2019年12月

一大事!<本澤二郎の「日本の風景」(3536)

Niftyに次いでアメーバのブログが消された!>

 またしても一大事である。北京入りした直後にNiftyのブログが使えなくなった。そして昨日は、ランクインするようになったアメーバも使用不能になってしまった。3月には、故長沼節夫氏が立ち上げた日中友好派記者団のライブドアブログ「ジャーナリスト同盟」通信も潰された。ライブドアの筆頭株主が創価学会ということも分かった。

 ネット世界での言論弾圧には、素人には打つ手がわからない。現在は、ライブドアブログjlj0011に100人ほどの読者がついているのみだ。これも、まもなく潰されるのか、ハラハラする時を過ごすことになる。


<安倍家も家庭騒動でテンヤワンヤ>

 安倍家の嫁と姑の大げんかは、毎度のことで、そう驚くことはないだろうが、今度ばかりは相当深刻だった!

 東京からの特別情報がメールで届いた。紹介するに値しようか。

 「今回の騒動の発端は、安倍訪中に一緒に行くといってきかなかった昭恵に、岸信介の長女の母親・洋子さんが、行かせないと抵抗した。晋三はサンドイッチにされて動きが取れなかった」というのだ。


 そういえば、公邸にお化けが出ると吹聴する向きもあって、公邸嫌いの晋三を喜ばせてきたが、最近は珍しく公邸に泊まる機会が多かった。理由はそのためだったのかもしれない。


 安倍家の3階に洋子、2階に心臓、1階に昭恵が生活の拠点にしているようだが、この辺の詳しい事情は、NHKの御用記者の岩田が詳しい。もう一人は安倍晋太郎の盟友・加藤六月の未亡人だ。

 秘事は露見するものだ。

 要するに、安倍家は犬と猿が同居していると思えばいい、と極論する清和会関係者もいるほどだ。今回は訪中がらみだから、外務省も知ってしまった。


<昭恵ゴシップに心臓が止まる?!>

 ともかく昭恵も強いが、洋子も負けてはいない。岸の長女で、夫の晋太郎には泣かされてきた強みもあろう。


 「安倍の犯罪スキャンダルというと、森友事件から始まって、加計孝太郎事件へと続くのだが、昭恵も無傷ではない。メディアの監視も強化されている。安倍にとって昭恵が、事件隠ぺいの邪魔をしていると感じている」

 「山口強姦魔救済の一件にも、TBS山口強姦魔の姉と昭恵は仲間ということから、ことさら話題を呼んでいる。洋子は何事も、息子の安倍を困らせているのは、出しゃばり女のせいだ、と決めつけている」

 かくして「心臓は昭恵がニュースになることを一番恐れている。新聞種になると、心臓が止まりそうになる」というのだ。

 単なる憶測とも思えない。


 安倍の病はストレスからくる。公邸住まいは医師の判断かもしれない。中国での記念写真をみると、その表情は文在寅と比べると、曇っていてさえない。


 臨時国会を延長していれば、完全に体調を崩してしまったかもしれない。安倍の病状が、官邸と自民党内でささやかれている。当然、霞が関でも。死に体政権なのだ。


<内閣記者会覚醒に菅義偉も青息吐息>

 安倍を不安に陥れているのは、女房役の菅義偉の、このところの「桜」会見である。

 内閣記者会が変わってきている。読売・産経の、政権よりの姿勢から、朝日や毎日、東京のペースになってきたせいでもあろうが、内閣記者会の覚醒は、国民と野党に期待を持たせている。


 それ以上に「桜」という政府の公式行事に、安倍の選挙応援団のみならず、安倍支援の日本会議メンバー、さらにはお年寄りから数千億円も詐取したジャパンライフ関係者、そして入れ墨やくざを「国の功労者」として大接待していたことに問題の本質があるのだが、したがって菅は真っ当に発言できない。

 内閣記者会は、ここにきて東京新聞の望月記者効果が出てきたのだ。さらには、TBS山口強姦魔裁判の敗訴が勢いづけている。菅の頭では処理できなくなっている。安倍も菅も無力化している。


 その前に自ら入閣に骨折った閣僚二人が公選法・政治資金の違法行為発覚で首になってしまった。一時は安倍後継を売り込んだが、その余禄は残っていない。

 そこに降ってわいたカジノ汚職で逮捕者が出た。検察を掌握していた安倍と菅の暴政にたてつく検察である。あるいは?安倍事件隠しの事件化なのか。


<閣僚二人失格とカジノ汚職で一人逮捕の二階派総崩れ>

 二人の違法閣僚は、菅が推薦した二階幹事長の配下である。

 このところ二階も気がヘンになって、記者の質問に対して、やくざまがいの暴言をするありさまである。

 俄然、参院議員の世耕の元気が出てきた。次期衆院選では、二階の地盤からの出馬を狙い始めた。


 カジノ汚職で一人逮捕者が出た。二階派だ。「上に大物がいる」とのうわさも流されて、二階の動揺も激しい。

 さすがに「安倍4選」という彼のとぼけた暴論は消えてしまっている。一大事とは、安倍も、菅も、二階も、である。


<安倍の足元・細田派側近は傷物で四分五裂>

 安倍は清和会のメンバーでありながら、面倒を見た者はほとんどいない。

 「せいぜい女の稲田、ついで下村と萩生田だが、3人とも加計事件関与で失格者。安倍が信頼する甘利も傷物。清和会の細田派は、現在も四分五裂の状態が続き、総裁候補が一人もいない。安倍家の執事といわれる加藤厚労相は、経世会の人間。安倍を支えるものなどいない」が清和会筋の分析である。


 内閣支持率の低下で、じんわり新聞テレビが覚醒しつつある。NHKがどこまで安倍を支える報道で、国民をたぶらかせることができるのか。


 財閥もアベノミクスというまやかしの1%暴政で、莫大な内部留保金を懐に溜め込んだ。「もう安倍の役割は終わった。犯罪首相を卒業させるしかない」という判断に傾いてきているようだ。「やくざと同居する官邸はだれも相手にしない」のはわかりきっている。


 第二次安倍内閣発足今日で7年。先が見えてきた。

20191226日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

やくざが跋扈する永田町・平河町<本澤二郎の「日本の風景」(3535)

<どこも報道しないが「桜」が証明>

 「反社会的勢力の定義は困難」と言い張った日本政府の閣議決定に驚いた国民は少なくないだろう。しかし、永田町と平河町の住人は平静を装っている。こうした醜態を報道しない新聞とテレビの日本であるが、安倍晋三が、安倍のために実施してきた恒例の「桜を見る会」で裏付けてくれた。入れ墨やくざが、日本国の功労者として招待されていた。安倍は反論していない。出来ないのだ。これほどの破廉恥な日本会議・自公政権は、戦後初めてのことである。


<「月刊タイムス」に書いた文章に訂正不要>

 筆者はすでに月刊誌「月刊タイムス」に二本寄稿して、北京にやってきた。111回の訪中記録を打ち立てることもできた。

 編集長兼主筆の香村の勇気に敬意を表したい。

 やくざは、官邸のみならず、自民党本部の平河町に及んでいる。政治は正の文化を発信する拠点であるのだが、そこに女性を「現代の慰安婦」にして、左うちわの入れ墨やくざが徘徊している?


 無知と無恥の首相が証明してくれたわけだから、これは日本政治史に新たなページを書き加える必要があろう。筆者の「月刊タイムス」に訂正文は不要である。


 安倍晋三に感謝したい気分である。


<山口組との関係は本当なのか>

 やくざが跋扈する日本列島のフィリピン支部は、ドゥテルテ大統領の蛮勇で入れ墨は次々と監獄にぶち込まれている。抵抗する入れ墨は、容赦なく銃の餌食になっている。

 彼らは一部の狂った書き手を買収して、国際的な人権団体に泣きついているが、ドゥテルテ大統領はひるむ気配はない。原因は、フィリピン女性の多数が感激して支持しているためである。


 中国も、フィリピンの様子を知ってか、黒社会の壊滅に奔走している。韓国でも同様の動きを見せているという。

 日本を代表する山口組と安倍の関係について、うわさのレベルでは「関係している」と言われている。専門家の判断を仰ぎたい。

 福岡の工藤会に対しては、福岡県警が本気を出して、壊滅作戦を断行している。「警察が本腰を上げれば、入れ墨退治は可能」と警視庁のマル暴担当者は打ち明けている。


 安倍が動けば退治できるのだが、やくざを利用して政治的ライバルをやっつけた実績の持ち主だから、それは無理というものだ。


 日本のドゥテルテは生まれるだろうか。有名な北村や中村ではだめだろう。


<覚醒剤と入れ墨が氾濫する日本列島>

 入れ墨やくざと覚醒剤など薬物との関係は、切っても切れない。覚せい剤の密輸事件が時折発覚するが、既遂事件は山ほどあるだろうから、これらの犠牲者は清原どころか、永田町・平河町・霞が関・大手町に及んでいる。地方議会も覚醒剤汚染で濁りきっているとみていい。


 あたかも香港でのアヘン戦争を連想してもおかしくないくらい薬物が、若者や主婦にも広がっている。

 安倍晋三の祖父は、旧満州国時代に麻薬でしこたま蓄財したとされる。いまの官邸の内部はどうなのか。

 入れ墨やくざと薬物は、一般の強姦魔と薬物の結びつきを裏付けてもいる。

 厚労省の麻薬Gメンが著しく少数であることも、政府とやくざの関係の深さを証明している。


<「木更津レイプ殺人事件」で覚醒させられたジャーナリスト>

 まさか、こうした記事が書けるようになるとは、最近まで考えても見なかった。目を覚まさせてくれた犯人は、富津生まれの入れ墨やくざの浜名である。すでに、100回以上も活字にして報道している。100%の確証があるためである。

 「木更津レイプ殺人事件」の徹底取材で真相を知ってしまったからだ。


 三本指、つまり二本の指を詰めたやくざに強姦、現代の慰安婦を強いられ、ついには逃げ出そうとして殺人的脅迫を受けて卒倒、命を奪われた美人栄養士のKT子さんの非業の死の真相に、人間として同情するゆえんでもある。

 真相を知った以上、もはや墓場に持ち込むわけには、ジャーナリストとして許されない。やくざの強姦事件は無数にあったし、これからも起きている。背景に自民党とやくざ・官邸とやくざが災いしていたのである。山口強姦魔に厳しく対峙する責任もある。政界とやくざの関係を絶つことが、政治の民主化に不可欠なのだ。

2019年12月25日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

男女平等の落とし穴<本澤二郎の「日本の風景」(3534)

<強姦魔救済官邸暴政と「木更津レイプ殺人事件」で見えてきた真実!>

 昨夜安倍晋三・習近平会談が行われた。安倍は事前にトランプとジョンソンに電話、要件を聞いて出席するという、実にみっともよくない対応をみせた。案の定、1223日午前は北京冬天の好天気が、午後から曇りだした。三国志演義の呉越同舟を思い出した。


 失礼ながら、そのことよりも我が心を、TBS山口強姦魔事件と入れ墨やくざに「現代の慰安婦」を強いられ、殺害された「木更津レイプ殺人事件」のことが支配して離れない。我が中国40年史もかすんでしまいそうだ。ことほど詩織さん事件と現代の慰安婦問題は、深刻極まりない重大事なのだ。


 極右・ストロング・ナショナリストの周辺からは、女性までが強姦魔に肩入れしていた事実が、改めて表面化している。同時に「木更津レイプ殺人事件」の被害者、美人栄養士のKT子さんが、殺害されるまで110番通報しなかった事実を考え続けている。


 第三者は、そこから日本の男女平等の背後のレイプ文化・半封建制の男尊女卑・女性蔑視の人権意識・沈黙の文化の存在に目を向けているだろうか。言葉としての男女平等に落とし穴と、それに酔いしれているナショナリストの男女と暴政に、屈してしまっている警察・検察・裁判所ではないのか。

 幸い、TBS山口強姦魔事件では、加害者があまりにも傲慢な法廷闘争を仕掛けたことから、判事も覚醒して詩織さんに軍配を上げてくれた?まだ明治の法体系が居座る日本。人権意識と法体系に課題が多すぎる。


 詩織さんは気づいたはずだが、木更津のKT子さんは、哀れ地獄に突き落とされたままである。犯人逮捕に躊躇する千葉県警と木更津署とは?「現代の慰安婦」のまま殺害、声も出せない美人栄養士と、とことん強姦魔と決死の戦いをする詩織さんの落差。前者は、自分にできなかったことを詩織さんに、心から期待している!目を覚まそうよ日本人!立派な言動を口にする文化人も、オオカミ男を演じられる社会風土を放置していいわけがないだろう。


<自己を貶めるナショナリスト女性>

 確かに日本は男性社会である。地位を得た女性は、それでも男性の後ろに隠れて、さらなる地位をつかもうとしている。いじらしい女性は、国会や霞が関で、今も顕著である。

 TBS山口強姦魔を支援する安倍夫人の昭恵は、山口の姉と同窓だったという関係を、露骨に吹聴したものであろう。夫の地位を利用しての公務員的ふるまいは、非難されてしかるべきだろう。

 安倍側近の女性議員も、強姦魔の応援だったと目下、紹介されている。そのことで、自らを卑下していることなのだが、本人は理解していない。男尊女卑を受け入れているようで、いただけない。


 女性でありながら、女性の人格を略奪されるという、同性最悪の悲劇に対して、同情しないどころか、逆に強姦魔を擁護する。この手の日本人女性は、自らが奴隷根性にはまっている、という認識がないのだろう。


 戦前の国家主義の下では、女子は一人前、まともな人間として認められなかったが、戦後においてもそれが尾を引いているのである。


<女性に非ありと決めつける右翼人士>

 強姦される女性は、女性に落ち度があったためだ、とする暴論も、官邸筋から聞こえてきた。安倍・菅と官邸に巣食う警察官僚は、そう思い込んでいた。安倍の意向が菅に、そして北村から中村格へと指令、中村が高輪署の強姦逮捕状を握りつぶした。こう理解して間違いないだろう。


 官邸の庇護のもとに1億3000万円の反訴となったものである、と断じることができるだろう。官邸の立場を弁護する暴論が、検察の不起訴、検察審査会の不起訴相当となった。


 自らの犯罪性を棚に上げて、黒を白にする暴論を支援する強姦魔弁護論に「女性に非があった」と強弁するのであろうが、こんなあくどい手口が、戦前にもあったのだろうか。女性を人権の主体と認めていないではないか。


 安倍の朝鮮半島の従軍慰安婦対応がこれである。21世紀はおろか20世紀においても、戦争犯罪であるのだが、安倍・自公・日本会議の政権は、いったんは押し切ったものの、現在、振り出しに戻っている。


<死者の尊厳よりも名誉が大事?>

 同じような体験を「木更津レイプ殺人事件」の取材で経験した。

 この事件の特異性は、加害者のやくざと共犯のヘルパー、被害者のKT子さんも、共に創価学会の仲間だった。取材の壁は厚かったのだが、被害者の半年余の親しい友人への証言と本人の不可解な行動から、犯人と共犯者が浮かび上がった。


 これを被害者の学会の仲間にぶつけると、意外な反応に驚かされた。当方は真相究明のための支援を呼びかけたのだが、協力を拒否されてしまった。相手がやくざという事情も計算したのかもしれないが、彼女は「もう本人は亡くなってしまった。事件を掘り起こすと、本人の名誉もなくなる。そっとしてあげるのが、いいのではないか」と公然と言い放った。


 当時は、無神論者も、多少なりとも、相応の宗教組織という認識があったものだから、これには開いた口が蓋がらなかった。殺人事件という重大事による死者の尊厳よりも、殺人事件を隠ぺいすることが被害者にとって幸いではないか、というのだから。


<亡くなった者をそっとしてあげて?>

 亡くなったものは生き返ることはない。犯人を問い詰めると、現代の慰安婦という真実が明らかになって、死者に鞭打つことになる、というのである。


 宗教観なのだろうか。池田大作氏が元気なら、ボールを投げて聞いてみたいものである。代わりに、会長の原田はどう答えるだろうか。


 これだと創価学会の世界では、殺人事件が相次ぐという懸念が起きないか。頭がくらくらしてくるではないか。命・平和を重視するであろう、宗教界の倫理が問われている。


<仏教の諦観・運命論は正義なのか>

 仏教は生き物の殺傷を禁じている。他方で、諦観・運命論を容認している。矛盾を感じないわけではない。


 一方で、因果応報を説いている。

 正義はどうなのか。不正をに対する刑罰法規は、古から継続してきている。


 そもそも政治とは、正しい文化で、国民を教育することである。安倍・自公・日本会議の政治は、政治とは言えず、暴政である。


 伊藤詩織さんは、暴政の被害者だろう。声を出さずに、命を奪われたKT子さんも、暴政の被害者かもしれない。この二つの悲劇は、日本の低級すぎる文化の犠牲者でもあろう。ゆるがせにできない重大事なのだ。

20191224日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

真実の中国夢40年<本澤二郎の「日本の風景」(3533)

<改革開放スタート台の北京風景と仕上げの大平外交>

 伊藤詩織さんの壮絶すぎる戦いを記録していて、あやうく40年前の中国のことを忘れるところだった。彼女が生まれる10年前のことだった。197912月の大平正芳中国訪問に特派員として同行、生まれて初めて夢に見た大中国の大地を踏んだ。この感激が日中友好というジャーナリスト人生を約束させてくれた。

 人生は偶然の連鎖に相違ないだろうが、その機会は37歳に訪れた。729月の国交正常化の場面では、各社とも政治部長が同行して田中角栄首相と大平外相の動向を記事にした。東京タイムズは山口朝男政治部長が特派員として、我は長男・春樹3歳を抱きかかえて羽田空港で見送った。


 日航特別機は、晴れ渡って雲一つない北京空港に着陸、一足先に降り立った記者団は、タラップを一段、一段踏みしめながら、ゆっくりと降りる大平さんの、満面にこやかな表情をカメラに収めた。


 プレスセンターと宿舎は西方の長安街の民族飯店、真っ暗闇の早朝に起きだして、民主化のシンボルと言われた壁新聞を、目をこすりながら見ている市民もカメラがとらえた。当時のフィルムは白黒である。


 産経新聞の吉田興亜記者とセンターを抜け出し、日本大使館に提供してもらった中国製乗用車「紅旗」に乗り込んで、それこそ夢に見た万里の長城に向かった。

 当時は観光などは無縁だった。自由に長城を出入りできた。12月の北京風は冷たかった。吉田さんは耳もふさぐ黒い帽子をかぶって、寒風の長城に立った様子をカメラに向けた。観光客は二人だけだった。

 車窓から眺めた北京郊外の風景と庶民生活は、敗戦後の食うや食わずの日本の田舎と、様子がダブった。万里の長城付近の山で、木こりの姿を目撃したが、子供時代の隣家のおじさんを思い出した。彼は山で木を伐採中に骨折、いつも足を引きずっていた。貧しい我が家よりも、もっと貧しく暮らしていたことなどが、走馬灯のように脳裏をよぎった。



 大平さんは、北京飯店近くの王府井の餃子店で大満足だった。負けじと一人歩いて王府井に飛び込んだ。周囲に人垣ができた。妻が買った赤色のジャンパーを着こんで乗り込んだものだから、特に目立ったのかもしれない。


 王府井一番の百貨店に入ると、周囲に黒山の人だかりができた。今も中国語は知らないが、ニーハオ(こんにちわ)一つで充分だった。当時の北京市内では、街中で外国人はほとんどいなかったせいでもある。生まれて初めて芸能人のような雰囲気を味わうことができた。

 もはや誰一人として、このような体験をすることは不可能であろう。たとえ映画やドラマでも無理だ。


<中国の爆発的経済成長の起爆剤は大平正芳ODA

 民族飯店の女性職員は、日本でいう国家公務員に違いないが、みな黒っぽい人民服を着ていた。むろん、化粧をしていない。帽子をかぶっていると、男女の区別がつかないくらいだった。


 人民大会堂での宴会では、接待女性たちは白い服を着ていた。テーブルに出たリンゴは、ピンポン玉より大きめで、老いた人の顔のようにしおれていた。もはや中国のテレビ劇でも、こうした様子を再現不可能であろう。


 変わった、変わった。劇的に変わった中国。人々の衣食住は、天地がひっくり返るほど変化した。夢のような40年である。


 そんな中国に大平内閣は、日本人が唯一誇れるプレゼントをした。政府開発援助(ODA)の供与である。実権を握った鄧小平さんの改革開放政策の起爆剤を提供した。中国の、航空・港湾・道路・鉄道という、経済の基礎的基盤の整備に向けられた。これなくして中国の経済成長はなかったか、かなり遅れたろう。


 翻ってみて、ODAは日本が出来る唯一最善の中国支援策だった。大平さんとその内閣に敬意を表したい。それは想像を絶する日本の侵略・植民地支配に対する損害賠償を、放棄してくれたことへの、日本政府・日本国民の報恩でもあった。大平政治の核心的な実績だ。


 反中派の清和会政権が、森喜朗の「神の国」日本、繰り返した靖国参拝の小泉純一郎内閣と続く国粋主義者の安倍晋三内閣によって、大平ODAは排除されてしまったが、日本国民はこの宏池会政治を忘却してはならない。それこそ唯一の日中友好策だったことを。


 日中国交回復は、戦後外交の金字塔である。大平さんは、まずは池田勇人内閣を、池田の女房役として発足させ、岸信介の親台湾路線を排除した。外相となって中国との国交回復路線に切り替えた。

 続く田中内閣の発足で、自ら外相に就任して一気呵成、国交を正常化させた。この時が大平政治の真骨頂といえる場面だった。これに一ジャーナリストとして棹差して40年ということになる。涙の出る夢の中国40年だった。


 人民大会堂での日本側答礼宴で、官房副長官の加藤紘一氏が中国語であいさつした。この様子を帰国後、加藤後援会誌に秘書の森田君に頼まれて書いたが、日本人の中国語に正直、驚いてしまった。彼が清和会政治に潰されたことは、無念のきわみである。大平さんもまた、台湾派のいびりによって、半年後に命を奪われてしまうのだが、そうしてみると、大平政治の最高のヒノキ舞台が中国の北京だったことになる。


<西安・兵馬俑の旅を大歓迎してくれた人民の波に涙>

 当時の北京は、人々を苦しめ過ぎた文化大革命推進者の4人組を退治した華国鋒さんが国家主席、行政外交権は鄧小平さんという体制だった。人民大会堂での歓迎晩さん会で、まるでグローブのような華国鋒さんの大きな柔らかい手と握手したこと、また大平ー鄧小平会談では、大平さんが1分遅れて入ってきて、鄧小平さんを待ちぼうけさせたことも印象的だ。中国茶の飲み過ぎで、人民大会堂に着くや、真っ先に便所に駆け込んだ、そのための1分遅れだった。


 大平一行は、北京から西安(唐の都・長安)に飛んだ。空港内で隣り合わせた大平さんに声をかけた。「今回の歓迎ぶりはどうですか」と。「ごく自然でいいよ」と細い目をいっそう細くした。

 西安は、元奈良市長の鍵田忠三郎さんに直訴され、大平さんが周恩来総理に掛け合って奈良市と友好都市第一号にしたという経緯もあった。


 西安空港を後にして、しばらくして驚きの歓迎の大波が続いた。西安市民を総動員したかのような市民の、沿道での無数の小旗が、まるで龍がくねるかのようである。しかもおよそ50キロ、発掘して間もない歴史的遺産・兵馬俑へと、切れ目なく人民の歓迎小旗が波打った。


 こうした歓迎ぶりを経験したのは、大平さんが最初で最後だったろう。後続のバスの特派員も、感動で涙がこぼれ落ちてきた。


 森・小泉の台湾派清和会内閣から、日本人の中国での評判は落下した。日本語を勉強する中国人の若者も減少したようだ。もう45年前のことだが、西安出身の陳暁傑君に「どうして日本語を学んだのか」と尋ねてみた。彼女は意外や「西安には日本のODAで完成した施設がいっぱい。それを見て決めたんです」といって屈託なく明るく笑った。


<超格差と腐敗の退治に成功すれば夢の実現>

 今回の中国訪問は111回。目標の100回目前に妻が逝った。このところ北京では、PM2・5の大気汚染に泣かされたが、北京1か月弱で2度ほど大気汚染に見舞われたが、数日にして回復した。1223日の北京は快晴である。よく電気バスが走っている。昨日も義母の介護支援のため市内を往来したが、ついに中距離バスまで電気バスが走っている。


 バスだけではない。住宅やマンション内には、電動バイクやスクーターが音もなく、無数といえるほど往来している。日本は宅急便だが、北京は小回りの利く電気バイク・スクーターが、アリのように走っている。人々は食事から何でもスマホで注文、自宅に運んできてもらってきている。ガソリン車は急速に減ってきている。そのための北京冬天なのだ。

 COP25の排ガス規制の停滞をよそに、地球温暖化規制路線に特化している。他方で、億円・数億円もする超高価な豪華な別荘建設も盛んである。誰が入居するのか?


 中国の課題は、超のつく格差と同じく官僚腐敗である。金持ち・富裕層にとって中国の大都市は、天国かもしれない。これを解決すれば、人民の天国となろう。中国の挑戦は正念場を迎えている。

 中国40年、ODA40年の夢を北京で迎える自分も不思議である。本物が45年に姿を現すだろうか。わが夢は50年へと続く。

20191223日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

https://mewrun7.ehttp://esashib.com/mitubishi01.htmxblog.jp/28765058/

伊藤詩織さんの挑戦<本澤二郎の「日本の風景」(3532)

<「レイプ文化追放の市民の会」を全国津々浦々に結成>

 ネットでは伊藤詩織さんブームである。彼女の挑戦は続くだろう。性格が素晴らしくいい。冷静で実直で素直である。日本最悪の恥部である「レイプ文化

追放の市民の会」を立ち上げるのである。全国津々浦々に結成する。沈黙の文化を排除する、声を上げる女性、自立する女性のための国民運動である。


21世紀初の日本の女性指導者の誕生>

 今朝夢を見たのは、懐かしい昔の職場だった。そこで詩織さん事件を講演、謝礼に5000円いただいてびっくりする場面で、目を覚ました。

 最近の安倍動静を眺めていると、想像以上に健康がすぐれない様子を見て取れる。大嫌いな公邸にもよく泊まる。家庭内トラブルかもしれない。

 共同通信に対して「首相日程」を配信するように要請した。今一番のニュース価値は、安倍日程であるのだから。なぜ共同が載せないのか不思議でならない。


 早めの便所から、再び布団にもぐって「何を書くべきか」、即座にそれが詩織さんの挑戦となった。強姦魔が「合意があった」と大嘘を強弁、そのうえで1億円以上の損害賠償請求という、入れ墨やくざ強姦魔も顔負けの犯人手口に、さしもの担当判事も驚愕したろう。


 今朝は久しぶりに、元外交官の天木氏の傾聴すべき主張がネットで炎上していた。

 預言者ではないが、詩織さんは21世紀の、本物の女性指導者となる。その地位を不動のものにした。レイプ文化追放の日本にすることが、彼女の使命であろう。強姦魔を断じて一匹も許さない日本である。


 急がば回れ、である。女性が自立して、初めてこの国に自由な民主主義が開花する。詩織さんはわかっている。彼女は、戦後においても誰も実現できなかった目標に挑戦するだろう。 


<「国会議員連盟」は強姦刑罰改正>

 福島瑞穂さんら善良な女性議員は、レイプ文化追放議員連盟を誕生させてほしい。法律面で女性の人権を擁護する役割を担う必要がある。


 法務検察の大改革もその一つだが、まずは強姦事件に対しての、文句なしの刑罰の軽さをただす必要がある。強姦魔は二度と繰り返さない、立ち直れないような重罰規定を具体化するのである。薬物常習者は強姦を繰り返している。最も悪質な事案は「木更津レイプ殺人事件」である。

 二度と繰り返してはならない。そのための布石でもある。


<懲役20年以上から無期懲役>

 強姦事件は女性の人権を100%奪う性凶悪犯罪である。

 最高は無期懲役、最低でも懲役20年以上である。この刑罰にすれば山口強姦魔も手を出せないだろう。現行の5年は軽い。強姦を奨励しているようで、けしからん刑罰でいただけない。

 強姦の構成要件は「不合意」で充分である。これなら強姦を本業と心得ている入れ墨やくざも、遠慮するかもしれない。レイプ追放議員連盟は、急ぎ発足させ、即刻活動を開始したらいい。


 日本の全女性が賛同するだろう。市民の会は霞が関にも、財閥三菱や三井の職場にも。最初は23人でもいい。日本列島に燎原の火のように広がってゆくだろう。


<性奴隷(現代の慰安婦)殺人事件は極刑>

 入れ墨やくざ強姦魔の狙いは、強姦した女性を性奴隷にして、歓楽街で性ビジネスの主役として働かせている。その被害者は10万人を下らない。

 この現代の慰安婦は、従軍慰安婦のように檻に入れられてはいないが、塀のない監獄に入れられていて、逃げることができない。最悪の性犯罪である。

 「木更津レイプ殺人事件」の場合は、性奴隷の挙句、逃げ出そうとして殺人的ドーカツに遭遇して、その衝撃で卒倒してしまった、性犯罪の最も恐ろしい事例である。


 犯人の浜名という富津市出身の入れ墨やくざは、厚労省認可の介護施設「かけはし」をJR巌根駅近くで、妻にさせている。被害者の美人栄養士は、そこでバイトをして、オオカミの牙に食い殺されてしまった。

 富来田中学校前の瀟洒な住宅の庭は、いつも美しい花々で飾られていた。今は朽ち果てたキャンピングカーや廃車同然の貨物車とミニカーが占拠していて、なんとなく不気味である。遺族も逃げ出してしまい、哀れをかこっている。

 犯人は死刑だ。まずは自首すべきだ。千葉県警がいま監視されている。

 レイプ文化追放の日本にしないと、こうした被害者はなくならない。詩織さんの挑戦は、いよいよこれからである。犬馬の労を取りたい老人はいっぱいいる。

20191222日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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