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暴力団に大甘?司法・言論<本澤二郎の「日本の風景」(3358)

<「木更津レイプ殺人事件」被害者のKT子さん月命日>

28日は、やくざ浜名に殺害された「木更津レイプ殺人事件」の被害者、KT子さん(戦争遺児)の月命日である。近くの戦争未亡人が購入した立派な墓所は、何者かによって掘り返されてしまってない。KT子さんの家から100メートル離れた親類の伊藤さんは「どこに行ってしまったものやら。もう数年になるのに」とやくざ事件の恐怖を語っている。

 ところでここ数日、大阪はまるで戒厳令下そのものの3万人警備体制で、政府は贅を尽くしたG20会議を演出、市民生活を押しつぶしている。166億円投入の皇室前近代的な祭祀に連動する、おおがかりな参院圧勝体制に向けた政治ショーである。他方、こちらやくざの街・木更津市は、戦争遺児に両手を合わせる神妙な日なのだ。

 そのことを、昨日の埼玉新聞報道で気づかされた。やくざ事件に対する大甘すぎる司法を見つけたので、そっくり掲載する。司法も報道する言論も、やくざにひれ伏している日本なのだ。

 

<やくざがらみの殺人事件の恐怖>

 やくざにレイプされると、即座に性奴隷を強いられて、夜の水商売を強いられる。断れないのだ。まさに奴隷である。逃げ出すことなど不可能である。

 家も財産すべてを奪われるのである。

 悲惨すぎる運命を2014年4月28日まで、全く知らなかったジャーナリストである。「血も涙もない」という現実に怒りを覚えるのだが、それでいて凶悪犯罪者は完全犯罪よろしく、その後ものうのうと生きている。

 警察が逃げてしまう日本なのだ、という現実を思い知らされている昨今である。犯人も共犯者も分かっている。うそ発見器にかければ、即座に真相が見えてくるのだが、相手がやくざだと逃げる警察、特に千葉県警なのである。

 

<瀟洒な住宅は人手に渡り、夏草とごみの山>

 今のKT子さんの中学校前の瀟洒な住宅は、数年前に人手に渡って、見る影もないほど朽ち果てている。人間が住まないからではない。人間は住んでいるらしい。

 週末に袖ヶ浦ナンバーの軽自動車が駐車場に止まっている。それ以前は柏ナンバーだった。

 いつも不気味なキャンピングカーと軽自動車、軽トラックの3台が止まっている。キャンピングカーは警備用なのか。普通の人間ではないらしい。近所との交流はない。不気味で、伊藤さんも「こわい」といって近寄らない。

 やくざ事件の恐怖は、被害者の足跡をすべて消し去るのである。

 戦争未亡人の助産婦も戦争遺児も花が大好きで、庭を美しく飾っていた。現役時代の松崎先生は、前を通り過ぎるときに必ずK宅の庭に目が向いた。主がいれば声をかけた。

 そんな関係で、KT子さんとも仲良しになった。元教師の松崎さんは、現役引退後も平和運動に飛び込んで、活動を展開していた。その関係で、戦争遺児とも親しくなった。

 

 かつての庭には、バラが咲いていた。KT子さんは毎日のようにバラの手入れと草取りで忙しかった。いまそこに夏草が生い茂っているのだが、一角に野菜が植えてある。茄子と唐辛子だ。唐辛子は、半島や大陸の人たちにとって大事な食材である。

 やくざが奪い取った住宅の現在の主は?警察力を行使できないのが残念である。千葉県警の無能・無責任に怒りを覚える。創価学会が協力してくれれば、やくざ浜名は即逮捕することができるのだが。

 軒先にはごみの山である。

 

<遺族は墓地も掘り返し、戦争未亡人の遺産も消えて>

 数年前だった。「お墓が消えた」と大騒ぎになった。KT子さんの親類と創価学会関係者が驚いていた様子を、あとで聞いた。

 近くの郵便局裏手の数十の墓石の一つが、戦争未亡人が建立した立派なK家の墓地だった。ここに戦場で輸送船もろとも沈没して、たった一粒種の娘とも会えずに、海の藻屑を強いられた芸術家志望の父親の無念と、遺児を母一人で育てた未亡人の苦悩の人生、そして房総半島と比べると、厳しすぎる気候の中での子育てを達成、いよいよ希望の再スタートを切るはずだった戦争遺児の眠る墓地が、掘り返され、消えてしまった。

 これまた悲惨すぎる仕打ちもやくざのせいなのか。

 富津市出身のやくざ浜名と、共犯者のヘルパー吉田、事情を知る大工佐久間、むろん浜名の妻も。デーサービス「かけはし」という厚労省認可の介護施設を起点にした、やくざ強姦魔事件を放置する千葉県警なのか。

 因果応報は宗教の世界に限らない。

 

<やくざを退治しないと国滅ぶ>

 G20に来日したブラジル大統領の護衛が、覚せい剤を所持していて逮捕された。米CNNの昨日の報道で知った。

 覚せい剤は、やくざの独占物である。強姦事件には、必ずこの覚せい剤が使用される。元巨人軍選手の清原事件で、この薬物のことを初めて知ったのだが、まだ知らない日本人は少なくない。

 覚せい剤やくざに捕まってしまったKT子さんの悲劇を、人はどう認識したらいいのか。この世に神も仏もいないだろうが、そうだとしても法律が裁いてくれる。司法とそのことを伝えるマスコミであるが、以下に埼玉新聞の昨日の記事を添付する。繰り返し読んでほしい。おかしい、狂っているのである。日本滅ぶを印象付けている。

 

 埼玉県川口市内の暴力団事務所で覚醒剤を所持したとして、指定暴力団住吉会系2次団体の総長らが逮捕された事件で、さいたま地検は25日、覚せい剤取締法違反(営利目的所持)の容疑で逮捕されていた総長の無職男性(52)を不起訴処分にした。裁定主文や処分理由は明らかにしていない。

 男性は今年5月、氏名不詳者と共謀して、営利目的で川口市内の暴力団事務所で、覚醒剤約112グラム(末端価格約670万円相当)を所持したとして、県警に逮捕されていた。

2019年6月28日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員会員)