長州は国賊か<本澤二郎の「日本の風景」(3584)

<桜・招待者800人もいて一人として真実明かせない非国民?>

 長州・山口県の田布施に生まれた大室寅之助を明治天皇に担いだ長州には、明治の軍閥・山県有朋、黒幕の政商・岩崎弥太郎(三菱)を、誰もが連想する。安倍晋三もその後裔という。軍服を着せれば山県か。

 その安倍が目下、心臓が止まりそうな場面だ。「安倍事務所が集めた桜の招待者は800人。一人として安倍の嘘を暴こうとする人物がいない。長州の人間は国賊そのものか」との怒りの声が、列島を覆っている。


 明治は、薩長の尊皇派が、国家神道と教育勅語で天皇を神に祭り上げることで、無数の若者を戦場に狩り出した。とどのつまりは、中国侵略で欧米列強と激突、2発の原爆投下で、日本は降伏した。1945年8月15日である。


 国賊・長州は、現時点でも国賊を演じて恥じない。


<安倍事務所は仲介ではなく企画募集の桜の主体>

 千葉県はやくざの県、木更津はやくざの街で有名である。15号台風で雲隠れした知事は、俳優崩れの無恥・無知・無責任の代表として、今も辞めようとしていない。それでも国賊というレベルには、まだ至っていない。


 それにしても800人の長州人は、一人として真実を明かそうとしていない。入れ墨やくざが脅迫して、沈黙を強いているのであろうか。


 東京のホテルニューオータニは、破格の値段で国賊を泊める場所なのか。ここからも、一人として内部告発する善良な人間が現れていない。これでは武漢市を笑うこともできないだろう。


 そもそもは安倍の意向を受けての、恒例の公金横領(財政法違反)事件である。現在、東京地検に告発されている。前代未聞だ。これを阻止するため、閣議決定で、黒川という悪党で有名な東京検事長の定年を延長した。この違法事件にも、告発の動きがあるという。


<一人一人がホテルの領収書受領はすり替えの大嘘>

 昨日は、貧者の一灯よろしく、北京へのマスク16セットを大きな段ボール箱に入れて、国際郵便で送った。重さ6キロ弱、二抱えもする大きさゆえか、送料6800円、結構な値段である。中身は20人ほどの市民が、毎日取り換えても数か月、つまりウイルスが消滅する5月か6月まで持つ勘定だ。


 民営化した郵便局のサービス・職員の対応は悪くない。ただし、担当者は「大混雑なので、いつ着くのかわからない」という。中国人が70万人もいる日本である。大半がマスクを送り続けているわけだから、対応が厳しいのであろう。

 しかし、必ず着くはずである。信じられる。


 午後4時前に散策、両親の墓前に手を合わせ、帰宅してラジオをつけた。国会放送中だ。野党の厳しい追及に、安倍の大嘘答弁にイラつく。

 そのはずで、安倍事務所は仲介しただけで、5000円の支払いは、個々の参加者がホテルから領収書を受領している、という安倍のすり替えの大嘘答弁を何度も。


<野党追及は飼い猫のジャレ質問>

 安倍と野党議員のやり取りを聞いていて、ふと思ってしまった。

 安倍が用意した毛ばりを知っていて、それにかみつき、質問時間ギリギリまで、そのことに終始している。「これって飼い猫が、飼い主の毛ばりにジャレている。そっくりだ」という天からのささやきが聞こえてきた。


 昔は、貧農の家にはネズミが天井裏に住みついて、暴れまくっていた。天敵は猫である。猫は寒い布団に潜り込んで、暖の役目も果たしてくれた。その猫と戯れるのは簡単だった。ジャレてくれるのだ。失礼ながら、野党質問に対する酷評である。


<審議中断で関係者を国会招致、なぜしない、毒饅頭か>

 真っ当な国民の代表者であれば、首相の大嘘答弁に対して、審議を中断させる。安倍事務所やホテルのトップを国会招致する。

 政府与党は反対できない。予算案が人質になるからだ。


 こうした、当たり前の国会質疑をなぜしないのか。安倍というストロング・ナショナリストは、無恥の独裁者である。ゆえに公金の横領を毎年繰り返してきた。妻の昭恵も、である。


 疑惑隠しは、官邸と平河町からの、毒入り饅頭のお陰なのか。毒饅頭でお腹が膨らんでいるのは、公明党議員だけではあるまい。


 話にならない野党である。

2020年2月4日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


破憲と覇権は蛇道・邪道なり<本澤二郎の「日本の風景」(3583)

<財閥・日本会議・ワシントンが軍艦マーチ旭日旗で軍艦出動>

 日本財閥の悲願が、大きく前進した。戦前の軍国主義日本復活へと舵を切った、田布施の安倍晋三・自公・日本会議政権に対して、感謝感激のはずである。昨日2020年2月2日、自衛艦という名前の日本の軍艦が、陰謀と硝煙の中東海域に、旭日旗をはためかせながら、さっそうと軍艦マーチに合わせて、横須賀基地から出動した。ワシントンも、属国日本が、参戦もしてくれるわけだから、インド・アジア太平洋の覇権確立に安堵しているだろう。


 破憲の自公内閣が、アメリカの覇権確立に決起してくれた2020年の日米軍事同盟の、一大転換点を迎えた政治・外交的意味合いは、巨大である。蛇の道は蛇、邪道である。


<戦前復活の財閥が悲願達成>

 歴史を正視する日本人は、残念ながら戦後教育の成果として、多いとは言えない。戦前の軍国主義の最大の貢献者で受益者は、財閥である。

 財閥こそが、神がかりの天皇制国家主義を操り人形のように操作した絶対的な勢力である。


 その財閥が、敗戦後に朝鮮戦争とベトナム戦争で完ぺきに復活、背後でCIAと共に、A級戦犯の政権を誕生させてしまった。岸信介ー佐藤栄作を経由して、現在の清和会政権に辿り着いた。

 森喜朗・小泉純一郎・安倍晋三の清和会は、過去の自民党政権とは異質である。この点についての理解は、多少とも国民の理解は深まったように思いたいのだが、実際はどうか。いうところの「天皇中心の神の国」として、森が披露したように、まさに戦前の天皇制国家主義復活を意味する。


<神社本庁・創価学会の宗教勢力が推進>

 問題は、さらに大きく複雑化、危険水域に突入している。

 田布施の安倍・清和会の宗教的基盤は、戦前の国家神道である。現在の神社本庁だ。全国に無数に散らばる神社群は数えきれないほどで、地域の有力者のたまり場となっている。


 そこへと新たな援軍が現れた。それまで平和を吹聴してきた池田大作の公明党創価学会が、あろうことか国家神道勢力に組み入れられてしまったことである。

 その結果として、戦争三法が強行された。池田の創価学会が、戦争勢力と一体化したことの、政治的マイナスはたとえようもなく巨大である。安倍の暴政は、公明党創価学会のお陰・ご利益といっていい。それでいて、なぜか世論の批判が少ない。


 戦前の国家神道と戦後の創価学会が、戦後の日本軍国主義の担い手として、財閥の悲願実現に狂奔している。それは、しかし売国・亡国の日本を象徴しているのである。

 

<戦前は大英帝国、戦後はアメリカ帝国の属国として>

 思い起こせば、戦前の、明治からは、大英帝国の配下となって、清国とロシア帝国と戦争して勝利して、有頂天になったのだが、この場面で、政商は財閥となって、新たな侵略戦争へと牙を向けて半島から、大陸へと侵攻させて欧米列強と対立、二発の原爆投下で撃沈した。


 そして敗戦後、70余年にして憲法違反の田布施の安倍擁立に成功した財閥は、一気に勝負に打って出た。それが破憲首相による覇権行為を、ワシントンと連携・属国化でもって、実現しようとしている。


 まともな史家であれば、よく見えるはずである。正常な精神の学者文化人であれば、真っ当なジャーナリストなら理解できるであろう。

 戦前の財閥が、より強大な勢力・資金力で、侵略・覇権行為に打って出たものであると、あえて断罪したい。


 2019年危機を乗り越えたことに安堵したジャーナリストは、いまこの時点で2020年危機を指摘、世界に発信しようと思う。平和軍縮派の宇都宮徳馬や護憲リベラルの大平正芳・三木武夫らが、決して見たくなかった重大事が起きていることに、平然と受け止めるだけのナショナリズム日本に驚かされる。


<国権の最高機関を無視した閣議決定で強行>

 しかも、政治論でいうと、国家の基本を覆すような変化が、国権の最高機関である国会で、全く議論されていない。

 憲法9条違反の指摘さえなされないまま、2020年の正月早々に強行したのである。閣議決定でしかない。三権分立の原則さえ否定した対応である。民主主義の国では、到底許されない大暴走行為である。

 このような恐ろしい政治決断は、むろん前例がない。

 主役の中心人物は、犯罪者と国民が信じて疑わない安倍晋三である。


 これに議会も司法も沈黙している。不思議な国に変質してしまっている。


<横須賀で檄を飛ばした安倍晋三>

 昨夜、軍艦出動命令と檄を飛ばす安倍の姿を、批判もできない哀れな民放テレビ局が流していた。


 凝りついた心臓の心臓に、善良な平和を願う市民団体が、反対の声を上げていた。このような人たちに感謝するばかりであるが、テレビ画面は悲壮な市民の姿を簡単に流していた。


 画像を流す編集者に子供がいないのか。いるのであれば、実に薄情な人である。何のための軍艦出動なのか。「調査・研究」というおぞましい、理屈にならない屁理屈での出動である。



 思い出すと、日本の石油タンカーの襲撃事件は、官邸とCIAの仕業ではないのか、という疑問である。安倍とトランプの密談は、いずれワシントンから公開されるだろうが、その時に安倍はこの世にいない。悪辣である。


<涙で見送る若い隊員の母子に涙、涙>

 有能なテレビカメラマンは、隊員の家族の見送り風景を映し出していた。わずかな時間だったが、そこでは当たり前のように、父親に手を振る母子の顔は涙でぬれていた。


 非情である。日本の憲法は、戦争はしないと政府に強要している。専守防衛が歴代政府の立場だった。

 日本を侵略する国など、万が一にもないわけだから、自衛隊員の家族は安心して生活できてきた。


 だが、安倍・自公内閣で一変した。ワシントンの申し出を喜んで受け入れる財閥傀儡政権である。国民を裏切り・犠牲にする国家神道と創価学会の宗教政権であろうか。


 想定だが、将来的には日中戦争が繰り返される?!

2020年2月3日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

CNNの驚愕報道<本澤二郎の「日本の風景」(3582)

<インフルエンザ1500万人感染・死者8000人超>

 昨日のことだ。ほぼ毎日のように米CNN日本語版を見ていた。北京でも共同、NHK、ヤフーニュース、韓国聯合ニュースを見ることが出来るので、内外のおおよその動きを知ることが可能だ。

 ブログは、アメーバ、ニフティは排除されたが、不思議とライブドアに記事を書くことが出来た。ただし、それを公開することはできない。


 ともあれ、アメリカにインフルエンザの被害、それも史上最大の感染者と死者の数に圧倒されてしまった。CNNでも初めて報道したものか。中国の新型コロナウイルスなる報道に世界が振り回されているため、自国のことも報道せざるを得なかったものか。



<日本で報道しない理由は?>

 アメリカン・インフルエンザの惨状を、日本の新聞テレビは報道していなかった?筆者だけ知らなかったのか。友人に確かめると、彼もびっくりしていた。大半の日本人も知らない。


 都合のいい記事とそうでない記事がある。新聞テレビはそうだが、通信社はそうであっては、ビジネスとして成り立たない。


 共同時事が配信しない?不思議なことである。産経には反共主義者の記者がワシントンにいるはずだが、彼らは知っていて報道しない事情は分かるが、なんとも不可解なことである。


<中国の新型肺炎死者は目下300人>

 真実を伝えるメディアでなければ、人類は真っ当に生きていけない。

 今の日本は、安倍・桜事件でさえも蓋をしていて悲しい。国民を間違った船に乗せて、危険な航海をさせている。今がそうである。


 中国の新型コロナウイルスによる死者は、300人の大台に乗ったと報道されている。WHOも監視を強めている。

 武漢市当局の対応も表面化した。処分も行われた。ただ武漢市の8人の英雄的行動をとった市民を、当局が逮捕したというが、いま彼らはどうしているのか。興味はある。


 どこの役人も初期の対応は、かなりいい加減である。役人の特性でもあるが、それが武漢市でも起きて、事態を拡大させてしまった。姿が見えなかった李克強の登場で、多少安堵する向きもあるらしい。


 筆者は3月中旬に帰国する予定だったが、1月28日に大金を払って日航のチケットを購入して成田に着いた。空き席がかなりあったのにもかかわらず、担当者は「2席しかない」と嘘をついて、べら棒に高い航空券を買わされた。今も腹が立つ。わずかな年金1か月分が消えてしまったのだから。肝心の出国については、いつもと全く変わらなかった。税関職員に「体温も測らないでいいのか」と問い詰めると、自動的に測定しているとの返事が返ってきた。


 はっきりしていることは、病気持ちの高齢者は危ない、ということである。


<「12月の時点で6000人」に信じなかった>

 12月のことだった。知り合いの米国に滞在する娘さんの、信じられない情報に、一顧だにしなかった。

 例のインフルエンザのことで、それによるとアメリカでは、それによって6000人死んだ、というものだった。今からすると、この情報は正しかったのだ。

 12月6000人死亡、1月を経て8000人を超えたのだ。


 日本の新聞テレビは、アメリカのインフルエンザについて、正確な報道をする責任があろう。中国の報道だけでなく、アメリカの様子も。日本人に感染しないインフルエンザなのか。それとも日本で、予防接種した人には感染しないのか。


 大事なことは、病気持ちの年よりは、マスクと手洗い、うがいを励行すれば、まず心配する必要はない。人込みに入るな、である。筆者の心配は、北京の96歳になる義母のことである。

2020年2月2日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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