている。核兵器の原料は、原発稼働によって出てくるプルトニウムだからである。これの推進役は、霞が関では経産省官僚だ。背後の三井・三菱など、財閥が強力に後押ししているという、悪魔の構造が強固に存在、それに新聞テレビの言論の自由が拘束され、電通経由で徹底してきた。押さえつけてきた。

 不条理きわまりない原発推進勢力は、311の東電福島原発の大爆発でさえも変わらなかった。神道政治連盟のボスが、首相の安倍であったことを、国民は忘却してはならない。東北の人々は、依然と騙されて、選挙で原発派を選んで恥じない、正に無知の人々だった。その中で、人体実験のような地域社会までが存在していることを、最近まで知らなかった。反原発派の女性ジャーナリストは、もんじゅ西村謀殺事件を暴いただけでなく、福島の深刻なモルモット行政のことも暴露してくれていたというのに。


 思うに、涙が出てくるような戦いに先頭を切ってくれていた反原発ジャーナリストに、繰り返し敬意を表したい。


 したり顔に「そんなことは常識。ようやく分かったのか。この大バカ者め」という非難が寄せられて当然だが、しからばなぜ、それが本格的な国民運動にならなかったのか、野党は体を張って戦わなかったのか。愚民は東北県民だけではない。日本列島に無数に存在している日本人は、またしても広島長崎の教訓を忘れ、311で二度目の敗戦で、あたかものた打ち回る八岐大蛇そのものではないのか。


<無知は犯罪=無知人間=犯罪者>

 東京で次男の介護のための体力強化のためのジム通いのおり、元日立製作所で働いていたというエリートの「無知は犯罪」という言葉が、今回ほど脳裏を叩きのめしたことはなかった。


 右翼の言論人も覚醒すべき時だ。原発全廃が人類が生き延びる正しい道路である。

 無知なる者は、すなわち原発推進派と同じ犯罪者となるだろう。


<森喜朗以下の岸信介・清和会と中曽根康弘・ナベツネは万死に値>

 戦前派のA級戦犯・岸信介につながる政治屋・学者・文化人・言論人・法曹界の面々は、万死に値する人々と断罪せざるを得ない。


 「神の国」を公然と信じ込んでいる森喜朗や安倍はいうまでもなく、原発建設に率先して取り組んできた中曽根康弘とナベツネ、そして懸絶会社の鹿島を許してはならない。

 東芝・三菱・日立の原発御三家と、そこに食らいついた多くの通産官僚と原発技術者もまた、その責任は重大である。原発労組もまた、自らの首を絞めてきたことに猛省すべきだろう。連合である。


<安倍の原発再稼働にアクセルを踏んできた公明党創価学会>

 安倍の右翼政治を抑制すると称してきた公明党創価学会、とりわけ太田ショウコウ・山口那津男・原田・谷川の責任も問われるべきだ。

 平和を吹聴して有権者を欺き続けてきた罪も、計り知れないほど重い。ブレーキを踏むどころか、アクセルを踏んできた太田昭宏らによる、戦争三法強行が、いかに罪深いか。


<狙いは日本の核兵器開発>

 原発推進派の目的・野心は、核兵器の開発であろう。それゆえの改憲軍拡論であった。安倍は、ことあるごとに軍拡に執着してきた。日米首脳会談とは、安倍の武器買いそのものだった。


 彼ら大きな壁が、9条憲法そのものだった。安倍改憲論の本丸の本丸が、9条なのだ。日本人は地球変動で命を奪われるだけでなく、核兵器による大災害を受けて、沈没しようとしている。


 孫や子供の世紀を奪うつもりなのだ。冗談ではない。断じてNOである。


<反原発ジャーナリストの叫びに怒り狂う悪魔の原発推進派>

 以下のブログを読んでみれば、悪魔の素顔が見えてくるだろう。

http://koukaishitsumon.blogspot.com/2014/07/75.html


「福島の子供たちに多数の甲状腺がんや白血病など健康被害が出ているので疎開させよ、エートスは人体実験である


「おかしいですねえ。ふしぎですねえ。これ、こんなにボロボロでしょ。断層や節理(ひび割れ)が縦横に入っていて、まるで寄木細工みたい。この地層は、原子炉設置場所の基礎岩盤と一連のものなんですけどね。九電は、地質上の問題はまったくないようにいっている。。


2021年5月30日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

保守本流総決起!<本澤二郎の「日本の風景」(4099)

<広島に「旅の夜風」が流れ始めた=花も嵐も踏み越えて>

 IOCバッハと日本政府スガによるコロナ玉砕戦法が明らかとなって、ポスト菅が一挙に表面化してきた。神道・神風を信仰する神道政治連盟が、森喜朗内閣以来、継続してきた悪しき清和会政治も、遂に終末を迎えるかもしれない。その確率は90%以上であろう。


 昔の演歌「旅の夜風」が広島の方角から聞こえてきた。「花も嵐も踏み越えて」という宏池会設立者・池田勇人の愛唱歌である。「やがて芽が吹く春が来る」かもしれない。自民党政治の振り子の原理である。針が右に触れまくって、人々を顧みなくなって20年の神道政治が、余りにも長すぎた。


 財政は疲弊し、破綻寸前だ。貧困と自殺の日本である。そこにコロナ大恐慌である。そしてコロナ五輪強行というのだから、この世の終わりを告げているのか。


 暴政を可能にしてきた3分の2議席、それを実現してきた立役者・公明党創価学会もまた、国民から指弾を受け始めている。


<身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、に気付いた岸田文雄>

 日本国憲法は、自由党総裁の吉田茂内閣の下で誕生した。敗戦下の日本国民の総意を、与野党国会議員が決断したもので、その吉田の愛弟子の池田勇人が、戦前の国家主義を引きずる、米CIAが操る岸信介に対抗して、立ち上げた保守本流宏池会が、いま総決起したのである。


 二度と戦争を繰り返してはならないと決意した、主に霞が関の官僚OBが集まった政治集団である。生き馬の目を抜く永田町環境下、時に遅れをとりがちだが、軍拡を排し、国民生活を重視する政治路線は、自民党内で強い影響力を誇ってきた。喧嘩は苦手だが、政策面では他を寄せ付けなかった。


 保守本流・リベラル政治が死滅することはない。改憲軍拡のために、隣国と緊張関係を招来させる岸・安倍の清和会政治は、平和国民にとって、もっとも唾棄すべき路線である。保守本流は、まともな野党の政治路線に近い。およそ隣国から「戦争神社」と弾劾されてきている靖国神社参拝など、ほとんどの宏池会メンバーにとって関心外のことである。


 そんな保守本流・宏池会が、遂に「身を捨てる覚悟」をした。安倍1・5億円事件の解明を、幹事長の二階俊博に突き付けた。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、である。


 コロナ五輪・安倍犯罪を掛け合わせると、永田町に激変が走ることになる。宏池会決起に対して、林検察も動かざるを得ない。



<コケにされっぱなしの宏池会が、とうとう怒り出した!>

 傷つき追い詰められた安倍晋三は、さしずめ神風物語の、のた打ち回るヤマタノオロチか。必死で御用雑誌などを動員して、幻でしかない復権を書かせている。実際は心臓が高鳴り、いまにも破裂しそうで、安眠無縁である。


 最近は、ポスト菅後継論を口走って、後継者の菅をはね、両者の関係悪化を暴露した。そして茂木・加藤・下村・岸田の順で4人を後継候補を上げ、キングメーカー気取りである。事情通は「安倍家の後継者の本命は加藤、岸田は最初からなかった。罠にかけ続けた7年8か月、宏池会壊滅作戦も気付かなかった岸田のアホぶりを、安倍自ら口走ったのだ」となる。


 とうとう堪忍の緒が切れた岸田である。1・5億円の宏池会壊滅作戦の使途の解明を、保守本流の意地を政治見せつけた。公然と安倍退治を鮮明にしたことになる。安倍が飛び上がって驚く様子を見て取れる。


 頼みの綱の麻生太郎など、保守本流を裏切った輩に影響力はない。


<溝手元国家公安委員長・岸田宏池会会長・上川法務大臣がスクラム>

 清和会政権継続に、すっかり永田町との縁を切断、自公政権を批判してきたジャーナリストだから、宏池会の溝手顕正の存在さえ知らなかったし、無視してきたことを、大いに反省している。


 彼こそ池田勇人や宮澤喜一の後継者だったのだ。護憲リベラルがその真髄のはずである。被爆地・広島県民の心情でもあろう。しかも、国家公安委員長を歴任していた。警察の中枢は、みな彼と同じ東大OBのはずである。学閥がモノを言う永田町と霞が関だから、日本共産党でさえもトップは東大OBだ。日本の政治風土の分かりにくい所だ。


 言いたいことは、溝手の警察人脈は太い。そこから警察・検察の動向も耳に入ってくる。しかも、岸田は、溝手を兄貴分として尊敬してきた。岸田決起に溝手の役割は大きい。今の岸田は、広島の自民党県連の会長だ。派閥の会長として保守本流を代表し、自民党内において広島県連をも代表、いわば二刀流使いという、好位置にある。


 かてて加えて、法相の上川陽子もまた、宏池会メンバーである。溝手・岸田・上川の三羽烏がスクラムを組んでいる政治的意味は、第三者には理解できないだろうが、検察は理解できる、間違いないだろう。


<林真琴検事総長も1・5億円事件追及へ始動=安倍捜査にはずみ>

 これまで、ことあるごとに林真琴検事総長を𠮟咤激励をしてきた。正義の検察の復活が、日本国民・主権者に貢献する、全体の奉仕者としての任務を果たす責任があるためである。


 「巨悪を眠らせない検察」の復活に期待をかける民意を代表してきた、そのための叱咤である。吉田茂・池田勇人の遺産である保守本流・宏池会の決起となれば、検察は動くだろう。動かざるを得ない。民意だからである。


 血税である政党助成金の安倍1・5億円重大事件に、ケリをつける場面である。安倍が早期解散にこだわった理由も理解することが出来る。しかし、解散は出来ない。国会閉会と同時に東京地検特捜部は、林の指揮のもとに動くと予見したい。社会部記者の覚醒の時でもある。


 安倍は1・5億円の釈明会見を求める記者団の質問に、普段の口八丁にもかかわらず、沈黙したことも分かってきた。 


<自民党本部の元宿・金庫番の官邸注進で判明>

 事情通の指摘で、納得する動きも出てきた。自民党本部の元宿が、先ごろ官邸に飛び込んだというのだ。彼を知らない政治記者がいるかもしれないが、彼こそがミスター金庫番である。


 筆者は、田中角栄の九州遊説に同行した際、彼の存在を知った。大きな黒カバンに万札が詰まっていた。その人物が金庫番として、今では事務総長というのである。


 自民党本部の金のすべてを掌握している人物なのだ。そんな人物が官邸に駆け込んだことが、大いなる謎なのだ。「1・5億円捜査」について、党総裁に報告したはずである。


 自民党本部の金庫番それ故に、誰も彼をはじくことは出来なかった。幹事長室の奥島のことも思い出した。彼はとうに引退した。


<日米の前トップが仲良く犯罪でお縄も想定されてきた>

 ワシントンの捜査当局も活発に動いている。読売新聞の特派員が報道してきた。トランプ捜査である。為政者は、法律に違反することにためらいがない、という証明なのであろうが、それゆえに近代法は、法の下に平等という崇高な原則を掲げて、為政者を監視するように主権者と検察に求めている。


 トランプと安倍が、共に国民を裏切ったことで、捜査線上に浮上してきた。因果応報は世の常なのか。

2021年5月29日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)



【ニューヨーク=寺口亮一】ワシントン・ポスト(電子版)は25日、トランプ前大統領のビジネスを巡る不正疑惑を捜査してきたニューヨーク州マンハッタン地区検察がトランプ氏や関連企業の幹部を起訴するかどうか決めるため大陪審を招集したと報じた。2年以上かけて証拠を集めてきた検察の捜査は新たな段階に進む。

天下の法務大臣も?<本澤二郎の「日本の風景」(4098)

<秦野章と伊藤栄樹のロ事件攻防人事の背後に原発派・中曽根康弘>

 昨日ネットで面白い記事を見つけた。「闇の盾」というタイトル本の宣伝を兼ねたものらしい。法務大臣・秦野章が、戦後最大の疑獄事件・ロッキード事件関連で、田中角栄逮捕に一役買った、法務省刑事局長・伊藤栄樹の検事総長レールを阻止しようとした。結局のところ、成功しなかった。法務大臣の非力を嘆いて、焼け酒を煽る場面に同席した、寺尾という警視庁機動隊出身の当時の秘書の目撃本のようである。


 秦野というと、警視総監として話題の人だった。私学出の庶民派総監にマスコミはもてはやした。彼が法務大臣になった時、霞が関の赤煉瓦に一度だけ、彼とのインタビューで飛び込んだ記憶がある。友人の前田勲男が法相に就任した際、秦野同様、私学から内務省入りした渡辺一太郎の側近に頼まれた用件で、二度目の法務省の階段を昇った時は、既に赤煉瓦から合同庁舎に移っていた。大臣室の窓から日比谷公園が広がっていた。いまの主は、上川陽子だ。オウム死刑囚を束ねて死刑執行して、安倍を喜ばせた彼女は、一躍時の人になった。


 ロッキード事件というと、元首相・田中角栄逮捕に象徴されるが、三木武夫内閣の法相・稲葉修の独壇場だった。東京地検特捜部の堀田が捜査指揮を執り、法務省刑事局長の伊藤が、国会答弁で切り抜けた。

 米国の検察に対して、嘱託尋問という違法捜査も、田中逮捕で帳消しにするといういい加減なものだった。このことをまともな法曹人は、おかしいとクレームをつけたが、マスコミは取り上げなかった。それどころか、ロ事件の本丸である右翼のドン・児玉誉士夫と中曾根康弘に流れた、莫大な買収事件の捜査をしなかった。P3C対潜哨戒機の国産化に突っ走っていた中曽根を抑え込むための巨額資金に対して、時の三木内閣・法務省・東京地検も、そしてマスコミも問題にしなかった。


 法の平等に違反した捜査を、法相になった秦野としては、にっくき伊藤を検事総長へのレールに乗せる訳にはいかなかったが、見事に失敗した。

 

<秦野秘書本を「現代ビジネス」が大宣伝記事>

 この秦野秘書本は、一見面白そうだが、残念ながら真相をついていない。臥龍点睛を欠いている。念のため、ネットを開いて見ると、この本は大手の講談社が出版していた。「現代ビジネス」の親会社なのか。その宣伝も、仰天するほど振るっているではないか。


 秦野秘書というと、時事通信社会部の豊島記者が、全てを取り仕切っていた。おそらく警視総監時代、彼は警視庁担当の記者だったのであろう。秦野にスカウトされたのだ。寺尾は彼の配下にちがいない。


 ともあれ講談社は、本人が赤面するほど、臆面もなく「政界・警察・芸能界の守り神」とハッタリを噛ませるだけでなく、「日本最強の危機管理会社」と彼の会社まで持ち上げて紹介している。会社名は「日本リスクコントロール」。宣伝が事実に近いとすれば、寺尾という元秘書は隠れた出世頭といえる。


 この人物を、元首相の細川護熙がべた誉めなのだ。彼も世話になったのであろうか。「闇の盾」は、秦野法相の苦悩の場面を紹介しているが、この部分は正しい。筆者は、法相を降りた後の秦野と「日本警察改革論」をまとめた。エール出版の要請に応じたものである。


 「ハマコーは稲川会系の下っ端やくざ」「右翼・暴力団・総会屋は一体」ということを、彼から学んだ。しかし、政治屋とやくざの深い仲、やくざは強姦魔で、女性を性奴隷にして、歓楽街の支配者であるという、木更津レイプ殺人事件と遭遇したことで知りえた常識を、当時は知らなかったし、語ってもくれなかった。


 社会部記者なら知っている常識を知らないまま、馬齢を重ねてきたことになる。無知の知に気付かされる年代に入った。それにしても、ただ売らんかなの出版社のやりすぎ宣伝には、抵抗を感じるが、それも活字文化の衰退の裏返しなのだろう。


<「法務大臣も無力」を嘆く下りを紹介してるが片手落ち>

 法務大臣・秦野章の法務省刑事局長・伊藤栄樹は、昨今の安倍と菅が重用した黒川弘務に、やや相当するのだろう。官邸に忖度する検察官僚にブレーキをかけのは世論の力だった。


 晩年、初めて秦野が自宅に電話をくれたが、あいにく留守だった。次男のことでバタバタしていて、返事する余裕がなかった。思うに、溜め込んでいる秘事を打ち明けたかったのかもしれない。彼の用件を聞かずに、生涯の別れとなった。後悔先に立たずだ。


 後悔しない上川陽子であってほしい。


 秦野秘書は、当時の内閣が中曽根内閣だったという事実について、言及したのかどうか、本を見てないので分からない。理由ははっきりしている。中曽根は、ロ事件で断頭台に登らなければならなかった。しかし、盟友の稲葉法相と伊藤刑事局長、そして東京地検特捜部の堀田によって、中曽根捜査を封じ込めた。そのおかげで、中曽根は天下人になった。大恩人である伊藤を検事総長にする責任が、中曽根首相にあったのだ。


 それゆえに秦野は、伊藤人事に失敗、晴れて彼は東京高検検事長から検事総長へと昇りつめた。秦野は中曽根への憎しみの弁を吐いていたはずだが、そこは遠慮したのか?


<伊藤検事総長に救われたロ事件真犯人の平成の妖怪>

 中曽根捜査をしなくて出世した伊藤栄樹である。それを紙面その他で支援した朝日新聞だった。彼は検事総長として「巨悪を眠らせない」と訓示したという。つまりは「巨悪を眠らせたことで大出世した自身を戒めた」といえそうである。


 「秋霜烈日」という題名の本を朝日から出しているが、安倍犯罪の嘘を毎年聞かされてきた国民にとって、検察の不正義に今も泣かされっぱなしだ。巨悪は長寿を全うしたが、巨悪を眠らせた法務省刑事局長は、検察の最高位を手にしたが、中曽根のように長生き出来なかった。


 「平成の妖怪」の名付け親は、しかし、あと20年生きて、自由自在に書きまくってやろうと意気盛んである。「巨悪を眠らせないジャーナリストらしいジャーナリスト」が列島を制覇すれば、三権分立も正常化する。自立するアジアの日本誕生である。正義の法務検察も実現するだろう。

2021年5月28日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)



(現代ビジネス・闇の盾)話を聞くうち、秦野先生の怒りの原因が少し、見えてきた。実はこの直前、伊藤栄樹(いとう しげき)最高検次長検事が、東京高検検事長に昇格することが決まっていた。東京高検検事長は、確実に検事総長となる「待機ポスト」である。つまりこの人事は、伊藤栄樹の検事総長昇格を意味していた。 伊藤はロッキード事件当時、法務省刑事局長を務めた検察のエースだが、秦野先生は、伊藤の検事総長就任をなんとしてでも阻止しようとしていた。

原発が温暖化の犯人!<本澤二郎の「日本の風景」(4097)

<水戸巌に学べ=原子炉1個に広島原爆1千発=核平和利用は大嘘>

 日本人にとって反原発は当たり前。広島と長崎のことを直接・間接に体験したからである。反核は日本人の常識でもある。神道政治連盟の議員には、人間らしい人間がいないことになろうか。平気で嘘をつく信用できない人種か。


 だが、物理学者の中には正義の人もいる、いたのである。原発から子供たち・妊婦を守ろうとして立ち上がったジャーナリスト・竹野内真理blogに、その勇気ある科学者が記録されていた。彼は水戸巌、1個の原子炉に広島原爆1千発分の死の灰が内蔵されていると断定。地球に存在してはならない、地球のすべてを破壊する魔物だと断罪して「核の平和利用」という、おぞましいイカサマの宣伝文句と戦ったヒーローであったのだ。

 「原発は地球規模で大気や水を汚染し続けていく」「数十世紀にわたって人類を脅かし続ける。我々の子孫の問題だ」などと核・原発の恐怖の真実を指摘・喝破していた。広島・長崎を熟知した物理学者なのだ。


 未亡人が、311後のインタビューで、夫の反原発の貴重な文献を紹介していた。ファイルしてくれた竹野内にまたまた感謝したい。目から鱗が落ちる!


小嵐 水戸巖さんの反原発論の核心は何でしょうか。
 水戸 先ほどの続きですが、少し長いけど引用させて下さい。「七五年一一月現在一一基中九基が『故障のため停止中』。その故障たるや重大事故につながるものばかり。事故を含めて原発の危険性は、単に地元住民だけの問題であろうか、いやこのような言い方はすでに間違っている。……地元住民とは誰なのか。……例え事故がないとしても、原発の運転が行われる限り排出されていく再処理工場からの大量の放射性クリプトンやトリチウムは地球規模で大気や水を汚染し続けていく。再処理工場の高レベル放射性廃棄物は、数十世紀にわたって人類を脅かし続けることになるだろう。これらの問題は地球上に現在住むすべての……だけでなく数十世紀にわたる我々の子孫の問題でもあるのだ。しかし、『そのような問題は一部の専門家に任せておけばよいのではないか。大体原子核だの、面倒くさいし、主体的に判断できるとも思えない』という人がいるかもしれない。このような考えは間違っている。原発の危険性を理解するのに必要なものは知識ではない。必要なのは論理である。論理を持たない余計な知識は正しい理解を妨げることさえある。一例をあげよう。原子炉の中には広島原爆一千発分の死の灰が内蔵されている。その潜在的危険性を第一に据えるというのは論理の問題である。これを曖昧にしたまま、原子炉には、この死の灰を外に出さないための三重四重の防護壁があり安全装置があり、それは×××と△△△と並べたところで、広島原爆一千発分の潜在的危険性が消えてなくなるわけではない。取り返しのつかない巨大な潜在的危険性に対しては明確な論理を持たなければならない。それは判断の基準を最悪の事故が起きた時の結果に置くということなのである。交通事故と一緒にしてはいけない。この論理を抜きにした余計な知識は健全な判断を曇らせるだけである」(前掲論文)と


<地球温暖化・気候変動の真犯人は世界の原子力発電所の温排水!>

原発停止で温排水も止まって 周辺の海洋環境が劇的に改善 ...

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2014/03/06 — 暖められた海水は『温排水』として再び海に戻されます。 原発からは最大で7度まで、周囲より高い温度の水を出すことが認められ


原発温排水が海を壊す | 時事オピニオン | 情報・知識 ...

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原子力発電所の稼働に不可欠な冷却水は、その膨大な熱とともに放射能や化学物質をともなって海に排出される。この温廃水(温排水 hot waste water)の存在、あるいは環境への影響が論じられることは少ない。地球温暖化への貢献を旗印 ...


https://takenouchimari.blogspot.com/2021/05/blog-post_26.html


原発の熱効率はたったの30%で、残りの70%は無駄になり海洋に排水されるのであり、原発周辺の海水温の上昇は深刻な影響を与えております。そして、更に深刻な事は、稼働の有無に関係なく放射性物質を環境に漏洩させておる事であります。
これ等の複合的な影響により、海洋生物の異変が起きており、元愛媛県警の巡査部長で県警の裏金問題を内部告発した「仙波敏郎氏」が、九州電力の川内原発付近の海域に置いて趣味のダイビング中に、海洋生物がウニしか居らずその傾向は原発に近づくほどより顕著であったと言う話をされておりました。


<二酸化炭素犯人説は原発を擁護するため、は本当だった!>


http://fukushimaworkerslist.blogspot.com/2013/11/blog-post_14.html


<地球温暖化による気候変動=原発+二酸化炭素>


<竹野内真理の「なるほど」のメッセージに脱帽!=無知は犯罪>いた2008年ころは大気の温暖化ばかりが言われていて、熱容量が大気の1000倍もある海の温暖化が言われていませんでした。(当時でも海の温暖化の温度は原発がたくさんある日本では、大気と同じくらい上昇していたのですが)この取材をしていたころ、不審な男2人組が私のアパートを訪ねてきたのを覚えています。温暖化問題もなんだか変です。。。(ここの記述がコピーのさい消えてしまった。一番最後に載っていた)


<ユウチュウブで母からの手紙を披露する竹野内にびっくり!>

 昨夜Youtubeを開くと、正面に彼女が飛び出してきた。竹野内blogから、恥も外聞もなく、か弱い女性ジャーナリストを刑事告訴、その上、脅しを掛ける原子力ムラの悪党一味に、さすがに耐えきれずに、福島で生活する母親に事情を伝えると、取り乱すことなく芯の強い、子を思う母親そのものだった。


 娘に襲い掛かる闇の勢力に対して「名を名乗れ」という檄文を娘に発した。それを紹介するユウチュウブ内容であった。正義の娘には、強い正義の母親ありである。老いても子を思い、子を守る命を懸けた母と子の、断じて屈しない挑戦に、また感動してしまった。


 動燃・もんじゅ西村謀殺事件も、真犯人は姿をくらましている。犯人は、同じく福島エトス?という勢力の一味に相違ないだろうが、悪党は名を名乗ることが出来ない卑怯者集団である。余談だが、中国も日本も戦国時代の武将は、戦いにおいて真っ先に、自ら名乗り上げて槍や刀を振り回した。藪に隠れて突然飛び出すマムシ蛇のような卑怯者は、人に値しなかった。現在は腐るほどいるようだが、名前も名乗れない人間にだけはさせない、が世の母親の第一の責任であろう。

2021年5月27日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

無知は犯罪>

(いわく)ところで、温暖化問題は以前からなんだか怪しいものを感じていました。(温暖化陰謀説の本も結構出ています)

だいたい二酸化炭素ばかり注目していて原発を擁護し(でも核燃料製造から使用み核燃料の冷却に膨大な二酸化炭素が必要なはず)、より温暖化に寄与するのは水蒸気のはずであること、海水を直接大量に温める原発はとんでもないものだと思っていました。原発からの温排水問題を始めに提唱し、チェルノブイリ級の事故は日本でも起きると主張した水戸巌氏は、チェルノブイリのあった年の年末に、なんと双子の大学生の息子らと共に、山で不審死を遂げています。(私も噂は前から知っていたのですが、詳細を『原発は滅びゆく恐竜である』という水戸さんの復刻本で最近知りました)。。


今は海の温暖化も騒がれていますが、私も以下を初めに書

「新型コロナワクチンは人間のすべての免疫能力を破壊して人を死に導く」:元ゲイツ財団のワクチン開発局長のボッシュ博士は人… てんさい(い) (asyura2.com)

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