野党分断の犯人<本澤二郎の「日本の風景」(3357)

<連合の武器労組+原発労組=反共財閥1%の操作>

 国会は、150日間の会期を終えて6月26日閉会した。「野党の内閣不信任に対して解散で応じる」と大見えを切っていた官邸は、結局のところ衆参同時選挙を断念、7月4日公示同21日投票の参院選1本に絞った。理由は、参院単独でも勝てるとのアベの目論見からである。「弱すぎるばらばら野党」と判断したものだ。

 注目すべきは野党分断の犯人である。連合という労働組合連合である。主導権を握っているのは、武器弾薬労組と原発労組だ。改憲軍拡にのめりこんでいる労働者の存在に、日本国民は目を向ける必要があろう。1%の財閥がコントロールしている労働貴族の存在でもある。消費税10%も年金2000万円問題無縁の輩であって、多数の資産のない99%国民とは違う。


<3分の2議席=創価学会+連合の財閥労組>

 安倍の暴政は、国会での議席が自公で3分の2という圧倒的多数の議席を保持している、そのためなのだ。モリカケTBS山口強姦魔という重罪を犯しながら、逃げまくることで政権を維持できる奇怪な無責任内閣にある。史上最低の人物が、長期政権を担当できるカラクリといってもいい。

 野党の存在価値はゼロに近い。バラバラ野党のおかげでもある。小選挙区比例代表制が輪をかけている、改憲のための制度もプラスしているが、この3分の2議席は、したがって創価学会の票集め信仰と連合の野党分断策の成果なのだ。

 財閥が連合労組をコントロールしていることに、国民は重大な関心を示すべきだろう。以前の国民と共に歩んできた総評へと舵を切る必要もある。この連合が、二つの民主党を操って、いつも分かりにくい政治を見せつけられている哀れな日本国民なのだから。


<枝野と玉木が連合の反共勢力と手を斬れば圧勝>

 ご存知、財閥は中国との貿易で暴利を手にしているが、国内最大の反共勢力として、日本政治を水面下で操作している。

 枝野と玉木の不人気も、財閥に操られた連合の秘められた画策の成果なのだ。ここのところを多くの国民は知らない。財閥に操られている新聞テレビは、野党叩きを忘れずに実行して、茶の間のミーハー族の精神を曇らせている。


 国民の総意は、玉木と枝野の民主党指導者が武器労組と原発労組と手を切って、共産党を巻き込んでの野党連合選挙を、強く期待している。

 現在の共産党は、政策面で見ると、保守リベラルと大差ない。一番真っ当な政党であろう。志位とともに両民主党が結束して、複数区でも決死の共闘を組めば、無党派の棄権票を揺さぶって、自公を過半数に激減させることができる。誰もが期待している選挙戦術で、日本の政治を、危険極まりない改憲軍拡路線から、平和と福祉の日本へと大改造できるだろう。

 まずは三者が結束して年金・消費税で100万人集会を列島で繰り広げれば、自公維を蹴散らすことができる。直ちに準備してはどうか。提案したい。できなければ、再び3分の2議席に貢献することになろう。


<改憲軍拡反対のJR総連大会から逃げた枝野>

 JR総連機関紙6月15日号が昨日郵送されてきた。第35回定期大会の様子を掲載している。そこに来賓とメッセージ人物のリストが出ている。国交大臣、厚労大臣の後に立憲民主党の枝野の名前が出ていない。枝野は逃げて、次に玉木がメッセージを寄せた。

 1月の伊勢神宮参拝から狂い始めた枝野である。安倍に倣って、逃げ足が速いのが気になった。


 JR東労組を核とするJR総連の反軍拡・護憲の活動はすばらしい。中でも沖縄平和研修は今も続いている。JR総連はぶれていない。健在である。日本国民の平和主義・日本国憲法と共に歩んでいる。彼らが連合を主導する体制の構築が待たれる。労働貴族を排除するのである。


<松崎明と池田大作の松明(たいまつ)>

 松崎明さんが懐かしい。彼との訪中は、希望小学校建設の時で、夫人も一緒だった。松下政経塾を受験した若い女性もいて「討論会で護憲を主張したら、落とされた」という仰天する話を聞いたのもこの時だった。

 万里の長城周辺の山々が紫色に燃えていた春の季節だった。彼の改憲軍拡阻止の信念は、いまのJRにも継承されていて、実にうらやましい。


 対するに、同じく日中友好にかけた創価学会の池田さんは、見事なくらい公明党に裏切られて哀れだ。平和党は戦争党へと変身、危険極まりない憲法違反法をいくつも強行した。いまも「加憲」を吹聴してやまない。

 その犯人である太田ショウコウを、やくざの浜名に殺害された「木更津レイプ殺人事件」のKT子さんは「太田は裏切り者だ。池田先生は決して許さない」と叫んでいた。

 いま松崎さんと池田さんはいかにも対照的な立場である。いまの公明党創価学会から平和が消えたが、JR総連は健在である。どうする枝野!

2019年6月27日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)