2020年09月

中曽根・血税2億円葬儀の愚<本澤二郎の「日本の風景」(3860)

<原発推進・ロ疑獄事件の巨悪・反省謝罪なしに資格なし!>

 この世は、富者・悪人が権力を握り、人民を絞り上げるという構図が、常に付きまとっている。格差社会・差別社会が、民主主義の下でも公然と繰り広げられている。正論は、ネットの世界でさえも押しつぶされて、人々の目に触れられない。その悪役の先頭を切っているのが、電通と断じることが出来るだろう。


 そこで、今話題の大勲位・中曽根康弘の葬儀に触れたい。政府と自民党が2億円もの巨費をかけて合同葬儀をするという、悪辣な血税乱費のことである。自民幹事長の二階俊博は、田中角栄の恩義さえも忘却して「当然だ」と傲慢無礼な態度を貫いて恥じない。


 311の東電原発大惨事も、元をただせば中曽根主導の原発・核推進政策に遠因がある。この時でも、中曽根は反省しなかった。安倍・自公内閣は、原発再稼働を国民に押し付けて、現在も民意に反したままだ。


 戦後最大の疑獄事件というと、国民誰しもがロッキード事件を想起するが、巨悪は右翼の親玉である児玉誉士夫と、彼とつるんでいた中曽根康弘で、そこに投入された21億円である。


 このような巨悪に、財政難と大不況とコロナ禍の三重苦にあえぐ危機的状況下で、国民の反発は強まっている。新聞テレビが評論しないため、あえて論評を加えなければなるまい。 


<右翼の親玉の靴磨きから武器利権でのし上がった売国奴>

 戦後最強の右翼の親玉は、戦前、上海などで暗躍、財宝などを収奪、敗戦直前に東京に持ち帰った児玉誉士夫である。彼は岸信介と共にCIA協力者となって、岸内閣を誕生させ、内閣の裏方として軍事利権に、岸と共に手を出して暴利を稼いだ。その後は、戦争屋と皮肉られた国家主義者の中曽根を操作しながら、ついには中曽根内閣誕生の捨て石となった。


 中曽根は、岸の手口を学んだのであろう、児玉を「先生」と呼んで敬愛する一方、木下藤吉郎をまねて、児玉の靴磨きまでした。中曽根と同世代の中馬辰猪の証言である。ついでに言うと、現在の自民党国対委員長の森山は、中馬の秘書だった。本人は「農協の職員」とも打ち明けている。


 海軍主計中尉だったという中曽根の自慢話は、何度も聞かされたが、インドネシアでの現地の女性を拘束して、兵士の慰安所を作って喜ばれた、という話題は、残念ながら聞けなかった。

 「天皇の軍隊」経験者は、原発利用の核兵器にこだわってか原発54基に汗をかく。発電所の建屋は、親類先の「鹿島建設」に発注させての原発利権アサリと、そして防衛族として武器弾薬の国産化にも執念を見せていた。


 潜水艦を察知するための対潜哨戒機PCの国産化を、中曽根はとことん固執、自民党内の防衛族を主導していた。これを食い止めるためのロッキード社の秘密工作資金21億円だった。したがって、これの発覚は、当時三木内閣の自民党幹事長の中曽根にとって、彼の人生最大の危機となった。だが、政府の意向を受けた東京地検は、5億円の民間航空機(ロ社のトライスター)汚職に矮小化して逃げた。いうところの国策捜査で、児玉と中曽根は救われた。悪運の強さは、政界随一といえる。


 中曽根を児玉に紹介した人物が、ナベツネである。当人が自慢げに本で紹介している。同じ右翼の笹川良一は、競艇ギャンブル利権で蓄財、反中曽根の福田・清和会に潜り込んでいた。



<ロッキード社の日本工作21億円は中曽根P3C国産化阻止>

 当時、三木内閣の福田赳夫副総理の秘書をしていた中原義正の、官邸内からの証言でも、ロ事件の本丸は中曽根・児玉だと断定している。「21億円の大半が中曽根に流れた」とも。

 21億円の賄賂資金は、そのためのものだった。当時、防衛庁長官をしていた山下元利からも、ほぼ同様の指摘を受けていた。


 ニクソン大統領と田中の日米首脳会談でも、ロ社の工作は執拗を極めていたようだ。軍事利権について関係したことがなかった田中は、児玉への21億円が、中曽根工作であることを認識、そのことを田中六助経由で、盟友の大平正芳に伝えていた。


 筆者は、直接六助から聞かされていた。案の定、中曽根内閣で六助は自民党幹事長に就任した。口封じである。中曽根にとってロ社のP3Cは、眠れない重大問題だったことになる。


<田中角栄5億円は三木内閣法務検察の国策捜査>

 田中への5億円は、丸紅経由で秘書に渡った。トライスターを全日空に売り込んでくれた謝礼だった、と検察は認知した。


 ロ社のトライスターのライバルは、マクドネル・ダグラス社のDC10。三井物産が攻勢をかけたが、敗れてしまった。これには裏があった。先述の中原によると、自衛隊は65機ものヘリコプターを購入している。三井物産が間に入った。


 このころ、ワシントンから中原に「坂田道太防衛庁長官に会わせてほしい」という連絡が入り、まもなく「レアード国防長官が来日、坂田と密会した」というのである。


 ワシントンの産軍複合体は、競争をしながらも、結果は双方とも利益を確実に得ていることになる。属国日本や韓国・台湾もまた、似たような事態に置かれているというのが、偽らざる実像であろう。米産軍体制のための餌は、東アジアなのだ。岸CIA路線は、安倍の7年8か月でも具体化した。日本危うしである。



<児玉秘書の太刀川を第一議員会館最上階で目撃した星島二郎縁者>

 児玉と中曽根の子弟の関係は、児玉の秘書か書生なのか、太刀川という人物を介して裏付けられている。


 神戸外語大学で英語を学んだ中原は、卒業すると、自民党本部職員になろうと決心、縁続きの衆院議長経験者の星島二郎の門をたたいた。試験が始まる前に星島の国会議員会館の事務所に出向いた。そこは第一議員会館西端最上階の7階にあった。


 一番の西奥が大野伴睦(亡くなると中川一郎)、次が星島、その隣が中曽根事務所だった。「星島事務所には女性秘書がいなかったため、よく中曽根事務所の女性がお茶くみの手伝いをしてくれていた。その時に児玉の秘書の太刀川が働いていた」という。


 中原が自民党本部職員試験に合格して本部職員になったのは、1962年のことである。ロ事件発覚の10年ほど前だったことになる。中曽根事務所には当時の議員会館秘書は島村宜伸、まだ与謝野馨はいなかった。筆者は72年からの政治記者だったため、既に島村は国会議員になっていた。そこに太刀川はいなかった。


<「平成の妖怪 大勲位中曽根康弘」に中曽根言論弾圧>

 この小論を書くきっかけは拙著「平成の妖怪 大勲位中曽根康弘」(健友館)

を見た友人が「葬儀の招待状が届きましたか」という問合せによる。彼はこの本が、TBS強姦魔の安倍よいしょ本と思ったらしい。とんでもないことで、この本は中曽根の悪行をまとめたもので、亡き恩師・宇都宮徳馬さんの墓前に捧げたものである。


 その証拠に、この本の出版社はまもなく倒産させられた。編集長が在庫本を自宅に送ってきてくれたものだから、この本は名刺代わりに、今も活用している。産経新聞の阿部政治部長が、日本記者クラブの会見の最中、偶然隣り合わせた際、格別に「よく書けている」と誉めてくれた。以前の産経にはリベラルな記者が沢山いた。


 いうなれば、出版社を倒産させる行為は、言論弾圧の最たるものであろう。同時に、当時読売の多田実政治部長が、その後に二松学舎大学で教鞭をとっていた関係で、後釜に筆者をまず非常勤講師として呼んでくれていたのだが、このポストも体よく外されてしまった。


 中曽根の執拗な言論人攻撃によって、改めて「平成の妖怪」本の成果を証明してくれたことになる。幸い、糧道を絶たれても、わずかな年金が入るので、なんとか生きている。波乱万丈の知られざる人生もまた、楽しである。


 繰り返すが、国民の目線からだと、中曽根もまた安倍ほどでないにしても大金を懐に入れている。血税を投入する葬儀としては、その適格性が全くない。安倍・菅政治の体質を露呈して余りあろう。善良な日本国民は、血税投入の葬儀に中曽根NOである。

2020年9月30日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

創価学会・池田親衛隊=野原善正健在<本澤二郎の「日本の風景」(3858)

Youtube「野原善正希望創造の会」で不当除名処分に真っ向反撃>

 昨日9月27日の公明党大会で、山口那津男がなんと7選、同党の危機的状況の原因である、人材難と改憲軍拡政治責任を、再び回避するという弱点を、改めてさらけ出した。党員活動家の多くは70代以降の会員という。


 他方、2019年7月の参院選で、池田裏切り人の山口に挑戦した、沖縄の池田親衛隊・平和軍縮派の野原善正を、昨夜Youtubeにアクセス「野原善正希望創造の会」を開くと、彼の雄姿と意気軒高な語り口が飛び出した。


 彼の話では、安倍軍拡改憲路線に肩入れして、池田路線を放棄してきた創価学会執行部が、とうとう野原を除名処分にしようとしている、いかがわしい様子が分かった。「池田の平和軍縮派・憲法尊重派会員を排除する」というような、傲慢で強引な行動に打って出ていた。

 信濃町自ら墓穴を掘る行動とみていい。


<平和軍縮・池田大作の教えに反する信濃町裏切り執行部に対抗>

 創価学会執行部も落ちるところまで落ちたのか、そんな印象を受けてしまった。「師の教えを破った破戒の徒である創価学会執行部に対して、憲法が保障する言論の自由でもって、事実を指摘したところ、驚いたことにそれを誹謗中傷だとこじつけて、破門・除名だという破憲そのものの言い分は、安倍事件から逃げる安倍の開き直りに似ている。こんな不当なことは、民主主義の法制下では全く通用しない」という野原の言い分が正しいに決まっている。


 安倍路線は、小泉純一郎流にいうと、こちこちの守旧派である。安倍の祖父・岸信介は、戦争責任者・A級戦犯として拘束された。CIAに泣きついて政界復帰、反共主義を貫くことで政権にも就いたが、彼の正体は戦前の国家・国粋主義者。安倍もが、欧米の分析でもある。


 この7年8か月の安倍は、岸路線を踏襲してることから、大々的に改憲軍拡を主導してきた。しかし、民意である平和軍縮の正義の潮流を破ることが出来ないまま、無念の退陣をした。現在の菅内閣は、いわば安倍・自公・日本会議の残党による暫定政権である。


 小沢一郎のいう野党が結束、さらに新聞テレビの一部が、日刊ゲンダイのように覚醒すれば、言論弾圧機関の電通支配に屈することはない。これまでは国民の大敵、人々に災いをもたらす大魔神・電通の姿を確認できなかったことが、3分の2を許した原因である。

 しかし、コロナ禍の今は変わってきている。東京・中日新聞や朝日新聞、地方のブロック紙、沖縄などの地方新聞など、日本と日本人の防護服である憲法9条死守に、覚醒するようになってきている。筆者の目には、電通五輪と共に地獄に突っ込んでしまいかねない事態を、メディアの一部は回避しようと躍起になっている様子が見える。


 太田ショウコウや山口那津男の池田裏切り行為、創価学会会長の原田の野望に抵抗する動きも表面化してきた。「日本人の平和主義はいい加減なものではないよ」との亡き宇都宮徳馬の声も鳴り響いてきている。


 沖縄を、元の「平和の島」にしようとする声なき声は、今の玉城知事が代行している。



<言論の自由・集会の自由を否定する創価学会執行部>

 純朴・純真な野原に対する原田執行部の「邪魔者は排除する」という強権主義は、開かれた民主の社会で、通用するわけがない。天下に恥をさらす原田の暴走を、政教分離の憲法と日本国民は反対である。


 除名理由の中には、野原が反執行部の集会に参加したことが問題だと、切り捨てているという。これも原田執行部のこじつけ理由である。


 以前、創価学会エリートの本部職員3人が解雇されたという報道を目にしたが、彼らが平和の原点である沖縄で集会を開いた。そこに野原が顔を出したことが、除名の理由であるとも、これまたこじつけているという。


 「憲法の集会の自由に反する創価学会執行部でいいのか」という野原の反論に、どうこたえるのであろうか。原田は言論の自由と集会の自由についての認識を示す義務があろう。


 ひょっとして創価学会執行部は、独善と独裁と全体主義にまみれているのであろうか。そうだとすると、反憲法団体・反人権主義の宗教組織を、認可当局がどう判断するのか。自ら墓穴を掘っているのだろうか。


 安倍もそうだったが、原田や谷川という創価学会執行部は、民主のルールを、この日本では適用する義務がある。



<秘密主義で押し切る反民主の理不尽・問答無用の狂気手法>

 野原を除名にするための創価学会執行部の手口は、常識では考えられない狂気の沙汰である。このような悪魔のような教団の存在に驚くばかりだ。


 「処分する前に数人の学会幹部と弁護士が、除名したい人物を一人だけ呼びつける。第三者の同席を認めない。これは警察や検事が犯人を取り調べる反民主的な手口である。日産のカルロス・ゴーンが逃亡する原因もこれだった。しかも、個室に押し込めての訊問のようなことを、悪徳弁護士が詰問して終わり、という21世紀の世界では、到底容認できない手口で排除しようとする」というのだから、聞いていて呆れてしまう。


 彼はまた、既に除名された仲間の報告から知ったという学会執行部の不当な、公序良俗に反する秘密主義でもって、反執行部の意識の高い善良な会員を除名しているというのである。


 それこそ前世紀の狂気の手法で、悪が善を追い出している。どれくらいの被害者がいるのであろうか。


<支援者は不当な除名処分無効の訴えで反撃開始か>

https://www.youtube.com/watch?v=4G-elZy6osw


 組織も個人も追い詰められると、手段を選ぶことはしないものだ。7年8か月の安倍政治がそうだったが、公明党と一体関係にある創価学会が、このありさまでは、池田の護憲平和を放棄して、戦争党に衣替えした理由もわかる。


 「木更津レイプ殺人事件」の犯人やくざ浜名こそ除名処分にしたらいいが、こちらはどうやら、公明党が警察に手を回して擁護しているらしい、との事情通の見方が浮上している。


 「除名になってすっきり」という信者も多いかもしれないが、これは不当な除名処分無効の裁判対象となる。裁判で原田やナツオ、太田ショウコウらを法廷に呼び出せば、面白い宗教政党演劇が見られるかもしれない。法廷と言えども、民主の日本では、公開の原則が貫徹されるのだから。

 意気軒高な野原とのパソコン対話を実現したいものだが、どうも我がパソコンが言うことを聞いてくれない。

2020年9月28日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

菅福島原発視察に疑義<本澤二郎の「日本の風景」(3857)

<7年8か月の間、現場視察ゼロ判明に衝撃を受けた日本国民!>

 秋田の東北生まれは本当か、泥の上塗り視察もいいところだ、という感想を持った国民は、おそらく東北の人々に限らず、かなり多かったに違いない。そんな菅義偉の、無責任でいい加減なフクシマ東電原発視察だった。


 菅内閣が閣議で決めた基本方針に、東北復興と福島の東電放射能事件の重大深刻案件が、消えていたことが発覚した。国民の多くから、怒りの声が噴出した。あわてて菅初の福島原発視察が、土曜日の2020年9月26日に実施された。結果はどうだったか。


 そこで芳しくない事実が、いくつも明らかにされた。いうなれば、泥の上塗り視察を露呈したことになる。7年8か月のも間、彼は米国や選挙などで、全国を飛び歩いていた暇があっても、日本の今後の行く手を阻んでいる東電福島原発炎上現場を、たったの一度ものぞいていなかったことが判明した。


 これは本当に衝撃的な事実として、日本国民は記憶しておく必要がある。


<記者会見答弁は役人の用意したメモの棒読みだった!>

 安倍のフクシマ視察も1回か2回だったと記憶しているが、福島放射能は完全にコントロール、安全な五輪ができる、という嘘の連発を、国民向けの記者会見で、何度も繰り返してきたはずである。


 故郷の東北に目を向けていた、真の政治家であれば、いち早く福島の放射能現場に立って、様子を見るという為政者としての当たり前の政治行動をとるべきであった。しかし、福島からソッポを向いて、横浜のカジノ建設に目を向けていたのである。


 したがって、記者会見での福島関連の発言は、原子力ムラが用意した嘘八百のメモを棒読みしていたことになる。それを垂れ流してきた内閣記者会の新聞テレビ記者の資質も問われよう。


 菅政府の基本方針から、福島や東北が抜け落ちるのも、いわば当然の成り行きだったことになる。彼に同行した失格政治屋・森雅子、復興大臣に大抜擢された平沢勝栄もまた、泥の上塗り視察の功労者なのか。


 この7年か月の自公政治屋には、総括すると、心がない、精神がねじ曲がっていて、正常ではない。とうてい評価できる政治屋集団とは言えないだろう。頭が腐ると、両手両足、胴体も腐食するものなのだ。因果は巡るのであろう。



<「(トリウム汚染水を)飲めますか」質問で放射能認識ゼロ判明!>

 報道によると、現地で東電関係者が1000もの汚染タンクから抜き取った汚染水を菅に見せた。トリチウム汚染水である。


 この猛毒のトリチウムは、除染しても除染できない放射性物質である。飲んだら大変である。しかし、我が日本国首相は、こと放射能に関しては、赤子同然であることを内外に知らしめてくれた。


 現物の汚染水を見て「飲めますか」と愚問を発した。これは安倍に劣らずノータリン首相であることを、世界に発信したことにもなろう。


 清和会OBが菅内閣誕生を知って「日本人をやめる」と口走った理由を、福島視察からだけでも、よく理解することが出来る。


<除染した大量の放射能汚染水の海洋投棄を裏付ける!>

 フランス製の除染機にかけて除染しているという話は聞いているが、問題は除染した放射能汚染水は、どうして処分したのか?これも、重大な疑問であるが、おそらくは海洋に流し込んでいるのだろう。


 そのためか、魚介類の売れ行きが良くないという。「マグロが安い」という報道を知ったが、需要が激減しているのであろう。

 低所得者・年金生活者は、我が家もそうだが、賞味期限のきた半額の魚を買ってきて、それが食卓に上ることになる。放射能汚染魚のことを、心配して考えている余裕などない貧困家庭も少なくないのだ。


 トリチウム汚染水について、全く知らない菅である。この機会に、1000もの巨大タンクの除染汚染水を、官邸と自民党本部・公明党本部に持ち込んで、これで彼らの食事を作ってはどうか、と提案したくなった。


<東電の東芝製3号機の核爆発について質問回避した菅義偉の無責任>

 菅のフクシマ原発視察の折に、東電関係者に是非とも、聞いてもらいたいことがあった。それは東芝製3号機の大爆発によって発生した、上空に広島や長崎で見た炎とキノコ雲についてである。


 まじめでまともな国際的専門家は、明らかに1、2号機の水素爆発と異なり、核爆発であると決めつけている。対して政府や東電など原子力ムラの関係者は、3号機もまた水素爆発と断定して恥じない。


 嘘をついているのである。核爆発は、中性子を放射する強力な放射能で、水素爆発の比ではない。菅は知るまい。彼が質問すると、興味深い嘘のコメントが飛び出したかもしれなかった。


 内閣記者会も、これくらいの常識をもって菅に食い下がってほしかった。ともあれ、こと放射能に関しては、菅の知識は小学生レベルか。


<バスで素通り、展望台写真(代表撮影)は官邸カメラマンの創作映像?>

 報道でも、菅と記者団の現地視察は、バスで一回りしてやり過ごしたという。この間の時間は5分程度か。知りたい。記者は正確に報道する義務がある。そのバス素通りの時間によって、現地の放射能度を、大雑把に測定可能だからである。


 テレビのカメラクルーは同行したのか、同行させなかったのか。これも知りたいが、報道記事は隠ぺいして恥じない。


 報道された1枚の写真は、代表撮影されたものだと断っている。現地の展望台のような場所からのもので、安倍も一度ここから視察している。現場からどれくらいの距離なのか、これも知りたいが、本当の写真なのかどうか。内閣のカメラマンが撮影、さらにそれに手を加えている可能性を否定できない。


<中曽根葬儀費用9000万円は、血税ではなく菅か原子力ムラの経費で>

 余談だが、日本の原発推進派というと、政治屋では中曽根康弘である。新聞では読売だ。この中曽根の内閣と自民党の合同葬に1億円近い大金を、コロナ予備費から支出する。当然、各方面で大騒ぎになっている。

 日本を原発亡国の淵に追い込んだ下手人に対して血税投入は、間違っている。やめるべきだ。どうしても、というのであれば、資産家の菅と安倍の資産を吐き出せばいい。中曽根家の資産だって半端ではない。原子力ムラの責任において対応、国民に迷惑をかける予算支出は許されない。野党の沈黙は許されない。


 福島の原発処理だけでも100年かかるだろう。残る50基、それに六ケ所村、東海村などの処理を考えると、300年はかかるだろう。えらい事態である。

2020年9月27日記(東京タイムズ元政治部長・政治部長・日本記者クラブ会員)

止まらない電通爆走<本澤二郎の「日本の風景」(3856)

<2015年以降経産省事業3663億円を分捕った大魔神>

 毎朝、新聞やテレビ報道を監視している趣味人間が、新聞テレビを配下に従えての電通が、政府よりの世論操作をしながら、財政危機の国の予算・血税を、仕事を放棄して昼寝をしている経産省関連事業を独り占めにしてきている不正の実態を知らせてきた。


 コロナ予算を悪用して、暴利をむさぼって反省も謝罪もしない大魔神・電通の爆走は、昔からなのだろうが、特に安倍内閣を操るようになってから、まるで昔の海賊・倭寇を思い出させるほど、やってることは悪辣で大胆である。


 2015年以降でみても、経産省事業のほとんどを丸呑みして、途方もない金を懐に入れている。みぐるみを全部はぎ取ってしまう強盗レベル以上だ。


 経産省から直接抜き取ると目立つので、まずその間にクッションを用意するのである。それが一般社団法人、環境共創イニシアチブという妙な名前の傀儡組織を経由させる。その金額は4013億円。電通はそこから3663億円を抜き取って、それを傘下の子会社に回すことで、さらなる暴利を手にしていた。


 神社の賽銭箱から10円盗っても豚箱行きの法治は、庶民大衆向けである。

今時の安倍や森喜朗らをのぞいて、神社信仰者がいるとも思えないが、電通は合法という大きな網を潜り抜けて、莫大な血税を懐に入れ、平然としている。電通の見返りは、政府批判をする新聞テレビを監視、封じ込めることだ。そうして、山賊か海賊のような売国的悪行三昧を強行して、お上のお目こぼしをしてもらうようなのだ。


 電通の悪行件数は54件にのぼる。

http://www.asyura2.com/20/senkyo276/msg/119.html


<環境共創イニシアチブ=電通の傀儡法人>

 環境共創イニシアチブなんて聞いたことはない。電通と経産省の売国奴が考え付いた用語に違いないが、経産省事業は、一旦ここに投げ込まれる。


 「血税はすべてここを経由してエスカレーターに乗せられると、すべて電通の暴利に化けることになる。こんな甘いビジネスが、この世にあることに驚くばかりだ」と事情通も、過去に役所にも所属していたこともあるだけに、解説しながら怒り狂う。


 環境共創イニシアチブは、無論のこと電通の傀儡組織である。コロナ予算でも同じことが表面化して、世人を震え上がらせた。

 本来、法務検察の出番である。議会の国政調査権が行使される場面である。しかし、それがない。あるはずがない。電通は政府・議会・司法を操っているからである。お分かりだろうか。わかるまい。不勉強なジャーナリストも、つい最近知ったばかりなのだから。


 自民党国会議員の秘書を歴任したベテランでも、この電通の爆走には驚愕しているのである。

 この7年8か月のことなのか、その前からなのか?日本国民は、知りたがっている。外交問題に関心のない国民も、納税者として、予算の使い道に厳しい。

 


<血税を吸い取る吸血鬼=安倍・今井の悪党への還流金>

 予算の使い道に対しての約束事を、ドリルで穴をこじ開ける安倍の規制改革に固執した結果、人の命が奪われた。モリカケ事件などである。大雑把に言うと、主に指南役の経産省出身の今井らの悪行は、即安倍の悪行となって、電通に血税を流し込んでいた。


 今井は菅内閣になっても、内閣官房参与として引き続き、悪行を働くだろうと見られている。いうなれば電通の水先案内人なのであろう。ここまで悪党になれる役人も珍しい。


 加藤六月の娘婿・勝信の義理の姉(内閣官房参与)については、先に紹介したが、今井の動向は今後とも、要注意である。勝信の義姉のパナマ文書には驚かされたが、今井にも存在するのだろうか。安倍や菅はどうだろうか。公明党の太田ショウコウや山口那津男に、秘密口座のパナマ文書が存在しているのかいないのか。確か、発覚の後、ナツオはパナマを訪問している。民衆の関心は強い。


 電通からの謝礼は、安倍や今井らに還流されているというのが、昨今の常識という。大いに気になるではないか。


<朝日新聞は電通離脱に汗をかいている証拠なのか?>

 電通爆走に関する報道は、朝日新聞である。ということは、朝日は電通の支配から抜け出そうともがいているものか。そうだとすれば、これは素晴らしいことで、注目に値する。

 強い新聞は、国民のための新聞である。国民を欺く安倍と菅の内閣に塩を贈るような新聞テレビばかりだと、日本は間違いなく滅びる。すでに亡国の淵に立たされている日本である。


IOC会長バッハに「命より金」を教え込んでいる大魔神?>

 電通の巨大利権の五輪は、常識論では幻となって、ありえなくなっている。コロナ死者がアメリカでも20万人。ブラジル、インドも厳しい。いまヨーロッパも深刻化している。これからは冬の季節、インフルエンザが流行する。予想外の事態が想定されるだろう。

 ワクチン開発は政治論ばかりで、果たして本物が誕生するのかどうか。誰も分からない。いまだにマスクの効用についての議論が起きていて、完全に定着していない。ようやく落ち着いたというニューヨークは、ゴーストタウン化して再生する目途はたっていない。


 不正腐敗の東京五輪に絡んで、前JOC会長の竹田は逃げ回っている。五輪利権の裏方の電通派遣の高橋も雲隠れしている、などと事情通は指摘、JOCと電通の深刻さは新聞報道と異なる。


 「電通の今の恐怖は、広告スポンサーに逃げられることだけではなく、契約不履行による損害賠償のことだ。選手は集まらない。いい材料は全くない。それでも、ことによると強行できる、とのメッセージを世界に発信しなくてはならない。裏側でのIOC会長のバッハ工作も必死。菅からバッハに電話させて、人命よりも金儲けが大事だ、とハッパをかけている」というありさまのようである。


 幻となった五輪に四苦八苦する電通と、続く日本政府と東京都なのか。安倍が降りたのもよくわかるだろう。

2020年9月26日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


欧米はレイプ文化の菅NO<本澤二郎の「日本の風景」(3855)

<世界のTIMEが伊藤詩織さんを顕彰、安倍傀儡政権を嘲笑>

 日本人の民度と欧米のそれは、天地の開きがあることが、改めて証明された。世界のTIMEが、世界に影響力を行使する100人の中に、日本人として伊藤詩織さんを選んだ。日本の新聞テレビは、安倍犯罪内閣の継承者に60%とか70%の支持率だと吹聴して、必死で持ち上げているが、どっこい世界の目は菅NOなのだ。


 この大きすぎる格差・乖離をどう説明できるだろうか。国際社会は、伊藤さんへの悪魔のような、女性虐待を容認する安倍内閣と、続く傀儡政権に対して、強烈すぎる嘲笑を浴びせたことになる。快挙である。


 悪魔の権力にぶら下がる山口御用記者に屈せず、とことん対決する日本人女性は、間違いなく戦後日本の女性史の1ページを飾るだろう。同じ女性でも、悪魔の使いとして、安倍事件を封じ込めようとする上川陽子とは、これまた天地の開きがある。


<安倍の意向に中村格を動かしてTBS強姦魔救済した官房長官>

 「縦割り行政をなくしたい」とわめく菅であるが、既に彼は、数々の安倍犯罪で実績を積んでいる、そのための政府スローガンなのであろう。TBS強姦魔救済事件がそれである。


 女性の弱みに付け込んで、飲食・アルコール・薬物で酩酊させて、ホテルに連れ込んでの強姦魔の手口は、素人の強姦事件をはるかに超えて、やくざまがいである。


 悲壮な覚悟と恥を忍んで警察に駆けこんだことから、警視庁高輪署はTBS強姦魔の逮捕状を、司法の裁判所から取った。アメリカから帰国する山口敬之逮捕寸前に、菅義偉の官房長官秘書官から警視庁刑事部長をしていた中村格が、逮捕状執行を止めてしまった。


 行政官に過ぎない中村が、司法の判断を押しつぶすという、異常な事態発生である。中村の一存で、こんな三権分立を破壊するような、悪辣非道な行為など出来るわけがない。


 主犯は、強姦魔を御用記者として重宝していた安倍であろう。安倍の意向を受けて、菅の指示で官邸の警察官僚が動き、中村に指示した。これが事件の大筋であろう、と多くの国民は認識している。


 TBS強姦魔は、なんと逮捕を免れた。さらに、中村の指示であろう、強姦魔は不起訴となった。21世紀の安倍官邸の、偽らざる法治の実態である。こんなことが許されていいわけがない。


 世界のジャーナリストが立ち上がって、日本政府の悪魔性を暴露したが、すべては伊藤さんの勇気がそうさせたものである。「木更津レイプ殺人事件」を追及していた筆者は、彼女の正義と勇気に感動した。中村格の怪しい行動を監視する友人も同様だった。


<山口強姦魔に顧問料41万円の企業紹介した菅義偉>

 ジャパンライフの巨額詐欺事件に関わった、元朝日新聞政治部長への顧問料3000万円に驚愕したばかりだが、菅によるTBS強姦魔に対して、顧問料月41万円の会社を紹介した菅の暴走を、事情通が連絡してきた。


 顧問料は、せいぜい5万円が相場と思い込んできたジャーナリストは、菅の強姦魔への配慮のすごさに仰天してしまった。連中は金まみれなのだ。金銭感覚が、民衆のそれと異なる。非正規の労働者は怒り狂うであろう。


 菅内閣の金銭感覚から、日本の行財政の今後の行方を分析すると、大変なことになろう。秋田県の田舎育ちが、横浜市議から政界入りした背景には、確実に真っ黒な闇が潜んでいる。誰もが、そう信じるに違いない。

 議員宿舎から散歩しながらの官邸入りにごまかされるアホな日本人は多いのだろうが、専門家の目を欺くことは出来ない。


<伊藤事件を封じ込めた電通支配の新聞テレビ>

 伊藤事件で不思議に思ったことは、NHKはいうまでもなく、朝日新聞などの新聞でも、TBS強姦魔事件を記事にしていない。


 試みに何人かの友人に「伊藤詩織さんの強姦事件を知ってますね」と聞くと、誰もが首を横に振った。日本の新聞テレビは、この今世紀最大ともいえる性虐待事件を報道していなかったのだ。


 前にも書いたが、筆者は息子の医療事故死について、東芝が反省も謝罪もしないため、やむを得ず警視庁に告訴した。このときは警視庁担当の新聞テレビラジオのすべての記者が、記者会見に出席してくれたが、結果はテレビはTBSのみ、新聞は朝日と東京が小さく報じただけだった。


 東芝の政治力の大きさにびっくりさせられたものだが、実際は大魔神・電通の圧力だった。伊藤さんの勇気ある告訴も、電通の仕業だった。官邸の意向に、電通が総力を挙げて、伊藤事件を封じ込めてしまったのである。


 こんなことは、民主主義の国では起こりえないだろう。腐った新聞テレビは、昔からなのだ。


<司法認可の逮捕状を行政が握りつぶした三権分立の憲法違反>

 警察も検察も行政に所属しているため、逮捕状は司法である裁判所が、捜査当局の適正な捜査内容を検討したうえで許可する。したがって、逮捕状を行政当局が、握りつぶすなどということは想定できない。


 三権分立は、国家機能の原理原則であって、これに違反する行為は憲法に違反する。違反すれば、当然、国家を揺るがす政治問題となる。


 伊藤さん事件では、それが発生した。官邸の意向を受けたであろう中村格刑事部長が、逮捕状を握りつぶしたものだから、当然、逮捕状を出した裁判所から、厳しい指弾を受けることになる。最高裁が行動を起こす場面だった。


 実際は、どうだったのか?少なくとも、司法は沈黙。行政の横暴に、司法が屈したことになる。これは重大な事案として、議会で問題になるところだが、これも国民は知らない。菅の縦割り行政解消は、三権分立違反も入るのであろう。


 行政の越権行為に対して、議会も裁判所も不問に付した。これを新聞テレビも報道していない。日本の法治が破壊されていることになる。野党も沈黙というのは、議会も腐りきっている証拠なのだ。


<創価やくざ浜名の強姦事件捜査にも中村格の影?>

 TBS強姦魔を救済する政府の権力乱用行為と同じような事件が、木更津市で起きている。富津市出身のやくざ浜名による「木更津レイプ殺人事件」である。犯人も共犯者も、創価学会員で特定している。


 インターネット読者の多くは、この悪逆非道なやくざ浜名による強姦殺人事件を知っている。証拠は山ほどあるのだが、警察は逃げている。


 一時、森英介元法相の山崎利幸秘書の口添えで、木更津署次長が捜査を開始したものの、その後はなしのつぶて。ここにきて木更津署も千葉県警も、捜査から逃げ回って恥じない。刑事告発状さえも受け取ろうとしない。何があったのか。


 朝日新聞の木更津通信部記者に連絡してやると、喜んで飛びつくだろうと想定したものの、これまた逃げられてしまった。東京新聞にも声をかけたが、駄目だった。新聞界の腐敗は、地方レベルでも極まっている。


 犯人やくざも被害者も、共に創価学会員という、週刊誌が飛びつく、奇怪な強姦殺人事件である。やくざは厚労省認可の介護施設まで運営している。友人らは「背後で公明党が暗躍、中村格が画策したのではないか」と疑惑を募らせている。自公連立を、信濃町が悪用している可能性が強いのだろうか。

 創価学会の腐敗もまた深刻化しているようだ。


<千葉県警と木更津署がやくざの「レイプ殺人事件」から逃亡>

 被害者の戦争遺児で栄養士のKT子さんは、オペラ歌手の佐藤しのぶさん並みの平和主義の人だった。決して父親の命を奪った靖国神社に参拝することもなかったし、公明党の指示にもかかわらず、やくざややくざまがいの自民党候補に一票を投じることもなかった。


 したがって、2013年12月に安倍内閣が強行した戦争法の第一弾・特定秘密保護法を強行した時の共犯者、国交相の太田昭宏(池田側近はショウコウと呼ぶらしい)に対して、激しい批判を投げかけた。おそらく創価学会内での最初の太田批判者であろう。「太田は裏切り者」と指弾して、一躍注目を集めていた。


 そもそも彼女は、生い立ちからして池田の平和主義の信奉者であった。彼が一線から離脱しても、彼女の信仰に変化はなかった。本日、初めて太田のことをネットで開くと、彼は「池田に信心はない」と真っ向から恩師のはずの池田を批判しているではないか。どうやら太田の池田離反は、かなり以前からだったのだろう。

 千葉県警と木更津署が、この性虐待事件から逃亡する背景には、太田の反撃のせいかもしれない?

 TIMEの菅NOは、深刻すぎる男女差別・日本のレイプ文化への、可能な限りの皮肉なのだ。

2020年9月25日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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