3分の2攻防戦<本澤二郎の「日本の風景」(3380)

<低投票率だと自公優位。公明党全勝=改憲軍拡の2019年危機到来>

 なんとか投票率を上げたい、平和国民の悲願である。予想される低投票率だと政府与党が断然有利だ。公明党が従来通り善戦すると、3分の2議席確保で、確実に軍靴の音が聞こえてくる日本に逆戻りする。財閥・電通の悲願が実現しかねない。2019年危機が確実に到来することになる。アジアの不安定要因が、列島から再び、悪しき陽が昇ることになりうる。国民に覚悟を求める意思表示が2019・7・21である。

https://www.youtube.com/watch?v=qqHThvW6Lt8

<注目の選挙区は大東京の投票率>

 公明党の盛衰を占う選挙区は、大東京の投票率である。大量の無党派票を揺さぶるような事態は、残念ながら想定できない。同党にはプラスだ。


 政治不信の深刻化は、昔からで、現在も変わっていない。大小の政党が乱立していて、彼らには区別がつかない。政治によって、生活が変わるという現実さえ理解していない国民も少なくない。


 ズバリ3分の2の攻防戦は、アベ自民党の動向ではなくて、ひとえに公明党創価学会の手に握られているのだが、したがって信濃町の威力いかんに全てがかかっている。従来のような強力な集票マシーンとして成果を出すのか?それとも?


<野原善正VS山口那津男の決戦>

 東京選挙区の最大の注目点は、創価学会を名乗る野原善正と、公明党に蓋をかけた(公明党代表の)山口那津男の決戦である。


 結果次第では、政治史に足跡を残すかもしれない。3分の2攻防戦を占う一大勝負ともなるからだ。沖縄から飛び込んできた池田親衛隊候補の野原が、6年前の山本太郎の得票に創価学会票を上乗せするという大善戦で、当確に王手をかけるのか、それとも山口の「ニセモノ」批判に呑み込まれてしまうのか。

 選挙戦での街頭演説の様子からだと、予想外の善戦も期待される。


<ヨシマサ大善戦だと公明総崩れも>

 沖縄の三色旗、創価学会の象徴が、東京でも翻ることになると、池田親衛隊から「裏切り者」と断罪されている公明党創価学会執行部が総崩れという事態も起きる可能性を否定できない。


 日本国憲法を守ろうとする多数国民が、野原支持に回ると、歴史は大きく動くことになる。反対に信濃町善戦ともなれば、秋の臨時国会で改憲軍拡に向けた独裁政治の暴走で、先行き日本列島も朝鮮半島も大陸も、深刻な事態に巻き込まれるだろう。


 なぜならば、それがアベ政治の最終目標だからである。この6年有余の首相発言によって、それが強行されるだろう。


 いえることは、日本国民とアジア諸国民に、その影響は計り知れないほど大きい。日本財閥は目下、韓国の徴用工問題で過去を暴かれて最悪の事態を招来させているが、国内政治では、信濃町を集票マシーンとして完ぺきに操っているため、きわめて有利な地位を占めている。

 彼らの7・21への期待が広がっている。


 繰り返すと、野党バラバラの参院選挙戦で、政局を左右する唯一の緊張する選挙区は、東京選挙区定員6人の山口と野原の死闘の結果といえる。


 一強といわれる首相演説が、聴衆のヤジを恐れて、演説日程を事前に公表できないという隠密行動が話題になっているが、有権者の2割程度の支持でも、選挙制度の恩恵で、3分の2議席を確保する?

 どう考えても民主政治とは無縁であろう。

2019年7月20日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)