木更津レイプ殺人事件の犯人3<本澤二郎の「日本の風景」(3296)

<やくざ浜名の牙を暴く=その三>

 指を詰めたやくざに脅されて大金を奪われた二人の青年がいた。最近報道された事件だ。直後に警察に駆け込んで、犯人は逮捕された。白昼堂々のやくざの脅迫・恐喝事件である。入れ墨と凶器とドーカツ、そして指詰めの効果は絶大である。


 本事件では4月23、24,25、26日と、続くやくざ浜名の脅迫・恐喝に美人栄養士は、床に倒れこんだ。二度と立てなかった。4月26日午後のことである。信仰者の祈りは通用しなかった。殺人的脅迫に突っ込んだやくざも創価学会員、彼の性奴隷を強いられていた美人栄養士も創価学会員だ。

 このレイプ殺人事件を知っているのは、浜名の元へと栄養士のKT子さんを連れ込んだ学会員のヘルパー・吉田フミエ、大工の佐久間清、そして浜名の妻の3人である。詳細をすべて知る人物は「浜名はいい人」と公言する吉田。吉田こそが計画の首謀者で、浜名は実行犯という構図であることが、判明してきている。

 やくざ浜名一人では、この世紀の性奴隷殺人事件は起きなかった。そもそもKT子さんと浜名の接点は、それまで皆無だったのだから。

 浜名はもう60歳近い、吉田は70代に入っているようだ。事件は2014年4月26日に爆発炎上した。数日間続いた恐喝と脅迫の後に、美人栄養士の精神を絶望の淵に追い込んで、大動脈を切断して、非業の死でもって結末をつけたものだ。

<「ばらす、ばらす」で突発性大動脈破裂で卒倒>

 強姦性奴隷事件が表面化することは、日本のみならず東洋の、女性の人権意識の低い世界では、まず想定できない。戦前の従軍慰安婦事件にしても、これが表面化するのに、数十年以上の時間がかかった。韓国との関係で、これはいまだに解決されていない。国連を舞台に、日本の極右政権と韓国政府が激突している。

 紛争下の集団的性奴隷事件であるが、木更津レイプ殺人事件の犯人はやくざ強姦魔と、彼の手先のヘルパーが主導したものであろう。


 容易に推認できることだが、やくざの殺人的脅迫は「ばらすぞ」で十分の効果を発揮する。「やくざの女」という暴露だけで、女性は生きられない。特にムラ社会では死を意味する。

 連日の脅し・ドーカツが携帯電話から発信される。「家宅地を処分して金を作れ」「さもなくば盗撮写真をばらまくぞ」「お前の再婚相手にもな」と。これこそが殺人的脅迫に相当する。浜名は殺人鬼なのだ。その共犯者が吉田である、と断罪したい。


 彼女が突発性の大動脈りゅう破裂で、自宅居間に卒倒した2014年4月26日は、午後から数時間にわたって、浜名の殺人的脅迫が繰り広げられていた。その証拠は、犯人と被害者の携帯電話に記録されている。

 被害者のAU携帯を独占してきたやくざ浜名の強姦事件の時期も特定可能なのだ。「合意の上」は通用しない。被害者は4月23日午前に友人に「浜名はやくざよッ」と決めつけた、その3日後、強烈すぎる暴露脅迫に屈した。


 世界でも、元恋人が性行為写真をネットに流した時点で、女性は耐えられずに自殺した事件が報道された。世の女性は、このことによくよく真剣になる必要があろう。ただし、男の側がやくざのように覚せい剤を使うと、もはやいかなる女性も抵抗できなくなる。

<やくざの殺人的脅迫に耐えられる女性はいない!>

 殺人的脅迫の意味を、以上の説明で理解することができるだろう。


 まさに、それ故に被害者は、警察に駆け込むことができなかったのだ。伊藤詩織さんの事件の加害者・TBS強姦魔は、薬物を用いているが、どうやら盗撮はしていなかったようだ。それでも、彼女が警視庁高輪署に駆け込んだ勇気は、実に立派である。自立した女性である。

 彼女の対応次第では、日本の強姦文化返上に貢献するだろう。


 長崎市の幹部が取材記者を強姦、発覚して犯人幹部は自殺、それでも被害記者は日本弁護士連合会に駆け込んで、同市を相手に戦いを挑んでいる。それでも彼女は警察に訴えていない。


 木更津レイプ殺人事件の美人栄養士は、強姦されて殺害されるまでおよそ半年間、とうとう警察に駆け込もうとしなかった。親しい友人にも嘘をつきとおした。結果、やくざによる連日の暴露脅迫に倒れてしまった。


 これほどの悲劇も珍しい。この世にやくざに強姦された女性が、無事に生還することはない。木更津レイプ殺人事件の教訓である。戦後、やくざの強姦事件が発覚、処分を受けた事例がない。これまた驚くべき事実である。レイプ文化・やくざ天国の日本を象徴している。

<なぜヘルパー吉田とやくざ浜名に捕まったのか>

 童話の「赤ずきんちゃん」を思い出した。かわいい女の子を狼が狙って襲い掛かるのだが、賢い彼女は捕まらない。

 美人栄養士は赤ずきんちゃんになれなかった。「愛嬌のいい大工浜名」を信じ込んで、自宅玄関の修理を任せてしまった。「安くしてくれる介護施設の大工」と信じ込んで、獰猛な狼を自宅に入れてしまったのだ。


 「男は狼」という言葉は昔からのものだ。秋田県由利本荘市という過酷な環境の下で、3人の子供を育て、申し分のない結婚生活をさせることができた、それも信仰のおかげ、という自負心と自信が、男は狼という思いを忘れさせてしまっていたのであろう。人生の大事な時期を「やくざの街」から離れていたことも、油断する原因であったろう。

<獰猛な狼は柔らかいウサギを食べつくす>

 他方で、どう猛な狼は、柔らかいウサギの肉を好む。ヘルパーの吉田は、やくざとかかわることで、そのことをよく知っていた。彼女は創価学会と公民館活動を通して、浜名の好物となる魅力的な女性を見つけていた。


 KT子さんは、年齢よりも10歳、15歳も若かった。小柄だが、色白の胸の大きな美人栄養士だった。浜名が好む人物と吉田はにらんで、KT子さんに接近した。散歩中の彼女をつかまえると、デーサービス「かけはし」は発足したばかり。「右も左もわからない。私たちと同じ学会員の店なので安心。なんとか助けてよ」が吉田の、美人栄養士を口説いた切り札である。

 地元の七曲り道で、ということもわかっている。「かけはし」でのバイトを、友人や学会関係者にも、この時の様子を語っている。哀れ、木更津の赤ずきんちゃんは、吉田ヘルパーの言葉を信じて、狼の家に飛び込んでしまった。

<罠は「創価学会」「介護施設」>

 彼女は、バイトを始めた当初、そのいい加減な衛生観念の「かけはし」を非難していたことを、友人は記憶している。「食堂のテーブルを拭いた布で、茶碗も拭いていた。ひどい施設よ。病人が出たら大変」と。施設を切り盛りしていたのは、やくざ浜名の妻である。

 友人は一度、この施設に電話したことがある。応対した浜名の妻も、申し分なくその方面の人間だった。


 中国の友人の妻はクリスチャン。彼は「信仰している女性に悪い人間はいない」とよく語っていた。これは真実に相違ないが、むろん例外もある。

 KT子さんは、幼くして創価学会の洗礼を受けている。母親は悲劇の女性である戦争未亡人。彼女も信仰の道に入っていた、そのためだ。地元では有名な産婆さん。助産婦として多くの子供たちの面倒を見てきた。

 筆者も、彼女の世話で、この世に生を受けた人間のひとりである。

 事件を徹底追及する理由だ。浜名と吉田に鉄槌を加える。これが因果の法則でもある。

 「創価学会」を信じる人間は、その仲間たちを信頼する。これが浜名と吉田が仕掛けた罠である。そして、学会員が経営する「介護施設」もまた、信頼できる施設ということになる。この二つの罠に美人栄養士は、見事にかかってしまった。

 狼の罠と気づいたときは、すでに性奴隷を強いられていた。

<一人住まいの美人栄養士・瀟洒な住宅・中学校前の一等地>

 他方、わなを仕掛けた狼にとって、KT子さんは、賢くない赤ずきんちゃんだった。一人住まいの美人栄養士、しかも瀟洒な住宅に住んでいる、宅地は中学校前の一等地である。

 やくざの目的は、女性を自在に働かせての金稼ぎと、残るは家宅地を手に入れることに尽きる。

 そのためには、血も涙もないやくざの本領を発揮するだけだ。逐一、その様子を吉田に報告していた。吉田の正体は、いまだに不明である。


 創価学会に入ることで、過去を隠ぺいすることができる。信仰者の世界には、犯罪者が相当紛れ込んでいるのかもしれない。捜査当局にとって、これは大きな壁となる。


 遺族は、戦争未亡人が建てた立派な墓地を掘り返してしまった。親類は今も驚いている。住宅も人手に渡り、美しかったバラ園も掘り返され、無残な家と宅地に変身してしまって、戦争遺児のころの面影は消えてしまっている。

 やくざ犯罪の恐怖を、伝えて余りある。

2019年4月26日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)