2020年06月

安里1・5億円の怪<本澤二郎の「日本の風景」(3730)

<根源は、安倍・清和会の岸田・宏池会壊滅作戦に河井カルト夫妻起用>

 首相兼自民党総裁の安倍晋三から河井夫妻に投入された血税・政党助成金1・5億円の真相は、まだ誰も口にしていない。なぜ宏池会の護憲リベラル・溝手顕正叩きに、統一教会カルト信者夫妻を刺客として送り込んだのか。


 それは国粋主義者・岸信介の孫による、護憲リベラル派閥壊滅策略のためだった!広島・池田勇人の創立した宏池会と岸の長州・田布施の後裔・清和会の確執は、派閥事情に明るい政界関係者であれば、誰でも知っている。昨年7月の参院選で、好機到来とばかりに安倍が仕掛けて、敢行したものだ。そうして溝手落選と岸田・宏池会の沈没となった。


 公家集団と揶揄されてきた宏池会は、安倍の罠にはまり込んで、落下してしまった。宏池会の黄金期には、大平正芳の盟友派閥の田中角栄派が存在したが、いまの岸田文雄には支援者不在、敵の軍門に下ることで呼吸をしてきた。そこに河井夫妻への1・5億円投入事件が爆発したものだ。誰も書けない自民党史の裏事情である。

 自民党最後の派閥死闘である。



<溝手顕正つぶしの決め球は公明党創価学会の裏切り票>

 宏池会現職参院議員・溝手顕正敗北の決め手は、いうまでもなく公明党創価学会の裏切り票による。誰も指摘しないが、事実であろう。それまで学会票は、護憲リベラルの溝手支持だったが、安倍―太田ショウコウ、菅―佐藤学会副会長ラインが強引にねじを巻いて、河井案里カルト候補に一本化した。


 地元県議・首長・市議や後援会長は、地元の新聞社の取材にべらべらと口を開いて自白証言をしているが、公明党創価学会対策費がどうだったのか。誰も口を開いていない。

 金にきれいなはずの創価学会は、下部組織だけのことで、上層部には支援を受けた自民党から金が流れている。もう30年以上前から、自民党の大物議員秘書から、内緒で聞いていた。一体どれくらいの資金が流れているのか。


 受け取った関係者の心臓は、止まりそうだという予感がしている。うまく逃げおおせるだろうか? 



<宏池会の総反撃に自民県連・中国新聞・広島地検が決起>

 安倍主導に菅と二階も悪乗りしての宏池会つぶしは、第一幕で見事に成果を上げたが、伝統的に宏池会の影響力が強い自民党広島県連が腰を上げ、反撃に転じた。

 古きを訪ねるまでもなく、被爆地広島の不運は、長州軍閥と財閥の暴走の挙句の果てに起きたことである。長州・田布施と広島の関係は、徳川の会津と長州のそれに似て、不倶戴天の敵の間柄だ。

 被爆地の広島で護憲リベラル・宏池会が誕生したのも、地政学的な事情もあろう。確か数年前の広島大災害に、現地視察をしなかった安倍だったことを想起すれば、それだけでも理解できるだろう。


 自民党県連の頭越しの案里公認の深い意図を読めなかった岸田は、万死に値する。派閥の長を降りて、一兵卒になって再起を図るしかないだろう。ワシントンのボルトンになれ、といいたい。


 護憲リベラルの中国新聞も動いた。そして広島地検も立ち上がった。それはリベラル日本国憲法の命じるところでもあった。



<対抗する安倍は河井克行の法相起用で逆襲>

 宏池会の反撃に安倍はたじろいだ。それは安倍の補佐官として、日常的に

接触してきたカルト議員と協議、反撃阻止の次なる秘策を練ることになる。


 宏池会の総反撃に対する答えが、河井克行を法相に起用することだった。

法相就任の克行が言い放った言葉は、まるで平家の平将門のような気分になったかのように「これで法務検察の上に立った」と豪語、我が世の春の気分を披歴した。


 しかし、広島地検の動きを、政権と一定の距離を保つという信念の稲田検察は、背後から支援の矢を放っていた。中国新聞、広島県連の積極的な捜査協力によって、案里の公選法違反事件は小さな花火から尺玉へと拡大していった。


 法務大臣の妻の違法行為が、議会で炸裂するとどうなるのか。暗愚の宰相・安倍でなくてもわかる。安倍は50日で河井の首をはねた。そうするしかなかったのだ。



<執拗な捜査にいたたまれず、案里が秘密の1・5億円公言>

 夫の法相就任で安堵していた妻の案里は、50日後の解任に驚愕したはずである。そこで一計を案じた。決して口にしてはならなかった安倍からの1・5億円の秘事を、これ見よがしにメディアに明かしたのだ。


 これに勢いずいたのは、他ならない検察と宏池会である。溝手には、党本部からの送金1500万円の10倍だ。案里金権選挙を自ら打ち明けたことに、衝撃を受けたのは幹事長や官房長官というよりは、1・5億円の送金者の自民党総裁だった。



<狙いは安倍・菅・二階に対して「死なばもろとも」作戦>

 自民党広島県連の宏池会を愚弄するかのような党本部からの政党助成金1・5億円は、自民党関係者にとって腰を抜かすような巨額の選挙資金である。


 多少の票を握る町議から県議、首長をすべて買収しても余る大金である。公明党創価学会を丸ごと買収してもおつりが出る金額である。

 河井夫妻の乾坤一擲の勝負とみたい。それは稲田検察と安倍官邸、二階党本部向けの牽制球だった。


 「我々をやるのであれば、すべてをばらす。いやなら稲田を押さえつけよ」の河井夫妻の反撃だった。「死なばもろとも」作戦である。



<安倍の河井法相降ろしと黒川弘務検事総長起用へと暴走・失速>

 安倍官邸の秘策は、稲田信夫検事総長の首を討ちとることだった。それは彼らにとってなんでもいうことを聞いてくれる犯罪のもみ消し屋・黒川弘務の起用である。


 1月30日の黒川の定年延長閣議決定がそれである。この違法行為に検察内部が荒れた。やむなく検察庁法改正案を強行することで、違法行為に蓋をかけようとしたのだが、なんと700万件の空前絶後のツイッター攻撃に安倍は屈服、ネズミは袋小路に追い込まれてしまっている。

 検察の家宅捜索は、自民党本部と安倍事務所とホテルニューオータニに絞られている。時間は少ない。決着をつけて法務検察の再生か、それともクロカワ検察に逆戻りか、全国民が固唾をのんで、成り行きを目を凝らして見守っている!

2020年6月30日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

日医新会長に忠言<本澤二郎の「日本の風景」(3729)

<医療事故に真摯に向き合い遺族の悲劇連鎖を回避せよ!>

 日本医師会の会長選挙で、中川俊男が現職の横倉義武を破って新会長に就任した。「安倍がこける」と次々とこける、それが医師会でも起きた。歓迎したい。この機会に医療事故で泣いている無数の遺族を代表して、厳しい注文を突き付けねばならない。ミスは誰にもある。医師にも病院にも。したがって、その時は、真摯に反省謝罪する医道、医師・病院に舵を切って、国民の信頼を手にしてほしい。


 反省と謝罪から、医療事故は減少する。のみならず、残された遺族の心をいやすことが出来る。遺族への悲劇の連鎖を回避できる。我が家の悲劇的体験は、ほかでも起きている。遺族をいやし、救済するためにも、反省と謝罪をする医師と病院へと舵を切ってほしい。日本医師会への切実なお願いである。中川新会長に強く要望、期待したい。


<徳洲会・東芝病院の卑怯な医師・看護師を許すな!>

 医療事故は、統計学上、年間最大で4万件以上と言われている。まじめで、まともな善良な医師もいるが、その数はわずかである。医学無知の遺族をよいことに、大半の加害者が嘘と隠ぺいで逃げているのが実情である。

 中国では、怒った遺族が医師を殺害した事件まで起きている。


 具体的な事例を紹介すると、日本最大の徳洲会グループの千葉県四街道市の医療事故では、遺族が徳洲会を立ち上げた徳田虎雄の特別顧問をしていた。彼の身内の事故でも、病院側は政治や行政を悪用して、千葉県警の捜査に横やりを入れてきた。そのため捜査は打ち切られ、元特別顧問は抵抗を余儀なくさせられている。

 彼は屈せず、千葉県公安委員会や警察庁、国家公安委員会などに不当捜査を指摘、追及しているが、そこから徐々に判明したことは、TBS強姦魔を逮捕目前で阻止した警視庁刑事部長の中村格が関与したという疑惑が浮上している。

 中村は、言うまでもなく「検察の黒川弘務」のような人物で、官房長官の菅義偉の秘書官から、今では破格の出世をしている。この中村と徳洲会の現理事長が親しい関係にあるということ、過去に中村が千葉県警捜査二課長を歴任していた、という二つの理由から、遺族の刑事告訴を潰したと見られているのだが、筆者も徳洲会疑獄を追及してきたジャーナリストとして頷ける。

 要するに、徳洲会は医療事故に対して、反省謝罪するどころか開き直っているのである。


 同じような、事例が我が家の次男正文の東京品川区の東芝経営だった東芝病院でも発生した。誤嚥性肺炎で救急搬送、診察の結果、1週間の入院計画のもとで入院たものの、数時間後に痰がのどに詰まって、非業の死を遂げさせられてしまった。こうした異常死の場合、病院による110番通報が不可欠だが、東芝病院は公然と怠った。したがって、司法解剖をしなかった。保健所にも連絡しなかったらしい。


 明々白々の医療事故にも関わらず、なしのつぶて、もう10年経ったが、東芝は反省も謝罪もしない。警視庁に告訴したが、電通が関与してきて報道を封じ込めた。電通は、人々に災いをもたらす大魔神である。電通の株主である共同通信、時事通信さえも告訴記事を配信しなかった。朝日と東京が小さく、申し訳なさそうに活字にしただけ。テレビはTBSのみだった。東京地検の悪徳検事・松本朗は、卑怯にも不起訴にした。理由は「司法解剖していないので、死因の特定が出来ない」と。遺族は怒り狂うしかなかった。


 息子を失った数年後に、妻も後追いしてしまった。家族全員の運命が狂わされてしまった無念が、どういうものか、医師に理解できるだろうか。

 改めて強調したい。日本医師会は、医療事故に真正面から向き合う21世紀でなければなるまい。中川・日医に強く求めたい。


 課題は少なくないが、政府の医療事故調査委員会は、医師の申告を受けて初めて調査するという欠陥委員会である。カルテの改ざんを処罰できない。加えて、コロナ禍で注目を集めた保健所だが、所長が医師のため、病院と癒着して、医療事故に関与しない。

 年に一度の医道審議会で、医療事故で医師の資格をはく奪された例はなく、形骸審議会となっている。これらの組織は、すべて医師会のためであって、国民・被害者・遺族のためのものではない。新会長に取り組んでもらいたい大きな課題である。


<泣いている遺族はゴマン!逃げないで反省謝罪する医師会へ>

 四街道市の及川夫妻は、市原市の帝京大学病院と裁判をしているが、これまた反省と謝罪に積極的ではない。医療事故による大半の遺族は、泣き寝入りしているのが実情である。提訴すると、証拠を隠し、嘘で医療に無知な判事をごまかしてしまう。

 かくして、病院・医師との信頼関係が全く生まれない。医療事故で泣いている遺族・家族はゴマンといる。大事な故人を、忘れることを強要されている有様なのだ。

 当事者になって初めて気づく衝撃的悲劇だが、これは日本医師会の覚醒と正義のかじ取りで大きく改善できる。反省と謝罪する日本の医師と病院に改革する時である。


<異常死は即110番通報、司法解剖で死因特定を>

 河井夫妻の選挙違反事件を捜査していた、東京地検の若手検事の急死のことである。余談だが、しかと司法解剖が成されたものか、気になる事案である。


 異常死に、医師と病院の110番通報義務は不可欠だ。司法解剖をしてしかと死因を特定しなければならない。東芝事件の教訓である。

 医師と病院は、この原則をあいまいにしてはならない。日医の強い指導を期待したい。 


<医師の保健所長と病院の癒着はもってのほか>

 繰り返すが、保健所の対応についてである。所長が医師という事情から、両者の癒着が問題になっている。保健所の大改革が不可欠だ。医療事故と向き合う日医にすることで、課題はおおむね解消するだろう。放置すれば、日本の医療崩壊に拍車をかけることになるだろう。

 中川・日医の勇猛果敢な患者第一の公正医療に期待したい。医療事故家族の心からの願望である。日本社会に明るい希望の灯をともしてもらいたい。

2020年6月29日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


2020/06/28 07:10

 自民党の有力支持団体である日本医師会(日医)の会長選で27日、4期8年にわたりトップを務めた横倉義武氏が落選した。安倍晋三首相ら政権中枢との距離の近さを誇った「長期体制」に対し、くすぶってきた不満が噴出した格好と言える。政府・与党との蜜月関係は今後、変化を余儀なくされそうだ。

 第2次安倍政権発足に先立つ2012年4月、日医副会長だった横倉氏は当時の民主党政権と太いパイプを持った現職を破り会長に就任。副会長が現職会長に引導を渡すのは、くしくも今回と同じ構図だった。

 横倉氏は特に、地元が同じ福岡県で旧知の麻生太郎副総理兼財務相とは、頻繁に電話でやりとりする仲。原則2年に1度、医療の公定価格を決める診療報酬改定では「実際、役所の出る幕はほとんどなかった」(財務省幹部)という。

 一方で、日医内部からは「主張すべきはするのが本来のあり方」(医療関係者)などと、政権との近さへの批判が絶えずあった。さらに、新型コロナウイルスの感染拡大後、横倉氏が一時不出馬を示唆し、結果的に翻意するなど判断がぶれたことも、盤石とみられてきた選挙の様相を一変させた。

 新会長の中川俊男氏は、日医の副会長を長く務め、政府の各審議会では「うるさ型」で鳴らした。介護報酬改定は年末に向けて議論が本格化するが、政府内からは早くも、「今までのようにはいかない」(厚生労働省幹部)と警戒の声が出ている。

 加藤勝信厚労相は27日、首相官邸で記者団に、会長選の結果について「医師会が決めることだ。新会長としてリーダーシップを発揮してもらえると思う」と述べるにとどめた。

 新型コロナウイルス対応でも、感染拡大の中、政府への声高な要求を控えた横倉体制に対し、東京都医師会などは医療提供体制の逼迫(ひっぱく)を受けて、不満を募らせた。会長選では都医師会幹部らが中川氏陣営に参加。中川氏は当選後の記者会見で「政府に言いづらいこともはっきり申し上げる」と言明した。

 会長選終盤で接戦が伝わると、有力な政権幹部が各医師会に対し横倉氏支援に回るよう「介入」したという。来年10月に衆院議員の任期満了が控える中、自民党議員は「ああいうことをやると反発を食らう」と衆院選に与える影響を懸念した。(時事通信)


100万自民党員に告ぐ!<本澤二郎の「日本の風景」(3728)

<安倍を党紀委員会にかけ除名処分にすべし!>

 首相兼自民党総裁の安倍晋三が、護憲リベラルの現職・溝手顕正と岸田文雄・宏池会を壊滅させるために、刺客に指名した河井案里、選挙参謀に夫の克行の二人が、逮捕され、拘留が延長された。参院選数か月前からの買収資金1・5億円の投入による、公選法の買収罪と交付罪が、稲田検察捜査の狙いとなっている。幹事長二階と官房長官菅、さらに公明党創価学会も関与しての、護憲リベラルつぶしだ。


 その先に、自公による9条解体と緊急事態条項の加憲ありだ。その結果、被爆地の広島県では、具体的な証拠が次々と挙がっている。「克行前法相からは、安倍さんから、と言われて、受け取ってしまった」との衝撃証言も飛び出した。


 「カルト教団・統一教会幹部だったことも知られ始めている。広島県政はマヒ状態。反岸田の二階、菅の思い通り、岸田の総裁の芽は消えてしまった。宏池会再生が可能なのかどうか。この始末は、安倍が責任を取るしかない」と元自民党本部職員は、悲痛そのものである。


 確かに党総裁が、これほど党を汚した前例はない。永田町一筋に生きてきたジャーナリストとして、100万人と言われる自民党員に対して「安倍を党紀委員会に引きずり出して、除名処分にすべきである」と強く訴えようと思う。犯罪首相をこれ以上、のさばらせてはならない。



<党員は無知無恥無能な安倍晋三の私兵ではない!>

 党費を納めると、誰でも自民党員になれる。運が良ければ、総裁選挙に一票を行使できる自民党員、現在はおおむね100万人と言われる。

 7年間の安倍の暴政に満足しているだろうか。福沢諭吉1万円札を刷りまくるだけのアベノミクスに、株屋や財閥は儲かったろうが、それ以外は先行き不透明な不安な日々である。そこに10%の消費税の贈り物で、人々の消費は止まってしまった。

 役人は優雅そのものだが、民間では電通、HHKやテレビ局は別格として、路頭に迷う市民は少なくない。


 こうした中での安倍の数々の狼藉三昧に列島は、怒りの炎で燃え盛っている。「#検察庁法改正案に抗議します」に700万の真っ赤な抗議がさく裂、その延長線上に河井逮捕、近く二階の自民党本部に、東京地検特捜部の家宅捜索

が行われるだろう。これは検察の義務だ。

 一寸の虫にも五分の魂という。日本国民を代表して自民党員が決起する時である。安倍の党紀委員会提訴は、自民党の基本的なルールである。


<恥ずかしくて道も歩けない、もういい加減にせい!>

 コロナ禍のお陰で、人々の往来は制約を受けている。それが幸いしているのであろうが、それでも自民党員は胸を張れない。

 「私は自民党員」と太陽に向かって、声を上げられる党員はいるだろうか。それは池田路線を投げ捨てて、戦争国家づくりに狂奔してきた公明党創価学会、彼ら400万、500万人の人たちも同じようだ。


 やくざに強姦され、性奴隷の挙句に殺害された「木更津レイプ殺人事件」の哀れ過ぎる戦争遺児は、地獄から「裏切り者の太田ショウコウを許さない」と叫んでいる。


 統一教会の国会議員は、河井逮捕で塹壕にもぐってしまった。今の閣僚の中には、統一教会や神社本庁議員も少なくない。カルト教団内閣が、いまの安倍内閣である。


 創価学会だけではない、神社本庁もスキャンダルまみれだ。統一教会も混乱しているようだ。

 「安倍よ、恥ずかしくて道を歩くこともできない。もういい加減にしろ!」が100万党員の偽らざる叫びであろう。


<カルト教団頼みなら解党せよ!国民は安心する!>

 半島出身者の政権であろうと、何だろうとかまわないが、民主主義を踏み潰し、憲法をないがしろにする内閣は、日本に不要である。

 中国封じ込めに60兆円の海外バラマキ、公金を自身の選挙運動に使い、公金予算を電通に流し込む、TBS強姦魔を不起訴にする、あまつさえ血税である政党助成金をカルト教団幹部に投入し、護憲リベラルを壊滅させた安倍は、二階と菅と共に消えるしかないだろう。


 国民を安心させる道は、カルト教団頼みの安倍を葬って、自民党を解党することが最善であろう。自民党員の決起を、強く期待したい。

2020年6月28日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

政治と宗教<本澤二郎の「日本の風景」(3727)

<教団利用に長けた政治屋NO1A級戦犯容疑者・岸信介>

 昨日のネット掲示板で、河井夫妻とカルト教団の関係が話題になっていた様子を目にした。教団を利用することに長けている安倍が、広島の護憲リベラルの溝手顕正と岸田文雄・宏池会壊滅作戦に、刺客として送り込んだ、という分析は、当たらずといえども遠からずであろう。


 安倍には、岸信介の頭脳はともかくとして、国粋主義遺伝子がほぼ100%入っている。国家神道を大々的に活用した財閥代理人・商工官僚(現在は経産相官僚)の岸は、戦後に韓国・文鮮明が、半島の混乱期を舞台に立ち上げた、反共右翼のカルト教団を、日本政治にこれまた利用したことは、余りにも有名な史実である。


 他方、池田の前の創価学会会長・戸田が、意外や岸に接近したことは、これまた知る人ぞ知る事実だ。しかし、池田は逆に、共産党の宮本顕治と創共協定を結んで、軌道修正した。公明党を「民衆の味方」と位置づけ、護憲リベラルを貫いた。日中友好に奔走したものの、99年の自公体制下、池田が倒れると、太田ショウコウ・山口那津男・北側一雄らが、公然と裏切って安倍の配下へとのめり込んだ。あろうことか、彼らは池田理念のすべてを完全に放棄した。目下、内部に混乱の種をまきちらして、今日を迎えている。

 岸の再現復活は、安倍支援の公明党創価学会の消すことのできない、巨大すぎる負の実績である。


<韓国・反共右翼教団の文鮮明と親しかった安倍の祖父>

 岸と文鮮明は、同じ半島出身者という仲間関係にあったと、今朝ほども清和会OBが証言した。

 「自民党議員の中には、隠れ統一教会議員が相当数いる。河井も?それは知らなかった。ともかく自民党の太い岸人脈で、統一教会信者が、議員事務所に入り浸り、選挙にも関与してきた。しかも、タダで。いずれもかわいい女の子。中には、彼女らに議員や秘書が手を出す者もいた。岸・安倍も半島出身者の反共右翼で結束していた」と打ち明けてくれた。


 自民党取材をまじめにしていた政治記者であれば、事務所内で働く統一教会の若い女性の存在を知っているだろう。筆者は30年ほど前、岸を「岸君」とよんでいた千葉三郎の事務所で、運転手をしていた統一教会の男性を記憶している。秘書のT子さんが「あの人は勝共連合の人よ」と教えてくれたからだ。


 文鮮明の教団について国民の多くは、詐欺商法や異様な集団結婚式などで話題を振りまいたことから知ったものだが、警察公安の取り締まりは甘かった。理由は岸以下、清和会の存在と関係している。


<ついで中曽根康弘・石原慎太郎・安倍晋三>

 岸の宗教団体利用は、その後、清和会から右翼派閥に伝染してゆく。

 児玉誉士夫という戦後右翼暴力団の親分は、岸や鳩山一郎、大野伴睦、河野一郎から中曽根康弘へと、右翼議員を手玉に取ったことで知られる。言論界で児玉と親しい関係を結んだ人物は、ナベツネである。日本テレビの氏家も。


 彼ら右翼議員は、岸に負けず劣らず、やくざや教団利用に長けていた。中でも中曽根や石原慎太郎が突出していた。この辺の様子は反創価学会の石井一が詳しい。反対に小沢一郎は公明党の市川雄一と政治提携していた。


 昨今は、統一教会だけでなく、創価学会を完ぺきに手なずけてしまった安倍である。統一教会は祖父譲りである。石原は、オウム真理教が首相に担ぎたい政治屋代表として知られた。集票組織としての教団、それもカルト教団ほど利用価値は高い。


<河井克之夫妻は熱心な統一教会(勝共連合)信者?>

 そこで問題は、河井夫妻が統一教会幹部という見方は本当なのかどうか。筆者は、最近の統一教会・勝共連合に関心などなかったので、全く知らない。

 ただ、安倍が河井を、溝手と宏池会壊滅作戦の刺客に送り込んだこと、彼らに1・5億円の巨費を投入したこと、さらに参院選後の内閣改造で、犯罪・違法行為のもみ消し役にもなりうる法相に起用した点などを考慮すると、何かあるな、と理解するのが相当であろう。


 統一教会に詳しい御仁の指摘を待ちたい。もしそうだと仮定すると、神社本庁と創価学会に加えての、日本を代表するカルト教団によって支えられ、支配される日本政治ゆえに、政教分離の憲法違反体制そのものだから、極めて危うい日本というべきだろう。これに財閥擁護の大魔神・電通が、新聞テレビをコントロールし、血税さえも公然と抜き取って恥じない、災いをもたらすカルト企業の暴政に、善良な国民は呼吸ができなくなるだろう。


<案里担当検事の急怪死の真相は?>

 それに気になる急怪死事件のことである。東京地検の若手検事の広島捜査中の急死である。しかと司法解剖をしたのか。彼は案里担当の検事だった。これもくさい臭いがしてならない。カルト跋扈の日本は、まさに腐臭列島そのものであろう。

2020年6月27日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

追記 昨日6月26日は母の3回忌。中曽根と同い年だが、それでいて2年前に亡くなっていて、墓石に101歳と刻んである。妹に言われて、慌てて墓参した。20基ほどの墓石を見回すと、遺族の老いを象徴するかのように、なんとなく疲れ切っている様子が目に付く。帰宅して妹がくれた、大事に保存してあった沢庵の古漬けを薄切りにして食べた。噛むほどに味わいが出てきて、舌を包んでくれる。これぞおふくろの味、発酵食品である。母の遺言「戦争だけはするな」を思い出した。そのための護憲リベラルである。戦争宗教反対だ!

万事休す!<本澤二郎の「日本の風景」(3726)

<菅原一秀に忖度した東京地検特捜部長は検察官適格審査会行き>

 世は告訴告発の声を上げる季節である。ことほど不正腐敗がはびこっている。安倍・自公・日本会議の暴政の裏返しなのだ。正義を求める勇者は、電通に支配されている新聞テレビを避けて、文春・新潮・ポストに駆け込んでいる。我が家の居間?にも「徳不孤」の鈴木善幸さんの色紙がかかっているせいか、東京中枢の不正情報がもたらされる。相手は「盗聴されている」といいながら、屈せずに連絡をくれる。

 最近は、15年前に長野県の別荘地に居を構えた声楽家と、おそらく20年ぶりか30年ぶりに連絡が取れた。美しい口笛が、インターネットを通して昨夜、聞くことが出来た。美しい声は、正義・平和の叫びとなって、人々を癒してくれるものである。


 今朝ほどは、正義の士が飛び交う情報を整理して連絡をくれた。今の安倍を「万事休す」と採点できる。持病を抱える心臓が耐えられるか怪しい。


 そんな心臓に配慮してか、東京地検特捜部長が安倍―菅の残党・前経産相の菅原一秀を不起訴にした。この特捜部長が誰か、知らないが、紹介する必要があろう。情報提供を期待したい。

 「検察官適格審査会に訴えたい」との声も届いてきた。



<不良品・イージスアショアの闇が徐々に暴露されてくる!>

 陸上型のミサイル防衛装置という触れ込みで、すでに200億円近い大金を支払った米国製悪魔兵器・イージスアショアは、北方から飛来するかもしれないという、確固たる思惑で購入したものであるが、とんでもない無能兵器であることが判明して、コロナ禍のどさくさに紛れて、安倍官邸・防衛省・外務省が白旗を上げた。

 不良品を押し付けられた日本政府は、支払った金を返させる外交交渉が急務である。断じて妥協は許されない。

 ロケットの最初に落下するブースターが、どこに落下するかわからない不良品を改造するためには「日本政府が1000億円、10年かけて実験する必要がある」という、いわば幻想的な武器であることも発覚した。


 飛来する核ミサイルを打ち落とすための要は、超音速ミサイルを正確に捕捉するレーダーが必要不可欠だということは、なんとなく理解できるが、消息通は「米ロッキードマーチン製のレーダーか、レイセオン製か、それともスペイン製なのか不明。いずれも探査機能が分からない。これらのレーダーの有効か否かに、また1000億円もかけて、日本政府自ら実験するという、とんでもない高価な不良品であることが分かってきた。導入を決め、金まで払った安倍と河野の罪は万死に値する」と決めつけている。


 1780億円どころか、最終的には6000億円にも跳ね上がる不良兵器で、その一部がキックバックされて、安倍の懐が膨らむという利権システムを破壊・撃墜することが、次の政権の役割で、これまた告発・検察の出番となろう。



<辺野古建設基地の地盤軟弱に米下院軍事小委員会がクレーム>

 関東や東北・北海道の人たちは、えてして沖縄の辺野古新基地建設問題に対して関心が薄くなりがちだが、血税は自公内閣によって容赦なく投入され、被害は日本国民全体に及んでいる。


 沖縄県民は、それによって米軍駐留の永続化による事件事故の被害者にとどまらず、アジアでの有事に巻き込まれ、それこそミサイル攻撃の標的にされかねない。世界のあらゆる戦争利権に関与する、米国による犠牲者を強いられるのだから、考えなくても日米軍事同盟の不条理に耐えさせられる日本人が哀れ過ぎよう。


 それはさておき、米下院軍事小委員会が辺野古基地建設に絡んで、国防総省を突き上げている。辺野古の海を埋め立てる軟弱地盤基地を問題にしたのだ。辺野古は不適格基地として、計画を断念するほかないだろう。イージスアショアと同じではないのか。


 そもそも海兵隊は、有事の際、外に飛び出す部隊であって、沖縄を守備するものではない。これの常識さえも理解していない国民が少なくない。真実を伝えない新聞テレビの重大問題の犯人は、上げて大魔神の電通である。

 電通解体と撃墜が、平和を愛する国民の願いとなっている。



<逃げられない河井事件の真っ黒・安倍晋三>

 河井事件は即安倍事件である。

 中国新聞は、河井から30万円をむりやり押し付けられた町会議員が「安倍さんからだ」という衝撃的な証言をしたと報道した。

 三原市長も辞任する。首長二人目だ。被爆地・広島県民は、安倍の長州・田布施の人たちとは違うのであろう。善良な人たちが多い。

 返す返す岸田文雄の不甲斐ない対応について、改めて泣けてくる。歴史は、極右政権の岸信介から、護憲リベラルの広島出身の池田勇人に移行した。岸田は、この教訓さえ忘れてしまっていたのであろうか。

 溝手顕正には、宏池会再生に汗をかいてもらいたい。全国の平和を願う護憲リベラルの願望である。


 溝手と岸田を墜落させた安倍晋三と菅義偉、さらには公明党創価学会が、河井事件の関係者で、本丸が安倍なのだ。安倍は真っ黒で、もはや逃げ道は断たれてしまっている。平家の壇ノ浦である。




<フジサンケイだけか?捏造世論調査を信じてはならない!

 日本の世論調査の実態が露呈して、しばらくたった。はたして、フジサンケイの右翼メディアの不正な調査だけであろうか。


 そうは思えない。日本の世論調査に、まともな公正無比な世論調査は存在しない。特に内閣支持率はすべて狂っている。自信のある世論調査会社は名乗りを上げてほしい。いまそれさえ見られない。


 すべての世論調査はいかがわしい。NHKも、朝日、共同も。日経・読売産経だけではあるまい。そのことをフジサンケイは、自らその非を暴露してくれた。


 世論調査は不要だ。やるのであれば、しっかりとしたルールの確立が求められる。いい加減すぎる内閣支持率を、書き手も安易に使用しないことだ。猛省したい。いまはっきりしてることは、稲田検察の次なる一手で、安倍の心臓は止まる!

2020年6月26日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

↑このページのトップヘ